2018夏だ、京都だ、すっぽんだ！　＠大市

2018/07/22 - 2018/07/23

2018年盛夏、夏といえば精のつくもの、精のつくものといえばスッポン。
ということで、二度目の大市へ。
この日も38度まで気温が上昇した中、バスにのってでかけました。

スッポンのしぐれ煮、まる鍋、まる鍋その２、雑炊・・・と見事なまでにスッポンオンリー。
実は前の日にもスッポンを食べていたのですが、大市のスッポンはどこか違う。
上品な中にも、スッポンの生命力を感じさせる力強さ。自分のからだが、内側から蘇っていく感じです。

暑い時期に熱いものを食べるのもまたいいもの。
最後はスイカでほっこりして・・・

表紙写真は、グツグツ煮立った状態で供される、まる鍋。
コークスで約１６００度の高温で炊き上げられたもの。

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスで千本出水へ。千本通を北に向かうと、緑地に白い字で「大市」と書いた看板が見えます。

下長者町通です。

その角を曲がると、正面に「大市」の看板。

突き当りの家には、「大市→」のマーク（笑）

この暖簾がかかっているのが、大市のお店です。

大市 グルメ・レストラン

入り口を入ったところ。

きれいどころの名前が入った丸団扇がたくさん飾られています。
このあたりなので、上七軒の芸子さんのものが多いですね。

中庭を見ながら。

奥の部屋へ。

涼しげなしつらえです。

「百味」とかかれたお皿が飾られていました。

永楽善五郎さんの絵付けになる、「百味會」のお皿ですね。

お持ち帰りできる布巾。

お店を描いた版画も飾ってありました。

献立のごあんない。

すっぽんのコース一つだけで、料金は２４０００円（税サービス込）
追加は、同じお鍋が出てきます。このシンプルさがたまりません。

元禄時代から、スッポン一筋でやってきたというお店の案内。

などなど、読んでいると、先付の「スッポンのしぐれ煮」が出てきました。

しっかりした味付けで、ビールにぴったりです。

アップでもう一度。

来ました、来ました。

グツグツ煮立って、地獄の釜みたい。
１６００度で炊き上げていることが、大市のスッポンと他の店との味の大きな違いを生んでいるのでしょうね。

熱々のところを、まずはスープ。そして身と、取り分けてくださいます。

取り分けた後でも、まだ煮立っています。

スープと身。コラーゲンたっぷり♪

スープはすっきり、身も口に含むと解けていくほどやわらかい。しつこさは全く無くて、淡白な中にうまみが隠れているという感じです。

あっという間に食べ終えたら、次のお鍋がやってきます。

中身はさっきと全く同じ。

こちらも取り分けていただいて・・・

二回目のスッポンです。

身をアップで。

骨ぎわの肉がまたおいしいんです。

鍋は一旦下げられて、別のお鍋で雑炊が出てきます。

玉子をほぐして・・・

わぁ、たまりませんね。

黄金色に輝く雑炊。お餅も入っています。

香の物と一緒に。

鍋に残った雑炊は、縁のほうからおこげになっていきます。

そおっと、お米をやさしくはずしながら・・・

雑炊も食べきりました。

おこげを力づくでこそげると、鍋が割れてしまうので、あくまでもやさしくね。

和室でスイカを食べると、子供の頃のことを思い出します。

今回も井戸の写真を。

玄関わきのお部屋。

ああ、おいしかった。体も軽く、帰りは地下鉄の二条駅まで歩きましたよ。