2018 10 台湾 市バスで廻る旅③　鹿港 彰化 育楽街

2018/10/26 - 2018/10/30

台湾旅のテーマは、レトロな街（老街）とB級グルメを市バスで廻る旅
としました。（老街とは、清朝末期や日本統治時代につくられた街並み）
まずは、桃園空港に到着して、すぐにお得な悠遊カードを購入。
（1枚は私用に、65歳以上向けの更にお得な、市内バス使用料金は
半額の優待カード。外国人でも購入できます）悠遊カードで台中、
台南市内の移動は無料でした！！
航空券は、ピーチ航空を選択し2ヶ月前に25800円で購入致しました。
その後台風で関空が被害にあい、関空そのものが運営不可能な状態
となった事が理由なのかは不明ですが、21000円に値下がりして
がっくり！.....しかし運営再開となるや、36200円に！！そしてまた
29400円と乱高下していましたが、一週間前には44480円に高騰して
いました。
今回の旅で事前に交通機関の路線と時刻を確認したWeb頁です。
●桃園空港からのMRT路線図は（悠遊カードでの割引無し。）
https://www.tymetro.com.tw/tymetro-new/tw/_pages/travel-guide/road.html
●台湾鉄道の路線図時刻表は
（悠遊カードで乗車すれば70kmまでは1割引。）
http://twtraffic.tra.gov.tw/twrail/JP_QuickSearch.aspx
●台湾（新幹線）高速鉄道の路線図時刻表は
https://www.thsrc.com.tw/jp/TimeTable/SearchResult
●台湾高速鉄道インターネット割引予約システム
（乗る日付と時間を決めなければならないし、10％-20％がある）は
https://irs.thsrc.com.tw/IMINT?locale=ja
●同じく台湾高速鉄道全て20％割引予約のKKday
（利用日のみを決めるのみでＯＫ。何時の新幹線にも乗れることができます。時間が流動的な個人旅行には有難いです、指定席を確定するには、切符販売窓口にて席を指定。追加料金は発生いたしません！（ネットで購入しましたが、ネット銀行系のカード2種で予約完了できず、大手銀行系のカードでやっと成功しました。）
https://www.kkday.com/ja/product/2696
●桃園駅から大渓老街へのバスの路線図時刻表は
http://www.tybus.com.tw/default.aspx?page=BusTime
●台中市バスの路線図時刻表は
（悠遊カードで乗車すれば10ｋｍまでなんと無料です！！）
http://citybus.taichung.gov.tw/ibus/RealRoute.aspx
●台南市バスの路線図時刻表は
（悠遊カードで乗車すれば市内無料でした！！）
http://tourguide.tainan.gov.tw/newtnbusweb/IframeUrl.aspx?1
●悠遊カードの、65歳以上の者向けの優待カ－ド
（外国人でも購入できる）で市内バス使用料金は半額に！
勿論私もお世話になりました。
https://4travel.jp/travelogue/11403835

エリア 鹿港(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

台中駅前を北上して数分で干城站　バス停へ。中鹿客運の9018番バスで、鹿港を目指します。

台鉄台中駅 駅

この看板の前です。

しか----し！時刻表の時刻になっても、9018番のバスは来ません。替わりにきたのが、6933番のバスの鹿港行き...これなら台中駅から彰化駅まで行き、そこから6933番に乗った方が時間は短縮出来たのですが..9018番バスがこないので仕方がありません。

気を取り直して..6933番のバスに。悠遊カードでバスは無料は台中、台南市内だけ。
今回は市外へ行くので、112台湾ドル＝403円私は半額で56台湾ドル＝201円

終点の、清代の頃に中国福建と交易して栄えた港町鹿港に到着。なんと1時間50分かかりました。

到着したバス停横のグラウンド。一番北の天后宮から南下して行きます。

少し北上して.

ここを左折。

天后宮に到着。後は南下して行きます。

鹿港天后宮 (新祖宮) 寺院・教会

清朝の初期に建立されたが、1936年に再建されたもので、本尊の「媽祖」は海の守護神です。宋代の官史の娘で神通力を持つ「黙娘」が神になったと伝えられていて、大陸からの移民は媽祖を守護神としてきたため、媽祖は台湾全土で信仰の対象となり、
台湾各地に900近い媽祖廟があります。

天后宮は、三川殿・正殿・後殿で構成され、石彫や龍柱、彫刻の美しさが見所です。

実はこのおじいさんに、バスを下りた所で、日本語で声をかけられました。台中からの同じバスに乗っていたそうです。どこへ行くの？と尋ねられたので、天后宮と答えたら、一緒に行くと..親切に道案内してくれるのかなと思っていたら..ついてからも、中をたまに案内してくれます？？？...と言っても永い間日本語は話されていないのでしょう。よく判らない時が多々あります..が...日本語が話したいだけかも..観光地ですり寄ってくる、よく居る押し売りガイドではありません。台中からの同じバスに偶然乗っていて、運転手に日本人らしいのが乗っていると聞いたそうです。

天后宮

天后宮

天后宮

天后宮

天后宮を見終わり、おじいさんにありがとうございました。それではここで..と言うと、次はどこへ行くの？一緒に廻ると言われます...いやいやここまででと言うと、私には時間がたっぷりあると...聞けばおじいさんは、昭和6年ここ鹿港生まれで87歳、日本統治時代に日本語を学び今は台中に住んでおり、今日はここの図書館に来たのだといわれます..日本語が懐かしいので一緒に廻りたいと..う--ん...歩く速度を少し遅くすれば良いだけですし、むげに断るのもかわいそうな気もします...では一緒に廻りますか..

天后宮前の「廟口第一家」蚵仔煎 牡蠣オムレツで有名です。予定にもしていましたし、朝食がまだでしたので、早速頂きます。おじいさんは私はいらないといいますが、一緒について来ます。...いらないと言われても、自分達だけ食べる訳には行きません。多めに注文して、皆で分ける事にしました。

蚵仔煎 牡蠣オムレツと

なんとか焼飯 味はね...普通でしたね...少しがっくり....かなり期待していたのですが...

南下して行きます。一緒に廻る事は了解しましたが、観光時間の都合があります
から、我々の行動予定の目的地はおじいさんにはその都度伝えて,移動するようにしました。

南下します。

おもしろい！

南下します。

城隍廟

1783年建立の南靖宮

南靖宮

レトロな街、鹿港老街に到着。

鹿港老街

埔頭街と瑤林街あたりが、鹿港老街のメイン通りです。

鹿港老街

鹿港老街

鹿港老街

鹿港老街

鹿港老街

鹿港老街

鹿港老街 みやげ屋さんと観光客で一杯になってきました。

鹿港老街

鹿港老街

邸宅の1つの壁に半円形の井戸があります。これは「半邊井」と呼ばれる井戸。昔は裕福な家でしか井戸を掘ることができなかったため、井戸の半分を外に出し、井戸のない人々も利用できるようにしたものなのです。

鹿港老街

鹿港老街

鹿港老街

鹿港老街

鹿港老街

九曲巷

九曲巷 旧市街・古い町並み

鹿港は、強風が吹き荒れる地域として有名。中秋節の後、特に秋と冬には強い北東モンスーンが吹き荒れます。それを防ぐべく考えられたのが、くねくねと曲がりくねった道「九曲巷」なのです。

九曲巷

九曲巷

米と砂糖の最大貿易会社「慶昌」の主の陳氏が建てた、十宜樓。建物両側に接続された排水溝つきの通路が「跑馬楼」と呼ばれ、家主が毎夜のように招いた芸術家達が、月見を楽しむ為に天が開放された、酒宴をする宴会場所でもあったそうです。
うう...その時、このあたりは、ニューヨークのソーホーみたいな所だったのでしょうか！！

高層壁にはキャビネット（砲塔とも呼ばれる）が装備されており、強盗の侵入を防ぐために前方、左右の外部の動きを監視することができるようになっています。

この渡り廊下が、下の道と交差して「十」の字になっているから十宜樓と言う説と、十宜は、毎夜のように宴会をしていた彼等が、人生を楽しむにふさわしいものとして「琴、中国将棋、詩、酒、絵画、花、月、博打、タバコ、茶、」の10種が存在すると言う意味からつけたと言う説もあるのだそうです。

商売で稼いだお金で、陳さんは売れない芸術家達に食事をさせ更に飲ませて楽しませ、サポートしていたのでしようか。気前の良い人だったのでしよう。そして月を楽しむ為に屋根のない通路を作り宴をはるセンス！とても風流な方だったのですね！やりますねえ！！このあたりは、大陸との貿易で財をなした人が多いのですね。この旅の中での、鹿港のお金持ちその①を陳さんとしましょう。

鹿港老街

メインストリート 中山路にある鹿港丁家古厝への入り口から..中を通って、鹿港民俗文物館へ抜けます。

食料品の貿易商だった丁氏の豪邸跡。1893年 またまた出てきたお金持ち..お金持ちその②は丁さんですね。

建設資材の花崗岩は、中国本土から運ばれたもの。日本統治時代、二階を洋風に変更し、3つの建物が続くようにしたそうです。

鹿港丁家古厝　

鹿港丁家古厝　花嫁の籠

鹿港丁家古厝

鹿港丁家古厝

鹿港丁家古厝の邸を抜けると、（抜けれるとは！知りませんでした）鹿港民俗文物館..1919年に。もともとは台湾五代財閥の1つ、日本統治時代の台湾における実業家、辜顕栄の元邸宅だったものです。清代からの6000点の所蔵品は彼等一族からの寄贈です。この旅の中での鹿港のお金持ちその③は辜さんですね。家屋敷だけ見ればダントツ一番のお金持ちですね！！ちなみに後の4財閥には、前述の陳さん、丁さんは入っていませんでした...お金持ちにもピンキリがあると言う事でしょうか...それとも陳さんは毎日の遊興費を、つかいすぎたのでしょうか..実は1850年には、鹿港で一番の大金持ちは陳さんでした！しかし1908年に、陳家は一度没落し、前述の十宜樓を他人に一回手放していたのです。...全く..生きざまの勉強になりますね、（遊興費で没落したかは不明...私の想像だけです..日本統治時代、彰化駅が鉄道輸送の中心になり、鹿港が交通の要衝から外れたと言うのが真実かも..）

鹿港民俗文物館 博物館・美術館・ギャラリー

窓口で65歳以上ですと言うと、半額の70台湾ドルになりました。..身分証も見ないし...翌日の台南の「安平古堡」では、65歳以上は台湾人のみの適用です！と断られたのですが？？？そして、ついて来ているおじいさんは無料でした！（87歳の高齢だから？窓口の人とのやりとりがあったようですが）

彰化県鹿港鎮中山路152号 営業時間：9:00～17:00

200年もの歴史を持つ、福建省南部の赤レンガのビンナン式古風楼

と、バロック調の洋楼

館内

館内

館内

シンガーミシンです。

　将棋の元になったもの？

館内

館内

館内

館内

館内

館内

館内

館内

館内

館内

館内

滑車で2階へ物を運べるようにしています。

花嫁の持参品

館内

館内

館内

館内

館内

メインストリートの中山路に戻ります。並ぶのが大大嫌いなも私も、予定していた有名店「阿振肉包」の肉まんは購入！私はいらないと言うおじいさんの分も購入。

阿振肉包 専門店

原味というべ-シックなのが20台湾ドル叉焼が25台湾ドル＝90円です。皆さん10個入りの箱を、大量に大人買いで買って帰られます！！これは期待できる味かも！！

...味はね！......まあ普通でした...思ったよりかは....55〇のほうが美味しいと思いました。

鹿港最後の観光予定地 清朝初期の、1653年に建立された龍山寺に到着。

龍山寺 寺院・教会

「台湾の紫禁城」とも呼ばれ、台湾の5つの龍山寺の中で一番保存状態がよいと言われています。

龍山寺山門

龍山寺

龍山寺

龍山寺

龍山寺

龍山寺

龍山寺

龍山寺

龍山寺

龍の柱があります。

龍山寺の観光が終わり、おじいさんにありがとうございました。それではここでお別れします..と言うと....一緒に帰ると..台中には戻らず、彰化駅から台南へ行きますからと言うと..な.なんと...一緒に行くと！！そして今日は日曜で、電車は席が無いから車でないと台南へは無理かもと言い出しました、車とはバスの事？誰がバス代を出すの？バスならおじいさんは無料なの？..ホテル代は？..今までの食事においさんはお金を払っていません。..きっとお金をお持ちじゃ無いのでしょう。
わずかな食事代ならかまいませんが..しかしそれ以上は...そしてお金以上に大事なのは、旅の行動を拘束される事です。これはかないません。....これは困った事になりました...きっと一人暮らしで寂しいのでしょう....それは理解出来ます..と言っても、我々にもこれ以上の同行は無理難題です...
ここまでなら...ここまでなら...日本語を話す、日本人好きの良いおじいさんが居たと言う話で終わっていたのに、とてもとても残念です....
ごめんなさい。急ぎますので...と速足で逃げるようにお別れしました...

逃げるようにお別れした事は...やむを得なかったと割り切る事にしました..台中から来た時と同じ中鹿客運の9018番バスで... 彰化に到着。悠遊カードでバスは無料は台中、台南市内だけ。今回は鹿港- 彰化で、51台湾ドル＝183円 私は半額で25台湾ドル＝90円

大正6年（1917）に設立された幼稚園

彰化第二幼稚園

気をとりなおし...彰化駅前のここで休憩。ヘルシーそうに見えて、実は高カロリーの
タピオカがてんこもり！

彰化駅前　どこでもレンタサイクルは充実していますね。

彰化駅前商店街

彰化駅

彰化駅 駅

彰化駅

今回は彰化-台南の特急（自強号）の指定席 がすんなり買えました。カ－ド使用できました。323台湾ドル＝1162円

ここでもやはり、特急でも立っているお客で一杯でした。我々は指定席をすんなり買えたのですが..特急で立ったままは、台湾のスタンダードの感覚なのですね..1時間40分で台南駅へ到着。

今日の宿、台南駅前の鉄道ホテルに到着。老齢旅人の我々の、定番駅前パターンです。明日の台南の観光先は、全てこのホテル前のバス停から行く事ができるのでらくちんです。

ティェ ダオ ホテル (鐵道大飯店) ホテル

ツインで、窓からの景色ありを選択。ベッドは広いダブルベッド　X2でした！
料金は格安！！安宿レベルの料金なのにまあまあです。ダブルベッドなので昨日より楽です。

まあまあです。

まあまあです。

台南駅...残念ながら工事中でした...

台南駅 駅

台南駅

台南駅反対側の、育楽街で夕食をと繰り出しました 。

ミネラルウォーターの自販機！！　要入れ物ですが....

1900年(明治33年)に建てられた、原　台南総長官邸 日本統治時代に台南庁庁舎、後に台南州の行政組織が置かれた。

当建築物は地方知事の官邸として使用された以外、もう一つの重要な用途は日本皇族が外出したときの「御泊所」でもありました。

育楽街

育楽街

育楽街

悪魔のフライドチキン！

おお！！最近見ないと思っていたら、スパイダーマンさんはここで休憩されていたのですね...なにやら憂鬱そうですが...暗そうで、声を掛ける雰囲気ではなさそうです...

お客が多い店は、世界共通で美味しい店に決まっています。と言う鉄板論理を信じて、この界隈で一番お客が多い店を選択！

合計180台湾ドル＝648円 ...味はね.........可もなく....不可！！！でしたよ。
お客が多い店は、世界共通で美味しい店とは決まっていませんでした...
明日は台南観光です！

この旅行記へのコメント （2）

• ateruiさん 2018/11/11 22:10:54

  鐡道大飯店

  私も今月ですが
  泊まりました
  リーズナブルで
  駅前で
  部屋も広く天井も高く
  便利でした
  臺南は鐡道大飯店に決まりですね
  aterui
  

  だりさん からの返信 2018/11/12 04:29:00

  RE: 鐡道大飯店

  ateruiさん　こんにちわ！メイルありがとうございます。
  
  そうでしたか！
  
  本当に料金は格安なのに、便利で良いホテルでしたね。