中国火車紀行　－成都に向け出発－

2018/08/19 - 2018/08/27

　宮脇俊三さんの「中国火車旅行」を読み、興味を持った成昆線。その山岳鉄道のすごさを知りながらも、中国語という言葉の壁に遮られ、叶わぬ夢のルートと思うこと二十余年、バイリンガルの友人の登場で、ついにこのルートを訪れるチャンスがやってきました。インターネットの情報には、成昆線に新線が引かれ、旅客列車は新線、貨物は旧線を通るとの記事が・・・。中国の経済発展から考えれば残された時間はわずかです。友人の協力を得、セントレアから成都に向け出発することにしました。

エリア 成都(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 上海航空 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　セントレア８：５５発上海行中国東方航空MU292に搭乗。出発までにお腹が空くので、途中でサンドイッチを１個食べてきましたが、さすがにこの出発に合わせて空港に到着するには少し辛いものがあります。もう１時間遅いと楽なのですが・・・。
　早朝にもかかわらずチェックインカウンターは人でいっぱい。この人混み、どこから現れたやら。

　お腹が少し空いてきたところで、朝食タイムです。ヌードルを選択。現れた味付けは中華風です。中国のピーナッツに木曽の水。どこで作ったのでしょう？

　中国国内では情報管理がなされ、ＧｏｏｇｌｅやＬＩＮＥが使えません。実際、友人が上海で購入したＳＩＭは、電話や微信は使えるものの、ＧｏｏｇｌｅやＬＩＮＥは通りませんでした。ホテルのＷｉｆｉも同様です。
　ネットではＶＰＮの利用が書かれていますが、今回は諸連絡のため、香港３のプリペイドデータＳＩＭカード（１３００円３０日間２ＧＢ）を事前にアマゾンで購入し持参しました。
　機内でセットし、到着後にローミングをＯＮにすることで、ＬＩＮＥやＧＭａｉｌ等のサービスも旅行中問題なく使用できました。
　ＳＩＭカードの使用履歴は香港となっています。

　上海浦東空港に到着。バスでターミナルに向かいます。

　久しぶりの浦東空港ですが、さらに拡張工事が続いている様子。セントレアは歩く量が少なくて済みます。

　予想外に短時間で入国。入国審査の電子化が進んでいます。今回の成都行は、浦東から虹橋までバス移動になります。入国審査を抜け荷物をピックアップしたところで、トランジットカウンターを通り、バス乗り場に到着と同時にバスが入って来ました。浦東から虹橋への最小乗り継ぎ時間は４時間となっていますが、とても順調に進んでいます。

　中国東方航空のｗｅｂサイトには、トランジットカウンターでバスの無料乗車券を受け取るとありました。このようなものを手に入れ、走り始めたバスの車掌さんに見せると、このバスは別会社だといわれ、３０元を徴収？？？。よく分からない！

　市街を東西に横断し、虹橋空港に向かいます。

　空港に近づいてきました。５時間の乗り継ぎ時間ですので十分に余裕があるようです。

　虹橋空港に到着。

　ターミナルビルに入り、成都行のカウンターを探します。

　セントレアにおける往路の発券は、浦東まで。虹橋からは再び国内線にチェックインします。

　空港の自販機。エビアンが１５元。日本円で２５０円！

　再びセキュリティー検査を通り抜けます。セントレアで買ってきたお茶を放棄。日本でのセキュリティー検査は、ご協力をお願いしますというスタンスで進んで行きますが、ここ中国では、義務に従えとの命令調。無事成都行搭乗ゲートに到着しました。

　東方航空系列の上海航空FM9403便に搭乗。これで成都に向かいます。

　中国は、国内線でも機内食がでます。これが昼食。もっともセントレア－上海間よりも上海－成都間の方が距離は長いですが・・・。チャーハン風炊き込みご飯。味も良し。

　中国の内陸部を目指し快調に飛行を続けます。

　成都空港に車で中国の友人が迎えに来てくれました。あまり順調に進み写真を撮る暇もないほど。
　今夜は友人の招待で中国の精進料理とのこと。予約していただいたレストランへ来ました。
　中華料理なのですが、まるでフレンチスタイル！そして生野菜。これまでツアーできた中国のレストランでは、生野菜が出たことはありません。

　次々と皿がかえられて行きます。ここ数年前からこのようなスタイルが現れてきたとのこと。美味！

　中華料理は、普通できた順に運ばれてくるとか、ここではお客さんのペースで進んでいきます。

　味は確かに中華ですが、あまり香辛料は効いていません。少なくても四川料理ではない。

　最後に亀のゼリー。精進料理と聞きましたが、これなもう薬膳料理ですね。

　おいしく料理を頂きましたが、店の名前が分からない。少し古いビルの３階をリフォームして開店しており、通りにもレストランらしき標識がなく、隠れ家的レストンでした。とりあえず店の位置を地図ソフトに表示しておき、これをスクリーンショットし、帰宅後調べてみると、この後散歩に立ち寄った鉄像寺の近くであることが分かりました。

　夜の公園へ食後の散歩に。

　ここは中国式喫茶店のようですね。

　この辺りは再開発地区？夜景がきれいですね。
　暑いせいか、結構市民が夕涼みに出ています。

　回瀾塔です。照明が綺麗ですね。

　朝が早かったので、ホテルに送り届けて戴き、本日これで終了。明日は楽山に向かいます。

スカイテル ホテル チョンドゥ ホテル