中国火車紀行　－黄龍渓に古鎮を訪ねて－

2018/08/19 - 2018/08/27

　中国火車旅行の５日目、今日は成都郊外にある黄龍渓古鎮を訪れます。黄龍渓は成都市南部にあり、バスで１時間程度。気軽に日帰りできるエリアです。以前見た素朴な田舎の写真に興味を引かれ、今回の旅の行程に入れました。
　急速な経済発展を続ける中国。かつての素朴な田舎が驚くべき変身を遂げていました。それでも街を歩けば昔の風情も残っています。今の中国を知るよい機会となりました。

エリア 黄龍(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 2.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 上海航空 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　中国５日目の朝が明けました。目の前に成都駅が見えます。古い駅舎のようですね。

　まずは朝ご飯です。旅行中お腹を壊さないよう、食べ過ぎには注意しています。

　成都駅から地下鉄に乗り、新南門バスターミナルまで来ました。成都市内に地下鉄網が整備され、移動が大変簡単になりました。
　中国では、郊外へ出るバスの乗車券購入にもパスポートが必要です。片道１時間のバスの切符にも名前とパスポート番号が入っています。よくここまでと思いつつ・・・。

　バスターミナルも中に入るためにはセキュリティーチェックを通ります。もっともバスの通路から自由に入れそうですが、この辺りがよく分からない。

　黄龍渓行きのバスは結構頻発しているようです。目の前で１台が発車しすぐに次のバスが案内されました。

　バスの座席は定員制です。１時間ほど普通の道路を走り、黄龍渓のバスターミナルに到着しました。

　黄龍渓のバスターミナルから村の入り口まで１キロほどあります。そして目の前にはトゥクトゥクのようなものが・・・・。
　爽やかな天候であれば、歩いて行きますが、今日の暑さは辛いものがあります。早速交渉。１台１０元です。ここは村まで送っていただくことに。

　村の入り口にやってきました。門がきれいにリニューアルされています。寒村だったのはいつまでだったのでしょう。

　村の中心へとつながる道を歩いて行きます。

　途中それなりに古そうな家も並んでいます。

　変なものがあります。お化け屋敷です。

　そしてこれは？

　子どもの解放区のようです。そして大人も混ざっている！

　古い街がとんでもないことになっています。

　道は人であふれ、所かまず巨大な水鉄砲で水をかけてくる。

　飴屋さんです。年中ここはお祭り騒ぎ？

　麺屋さんのパーフォマンス

　豆板醤の店。結構種類がありますね。

　トイレの案内。よく見ると、下に日本語で「お手洗い」。近年ここに来る日本人も増えているのでしょうか？水鉄砲は？

　この先は、子どもの解放区ではないようです。

　結構ここまで観光客が入り込んで来ていますが、だいぶ数は減ってきました。

　貸衣装で写真を撮らせる商売ですね。子どものポーズも決まっています。

　さらに奥へと進んで行きます。

　香辛料。

　乾燥肉。

　キノコ。

　ブタ。

　ようやく本来の村の様子が見えてきました。

　古い建物も残っています。

　風情ある街並みになってきましたね。

黄龍渓 散歩・街歩き

　街歩きを続けます。

　面白い建物があったので中に入ってみること。ホテルとビュッフェになっていました。外をそのままにして上手に建物を使っています。

　街の人もゆっくりと時間が流れています。ここには観光客が流れてきません。

　お寺があったので、入ってみることに。もちろん入山料はありません。

　中はとても静かです。

　山門の裏は舞台になっていました。何をするのでしょう。見てみたいですね。

　山門から前を眺めます。いい風景ですね。

　このあたりは観光から取り残されたように街が残っています。すぐ近くまで観光客が来ているのですが・・・。

　人通りの多い本通りへと戻ってきました。

　左右に土産物屋さんが並びます。

　豆板醤の店に入り、味見を。辛さにうまみの違いがあることが分かりました。しかしこれを持って帰れるか？セントレアで犬君が尻尾を振ってくれたら面倒です。

　もう一つお寺へ。

　賽銭が電子決済になっている！
　中国はここまで進んでいます。

　壁には毛沢東の絵。本物？演出効果抜群ですね。

　黄龍渓バスターミナルへ戻って来ました。
　成都までの乗車券を買い成都へ戻ります。

　ターミナルへ入るセキュリティー。担当者は？
　ここは出入り自由のようです。
　この田舎のバスターミナルにそもそも必要でしょうか？

　バスで成都中心部に近づいて来ました。高層住宅群建設中の作業現場が至る所に見られます。都市人口が急増している証拠です。これらの人口移動はどこから？

　帰路のバスは、バスターミナルから離れた路上で降ろされ、ここはどこだろう？
　電子地図を頼りに新南門バスターミナルまで数百メートル。地下鉄に乗り春照路駅で降り、市の中心にある伊勢丹デパートに来ました。

　今日の夕食は、久しぶりに和食です。トンカツの和幸にしました。

　味付けが完全に日本です。但し漬物に搾菜が入っていました。
　値段も６４元（日本円で１０８８円程度）と日本的です。
　後はホテルに帰り眠るのみ。今日は暑いながらも比較的ソフトなコースでした。
　明日は青城山へ向かいます。