2018/07/26 - 2018/07/28
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funasanさん
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百塔の街プラハは世界一美しい街とも言われる。中世の面影を色濃く残すプラハの街角をそぞろ歩きをするとこの街の魅力にとりつかれてしまう。我々夫婦にとって、プラハはそんな想い出深い街であり、今回で3度目の訪問となる。
前回のプラハ旅行記
◎『ドイツ・中央ヨーロッパ世界遺産の旅6(プラハ観光編)』
https://4travel.jp/travelogue/11055958
私の新著出ました。
◎舟橋栄二著『改定新版 熟年世代に送る 安くて豪華に旅する方法 ーリゾートクラブは宝の山ー』電子書籍・アマゾンキンドル版
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◎舟橋栄二著『夢の豪華客船クルーズの旅
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私のホームページに旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
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3度目のプラハ訪問であるが、結局、同じ場所「市民会館」(写真)からのスタートとなってしまう。市民会館の内部には音楽祭プラハの春のメイン会場となる「スメタナホール」がある。
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その市民会館の隣にまるで中世のお城のようなホテル「キングスコート」(写真)が建っている。こういう豪華な建物が普通に市内に広がっているので街歩きは楽しい。
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市民会館の横に「火薬塔」(写真)がある。黒ずんだ外壁が年代を感じさせる塔で1475年の建立。
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火薬塔から旧市街広場に向かって「ツェレトゥナー通り」(写真)が走る。いつも人通りが絶えない観光客のメインストリートである。
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そして、プラハの中心地「旧市街広場」(写真)に至る。広場を取り囲む建築群が実に美しい。しかし、今年のヨーロッパはの夏は暑い!ライプツィヒもプラハも暑い!
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広場東側に2本の塔があるゴシック様式の「ティーン教会」(写真)がひときわ目立つ。1135年に創建。
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広場にはチェコ人の誇りたる「ヤン・フス像」(写真)が建つ。ヤン・フスは15世紀のチェコにおける宗教改革の先駆者である。敬虔なキリスト教徒だった彼はローマ教会の堕落を激しく批判し、教会と教皇の権威を一貫して否定したため、異端として1415年に火あぶりの刑に処せられた。
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広場をはさんでティーン教会と向かい合うようにして建つ建物が旧市庁舎(写真)で、塔が目印である。旧市庁舎の塔に上がることができるので、入場料を払って入室する。
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エレベーターに乗れば容易に展望台に行けるのでおすすめである。そしてこの展望台から絶景の眺めが楽しめる。まずは北東方面に「ティーン教会」(写真)の尖塔が天にそびえる。
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そして、目を西側に向けると、モルダウ川西岸、フラッチャニの小高い丘の上に「プラハ城」(写真)がそびえる。赤瓦屋根の街並みも見事!
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遠くに「プラハ城」が見えるので、それを拡大すると、このような赤瓦の屋根の見事な街並み(写真)が続く。
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北西方面(写真)には赤瓦の屋根と白亜の壁が実に美しいプラハの街並みが続く。
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真下を見下ろすと、旧市街広場に特設されたオープンカフェとその周囲の人だかりが、まるで蟻のように見える。
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旧市庁舎の壁面に天文時計があり、何とこの時計は15世紀に作られたもので、今でも当時のままの姿で動いているという。午前9時から午後9時までの毎正時、時計の上の2つの窓に仕掛け人形達(写真)が姿を現す。それを一目見ようと天体時計の周囲には大勢の観光客が押し寄せる。
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旧市庁舎の塔の内部(写真)を見学すると当時の時代の雰囲気が感じられる。妻は中世のプラハにタイムスリップできるらしく、実に楽しそうにお勉強している。
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ヒルトンプラハから歩いて観光をスタートしたので少し疲れた。ここらでコーヒータイムにしないと後が続かない。旧市街広場のオープンカフェで一休みする。
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ヨーロッパの古い街には必ず大きな広場があり、その周囲に素晴らしい建築物(写真)が建ち並んでいる。それらを眺めながらのコーヒータイムは実に楽しい。しかし、さわやかなプラハの風が吹いてくるはずが、なま暖かく快適でないオープンカフェとなった。
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次なる目的地はカレル橋である。プラハの旧市街はまるで迷路である。道路標識もしっかりしていいないので道を間違えることもある。しかし、それも楽しい。
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カレル橋のふもとにある教会(写真)
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我々は教会があれば中に入って少し祈りを捧げる。実はこれが休憩タイムである。教会内部は素晴らしく素通りするにはもったいない。
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どこの教会も基本的に無料なので気楽に内部見学・休憩できる。天井の巨大ドーム(クーポラ)の壁画(写真)が見事!
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そしてカレル橋の上からモルダウ川(写真)とご対面する。モルダウ川は川幅が広く、そして静かに滔々と流れている。
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カレル橋の両側の欄干には多数の聖人像(写真)が立ち並んでいる。全部で30体もあり、聖書や歴史的な聖人、チェコの英雄などをモデルにしているという。
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滔々と流れるモルダウ川を眺めていると、スメタナの交響詩「モルダウ」(「わが祖国」より)の旋律が聞こえてくるようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=2Sp4JyDNNr8&index=1&list=RD2Sp4JyDNNr8 -
名曲『モルダウ』は、チェコの国民的作曲家スメタナ(B.Smetana/1824~1884)による連作交響詩「わが祖国」の第2曲である。
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約12分間にわたって演奏される交響詩「モルダウ」では、モルダウ川(写真)の源流からプラハ市内へと続く、上流から下流への川の情景が非常に鮮明に描写されている。
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スメタナ(1824年 - 1884年)は、チェコの作曲家・指揮者・ピアニスト。スメタナは、当時、オーストリア=ハンガリー帝国(オーストリア帝国)によって支配されていたチェコの独立国家への願望、チェコ民族主義と密接に関係する国民楽派を発展させた先駆者である。そのため祖国チェコにおいては、広くチェコ音楽の祖とみなされている。
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カレル橋を渡り終わると今度はプラハ城へのプロムナードとなる。
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プラハ城はモルダウ川西岸の小高い丘フラッチャニにあり、坂道を上りきった絶景の場所に「スターバックス」があった。そこからのプラハ市街の眺め(写真)。
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スタバではコーヒーを飲まず、坂道を上ってプラハ城入口(写真)に着く。我々はもう2回もプラハ城に入場しているので、今回はパスする。
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そして、さらに狭い路地を延々と上っていき、遂にたどりついたのが「ロレッタ教会」(写真)である。1626年創建。
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もう1ヶ所、前回プラハを訪れた時に行けなかった場所に行ってみる。ヒルトンホテル近くの地下鉄フローレンス駅から2つ先の駅「ミュージアム駅」(写真)下車。
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地上に上がるといきなり巨大な「国立博物館」(写真)が現れる。迫力満点の壮大な建築物なので一見の価値あり。チェコ最大の総合博物館である。
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そして、国立博物館からはじまる「ヴァーツラフ広場」(写真)が素晴らしい。この広場は、1968年の「プラハの春」の挫折、そして1989年の「ビロード革命」等、チェコ民主化の歴史的舞台となった場所である。
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特に1989年の「ビロード革命」の時には100万人にのぼるプラハ市民がヴァーツラフ広場に集まり、無血の民主化を果たしたという。奇しくもライプツィヒのニコライ教会からはじまった東ドイツ民主化革命がここまで押し寄せてきた。歴史は人々が気がつかないうちに次の時代の条件を整え、ある時、一瞬にして社会を変えていく。歴史のダイナミズムを感じる。
写真:夕闇迫るプラハ城
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