2018/06/25 - 2018/06/25
24位(同エリア430件中)
かっちんさん
今日は旭岳ロープウェイ山頂の「姿見の池」周辺に咲く高山植物に会いに行きます。
今年の6月下旬はまだ積雪が少し残っており、現地に着くと気温が3℃、小雨で視界不良でしたが、無事高山植物を見ることができました。
ロープウェイ山麓駅の旭岳温泉付近には自然探勝路があり、今の時期、チシマザクラや山野草が咲いているので散策しました。
そして、道の駅「東川 道草館」で買い求めた昼食用の「ナツかふぇサンド」は、具がたっぷり入っているサンドイッチで、地元に愛されている人気商品です。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・花ママと花パパの「野の花・山の花 北海道」
メアカンキンバイ、キバナシャクナゲ、エゾノツガザクラ、ミネズオウ、チングルマ、ショウジョウバカマ
ウコンウツギ、ミツバオウレン、エゾイチゲ、ツバメオモト、サンカヨウ、ムラサキヤシオ、エゾノリュウキンカ
・二人の館「花図鑑 野に咲く花・山に咲く花 北海道」ジムカデ、ミヤマエンレイソウ
・旭岳ビジターセンター「旭岳温泉探勝路マップ」
・木のぬくもり・森のぬくもり「樹木と野草の写真」コヨウラクツツジ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
道の駅「東川 道草館」
旭川駅から路線バスで東川町へ移動して来ました。
道の駅には、地元特産品の販売や観光情報のインフォメーションコーナーがあります。 -
ナツかふぇサンド
地元で人気のサンドイッチを昼食用に買います。 -
旭岳・天人峡の無料バス
夏のシーズン(2018/6/12~8/10)に、道の駅から旭岳・天人峡を往復する無料バスが運行されています。
今日は、道の駅10:00発~旭岳10:35着、旭岳を散策後14:25発~道の駅15:35着を利用します。 -
道道旭川旭岳温泉(1160号)線(車窓)
道の駅を出発し、農作地帯を走ります。 -
切り立った崖(車窓)
次第に山の中へ。 -
旭岳と天人峡の分岐点(車窓)
ここでバスは左に曲がります。 -
旭岳へ上る道(車窓)
-
旭岳に到着
正確には旭岳ロープウェイ山麓駅のあるところです。 -
本日の旭岳情報(山麓駅)
ロープウェイの終点姿見駅周辺の気象状況は、小雨、視界不良、気温3℃。
天候は今一ですが、せっかく来たのでロープウェイに乗ります。 -
旭岳の地図
姿見駅は標高1,600m。
姿見ノ池一帯に高山植物が咲いており、周辺を散策するコースがあります。 -
山麓駅の湿原
水芭蕉とエゾノリュウキンカが見頃なので、帰りに訪れます。 -
ロープウェイが霧の中へ出発
山頂駅には10分で到着します。 -
姿見駅で散策コースの案内
ロープウェイに乗ってきた観光客に対し、自然保護監視員の方から散策コースを説明してくれます。
「姿見園地は3割積雪が残っていて、途中水流があるので長靴が必要。1周約1.7km約1時間の散策コースには高山植物が咲いています。」
ズック靴で来た人でもレンタル長靴があるので便利です。
かっちんは登山靴を履いてきたので大丈夫。 -
旭岳エリアの環境保全協力金
上から協力金のコインを入れると、リズミカルな音色を立てながら落ちていきます。
最近、似たような音の出る玩具を見たことがあります。 -
姿見駅を出発
防寒具を着ていざ出発~。 -
視界の悪い雪道を戻ってくる観光客に会います
滑らないように慎重に歩いています。
日本人ではなさそう。 -
雪原の中に見える「すり鉢池」
姿見駅から左向きに一周し始めると、この池が見えます。 -
イチオシ
黄色い「メアカンキンバイ(雌阿寒金梅)」
花弁は先が丸いしゃもじ形。萼片は大きく、花弁の隙間が広いのでよく目立ちます。
葉は灰色がかった緑色で、3小葉に分かれ、小葉の先端は大きく3つに裂けています。
名前は、発見地である道東の雌阿寒岳に由来します。 -
上品な「キバナシャクナゲ(黄花石楠花)」
淡黄色の花は枝先に数個集まって付きます。
花冠の基部付近に茶色い斑点が多数あり、花の径は3cmほどで雄しべが10本。
花の色には変化があって、妙に白っぽいものから赤っぽいものまで多様です。
葉は長楕円形で厚くて硬く、縁は裏側に巻き込みます。 -
「裾合平(すそあいだいら)」と「姿見の池」の分岐点
ここで、「姿見の池」へ曲がります。 -
Danger!危険!自己責任でどうぞ
裾合平方面はロープが張られています。
この先の山道には雪が残っていて真っ白です。 -
エゾノツガザクラ(蝦夷栂桜)
花はまだつぼみ。
高山の湿った草地や雪渓の周辺に生える常緑小低木です。
線形の葉が密に互生し、枝先には紡錘形の花が数個ぶら下がります。 -
ミネズオウ(峰蘇芳)
長い米粒のような葉が対生し枝先に数個の花をつけます。
花の径は4~5mmで、花冠は5裂し、三角状卵形の裂片は平らに開きます。
名前の由来は、高山に生える蘇芳(すほう=イチイ)の意味で、葉の姿に基づきます。 -
キバナシャクナゲ
姿見園地にはキバナシャクナゲの群落が数多くあります。 -
チングルマ(稚児車)
チングルマの開花はこれからで、1輪だけ見つけました。
花は茎の先に1個つき、花弁は5枚、多数の雌しべと雄しべがあります。
葉は羽状の複葉で、小葉は光沢のある長卵形。縁には鋭い鋸歯があります。 -
雨に濡れた「メアカンキンバイ」
黄色い花びらが透き通って見えます。 -
エゾノツガザクラ
花のつぼみをたくさんつけています。 -
キバナシャクナゲ
-
メアカンキンバイ
砂礫地に生える多年草です。 -
残雪
第四展望台を過ぎ、しばらくして雪の積もる沢を横切ります。 -
可愛らしい「ジムカデ」(地百足)
茎は地面を這い細かく分かれ、立ち上がった茎先に、長さ約5mmの白色の花を下または横向きに1個つけます。
がくは紅紫色で、5個の裂片に分かれ離生。
花冠は広い鐘形で、5深裂。
葉は針状で茎に密生します。
名前の由来は、地をはう茎がムカデに似ることによるといいます。 -
姿見の池に到着
姿見の池は霧で見えません。
ここは半周した地点です。このまま進むとロープウェイへ戻れます。 -
キバナシャクナゲの群落
姿見の池から急な階段を下りる斜面に、キバナシャクナゲの群落があります。 -
イチオシ
黄色い「キバナシャクナゲ」
つぼみは黄色く、花になるつれて白くなっていきます。
キバナシャクナゲと呼ばれる意味がわかりました。 -
石段を下りると雪道
石段も滑るので慎重です。 -
ショウジョウバカマ(猩猩袴)
淡紫色の花は6弁、茎頂にかたまって付きます。
細長いへら形の葉が根元にたくさん付きます。 -
まもなく姿見駅
写真を撮りながら、雪道はゆっくり歩いたので、1時間20分ほどかかりました。
視界は悪かったのですが、高山植物はバッチリ見えました。 -
イチオシ
ナツかふぇサンド
姿見駅の休憩所で昼食です。
左から、山わさびサンド、かぼチーズサンド、やさいたっぷりサンド、ブルーベリーチーズサンド、ティラミス風サンドを、二人で半分づつ食べました。
特に山わさびサンドは、山わさび醤油漬けをマヨネーズとあえ、一緒に挟まれているポテトサラダ、ベーコン、きゅうり、スライスチーズが絶妙な一品にしています。
どのサンドも中身がたっぷり。ブルーベリーチーズやティラミス風はデザートのようで、お勧めのサンドイッチです。 -
帰りのロープウェイ
中間地点で、霧の中から突然現れた反対側のロープウェイです。 -
まもなく山麓駅
下界は晴れています。 -
旭岳温泉探勝路マップ「自然探勝路」
山麓駅周辺にある①コマクサコースと⑤木道には山野草が数多くあるので、これから散策します。 -
シロバナノエンレイソウ
最初に①コマクサコースを歩きます。
白い花弁はがく片とほぼ同じ長さでどちらも先端が尖ります。
別名ミヤマエンレイソウとも言います。 -
ウコンウツギ
花冠は淡黄色で、先が5つに裂けています。
葉は先が尖った長楕円形で、縁に鋸歯があります。 -
コヨウラクツツジ
枝先に3~5個の5mmほどの花が斜め下を向き開きます。
花柄は腺毛が多く、花冠は壺状で黄緑色から赤紫色、先が5裂。 -
イチオシ
チシマザクラ(千島桜、案内板の説明より)
日本で一番遅く咲く桜で、大雪山国立公園一帯にも自生しています。
標高約1100mの旭岳温泉地区では、例年6月中旬に開花が見られます。
花は桃色~白色。直径は2cm程度。葉の展開と同時に花が咲きます。 -
ミツバオウレン
針葉樹林内や湿原に生える多年草。
根出葉は光沢のある小葉3個からなります。
白い花弁のように見えるのは本当は萼片。小さい黄色い粒が花弁です。 -
エゾイチゲ
北海道で見られるイチゲ。
花弁状の白い萼片は5~7枚。 -
ツバメオモト
葉は長楕円形で、茎の下に数枚まとまって付き、軟質で光沢あり。
花は茎の上部に総状にまとまって付き、白い花弁は6枚。 -
イチオシ
サンカヨウ
楯のような切れ込みのある大きな葉が2枚、茎の上部に付けます。
花は茎の先にまとまって3~10個付き、花弁は6枚。 -
ムラサキヤシオ
枝はやや細く、枝先に薄い倒卵形の葉が数枚ずつまとまって付けます。
濃い赤紫色の花は3~6個ずつ枝先に付き、径は3~4cm、雄しべは10本。 -
次に⑤木道コースへ
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静かな木道を歩きます
-
エゾノリュウキンカ
湿地に生える多年草。
葉はつやのある腎形でフキに似て、縁に粗い鋸歯があり。
花茎は立ち上がり、枝分かれしながら先端に5~7枚の花弁状の萼をもつ花を付けます。 -
エゾノリュウキンカと水芭蕉の湿原
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イチオシ
花の湿原の上を走るロープウェイ
旭岳では夏の高山植物と山野草を楽しむことができました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- クッシーさん 2018/08/22 11:23:39
- 初夏に行って見たくなりました!
- かっちんさん、こんにちは。
いつも全国のステキな場所の旅行記を楽しく拝見しています。
特に天人峡や旭岳は私も行ったことのある場所なので懐かしく
読ませていただきました。
姿見の池の周りの散策も秋にしましたが、その時見られた山野草は
リンドウやチングルマ(紅葉してました)と数が少なく
次回は初夏の旭岳を歩いて高山植物を見たいと思っていました。
かっちんさんの旅行記でますますその思いが強くなりましたので
来年はぜひ旭岳と天人峡、再訪したいと思います。
ステキな情報、ありがとうございました(^^)
クッシー
- かっちんさん からの返信 2018/08/22 17:22:20
- RE: 初夏に行って見たくなりました!
- クッシーさん こんにちは。
天人峡や旭岳に行かれたことがあるのですね。
旅行記を拝見すると、北海道をよく訪れていますね。
来年はぜひ旭岳の高山植物を訪ねてください。
私は旭川に4日間泊まっていて、天気が良さそうな日を狙って旭岳へ行きました。
かっちん
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