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ブルガリアのソフィアへの移動のために、モクラ・ゴラ から「ウジツェ」を経由して「ニシュ」に至った。この旅の出発前には、コソヴォ、マケドニアと旧ユーゴの国を経由して、ギリシャに戻る計画だったが、旅の残された期間をソフィアに留まって、ゆっくりすることに変更した。二つの街は、まったく滞在を予定していなかっただけに、かえって新鮮な発見もあって旅に彩りを添えてくれた。<br /><br />6/3出発→6/4アテネ→6/5.6メテオラ→6/7.8アルバニア/ジロカストラ(+ブルーアイ)→6/9.10ベラト→6/11クルヤ→6/12シュコダル→6/13バルボナ→6/14セス→6/15シュコダル→6/16.17モンテネグロ/コトル→6/18ボスニア・ヘルツェゴビナ/モスタル→6/19.20サラエボ→6/21ヴィシェグラード→6/22.23セルビア/モクラ・ゴラ→★6/24ニシュ→6/25.26.27.28.29.30ブルガリア/ソフィア(+リラの僧院+コプリフシティツァ+3夜ソフィア国立オペラ座『プッチーニ・オペラ「トゥーランドット」』『モダンバレエ「その男ゾルバ」』『古典バレエ「ジゼル」』)→7/1アテネ→7/3帰国<br />

ウジツェとニシュ【バルカン半島1ヶ月の旅15】

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2018/06/03 - 2018/07/03

32位(同エリア95件中)

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スタリモスト

スタリモストさん

ブルガリアのソフィアへの移動のために、モクラ・ゴラ から「ウジツェ」を経由して「ニシュ」に至った。この旅の出発前には、コソヴォ、マケドニアと旧ユーゴの国を経由して、ギリシャに戻る計画だったが、旅の残された期間をソフィアに留まって、ゆっくりすることに変更した。二つの街は、まったく滞在を予定していなかっただけに、かえって新鮮な発見もあって旅に彩りを添えてくれた。

6/3出発→6/4アテネ→6/5.6メテオラ→6/7.8アルバニア/ジロカストラ(+ブルーアイ)→6/9.10ベラト→6/11クルヤ→6/12シュコダル→6/13バルボナ→6/14セス→6/15シュコダル→6/16.17モンテネグロ/コトル→6/18ボスニア・ヘルツェゴビナ/モスタル→6/19.20サラエボ→6/21ヴィシェグラード→6/22.23セルビア/モクラ・ゴラ→★6/24ニシュ→6/25.26.27.28.29.30ブルガリア/ソフィア(+リラの僧院+コプリフシティツァ+3夜ソフィア国立オペラ座『プッチーニ・オペラ「トゥーランドット」』『モダンバレエ「その男ゾルバ」』『古典バレエ「ジゼル」』)→7/1アテネ→7/3帰国

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  • ■22日目(6/24日)                <br /><br />モクラ・ゴラのバス停に、ベオグラード行きのバスが10時45分にやってきた。<br />ニシェに向かうので、ウジツェ(500RSD)で下車し、バスを乗り換えることになる。<br />※途中レストランで大休止のバス。時刻は11時頃だったけれど(運転手のための)ランチタイムとなった。・・乗客にとってはちょっとなあ・・。<br />

    ■22日目(6/24日)

    モクラ・ゴラのバス停に、ベオグラード行きのバスが10時45分にやってきた。
    ニシェに向かうので、ウジツェ(500RSD)で下車し、バスを乗り換えることになる。
    ※途中レストランで大休止のバス。時刻は11時頃だったけれど(運転手のための)ランチタイムとなった。・・乗客にとってはちょっとなあ・・。

  • ウジツェには12時過ぎに到着した。ニシュ行きの次発は15時だ。<br />それまで街に出ることにしたが、背負っているバッグを預けたかった。バスターミナルの中程にあったキオスクの女性に、クロークの場所を尋ねたら、店の隅を指さして「ここに置いておいたらいいよ。」と言ってくれた。お金も受け取らない。旅先でのこうした親切はとても嬉しい。<br /><br />※ウジツェバスターミナル

    ウジツェには12時過ぎに到着した。ニシュ行きの次発は15時だ。
    それまで街に出ることにしたが、背負っているバッグを預けたかった。バスターミナルの中程にあったキオスクの女性に、クロークの場所を尋ねたら、店の隅を指さして「ここに置いておいたらいいよ。」と言ってくれた。お金も受け取らない。旅先でのこうした親切はとても嬉しい。

    ※ウジツェバスターミナル

  • デェティナ川沿いに築かれた街ウジチェは、ベオグラード、サラヴォ、モンテネグロの首都ボドゴリツァの中間地点に位置し、古くからの交通の要衝だ。<br />崖の上に立つ中世の要塞「スターリ・グラード」は、この街の歴史を物語る貴重な遺構。<br /><br />

    デェティナ川沿いに築かれた街ウジチェは、ベオグラード、サラヴォ、モンテネグロの首都ボドゴリツァの中間地点に位置し、古くからの交通の要衝だ。
    崖の上に立つ中世の要塞「スターリ・グラード」は、この街の歴史を物語る貴重な遺構。

  • 「ウジツェ市役所庁舎」<br />

    「ウジツェ市役所庁舎」

  • 「ホテル・ズラティボル」<br />視界に飛び込んで来た時には、他を圧する異様な大きさと形にたまげた。お泊まりになった方の感想に接すると、かなり経年劣化が進行中のようだ。<br /><br />パルチザン広場近くのハンバーガー屋でランチ。ネットにつないで、ニシュの宿を予約しておいた。<br />

    「ホテル・ズラティボル」
    視界に飛び込んで来た時には、他を圧する異様な大きさと形にたまげた。お泊まりになった方の感想に接すると、かなり経年劣化が進行中のようだ。

    パルチザン広場近くのハンバーガー屋でランチ。ネットにつないで、ニシュの宿を予約しておいた。

  • 「ヨカノヴィッチの家」<br />1868年に建てられたオリエンタル・バルカン様式の民家。休館日のため中には入れず。<br />

    「ヨカノヴィッチの家」
    1868年に建てられたオリエンタル・バルカン様式の民家。休館日のため中には入れず。

  • 「聖ジョルジェ教会」<br />

    「聖ジョルジェ教会」

  • 「Uzicka gimnazija」<br />1939年より活動を始めた西セルビアで最も古い教育機関の1つ。 体育学校なのか、あるいは高校なのか判然としない。<br />

    「Uzicka gimnazija」
    1939年より活動を始めた西セルビアで最も古い教育機関の1つ。 体育学校なのか、あるいは高校なのか判然としない。

  • バスケットコート横の建物の壁画・・なかなか見応えあって立ち止まって鑑賞タイム。<br />原始の世界を描いているのかな?。インドのプリミティブアートを模したようにも見える。全体を見れば、右方向に泳ぐ大きな魚も・・・。<br />とても楽しい絵だ。<br />

    バスケットコート横の建物の壁画・・なかなか見応えあって立ち止まって鑑賞タイム。
    原始の世界を描いているのかな?。インドのプリミティブアートを模したようにも見える。全体を見れば、右方向に泳ぐ大きな魚も・・・。
    とても楽しい絵だ。

  • バスターミナルに戻った。

    バスターミナルに戻った。

  • 荷物を預けたキオスクでティータイム。折り紙を持ってきていたので、千羽鶴を折ってお礼に渡した。<br />※写真・・プラットホーム側から<br />

    荷物を預けたキオスクでティータイム。折り紙を持ってきていたので、千羽鶴を折ってお礼に渡した。
    ※写真・・プラットホーム側から

  • ニシュ行きのバス(1540RSD)が入ってきた。そして定刻の15時に出発。ニシュまではおよそ220kmだ。<br />

    ニシュ行きのバス(1540RSD)が入ってきた。そして定刻の15時に出発。ニシュまではおよそ220kmだ。

  • Wi-Fiのシールを前方に見つけたので、ダメ元で操作したら、つながった。<br />この旅では初体験。そういえばトルコの旅ではバスの多くがWi-Fiを完備していたなあ。<br />

    Wi-Fiのシールを前方に見つけたので、ダメ元で操作したら、つながった。
    この旅では初体験。そういえばトルコの旅ではバスの多くがWi-Fiを完備していたなあ。

  • 窓外に流れるセルビアの田舎の景色。

    窓外に流れるセルビアの田舎の景色。

  • だんだん黄昏れていく。<br />

    だんだん黄昏れていく。

  • ニシュのバスターミナルには、20時20分着に着いた。5時間20分かかった。

    ニシュのバスターミナルには、20時20分着に着いた。5時間20分かかった。

  • さっそく窓口に並び、明日のソフィア行きのバスチケット(3700RSD)を買い求めた。国際バスになるのでパスポートを見せる必要がある。<br />

    さっそく窓口に並び、明日のソフィア行きのバスチケット(3700RSD)を買い求めた。国際バスになるのでパスポートを見せる必要がある。

  • 宿は「Autonio Suite」(1690RSD)・・翌朝撮す。<br />アパートメントの一室で、この旅では一番安い1750円。やはりそれだけのことはあって、あちこち気になったが、キッチン付きだったので、コーヒーが飲めたのは幸いだった。<br />

    宿は「Autonio Suite」(1690RSD)・・翌朝撮す。
    アパートメントの一室で、この旅では一番安い1750円。やはりそれだけのことはあって、あちこち気になったが、キッチン付きだったので、コーヒーが飲めたのは幸いだった。

  • バーガー屋で夕飯。21時を回っていたけれど、人気店のようでお客は途切れなかった。<br />

    バーガー屋で夕飯。21時を回っていたけれど、人気店のようでお客は途切れなかった。

  • チキングリルバーガーとビールを注文(280RSD)。うん、なかなか美味しかった。<br />

    チキングリルバーガーとビールを注文(280RSD)。うん、なかなか美味しかった。

  • 食後、街を少し散歩して宿に戻った。<br />

    食後、街を少し散歩して宿に戻った。

  • ■23日目(6/25月)    <br /><br />今日はソフィアに移動するのだけど、出発は15時して、半日以上ニシェにとどまることにした。<br />宿を管理する女性にチェックアウトの時間を聞くと、「何時でも・・」ということだったので、出発の時間ギリギリまで、ゆったり過ごすことができた。<br /><br />Wi-Fiでネットにつながっている間に、ソフィアでの宿の予約。<br />そしてついでに、ソフィアからアテネ間の航空券もとった。LCCの「WIZZ航空」を利用することにしたが、荷物を預ける私は60.74Euroで、預けない妻は24.29Euro。合計11054円だった。1人5000円程度だから、これはリーズナブル。

    ■23日目(6/25月)

    今日はソフィアに移動するのだけど、出発は15時して、半日以上ニシェにとどまることにした。
    宿を管理する女性にチェックアウトの時間を聞くと、「何時でも・・」ということだったので、出発の時間ギリギリまで、ゆったり過ごすことができた。

    Wi-Fiでネットにつながっている間に、ソフィアでの宿の予約。
    そしてついでに、ソフィアからアテネ間の航空券もとった。LCCの「WIZZ航空」を利用することにしたが、荷物を預ける私は60.74Euroで、預けない妻は24.29Euro。合計11054円だった。1人5000円程度だから、これはリーズナブル。

  • ランチを部屋で済ませて、ニシュの街を歩いた。<br />ニシュはセルビア南部の中核都市で人口20万人、ベオグラード、ノヴィ・サドに次ぐ第三の都市だ。<br />ローマ時代より、オリエントとヨーロッパを結ぶ玄関口として栄えた。コンスタンティヌス大帝をはじめ、コンスタンティウス3世(370~421)、ユスティヌス1世(450~527)と3人のローマ 皇帝の生誕地でもある。<br /><br />メインストレートには市民が行き交い、とても賑やか。<br /><br />

    ランチを部屋で済ませて、ニシュの街を歩いた。
    ニシュはセルビア南部の中核都市で人口20万人、ベオグラード、ノヴィ・サドに次ぐ第三の都市だ。
    ローマ時代より、オリエントとヨーロッパを結ぶ玄関口として栄えた。コンスタンティヌス大帝をはじめ、コンスタンティウス3世(370~421)、ユスティヌス1世(450~527)と3人のローマ 皇帝の生誕地でもある。

    メインストレートには市民が行き交い、とても賑やか。

  • ビールが安い・・2リットル入り190RSD!!(200円)<br />

    ビールが安い・・2リットル入り190RSD!!(200円)

  • 「ATM」<br />モクラ・ゴラで、「バンコマット」といえば、一発でわかってもらえたんだ!!!。

    「ATM」
    モクラ・ゴラで、「バンコマット」といえば、一発でわかってもらえたんだ!!!。

  • 広場に立つ「解放者のモニュメント」<br />

    広場に立つ「解放者のモニュメント」

  • ニシャヴァ川を渡る。

    ニシャヴァ川を渡る。

  • 「スタンボル門」より城塞に入る。

    「スタンボル門」より城塞に入る。

  • 城塞の中は公園になっていて、市民憩いの場だった。<br />築城はローマ時代からなされ、今の形になったのはオスマン朝の18世紀。 <br />

    城塞の中は公園になっていて、市民憩いの場だった。
    築城はローマ時代からなされ、今の形になったのはオスマン朝の18世紀。

  • 16世紀建造の モスク「バリ・ベコヴァ・ジャミーヤ」<br />

    16世紀建造の モスク「バリ・ベコヴァ・ジャミーヤ」

  • 古い墓石や石棺が並ぶ。BC1世紀頃のものという情報も・・。<br />

    古い墓石や石棺が並ぶ。BC1世紀頃のものという情報も・・。

  • 城塞公園を北に抜けた。ここも建物には落書きが多い。<br />そしてその先に・・<br />

    城塞公園を北に抜けた。ここも建物には落書きが多い。
    そしてその先に・・

  • 1941年に建てられたナチスの強制収容所跡がある。<br />

    1941年に建てられたナチスの強制収容所跡がある。

  • 旧ユーゴ圏で最初に建設された強制収容所で、ドイツやポーランドなどの主要な施設に、囚人やユダヤ人を移送するための通過収容所だ。<br />1942年には100人以上の囚人が脱走を図ったので、ゲシュタポは見張り塔などを増築し、さらに厳重な警備を行ったという。<br /><br /><br />

    旧ユーゴ圏で最初に建設された強制収容所で、ドイツやポーランドなどの主要な施設に、囚人やユダヤ人を移送するための通過収容所だ。
    1942年には100人以上の囚人が脱走を図ったので、ゲシュタポは見張り塔などを増築し、さらに厳重な警備を行ったという。


  • 収容された人たちは、行く末に、アウシュビッツなどの地獄が待ち受けていようとは、想像だにしなかっただろう。<br /><br />※収容所前の記念碑<br />

    収容された人たちは、行く末に、アウシュビッツなどの地獄が待ち受けていようとは、想像だにしなかっただろう。

    ※収容所前の記念碑

  • あいにく月曜日休館だったので、中に入ることはかなわなかったが、塀に穿たれた銃口から、少し中の様子が見て取れた。 <br />

    あいにく月曜日休館だったので、中に入ることはかなわなかったが、塀に穿たれた銃口から、少し中の様子が見て取れた。

  • ソフィアへのバスの発車時間が近づいてきた。そろそろ宿に戻ってパッキングしてバスターミナルに向かうことにしよう。<br /><br />セルビアには3日程の短い滞在だったけれど、たくさんの笑顔と親切に接して、気持ちよかった。G.H ANAの元気いっぱいのオーナー夫人、ATMの場所を教えてくれた青年、スーパーの女性の爽やかな応対、一緒に酒を飲まないかと誘ってくれた村の男たち、ただで荷物を預かってくれたウジツェのキオスクの女性・・そうした人たちが心に残る。<br /><br />原っぱに咲き乱れるワイルドフラワー。<br />

    ソフィアへのバスの発車時間が近づいてきた。そろそろ宿に戻ってパッキングしてバスターミナルに向かうことにしよう。

    セルビアには3日程の短い滞在だったけれど、たくさんの笑顔と親切に接して、気持ちよかった。G.H ANAの元気いっぱいのオーナー夫人、ATMの場所を教えてくれた青年、スーパーの女性の爽やかな応対、一緒に酒を飲まないかと誘ってくれた村の男たち、ただで荷物を預かってくれたウジツェのキオスクの女性・・そうした人たちが心に残る。

    原っぱに咲き乱れるワイルドフラワー。

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