2018/08/04 - 2018/08/13
67位(同エリア105件中)
タブラオさん
新婚旅行以来のスペインに相方と一緒にドライブ&パラドール巡りの旅に行ってきました。スペイン1国だけでは面白くないため、アンドラを経由し一旦フランスに抜けた後、ピレネー山脈を超えてスペインに戻ってくるルートを取りました。
今回も旧市街の細い道に迷い込んだり、雹に降られて立ち往生したりと、スリル満点のドライブを楽しむことができました。また泊まったパラドールは有名どころばかりでしたが、どれも期待通りの素晴らしいパラドールばかりでした。食事も美味しく大満足のドライブ旅行でした。
1日目:フィンエアでヘルシンキ経由バルセロナに夜間到着。バルセロナ泊。
2日目:午前中、バルセロナ観光。午後にレンタカーをピックアップしモンセラットへ。カルドナのパラドール泊。
3日目:アンドラ経由、フランスのルルドへ。ルルド泊。
4日目:午前中カヴァルニー渓谷へ。ピレネー越えしオンダリビアへ。オンダリビアのパラドール泊。
5日目:サン・フアン・デ・ガステルガツェ教会観光の後、ゲルニカ、パルプローナへ。ソス・デル・レイ・カトリコのパラドール泊。
6日目:ソス・デル・レイ・カトリコ観光の後、クエンカへ。クエンカのパラドール泊。
7日目:カンポ・デ・クリプターナ、コンスエグラの風車を見学の後、トレドへ。トレドのパラドール泊。
8日目:レンタカー返却の後、午後はマドリッド観光。プラド美術館とソフィア王妃芸術センター見学。マドリッド泊。
9日目:朝の飛行機でヘルシンキ経由帰国。
④は、5日目の旅行記です。この日は、オンダリビアを出発し、サン・フアン・デ・ガステルガッツェ教会、ゲルニカ、パンプローナと3ヶ所を回り、盛りだくさんの1日でした。一番気に入ったのはパンプローナでした。期待せずに行きましたが、ナンチャッテ牛追いを見られてラッキーでした。この日、宿泊したパラドール・デ・ソス・デル・レイ・カトリコはコスパ抜群のパラドールでした。期待せずに行きましたが、今回の旅行で泊まったパラドールの中でもナンバー1のパラドールでした。
この日の主なイベントは次の通りです:
●サン・フアン・デ・ガステルガッツェ教会観光
●ゲルニカ市内観光
●パンプローナ市内観光
●ナンチャッテ牛追い見物
●道中、大雨&雹に降られる
●ソス・デル・レイ・カトリコのパラドール宿泊
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オンダリビアを発って、まず最初にサン・フアン・デ・ガステルガッツェ教会を目指しました。地球の歩き方に載っていたのと、どこかで見て有名な教会であることは知っていましたので、取り敢えずここに行くことにしました。
着いたらこの通り、駐車場もいっぱいで、路駐の嵐でした。近くに空きスペースがなかったため、かなり上の方まで行ったところに駐車しました。 -
駐車場のあるところから教会まで、直線距離では見た感じそんなに離れていませんが、Googleマップが案内した経路も実際の人の流れも、一旦東側に進んで、そこから大きく回って戻ってくる道を示していました。そのため、皆の後に付いてひたすら東に向かって歩きました。
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一旦東に進んで、折り返して西に戻って来ましたが、こんな感じの砂利道を歩きました。途中から下り坂が急になり、滑って転ぶ人もいました。
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教会にかなり近付いたところですが、ここで他から合流する道が出現! 何でこんなに大回りしなきゃいけないんだと相方の機嫌が悪かったところ、この道を見て余計に機嫌が悪くなり、更に疲れました。
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もうちょっと行ったら教会への階段という辺りで、15分位、入場制限に引っ掛かってしまいました。
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スペインで最も美しい風景に選ばれた教会とのことですが、インパクトはイマイチでした。たくさん歩かされて相方の機嫌が良くなかったのと、天気がイマイチだったのが影響したかもです。ただ、天気に関しては、直射日光を浴びずに済んだし、それほど暑くなかったため、歩いた割には疲弊感はなく、その意味ではラッキーでした。
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ここから237段の階段がありましたが、ここまで来るのに歩いた距離からするととても短く感じられました。
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左右に壁はありますが、見ての通り高くないため、すれ違う時など、ヒヤッとすることもありました。落ちたら海に真っ逆さまですので、スリルがありました。
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もう少しで頂上というところで、来た道を振り返って見てみました。まだ入場制限をしていたようで、長い列ができていました。
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もう少しで教会です。
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てっぺんの教会ですが、こじんまりとした質素な教会でした。
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元々は漁の安全を祈願する教会で、中も地味で教会らしくありませんでした。今回の旅行では、巡礼地のようなところばかり回ってきたため、観光気分で教会に行くのも申し訳ない気がしていましたが、ここはバリバリの観光地でした。
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遠くからこの鐘の音がひっきりなしに聞こえていました。3度鳴らすと願いが叶うという言い伝えがあるようですが、それを後になって知った私は、けたたましく何度もカラカラやってしまいました(^_^;)
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結局、帰りは行きとは違う道で戻りました。駐車場とは違う方向に行ってしまうのではと、少し心配でしたが、無事駐車場まで戻れました。来るときは分岐点まで40分位かかりましたが、帰りは上りであるにもかかわらず15分程度で着きました。
どうしてみんな大回りするのだろうかと考えてみましたが、近道の方は有料のようでした(たしか)。それにしても、そんな道があることを知っていれば、有料でも近道を選びそうなんですが、何か特別な理由でもあるでしょうか? -
次にゲルニカに向かいました。特に何が見たかったわけでもありませんでしたが、ゲルニカのネームバリューに惹かれ寄ってみることにしました。
途中で見つけた駐車場に車を停めて、町を歩いてみました。 -
駐車したところからすぐのところにあった「ゲルニカ」のレプリカ。ゲルニカの町をぐるっと歩いてみましたが、ゲルニカにいることを感じさせたのは、このレプリカくらいでした。
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町の中心、フォル広場です。特に博物館には興味がなかったため、素通りしました。
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途中で見つけた公園。このカラフルなベンチに腰掛けて、少しの間、お休みしました。
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普通に歩いていたのでは、どこの町を歩いているのか全くわからないため、ゲルニカと書いてある看板の写真を撮ってきました。戦時中、ここに無差別爆撃が行われたとは、言われなければ全く気付かない、静かな町でした。
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ゲルニカを出て、次はパンプローナに向かいました。パンプローナのどこを見たいというものはなく、漠然と牛追いの舞台となる通りを歩いてみたいと思っていました。ただ実際に行ってみると、テレビで見たような狭い道とはかけ離れた近代的な町でした。旧市街はどこだろうと思いながら、町をグルグル回ってみましたが、結局わからず、取り敢えずガーミンのナビにセットしておいた無料駐車場を目指して進みました。
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無料駐車場っぽいところに車を停め、取り敢えず、カテドラルを目指しました。写真の奥の方の高台が旧市街っぽい建物でしたので、その辺りを目指して歩いてみました。
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旧市街を目指して進んで行くと、人が集まっていましたので並んでみました。
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上の方に向かうケーブルカーのような、エレベーターのような乗り物でしたので、迷わず乗ってみました。
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予想通り、旧市街っぽいところに出たため、通りを歩いてみました。
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暫く歩いてみましたが、どこを歩いてもこんな感じの狭い路地が続きました。牛追いの時には、恐らくこの辺を牛が走るのだろうと思うともう満足してしまい、さあそろそろホテルに向かおうかと思いましたが、相方が、せっかくだから見て行きたいと言うことで、カテドラルを目指して進みました。
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Googleマップを頼りにカテドラルを目指しましたが、途中、打ち上げ花火の音とパレードの音楽が聞こえたため、何か行事でもやっているのではと思い、そちらの方に向かって進みました。
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通りは三角旗で飾り付けられ、何かお祭りでもやっている雰囲気でした。おまけに、さっきまで歩いていた通りとは打って変わって、通りは人で溢れていました。何だかざわざわしてるなあと思っていると、通りの向こう側から、大勢の子供たちがこちらを目掛けて走ってきました。
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次から次へと子供たちが走って逃げて来ましたが、土地柄あれかなあと思ったら…
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やはりこれでした。テレビでこんなのを見たような記憶がありましたが、子供用のナンチャッテ牛追いでした。まさかこんなものが見られるとは! この日は平日だったんですが、頻繁にやっているのでしょうか?
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女性の方も牛を押していました。
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内側はこんな感じです。
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ナンチャッテ牛追いが落ち着いたところで、またカテドラルに向かって進みました。この日は特別な日だったのか、大勢の人で賑わっていました。
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ナンチャッテ牛追いを見て、胸がいっぱいになっていたため、カテドラルは半分どうでも良くなっていましたが、せっかくでしたので、取り敢えず見に行きました。
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意外と大きくて、立派なカテドラルでしたが、時間もなかったため、写真を撮っておしまいでした。
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コンサートホールの近くの建物ですが、この辺りも何かざわざわしているなあと思っていたら、ここがナンチャッテ牛追いの準備基地となっていました。子供たちが中に入って行っては、中の様子を覗いていましたが、まだかまだかと何かを待っているようでした。写真は、今まさに第一陣が出ようとしている瞬間ですが、角の先に花火が付いていて、その花火に点火しているところです。
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さあ出陣です。
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追うおじさんと逃げ回る子どもたち。狭い広場の中で追っかけっこしてましたが、盛り上がっていました。
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子供たちより、牛を押しているおじさんたちの方が楽しんでいる風でした。
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私も一瞬狙われそうになりました(^_^;)
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お土産屋で見つけた、ナンチャッテ牛追いの牛クルマ。
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パンプローナから今日の宿泊地であるソス・デル・レイ・カトリコを目指して進みましたが、進む方向の空がとてもヤバそうな色をしていました。
この辺りは風の強い地域なのか、あちこちに風力発電用の風車がありました。前方ちょっと見づらいですが、山というか丘の上に風車が連なっていて、壮観でした。 -
ちょっと行ったら、案の定、ワイパーも効かない位の激しい雨に見舞われました。そうこうする内に、雨が雹に変わり、カンカン当たってとてもヤバい状態でした。
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高速道路を出る頃には雨も止み、やれやれと思っていたら、また雲行きが怪しくなり、今度は先ほど以上に本格的に雹が降ってきました。走り続けたら危ないと思い、一旦停められそうなところに車を停めて、止むのを待ちました。あっという間に道路は白くなり、停めて正解でした。その間、雹が車の屋根にバチバチと激しく当たり、これは間違いなく車の屋根にえくぼが出来たと思い、真っ青になりました。パラドールに着いてから確認しましたが、幸い何ともなっていなくてホッとしました。
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パラドールに着く頃には、空の一部は晴れ上がっていましたが、半分はまだ嵐の空でした。写真は晴れている側ですが、雲間から覗く日の光がとても綺麗でした。
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この日泊まった、パラドール・デ・ソス・デル・レイ・カトリコです。連日、ホテルに辿り着くのに苦労していましたが、このパラドールは何もない小さな村にあるため、難なく見つけることができました。
ジュニアスイート、朝食・夕食付き、二人で247ユーロでしたので、他のパラドールと比べてもかなり割安でした。で、内容はというと、今回泊まった5つのパラドールの中でナンバーワンでした。翌朝、ソス・デル・レイ・カトリコの町を歩いてみましたが、とても気に入りました。車で行ける方にはおすすめです。 -
パラドールの入口です。
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ジュニアスイートでしたが、リビング部分も充分な広さがありました。ほとんど使うこともありませんでしたが、この無駄してる感がたまりません。たまには贅沢な気分を味わいたいですから。
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ソファーもカバンを置いたくらいで、ほとんど使いませんでした。
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寝室も充分な広さがありました。何より相方が大喜びであったことがポイント高いです。
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夕食を食べたパラドール内のレストランです。テラス席もありましたが、既に満席であったため、中で食べました。
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シーフードスープとスモークサーモン。お肉よりも魚の方が私たちに合っていることに気付き、今回の旅行では魚ばっかり食べてました。
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メインですが、オンダリビアのイカスミの味が忘れられず、この日もイカスミライスをオーダーしました。オンダリビアの方が美味しかったですが、これはこれで美味しく頂けました。
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テーブル数の割にウェイターさん、ウェイトレスさんの数が不足していたため、なかなかデザートが出てきませんでした。ウェイターさん、ウェイトレスさんの対応はとても良かったです。
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翌日の朝食です。種類も豊富で期待以上でした。
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パラドールで食べたメロンとスイカはどこも外れがなく、美味しくいただけました。
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