2018年8月　ポルトガル縦断一人旅（エルヴァス～ポルト）(7)ポルト～帰国

2018/08/12 - 2018/08/19

ポルトガル7、8日目。ポルトにもう1泊し、その翌日の昼便で日本に帰国します。

ポルトはじめ、ポルトガルは見所ある面白い街がたくさんありました。
ヨーロッパの西端なので日本から行くのはどうしても時間がかかってしまいますが、
時間をかけてでも訪れる価値のある国でした。

エリア ポルト(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

目抜き通りのサンタ・カタリーナ通りも朝8時台はさすがに人通りは少ないです。

このあとボルサ宮の英語ツアーのチケットを購入しに行きます。

ボルサ宮のツアーまで時間があるので、ドウロ川クルーズに参加してみました。15ユーロ。

50分のクルーズで6つの橋を見ることが出来ます。乗り場からサン・ジョアン橋を過ぎたあたりまで行ってから折り返した後、乗り場も通り過ぎてアラビダ橋川まで行き、乗り場に戻ります。

乗り場近くのドン・ルイス1世橋まで戻ってきました。50分間あっという間の楽しいクルーズでした。

クルーズ船の乗り場がある一帯のカイス・ダ・リベイラ地区は、午前中から多くの観光客がカフェでくつろいでいます。

昼食はカイス・ダ・リベイラ地区の1本北側の通りで見つけたレストランORA VIVAにて。この通りには飾りすぎないレストランや食堂がいくつかひっそりと並んでいます。
ORA VIVAは人気店のようで、入店して間もなく満席に。食べ終わった後は、入店待ちの列ができていました。

店内の天井には世界の国々のお札が張られていました。右上の方に日本札もあります。ちなみに、壁のくぼみには世界のコインが張り付いてました。

ポルトガルで食べたかったアローシュ・デ・マリシュコ（シーフードリゾット）をオーダー。12ユーロ。おなじみの鍋いっぱい料理(笑)海老やムール貝、アサリがゴロゴロ入っていてとても美味しいです。海老は10尾は入ってたと思います。日本人も多く来るのか、スタッフが料理をテーブルに置いてくれた時に「メシアガレ」と言われました(笑)

ボルサ宮に戻ってきました。13時の英語のガイドツアーに参加します。ツアーは英語以外にポルトガル語、フランス語とあり、20分おきにスタートします。英語は2～3時間に1回程度で、当日分は結構すぐ完売します。

ボルサ宮内部です。内部に入るとすぐ、きれいな中庭に案内されます。

この回のツアーはヨーロッパ系ばかりで、アジア系はいませんでした。ガイドの説明を聞きながら見学を続けます。

ガイドの最後にあるアラブの間。アラベスク模様は圧巻です。ツアーに参加すると、この部屋は完璧なのに1か所だけ完璧“ではない”ことを教えてくれました。これはなかなか気づく人はいないでしょう。

ボルサ宮内部見学を終えて外に出ようとしたところ、出入り口のあたりにあった書斎を撮影。何気に趣があります。

ポルトといえばポートワインなので、ワイナリー見学をしに対岸に渡ります。ワイナリー一帯の玄関口にはサンデマンがありましたが、混雑していそうなのとやはり老舗ワイナリーの試飲をしたく、テイラーズに向かいます。

少し小高い丘の上にあるテイラーズに到着。

内部はオーディオガイドで見学します。ワインの大樽や小樽がたくさん並べられていました。酒精強化ワインの製造方法がパネルやビデオなどで紹介されています。

内部見学を一通り終えると、中庭または店内でポートワインの試飲が出来ます。赤と白の2種類を味わえます。普段は通常のワインは白ワインの方が好きなのですが、ポートワインは赤の方が甘みがあって美味しく感じました。もちろん白も美味しかったです。

けたたましい声が聞こえると思ったら、中庭ではガロが放し飼いされていました(笑)

店内ではテイラーズのポートワインやチョコやビスケットなどのお菓子、石鹸など土産物が並んでいます。先ほど試飲したポートワインを3本お土産用に購入。飛行機の預け荷物に入れられるよう、緩衝材も売られていました。今回はバックパックでの旅でしたが、3本とも無事に日本に持ち帰ることができました。この緩衝材は今後も重宝しそうです。

ワイナリー方面から見たポルトの街並み。橋と歴史的な街並みがとても綺麗です。

ボリャオン市場の南側にあるConfeitaria do Bolhaoで土産用のパォン・デ・ロー（カステラの原型）を購入。日本で味見しましたが、思った以上に素朴な味でした。店内ではカフェも楽しめる人気店で、ここで朝食をとりました。パン、ケーキ、その他焼き菓子などが楽しめ、土産用のチーズやビスケットなども購入できます。

夕食は昨日も利用したラメイラスで。カルド・ヴェルデとラメイラス名物のローストチキンをオーダー。1/2羽分でこのボリュームです。4ユーロ。確か1/4羽分、1羽分も選択できたように思います。さっぱりしていて美味しいです。付け合わせにライスとポテト。これにビール2杯で7.7ユーロとやっぱり安い。

夕食を終えて、腹ごなしに散歩。20時を過ぎると日もだいぶ沈んできました。

リベルダーデ広場近くに綺麗な建物があるなと思ったらマクドナルドでした。ポルトガルに来る前に、そういえばポルトガルに世界一綺麗なマクドナルドがある、というのを見たことを思い出しましたが、黄金に輝いていました。

ポルトの夜景を見に、ワイナリー側に向かいます。カイス・ダ・リベイラ地区はさらに観光客でいっぱいになっていました。

ポルトの夜景、本当にきれいでした。1週間の旅はあっという間で、明日には帰国することを考えると少し寂しくなります。本当に充実した旅でした。

翌朝、空港行きのメトロに乗ります。ボリャオンから30分程度。メトロは沢山走っていますが、空港行きの本数は1時間に2～3本程度なので余裕を持った移動が必要です。

ポルトガルの魅力は2回以上訪れると見えてくると思います。
1度目のポルトガルはリスボン、シントラ、ロカ岬などリスボン近郊のみで、1回行けばいいかなと思っていましたが、今回のアレンテージョ地方から北部地方など、こちらが本当のポルトガルの魅力を感じることのできる街だと感じました。
日本から距離が離れているので気軽に訪れることのできる国ではないですが、時間に余裕がある（もちろんお金も）方や他のヨーロッパ諸国を行き尽くした方にはおススメできる国でした。