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「ケアンズいこか。」で始まった壮大な(?)旅行計画。2歳の息子と11歳の娘、6○歳の母を連れて、初めてのオーストラリアを完全個人手配で楽しみ尽くしました。下準備半年、旅程9日間。ハプニングあり、笑いありの家族旅行の記録3日目です。

【ケアンズ旅行記3日目(1):初めてのオーストラリアはマリーバから。~Mareeba Local Market】子供2人とおばあちゃんを連れて・・・完全個人手配で楽しみ尽くすぞ♪

5いいね!

2018/08/11 - 2018/08/11

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「ケアンズいこか。」で始まった壮大な(?)旅行計画。2歳の息子と11歳の娘、6○歳の母を連れて、初めてのオーストラリアを完全個人手配で楽しみ尽くしました。下準備半年、旅程9日間。ハプニングあり、笑いありの家族旅行の記録3日目です。

旅行の満足度
5.0
同行者
乳幼児連れ家族旅行
一人あたり費用
15万円 - 20万円
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 5時。飛行機が風を切る音が、遠くから聞こえる。<br />ベッドルームの窓の外はまだ真っ暗だ。<br />ああ、目が覚めちゃったな。<br />夕べは隣の棟のバルコニーで大家族がディナーを楽しんでいた。夜更けまで、グラスのなる音や、子供の笑い声がして、いいなぁと思いながら眠りについた。<br />もちろん昨日も、旅にきた!というテンションは高かったけれど、その日が過ぎて、夜を越えて、旅先で初めて朝を迎える瞬間も好き。<br />改めて、旅が始まったと実感する。<br />今日の行き先は、マリーバ。<br />ローカルマーケットと、ロックワラビー、カンガルーにも会いにいく。新月なので、できればサバンナで全天の星空も見てみたい。<br />アサートン高原一帯では、毎週末どこかしらでローカルマーケットを開催している。公式ホームページもあって、場所や日程など詳しく掲載されている。<br />マリーバは、第二週の土曜日に開催予定なので、ちょうど今日がその日。7:30から12:30。<br />マリーバまで車で1時間くらいの予想だけど、峠道もあるし、うまく運転できるかな。<br /><br />外はまったく明ける気配がない。<br />でも今日からの旅を想像すると、期待と不安が混ざって眠れない。子供達がベッドから落ちないように枕をストッパーにしてから、そっとリビングへ移動した。<br />仄かに点けたままのあかりを頼りに、バルコニーへ出てみる。<br />この音は、木擦れか、それとも波の音?<br />暗くって、よく見えないな。<br />風が強い。肌寒い。<br />すぐ前が海だからこんなに闇が深いのかな。<br />水平線があるだろう辺りに、じっと目を凝らしても、空と海の境目はまだわからない。<br />おばあちゃんが起きたようだ。<br />キィィンと飛行機がもう一機上空を飛んでいく。<br />そしてやっと私は気付いた。昨日私達はこの飛行機に乗って来たんだ・・・。<br />あんなふうに、このビーチの上を飛んでいたんだ。<br />過去の自分にまた会えた気がする。<br /><br />6時に近づくと、水平線に雲が湧いているのが見えるようになってきた。さっきとは空の色が違う。<br />私は日の出が見たくなって、ビーチに行こうとすると、おばあちゃんも行きたいという。<br />子供を残して行くのは心配だったのでレイに声をかけてみる。<br />「・・・いかない。zzz」<br />予想通りの反応。<br />もういいよ、大人だけで行くから。<br />そうっと玄関を開けて、私達は部屋を出た。<br />とはいっても、子供を残しているので気もそぞろ、辺りはまだ薄暗く、急いでビーチへ向かう。<br />今日は大潮のはず。<br />犬を連れて遊歩道を歩く人たちがいる。<br />もう水平線はくっきりと景色を分けていて、夜の名残は消えようとしている。<br />砂浜に下りると、波打際と平行にいくつかの足跡が続いている。鳥でしょ、これは犬と、人。なんとなくそれについて歩いていると、奇妙な足跡を見つけた。<br />

    5時。飛行機が風を切る音が、遠くから聞こえる。
    ベッドルームの窓の外はまだ真っ暗だ。
    ああ、目が覚めちゃったな。
    夕べは隣の棟のバルコニーで大家族がディナーを楽しんでいた。夜更けまで、グラスのなる音や、子供の笑い声がして、いいなぁと思いながら眠りについた。
    もちろん昨日も、旅にきた!というテンションは高かったけれど、その日が過ぎて、夜を越えて、旅先で初めて朝を迎える瞬間も好き。
    改めて、旅が始まったと実感する。
    今日の行き先は、マリーバ。
    ローカルマーケットと、ロックワラビー、カンガルーにも会いにいく。新月なので、できればサバンナで全天の星空も見てみたい。
    アサートン高原一帯では、毎週末どこかしらでローカルマーケットを開催している。公式ホームページもあって、場所や日程など詳しく掲載されている。
    マリーバは、第二週の土曜日に開催予定なので、ちょうど今日がその日。7:30から12:30。
    マリーバまで車で1時間くらいの予想だけど、峠道もあるし、うまく運転できるかな。

    外はまったく明ける気配がない。
    でも今日からの旅を想像すると、期待と不安が混ざって眠れない。子供達がベッドから落ちないように枕をストッパーにしてから、そっとリビングへ移動した。
    仄かに点けたままのあかりを頼りに、バルコニーへ出てみる。
    この音は、木擦れか、それとも波の音?
    暗くって、よく見えないな。
    風が強い。肌寒い。
    すぐ前が海だからこんなに闇が深いのかな。
    水平線があるだろう辺りに、じっと目を凝らしても、空と海の境目はまだわからない。
    おばあちゃんが起きたようだ。
    キィィンと飛行機がもう一機上空を飛んでいく。
    そしてやっと私は気付いた。昨日私達はこの飛行機に乗って来たんだ・・・。
    あんなふうに、このビーチの上を飛んでいたんだ。
    過去の自分にまた会えた気がする。

    6時に近づくと、水平線に雲が湧いているのが見えるようになってきた。さっきとは空の色が違う。
    私は日の出が見たくなって、ビーチに行こうとすると、おばあちゃんも行きたいという。
    子供を残して行くのは心配だったのでレイに声をかけてみる。
    「・・・いかない。zzz」
    予想通りの反応。
    もういいよ、大人だけで行くから。
    そうっと玄関を開けて、私達は部屋を出た。
    とはいっても、子供を残しているので気もそぞろ、辺りはまだ薄暗く、急いでビーチへ向かう。
    今日は大潮のはず。
    犬を連れて遊歩道を歩く人たちがいる。
    もう水平線はくっきりと景色を分けていて、夜の名残は消えようとしている。
    砂浜に下りると、波打際と平行にいくつかの足跡が続いている。鳥でしょ、これは犬と、人。なんとなくそれについて歩いていると、奇妙な足跡を見つけた。

  • 「これは何?」<br />おばあちゃんが不思議そうに立ち止まった。<br />歩幅は一メートルくらい。親指と二本の指で地面を掴み、左右で重なり合うように揃っている。体重はそれなりにあるようだ。砂に足跡が沈み込んでいる。<br />「・・・カンガルー?」<br />そういえばトリニティビーチ周辺には野生のカンガルーがいるという話も聞いた。まさか?<br />「ワニもいるらしいしね。」<br />おばあちゃんはぽそっと言う。でも、ワニならお腹を引きずった跡がついているはず。この足跡にそういうのはない。<br />やっぱりカンガルーかな?!本人が砂浜を跳んでいるところを見たわけではないけれど、確信がわいてきた。<br />カンガルーって、オーストラリアでは、私達が日本で言うところの、あ、イタチがいるみたいな感じなんだろうか?<br />いやもっと身近な、それこそ猫みたいな存在?<br />空が白んできても、太陽はまだ顔を見せない。世界はまだモノトーンで、水平線のただ一点だけが、色を持ち始めている。<br />でも、日の出を待つよりも子供たちのことが心配になって、私たちは部屋へ戻ることにした。

    「これは何?」
    おばあちゃんが不思議そうに立ち止まった。
    歩幅は一メートルくらい。親指と二本の指で地面を掴み、左右で重なり合うように揃っている。体重はそれなりにあるようだ。砂に足跡が沈み込んでいる。
    「・・・カンガルー?」
    そういえばトリニティビーチ周辺には野生のカンガルーがいるという話も聞いた。まさか?
    「ワニもいるらしいしね。」
    おばあちゃんはぽそっと言う。でも、ワニならお腹を引きずった跡がついているはず。この足跡にそういうのはない。
    やっぱりカンガルーかな?!本人が砂浜を跳んでいるところを見たわけではないけれど、確信がわいてきた。
    カンガルーって、オーストラリアでは、私達が日本で言うところの、あ、イタチがいるみたいな感じなんだろうか?
    いやもっと身近な、それこそ猫みたいな存在?
    空が白んできても、太陽はまだ顔を見せない。世界はまだモノトーンで、水平線のただ一点だけが、色を持ち始めている。
    でも、日の出を待つよりも子供たちのことが心配になって、私たちは部屋へ戻ることにした。

  • 共有の階段は狭く、階上までよく音が響く。まだどこからも人の気配は聞こえてこないなかを、足音をしのばせて二階へ上がり、部屋に入った。<br />ベッドルームでは相変わらず熟睡中の子供たち。

    共有の階段は狭く、階上までよく音が響く。まだどこからも人の気配は聞こえてこないなかを、足音をしのばせて二階へ上がり、部屋に入った。
    ベッドルームでは相変わらず熟睡中の子供たち。

  • 大人は朝ごはんの支度にとりかかる。とはいっても、たいして料理するつもりもなく、冷蔵庫にあるものをどんどんテーブルに並べていくだけ。<br />昨日のうちに買ったFull Creamの牛乳1リットルとギリシャヨーグルト500グラムに、ゆうべの残り物。果物をささっと切って、白いお皿に盛りつける。<br />今日のランチ用に、ロングウィンナを焼いておこう。焦げ目がついて美味しそう!<br />時刻は7時。外は快晴。<br />レイ、タケル、もうそろそろ起きなさいよ~。

    大人は朝ごはんの支度にとりかかる。とはいっても、たいして料理するつもりもなく、冷蔵庫にあるものをどんどんテーブルに並べていくだけ。
    昨日のうちに買ったFull Creamの牛乳1リットルとギリシャヨーグルト500グラムに、ゆうべの残り物。果物をささっと切って、白いお皿に盛りつける。
    今日のランチ用に、ロングウィンナを焼いておこう。焦げ目がついて美味しそう!
    時刻は7時。外は快晴。
    レイ、タケル、もうそろそろ起きなさいよ~。

  • コンドミニアムから、きらきらと光る海を眺めながら、私たちはゆったりと朝食をとった。<br />「今日は何をするの?」<br />レイがぼさぼさの頭で聞いてくる。<br />「まずマーケットに行こう。車で1時間くらい走るよ。」<br />「うん。」<br />「それから、小さいカンガルーに餌やりしに行こうか。」<br />「なに?怖くない?」<br />「多分。」<br />「えー・・・。」<br />タケルは大好きな牛乳をおかわりできてうれしそう。牛乳おいしいね。<br />昨日、牛乳を買いにスーパーへ行くと、1リットルの紙パックが全部で3種類ほどあった。どれがいいのかわからなくて、後から来た人が買ったものを選んでみた。<br />無脂肪、低脂肪、成分無調整といったところだったのかな。<br />ヨーグルトは、ねっとりとしたギリシャ風で、私は大好きなんだけれど、おばあちゃんの口には合わないみたい。おいしいのに。プレーンなのでいくらでも食べられそう。<br />窓からの日差しが眩しい。いい一日になりそうな予感がする。

    コンドミニアムから、きらきらと光る海を眺めながら、私たちはゆったりと朝食をとった。
    「今日は何をするの?」
    レイがぼさぼさの頭で聞いてくる。
    「まずマーケットに行こう。車で1時間くらい走るよ。」
    「うん。」
    「それから、小さいカンガルーに餌やりしに行こうか。」
    「なに?怖くない?」
    「多分。」
    「えー・・・。」
    タケルは大好きな牛乳をおかわりできてうれしそう。牛乳おいしいね。
    昨日、牛乳を買いにスーパーへ行くと、1リットルの紙パックが全部で3種類ほどあった。どれがいいのかわからなくて、後から来た人が買ったものを選んでみた。
    無脂肪、低脂肪、成分無調整といったところだったのかな。
    ヨーグルトは、ねっとりとしたギリシャ風で、私は大好きなんだけれど、おばあちゃんの口には合わないみたい。おいしいのに。プレーンなのでいくらでも食べられそう。
    窓からの日差しが眩しい。いい一日になりそうな予感がする。

  • 出発するころには8時半を過ぎていた。もうそろそろ出かけないと、マーケットが12時半までだから、ゆっくり見る時間がなくなってしまう。<br />本格的なドライブは今日が初めてだ。<br />マリーバまでのルートは、ハイウェイを利用してキュランダを越え、ひたすらまっすぐ突き当たりまで進む。前半は峠道、後半はサバンナの一本道だ。<br />一階の駐車場から、愛車SWIFTを発進させる。ルームキーについているボタンを押すとガレージの扉が大きな音を立てながら開いた。目の前はビーチだ。散歩を楽しむ人もいれば、安全ジャケットを着て道路の掃除をする人もいる。<br />椰子の枯れ葉を積んだ清掃車がビーチ沿いに走っていく。<br />助手席のナビゲータ・レイに、スマホを預け、ゆっくりとアクセルを踏む。<br />今日は土曜日。ビーチから遠ざかると道を歩く人はほとんど見られない。<br />ローカルストリートを出てハイウェイへ左折する。車がとても多い。少し南下すると、大嫌いなスミスフィールドのラウンドアバウトが見えてきた。ラウンドアバウトのだいぶ手前から渋滞している。<br />SkyRailやジャプカイ方面へ行く人たちが多いなか、私たちはキュランダ方面へ行かなければいけなかったのに、昨日このラウンドアバウトに苦手意識を植え付けられた私は、またもや方向感覚を失って右折を失敗してしまった。<br />どうもひとつ行き過ぎて曲がってしまったらしい。仕方なくそのままショッピングモールに入った。すると、中にも小さなラウンドアバウトがあり、行きたいお店によって道が分かれている。偶然Woolworthの方向に行くと、キュランダ方面の道路の横に出た。駐車場を通り過ぎると、信号があり、これを利用するとキュランダ方面道路に合流することができた。<br /><br />キュランダ方面へ向かうと道はすぐに大きくカーブし、山を登り始めた。<br />アクセルを踏むと、一瞬間をおいてから加速する。けっこう勾配がある。<br />道は広くない。カーブもきつい。それでも制限速度は60キロもあって、対向車は多いし、後続車は追い上げてくるしで、私は必死になってしまった。SWIFTはぐんぐん高度を上げていく。<br />恐ろしいことに、この状況で、途中で中央線がなくなってしまった。小さな反射板のようなものがその代わりとなって、道の真ん中に点々と置かれているけれど、当然タイヤに轢かれたりもするわけで、無くなってしまっている部分も多い。登坂車線が頻繁に現れ、業を煮やした後続車がすごい勢いで追い越していったりもする。<br />それに、時々、瞬間的に判断のつかない車線が設定されていたりするので、独走だとちょっと怖いかもしれない。<br />頭上をSkyRailのゴンドラが通り過ぎていく。<br />景色は、日本のよくある峠道と何も変わらない。片側にガードレール、もう片方はせり出した崖。太古からの熱帯雨林の中を走っているという雰囲気はない。延々と峠を登り切って、道はゆるやかに下り始めた。キュランダの看板を過ぎて、森は突然乾き始める。<br />緑色に覆われていた路肩が、いつもまにか剥き出しの赤土に変わっている。対向車が減ってきて、後続も途絶えた。<br />「あれ何?」<br />道端にこんもりとした土のお化けが立っている。蟻塚だ。<br />みるみる道の両側にお化けが勢ぞろい。<br />あんまりみんなが蟻塚蟻塚と騒ぐもんだから、タケルも舌足らずで「ありづか」を覚えたらしい。うまく言えなくても必死で指さして叫ぶ。「あれ、あいずかー!」惜しい!<br />大きな坂道を何回か上り下りしているうちに、視界がよくなってきた。<br />木がまばらになったのだ。<br />そのまばらな雑木林のなかで、異様な雰囲気を醸し出している場所があった。<br />地面が黒い。木々もほぼ立ち枯れた状態で、その地面に近いあたりは黒く煤けている。<br />山火事があったんだろうか?こんな公道の近くで?<br />それとも山焼きでもしたんだろうか?でもこんな広大な場所でそれは危険だよな・・・。<br />その答えは、数日後、海の上でわかることになる。<br />煤けた死のサバンナは一瞬で通り過ぎていき、すぐに木々のない平らな台地が見えてきた。<br />一本道の両側は、畑か牧草地か果樹園か、空はいっきに広くなり、ここで熱気球に乗れば本当に気持ちがいいだろうなと思う。<br />私たちはあいにく全員高所恐怖症なので、そんなものに乗ろうという人は一人もいなかったけれど・・。<br /><br />制限速度は100キロだ。出せないことはない。この道なら出せるだろう。出さなければ後続が追い付いてくる。<br />追い上げられる焦りを感じながら、ひたすらアクセルを踏み続け、マリーバの町を目指す。<br />色々な宣伝看板が道の脇に立っている。道の駅のようなものがあったり、農家直売所があったり。<br />日本の道だと、路肩もきちんと舗装されていることが多いけど、この道は路肩ががくんと落ち込んで雑草生え放題のでこぼこ状態。蟻塚の近くで車を停めて写真を撮りたいと思ったのに、結局停められそうなところはなかった。<br />マリーバまであと5キロ。道は平坦のまま右に左にゆったりカーブしながら、少しずつ町の気配が感じられるようになってきた。<br />例えるなら、北海道、だろうか。マリーバの町は、こぢんまりはしていないが、人口密度がとても低そうな作りだった。<br />ナビゲータ・レイが珍しく間違い、私たちは右折するべきハイウェイを左に曲がってしまった。いきなり、途方もなく続く一本道が始まり、間違いに気づいて引き返そうにも、ターンできる場所も見当たらない。道には一定間隔でカンガルー系の生物の轢死体がぺちゃんこになって無残に転がっている。道の両側はサバンナだ。まごついているうちに相当の距離を走ってきてしまった。<br />なんとか未舗装の脇道に入り、ターンする。<br />来た道を引き返し、間違えた交差点を通り過ぎ、センテナリーパークを通過してからすぐに右折した。テントや人出が見える。少し道を進んでから、駐車場のような広場を見つけ、駐車した。所要一時間ちょっと。とりあえずは予想通りかな。<br />緊張していた体がふーっと楽になって、お祭り好きの血が騒ぎ始めた。<br />タケルをベビーカーに乗せ換えて、身支度整ったところで、さあ出発!<br />楽しみにしていたローカルマーケット、どんなものがあるのかな?どんなことができるのかな?

    出発するころには8時半を過ぎていた。もうそろそろ出かけないと、マーケットが12時半までだから、ゆっくり見る時間がなくなってしまう。
    本格的なドライブは今日が初めてだ。
    マリーバまでのルートは、ハイウェイを利用してキュランダを越え、ひたすらまっすぐ突き当たりまで進む。前半は峠道、後半はサバンナの一本道だ。
    一階の駐車場から、愛車SWIFTを発進させる。ルームキーについているボタンを押すとガレージの扉が大きな音を立てながら開いた。目の前はビーチだ。散歩を楽しむ人もいれば、安全ジャケットを着て道路の掃除をする人もいる。
    椰子の枯れ葉を積んだ清掃車がビーチ沿いに走っていく。
    助手席のナビゲータ・レイに、スマホを預け、ゆっくりとアクセルを踏む。
    今日は土曜日。ビーチから遠ざかると道を歩く人はほとんど見られない。
    ローカルストリートを出てハイウェイへ左折する。車がとても多い。少し南下すると、大嫌いなスミスフィールドのラウンドアバウトが見えてきた。ラウンドアバウトのだいぶ手前から渋滞している。
    SkyRailやジャプカイ方面へ行く人たちが多いなか、私たちはキュランダ方面へ行かなければいけなかったのに、昨日このラウンドアバウトに苦手意識を植え付けられた私は、またもや方向感覚を失って右折を失敗してしまった。
    どうもひとつ行き過ぎて曲がってしまったらしい。仕方なくそのままショッピングモールに入った。すると、中にも小さなラウンドアバウトがあり、行きたいお店によって道が分かれている。偶然Woolworthの方向に行くと、キュランダ方面の道路の横に出た。駐車場を通り過ぎると、信号があり、これを利用するとキュランダ方面道路に合流することができた。

    キュランダ方面へ向かうと道はすぐに大きくカーブし、山を登り始めた。
    アクセルを踏むと、一瞬間をおいてから加速する。けっこう勾配がある。
    道は広くない。カーブもきつい。それでも制限速度は60キロもあって、対向車は多いし、後続車は追い上げてくるしで、私は必死になってしまった。SWIFTはぐんぐん高度を上げていく。
    恐ろしいことに、この状況で、途中で中央線がなくなってしまった。小さな反射板のようなものがその代わりとなって、道の真ん中に点々と置かれているけれど、当然タイヤに轢かれたりもするわけで、無くなってしまっている部分も多い。登坂車線が頻繁に現れ、業を煮やした後続車がすごい勢いで追い越していったりもする。
    それに、時々、瞬間的に判断のつかない車線が設定されていたりするので、独走だとちょっと怖いかもしれない。
    頭上をSkyRailのゴンドラが通り過ぎていく。
    景色は、日本のよくある峠道と何も変わらない。片側にガードレール、もう片方はせり出した崖。太古からの熱帯雨林の中を走っているという雰囲気はない。延々と峠を登り切って、道はゆるやかに下り始めた。キュランダの看板を過ぎて、森は突然乾き始める。
    緑色に覆われていた路肩が、いつもまにか剥き出しの赤土に変わっている。対向車が減ってきて、後続も途絶えた。
    「あれ何?」
    道端にこんもりとした土のお化けが立っている。蟻塚だ。
    みるみる道の両側にお化けが勢ぞろい。
    あんまりみんなが蟻塚蟻塚と騒ぐもんだから、タケルも舌足らずで「ありづか」を覚えたらしい。うまく言えなくても必死で指さして叫ぶ。「あれ、あいずかー!」惜しい!
    大きな坂道を何回か上り下りしているうちに、視界がよくなってきた。
    木がまばらになったのだ。
    そのまばらな雑木林のなかで、異様な雰囲気を醸し出している場所があった。
    地面が黒い。木々もほぼ立ち枯れた状態で、その地面に近いあたりは黒く煤けている。
    山火事があったんだろうか?こんな公道の近くで?
    それとも山焼きでもしたんだろうか?でもこんな広大な場所でそれは危険だよな・・・。
    その答えは、数日後、海の上でわかることになる。
    煤けた死のサバンナは一瞬で通り過ぎていき、すぐに木々のない平らな台地が見えてきた。
    一本道の両側は、畑か牧草地か果樹園か、空はいっきに広くなり、ここで熱気球に乗れば本当に気持ちがいいだろうなと思う。
    私たちはあいにく全員高所恐怖症なので、そんなものに乗ろうという人は一人もいなかったけれど・・。

    制限速度は100キロだ。出せないことはない。この道なら出せるだろう。出さなければ後続が追い付いてくる。
    追い上げられる焦りを感じながら、ひたすらアクセルを踏み続け、マリーバの町を目指す。
    色々な宣伝看板が道の脇に立っている。道の駅のようなものがあったり、農家直売所があったり。
    日本の道だと、路肩もきちんと舗装されていることが多いけど、この道は路肩ががくんと落ち込んで雑草生え放題のでこぼこ状態。蟻塚の近くで車を停めて写真を撮りたいと思ったのに、結局停められそうなところはなかった。
    マリーバまであと5キロ。道は平坦のまま右に左にゆったりカーブしながら、少しずつ町の気配が感じられるようになってきた。
    例えるなら、北海道、だろうか。マリーバの町は、こぢんまりはしていないが、人口密度がとても低そうな作りだった。
    ナビゲータ・レイが珍しく間違い、私たちは右折するべきハイウェイを左に曲がってしまった。いきなり、途方もなく続く一本道が始まり、間違いに気づいて引き返そうにも、ターンできる場所も見当たらない。道には一定間隔でカンガルー系の生物の轢死体がぺちゃんこになって無残に転がっている。道の両側はサバンナだ。まごついているうちに相当の距離を走ってきてしまった。
    なんとか未舗装の脇道に入り、ターンする。
    来た道を引き返し、間違えた交差点を通り過ぎ、センテナリーパークを通過してからすぐに右折した。テントや人出が見える。少し道を進んでから、駐車場のような広場を見つけ、駐車した。所要一時間ちょっと。とりあえずは予想通りかな。
    緊張していた体がふーっと楽になって、お祭り好きの血が騒ぎ始めた。
    タケルをベビーカーに乗せ換えて、身支度整ったところで、さあ出発!
    楽しみにしていたローカルマーケット、どんなものがあるのかな?どんなことができるのかな?

  • マーケットの入り口は雑貨屋さんだった。<br />ふくろうハンターのおばあちゃんは、さっそく置物を見つける。レイはというと、どうも興味をひかれるものがないようで、ぶらぶら歩いては、私のところへ戻ってきて、先を促す。

    マーケットの入り口は雑貨屋さんだった。
    ふくろうハンターのおばあちゃんは、さっそく置物を見つける。レイはというと、どうも興味をひかれるものがないようで、ぶらぶら歩いては、私のところへ戻ってきて、先を促す。

  • タケルはベビーカーに乗ったまま、意外におとなしい。にこにこしているのは、マーケットの雰囲気が楽しいから?

    タケルはベビーカーに乗ったまま、意外におとなしい。にこにこしているのは、マーケットの雰囲気が楽しいから?

  • ところが突然レイが顔をいきいきさせて戻ってきた。<br />「かき氷・・・!」<br />「え?」<br />「あれ食べたい!」<br />Snow Cone。かき氷は英語でそういうの?初めて知った。シロップの種類が多い。ベリーとか、コーラとか、ライムも。Sで3$。<br />上には、袋に入ったわたあめもぶら下げてある。<br />レイにあらかじめオーストラリアお小遣いといって、15$を渡している。ほしいものがあれば、それで自分で買っておいで!<br />レイは意を決して、ブースに並んだ。はらはらしながら遠くから見守っていると、しっかりお姉さんに注文をしている。シロップも、指差しと単語で伝わったみたい。

    ところが突然レイが顔をいきいきさせて戻ってきた。
    「かき氷・・・!」
    「え?」
    「あれ食べたい!」
    Snow Cone。かき氷は英語でそういうの?初めて知った。シロップの種類が多い。ベリーとか、コーラとか、ライムも。Sで3$。
    上には、袋に入ったわたあめもぶら下げてある。
    レイにあらかじめオーストラリアお小遣いといって、15$を渡している。ほしいものがあれば、それで自分で買っておいで!
    レイは意を決して、ブースに並んだ。はらはらしながら遠くから見守っていると、しっかりお姉さんに注文をしている。シロップも、指差しと単語で伝わったみたい。

  • きれいなピンク色のシロップがかかったかき氷を手に、レイは満足そうに戻ってきた。<br />「Strawberryって言ったら、ちゃんと通じたよ!」<br />うれしそう。英語の勉強はまだ始めたばかりだけど、こういう経験があるとモチベーションに繋がると思う。

    きれいなピンク色のシロップがかかったかき氷を手に、レイは満足そうに戻ってきた。
    「Strawberryって言ったら、ちゃんと通じたよ!」
    うれしそう。英語の勉強はまだ始めたばかりだけど、こういう経験があるとモチベーションに繋がると思う。

  • おばあちゃんは相変わらず、アクセサリーのお店にぶらっと入って店員さんとおしゃべりしたりしている。<br />大きなバンのハッチを開けて、そこに座って編み物をしているおばさんがいる。帽子を編んでいるのかな?ずらりと並んだカラフルな毛糸帽子。いくら?<br />手作りジャムも売っている。ケーキも、クッキーも。1パック5$。<br />

    おばあちゃんは相変わらず、アクセサリーのお店にぶらっと入って店員さんとおしゃべりしたりしている。
    大きなバンのハッチを開けて、そこに座って編み物をしているおばさんがいる。帽子を編んでいるのかな?ずらりと並んだカラフルな毛糸帽子。いくら?
    手作りジャムも売っている。ケーキも、クッキーも。1パック5$。

  • こっちはポップコーン。レインボーカラーは初めて見た!<br />

    こっちはポップコーン。レインボーカラーは初めて見た!

  • トランポリンもある。子供が大好きだよね。中に入って思いっきり跳ね回れるやつ。滑り台付き!お店のおじさんが、子供たちに、滑っておいで、ほらほらー!って陽気に声をかけている。

    トランポリンもある。子供が大好きだよね。中に入って思いっきり跳ね回れるやつ。滑り台付き!お店のおじさんが、子供たちに、滑っておいで、ほらほらー!って陽気に声をかけている。

  • もっと進むと、ゲージに入った鶏が二匹、無造作に置かれている。思わずタケルと近寄ると、そばにいた女性が話しかけてきた。<br />「こっちは雄で、25$。この子は雌よ。30$。卵を産むの。どう?」<br />え、売り物だったの?見るからに東洋人の観光客風の私たちに、鶏を買わないかと話しかけるのが面白くて、話に乗ってしまいそうになった。きっと、この土地は、いろんな国の人たちが交じり合って、それが自然の状態でコミュニティができているんだろうな。<br />すれ違う人たちは、年齢も人種もさまざま。<br />それにしても気持ちいい日差し。一応、冬なんだけど、半そで半ズボンにハットをかぶってサンダルを履いている人が多い。確かに10時にもなると暑さを感じるようになってくる。<br />Fish&Chipsやフライドポテトのいいにおいもする。<br />小さい子供たちが、口の周りをべちゃべちゃにしながらアイスクリームを食べている。

    もっと進むと、ゲージに入った鶏が二匹、無造作に置かれている。思わずタケルと近寄ると、そばにいた女性が話しかけてきた。
    「こっちは雄で、25$。この子は雌よ。30$。卵を産むの。どう?」
    え、売り物だったの?見るからに東洋人の観光客風の私たちに、鶏を買わないかと話しかけるのが面白くて、話に乗ってしまいそうになった。きっと、この土地は、いろんな国の人たちが交じり合って、それが自然の状態でコミュニティができているんだろうな。
    すれ違う人たちは、年齢も人種もさまざま。
    それにしても気持ちいい日差し。一応、冬なんだけど、半そで半ズボンにハットをかぶってサンダルを履いている人が多い。確かに10時にもなると暑さを感じるようになってくる。
    Fish&Chipsやフライドポテトのいいにおいもする。
    小さい子供たちが、口の周りをべちゃべちゃにしながらアイスクリームを食べている。

  • 奥へ進むと、なんだか誰かがマイクでしゃべっている。広い屋外スペースに、大きな樽のようなものがいくつか置かれ、人だかりができている。<br />おばあちゃんが様子を見に行った。近くで中年の夫婦が、ざるで泥水をすくっては濾して中身を確認している。<br />「砂金探しの体験らしいよ。」<br />おばあちゃんが戻ってきて教えてくれた。なるほど。観客も多い。みんな面白半分本気半分という面持ちで、見守っている。<br />オーストラリアには鉱物が豊富にあるというのは、中学生でもよく知っていることだと思う。<br />クイーンズランド州にはマウントガーネットという場所があって、そこでは、ガーネットの原石が拾えるらしい。<br />ネットでそんな情報を見つけて、私も本当はそこへ行ってみたかった。でもちょっと遠すぎるんだよな。おばあちゃんに却下をくらってしまった。<br />オーストラリアは公式なライセンスを取得すれば、個人でも採掘ができると聞いている。休日は家族で宝探し、なんていうのがレジャーとしてちゃんと存在するのだ。<br />実際に、相当な敷地を確保して、採掘ノウハウを紹介したパネルや実際に採られた鉱物の展示、パンフレットの配布をしている。<br />興味津々でブースを覗いたが、細かく書かれた専門用語がよくわからなくて、私はそれ以上踏み込めなかった。<br />次回来たときは、砂金探しもしてみたいな。

    奥へ進むと、なんだか誰かがマイクでしゃべっている。広い屋外スペースに、大きな樽のようなものがいくつか置かれ、人だかりができている。
    おばあちゃんが様子を見に行った。近くで中年の夫婦が、ざるで泥水をすくっては濾して中身を確認している。
    「砂金探しの体験らしいよ。」
    おばあちゃんが戻ってきて教えてくれた。なるほど。観客も多い。みんな面白半分本気半分という面持ちで、見守っている。
    オーストラリアには鉱物が豊富にあるというのは、中学生でもよく知っていることだと思う。
    クイーンズランド州にはマウントガーネットという場所があって、そこでは、ガーネットの原石が拾えるらしい。
    ネットでそんな情報を見つけて、私も本当はそこへ行ってみたかった。でもちょっと遠すぎるんだよな。おばあちゃんに却下をくらってしまった。
    オーストラリアは公式なライセンスを取得すれば、個人でも採掘ができると聞いている。休日は家族で宝探し、なんていうのがレジャーとしてちゃんと存在するのだ。
    実際に、相当な敷地を確保して、採掘ノウハウを紹介したパネルや実際に採られた鉱物の展示、パンフレットの配布をしている。
    興味津々でブースを覗いたが、細かく書かれた専門用語がよくわからなくて、私はそれ以上踏み込めなかった。
    次回来たときは、砂金探しもしてみたいな。

  • あ、あそこに本屋さん。ガーデニングの本がある。料理本もある。でも相当くたびれた本だな。<br />バースデーカードが50セント。これも日焼けして変色しちゃってる。<br />冷やかしだけで店をあとにした。<br />別の通路をしばらく行くと、ファーマーズマーケット風になってきた。両側に野菜や果物を並べたお店が連なる。<br />昨日のRusty’smarketで買いそびれたアボカド。ここでも激安だ。おばあちゃんがレモンがほしいと言ってひとつ買い求めた。これも安い。50セントくらい。<br />カスタードアップルは、特別大きいのを選んだ。昨日も買ったんだけど、それより大きくてしかも安い。<br />もう少し何か、と思いながら歩いていると、とうとう見つけた。サポテ。そう、これが欲しかった。見た目はどっしりとした迫力のある柿という風情の果物。ただし、これでもかというほど青い。硬い。<br />でも、これを放置しておくと、やわらかーくなって、美味しいらしい。<br />昨日見つけられなかったので、がっかりしていたのだけど、ここで会えるなんて。<br />さっそくレイと二つ選んで、店員さんに差し出した。<br />店員のおじいさんは、<br />「これはしばらく置いておいて、黒くなってから食べるんだよ。」<br />と親切に教えてくれた。<br />「どのくらい置いておくの?」<br />「4日から6日くらいだね。」<br />「オッケー、ありがとう。」<br />二つで1$。本日の目的達成度がぐぐっと急上昇した。<br />さぁ、そろそろ帰るかな。<br />ところが、最後の最後でフリマを見つけてしまった。おもちゃがいっぱい!男の子用の、乗り物系が多い。うわー、タケルに買ってあげたい。トーマスの絵本6$、もちろん英語。うーん、かさばる。<br />あ、ミニカーがたくさんあるじゃない。タケル、どれがいい?<br />「これ、これ、これも。」<br />ああ、ごめん、二つぐらいで勘弁して。<br />タケルが選んだのは、清掃車と飼料運搬車のミニカー。<br />「いくら?」<br />「二ドル」<br />愛想のない店員さん。いつもなら、まけてっていうんだけど、この人は笑顔もないし言いにくい。まあいいや。<br />あとは、ほかの店先にあった、3個1ドルのフィギュアを、タケルがひとつ、レイが二つ選んで、本日のマーケットは終了。

    あ、あそこに本屋さん。ガーデニングの本がある。料理本もある。でも相当くたびれた本だな。
    バースデーカードが50セント。これも日焼けして変色しちゃってる。
    冷やかしだけで店をあとにした。
    別の通路をしばらく行くと、ファーマーズマーケット風になってきた。両側に野菜や果物を並べたお店が連なる。
    昨日のRusty’smarketで買いそびれたアボカド。ここでも激安だ。おばあちゃんがレモンがほしいと言ってひとつ買い求めた。これも安い。50セントくらい。
    カスタードアップルは、特別大きいのを選んだ。昨日も買ったんだけど、それより大きくてしかも安い。
    もう少し何か、と思いながら歩いていると、とうとう見つけた。サポテ。そう、これが欲しかった。見た目はどっしりとした迫力のある柿という風情の果物。ただし、これでもかというほど青い。硬い。
    でも、これを放置しておくと、やわらかーくなって、美味しいらしい。
    昨日見つけられなかったので、がっかりしていたのだけど、ここで会えるなんて。
    さっそくレイと二つ選んで、店員さんに差し出した。
    店員のおじいさんは、
    「これはしばらく置いておいて、黒くなってから食べるんだよ。」
    と親切に教えてくれた。
    「どのくらい置いておくの?」
    「4日から6日くらいだね。」
    「オッケー、ありがとう。」
    二つで1$。本日の目的達成度がぐぐっと急上昇した。
    さぁ、そろそろ帰るかな。
    ところが、最後の最後でフリマを見つけてしまった。おもちゃがいっぱい!男の子用の、乗り物系が多い。うわー、タケルに買ってあげたい。トーマスの絵本6$、もちろん英語。うーん、かさばる。
    あ、ミニカーがたくさんあるじゃない。タケル、どれがいい?
    「これ、これ、これも。」
    ああ、ごめん、二つぐらいで勘弁して。
    タケルが選んだのは、清掃車と飼料運搬車のミニカー。
    「いくら?」
    「二ドル」
    愛想のない店員さん。いつもなら、まけてっていうんだけど、この人は笑顔もないし言いにくい。まあいいや。
    あとは、ほかの店先にあった、3個1ドルのフィギュアを、タケルがひとつ、レイが二つ選んで、本日のマーケットは終了。

  • ああ、楽しかった!全員が満足できたみたいで、よかった。思った以上に店が多くて、いい雰囲気だったな。<br />さて、それでは、次の目的地・グラナイトゴージへ向かおうかな。<br /><br /><br />

    ああ、楽しかった!全員が満足できたみたいで、よかった。思った以上に店が多くて、いい雰囲気だったな。
    さて、それでは、次の目的地・グラナイトゴージへ向かおうかな。


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