奥尻島点描

2018/08/10 - 2018/08/14

ハートランドフェリーの2等船室では、仰向けに寝転ぶと振動が背中に心地よくて、つい居眠りをしてしまった。

エリア 奥尻島(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 新幹線 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の旅では髭剃りをも楽しもうということで、ドイツのミューレ社製のR89 GRANDE を持参。

毎朝シェービングを楽しんだ。

今回の旅は、片道4枚ずつの切符を持ってのレアな旅だった。

江差港ターミナルは多少古ぼけてはいるが、数時間の待ちも苦にならない。

江刺でさえレストランを探すのが難しく、8月10日のディナーはローカルなおにぎりとなった。

江差の「いにしえ街道」には残念ながら人工的な匂いのする建造物が立ち並ぶ。

奥尻島でも江差でも「この地盤は海抜○m」の自販機を何度か目撃する。

奥尻町有バスには大変お世話になった。
また、運転手さんも気さくな人で楽しい話を聞けた。

フェリーといえば「乗船名簿」の提出や、60分前までのチェキン等と、航空機に準じた取り扱いを受けてきた身からすれば、ハートランドフェリーは極めてルーズで、乗船直前の発券、乗船名簿フリー、乗船後すぐに出港と、バスに似たような不思議な感覚だった。

旅の宿大須田には4泊したが、世界中どこに行ってもそのくらいの日数を宿泊しているので長いとも短いとも感じない。

大須田の料理はどれも美味かったが、特に気に入ったのが「ウニ鍋」で、味付けは青森のいちご煮に通じるところがある。

ジフィーズは通常はお湯で調理するが、水でも最長1時間ほどで食べることができるので「旅食」として常備することをリコメンド。

奥尻港フェリーターミナル2階にある「辻みやげ店」でお土産を買い揃えた。

奥尻米は妻殿からのリクエストだったので何が何でも入手したい。
しかし、売り切れ中。
同店の辻店長さんに無理言って6袋の手配をしてもらった。感謝です！

奥尻島の山はじつは山深いよね。

この島の水はブナの森から流れ出てくるので枯れたことが無いそう。

ぜひとも奥尻ブルーを見てみたい人であって、数日間島に滞在できる場合は、天気予報を見て訪れる日を吟味したほうが良い。

歩道をも工場の一角にできる緩い雰囲気は、もしかして「島時間」とは東南アジアの時の流れとも似ているかも。

今回の旅から「旅行貯金」を始めてみた。
第1号は宮津簡易郵便局。窓口の女性が局名を押印の際に「緊張します。」と、言っていたのが好印象。

新函館北斗駅の「駅前食堂」を探した際に見つけた三條食堂は、当分の間休業しますとのこと。

函館ラーメンの「おんじき庭本」は美味かった。
場所は駅ビル内。

北海道の離島旅では、利尻、礼文に次いで３島めになる奥尻島で、今夏は十分に黄昏れることができた。

本州に入り、真夏の空に戻ったとたん現実に引き戻された。

北海道の太平洋側の離島にもぜひ行ってみたいという思いを強く持った。