2013/09/07 - 2013/09/18
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日之本オタさん
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だいぶ以前の出張なのですが、ヨーロッパ5都市を回っての市場調査の出張がありましたので、そのときの写真を投稿します。
フォートラベルは1回の投稿で1都市を選択する仕様になっていますので、都市ごとに分けて投稿します。
写真は一部を除いて撮影位置のGPS位置情報を埋め込んでいます。緯度・経度の情報はかなり正確ですが、標高のデータは地球の歪みもあり割と誤差があります。また、カメラの向き情報はデタラメになっています。
航空券はITチケット復路変更可。全行程で\278,500(航空券)+\108,800(税・燃油)でした。たくさんの空港を使ったので、空港使用料がかさみました。
9/07 NH596 松山-羽田
9/08 NH205 成田-パリ
9/09 AF1448 パリ-バルセロナ
9/10 LH1133 バルセロナ-フランクフルト
9/12 LH236 フランクフルト-ローマ
9/14 LH237 ローマ-フランクフルト
9/15 LH908 フランクフルト-ロンドン
9/17 NH202 ロンドン-成田
9/18 NH599 羽田-松山
ローマ編です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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テルミニ駅からは歩いてColumbia Hotelにチェックインしました。
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少しレトロな感じのホテルですが、清潔で広さも充分あり、スタッフの対応もとても良かったです。
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天井も高くて、なかなかいい感じです。
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朝食の品揃えもまあまあ良い方で、朝食としては充分だと思います。
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朝食は屋上のテラスで食べます。カプチーノがおいしかったです。
朝から打ち合わせだったので、すぐに地下鉄の駅に行きました。ローマの地下鉄は均一料金で一回1.5ユーロです。自販機で切符を買うのですが、複数同時に買えるため往復分2枚を買うことにしました。
1ユーロコインが3枚あったので、順次入れて行くと、3枚目を入れた瞬間に画面にノイズが乗ってフリーズ。
おいおい、おかしくなるにしても、3枚目でかよ・・と思いつつ、あっちこっちをいじり回しましたが、変化はありません。
しょうがないので、面白くなってきたと思いながらも駅員のお姉さんを呼んできました。
彼女は一目見て露骨にため息をついていましたので、たぶんよくあることなのでしょう。
その駅員さんはため息の後、近くのガードマンを呼んで二人で自販機を殴る蹴るの過激な対応を始めました。そして20秒程どついた後、あきらめて僕についてこいとのことです。
自動改札を切符なしにむりやり二人で通過したあと振り返り、こう言いました。「私がしてあげられるのはここまで。出るときに切符はいらないからこのまま行ってね。もう一枚の切符はあきらめてね。所定のフォームに記入してセンターに送ると数ヶ月後に切符が送られてくるけど、それじゃしょうがないでしょ」
でも、検札があったときに切符を持っていないと高い罰金を取られることを知っていたので、僕が「検札があったら困るじゃん」と言うと、「そのときは車掌さんにテルミニ駅まで電話するように伝えてね。電話で私が説明してあげるから」とのことでした。
ひどいシステムですが、お姉さんは精一杯の対応をしてくれたのでしょう。まあ、1.5ユーロで話のネタを買ったと思えば安いものですね。 -
打ち合わせは早めに終わったので、ここからは打ち合わせ時間まで寸暇を惜しんだ観光です。まずはホテルの前の様子です。
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コロンナ美術館とその横の教会です。
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エスポジツィオーニ宮殿。ローマはどの建物を見てもきれいです。
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エマヌエーレII世記念堂
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その横は遺跡群(フォロ・ロマーノ)
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聖マリア教会
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いわずと知れたトレビの泉。観光客だらけ。
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人が写らないように撮るのは一苦労です。
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おっと、泉が写っていなかったのでもう一枚。
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コロンナ・ディ・マルコ・アウレリオ(円柱)。なんなのかよく分かっていません。
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ナボーナ広場の教会の中
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聖ミネルバ教会
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その中3枚です
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亀の噴水
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ファルネーゼ広場。市場はやっていませんでした。
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テベレ川を渡り、トラステベレ地区に入ります。
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サンタマリア・イン・トラステベレ教会です。
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天井の装飾がとても綺麗でした。
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ちいさな祭壇も凝った造りです。
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こっちもすごい
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あっちもきれい。
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やっぱり天井が特にすごい。
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こっちの天井もきれい・・
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ということで、見事な教会でした。
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テベレ川を渡り、サンタマリア・イン・コスメディン教会の前にやってきました。
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サンタマリア・イン・コスメディン教会です。
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ここは真実の口で有名です。人がずらっと並んで記念撮影していたので、交代する瞬間を狙って撮りました。
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教会の中自体はどうということはありません。
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サンタマリア・イン・コスメディン教会から歩いてすぐのところから、パラティーノの丘がよく見えます。
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ここもローマ時代の遺跡群です。
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コロッセオにやってきました。
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中に入りたい所ですが、時間が無いのでがまんです。
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しょうがないので、周りから写真を撮ります。
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画角に入り切りません。
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全景を撮るために、ちょっと離れて一枚。
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ホテルの近くに戻り、サンタ・マリーア・マッジョーレ教会に来ました。ここはローマ4大聖堂のうちの1つです。
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反対側からも撮影。このあと用事もあったので、中には入りませんでした。
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翌日は夕方の打ち合わせだったので、朝イチから回れるだけ回ります。この日は地下鉄・バスの一日券を買いました。
まずは共和国広場です。 -
中央にあるナイディアの泉。4人の妖精がいます。
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共和国広場に隣接したサンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂。絵画で有名な教会です。
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その中です
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大きな絵があちらこちらにあります。
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少し歩いた所にサンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会があります。
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ここにはベルニーニの彫刻がたくさんあります。
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天井もすごいです。
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有名な聖テレーザの法悦です。
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あまりにきれいなので、入り口方向の天井ももう一枚。
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スペイン広場です。時間が早いので人はまだ少ないですが、明らかにスリと思われる人も居ました。
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上からです。
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スペイン広場の上にあるトリニタ・デイ・モンティです。
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中は普通の教会です。
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しばらく歩くと、ポポロ広場の上に出ます。
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ポポロ広場の周りにはたくさんの教会があります。
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サンタ・マリア・デル・ポポロ教会の中
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サンタマリア・ デイ・ミラーコリ教会の中
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アーラ・パチス。アウグストゥスの勝利を称えて作られた祭壇。
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テベレ川沿いにあった教会です。なんかここだけゴシック様式ですね。
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中のステンドグラスも綺麗でした。
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最高裁判所です。
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なかなか重々しい建物ですね。
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サンタンジェロ城前の橋です
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サンタンジェロ城全景
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近くから
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バチカンのサンピエトロ寺院が見えてきました。
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サンピエトロ広場にやってきました。サンピエトロ寺院に入るための列がすごいです。
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広場の様子を何枚か
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スイス衛兵。スイスはかつて貧しかったので、傭兵の出稼ぎをしていました。
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だいぶん近づいてきました。
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ようやく中に入れました。
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中はとても広いです。
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天井
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こっちも天井
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中央の祭壇
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中央ドームの内側
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最後に中をもう一枚
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振り返って、サンピエトロ寺院を撮影
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バチカンとイタリアの国境。もちろんフリーパス
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近くには土産物屋
以上で時間切れです。このあとは打ち合わせに行きました。
ここからは飛行機チケットのマニアックな話なので、興味が無い人は読み飛ばしてください。
翌日は日曜だったので、移動だけの日でした。
そこそこ早く目も覚めたし、とっとと移動してゆっくりしたいと思いましたので、前の飛行機に余裕で乗れるよう5時間ぐらい早く空港に行きました。
まずはチェックインカウンターへ行って聞いてみると、やはりチケットカウンターへ行けとのこと。しょうがないので、チケットカウンターへ行ってみるとすごい列です。
だいぶ並んでようやく変更をお願いすると、窓口のおばちゃんは「予約した旅行代理店でしか変更できない」とのこと。「そんなことはないはず」と聞いても、頑として変更してくれません。
いやな予感を抱えてもう一度チェックインカウンターへ行ってみても、やはりチケットカウンターへ行けとのことです。
ダメ元で、また長い列に並んでチケットカウンター行き、再度お願いしましたが、答えは変わりません。とうとうあきらめて、予定の飛行機まで待つことにし、それまでラウンジで座っていようと思い、チェックインカウンターでチェックインしようとしました。すると、「セキュリティーの関係上、2時間前からしか荷物は預かれない」と言われてしまいました。
まだ、4時間もあるので、2時間は大きな荷物を抱えてセキュリティーエリアの外で待たないといけないのです。これはちょっとつらかったです。
さて、長い待ち時間が過ぎて出発2時間前になり、ようやくチェックインができたました。しかし、ここでさらにもう一点アクシデントが。
この日はフランクフルトに飛び、フランクフルトに泊まった後、翌日の午前に打ち合わせの後、ロンドンに飛ぶこととなっていました。
カウンターのお姉さんもチェックインはフランクフルトまでと認識しており、搭乗券はフランクフルトまでくれました。
ようやく荷物を預けて、「それじゃ」とカウンタを離れようとしたとき、お姉さんが僕のカバンにつけようとしている行き先タグにLHRと書いてあるのが目に入りました。LHRとはロンドンのことです。「ちょっと待て」とそれを止め、「僕はフランクフルトで泊まるんだぞ」と言いました。
そこでようやくお姉さんも気がつき、「あはは、ごめんごめん」とフランクフルト行きに変更してくれました。どうやら、フランクフルトの滞在期間が24時間以内なので、乗り継ぎの扱いになっていたらしく、機械が自動的にロンドンまでの預かりとしていたようです。まったくもって油断なりません。
気がついていなかったら、フランクフルトで荷物なしに過ごすところでした。
と、このイベントでようやく気づいたのですが、さっき飛行機を早い便に変更してもらえなかったのは、そうしてしまうとフランクフルトでの滞在時間が長くなり、ストップオーバーが発生したのかもしれません。
ストップオーバーというのは、その都市に滞在するという意味で、24時間以内の乗り継ぎとそれ以上の滞在では運賃が違ってきます。
要するに、元のチケットはローマからロンドンへフランクフルトで乗り継いでのチケットですので、基本的にローマ~ロンドンの移動を意味しています。しかし、フランクフルトで24時間以上滞在すると、ローマ~フランクフルト、フランクフルト~ロンドンと別のチケット扱いになります。
したがって、時間変更だけで無く、経路変更が発生するのです。だから、窓口のおばちゃんは「予約した旅行代理店でしか変更できない」と言ったのでしょう。
そうだとすると悪いのは僕です。おばちゃん、無理を言ってごめんなさい、これから気をつけます。 -
ローマ離陸後の景色です。火山の火口ですね。ローマ周辺には結構こんなところがあります。
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機内食です。なんじゃこれは。
以下、今回は上記のストップオーバーが気になったので、改めてeチケットを見直した蘊蓄です。一部のマニアのみお読み下さい。
e-チケットには下の方に「運賃計算情報」があります。
例えば、今回の出張ではこのようになっています。
07SEP13 MYJ NH X/TYO NH PAR//BCN LH FRA LH ROM10M/IT LH X/FRA LH LON NH X/TYO NH MYJ M/IT END ROE98.668
最初は出発日なのはわかりますね。その後に来ているMYJは松山空港の空港コードです。
世界の空港にはIATA3桁コードというのが決められており、これで空港を一意に表現しています。まあこれを読んでいるマニアックなあなたはご存じだと思います。
その後続いているNHはANAの航空会社コードです。これもご存じですよね。ちなみに、なぜANAなのにNHかというと、全日空になるまえの会社名が「日本ヘリコプター」だったからです。
そのあとのX/TYOは、TYOが羽田と成田を表しています。それぞれ羽田はHND、成田はNRTという空港コードがありますが、運賃計算上両者は同じ空港として扱われますので、両方併せてTYOになります。
その前のX/が問題となる中継点を表すもので、東京では24時間以内の滞在であることを示しています。とまあ、ここまでで、松山~東京までANAで移動するよ、という意味になります。
その後は、NH(全日空)に乗ってPAR(パリ)に行くことを示しています。PARにはX/がついていませんので、ここが初めての滞在地(ストップオーバー)となり、松山からパリまでは乗り換えはあるものの一本のチケットであることを意味しています。
ちなみにPARについても、僕が降りたシャルルドゴール空港にはCDGというコードがついているのですが、パリには主に国内線用のオルリー空港もありますので、併せてPARとなります。
なんかいらないこともいっぱい書きましたが、ここで言いたいのは、中継地の前にX/が着くか着かないかで、単なる乗り継ぎ点か滞在地かの区別ができますので、その点を意識した方がいいということだけです。
せっかくですので、続きも解説しますが、ここからはますますマニアックになります。
PARのあと、//があってBCN(バルセロナ)となっています。航空会社コードでは無く//なのは、この区間は飛行機を使わないということとなります。
実際にはこの区間はエールフランスを使ったのですが、航空会社の系列が別であることから別チケットとなったため、こちらのチケット上は飛行機無しの扱いとなっています。
これをオープンジョーといいます。ジョーはあごのこと、ジョーズが口を開けたようにこの部分が空きという意味です。
BCNからはLH(ルフトハンザ)でFRA(フランクフルト)に行きます。FRAでは24時間以上滞在するストップオーバーです。
このあとも同様に、FRAからLHを使ってROM(ローマ)に行き、そこで滞在します。
ここで、10M/ITというのが出てきました。最初にこのMがついている場所が、運賃計算上の目的地(今回の場合はローマ)で、ここまでが往路です。
すなわちこのチケットは、いろいろ回ってローマに行き、いろいろ回って松山に帰るという扱いとなっています。
Mの前の10は、日本~ローマとしてはいろいろ回りすぎて許容範囲をこえてしまったため、日本~ローマの基準運賃に10%上乗せということを意味しています。
つまり、
往路分の運賃 = 1.1 x 日本~ローマの基準運賃
ということで、かなりのどんぶり勘定になっているのです。
また、その後ろの/ITは料金のベースとなる国際線の料金がITすなわち団体旅行用の料金であることを示しており、IT料金表の「日本~ローマの基準運賃」を使って上記の計算をしていることを意味します。
出張のチケットですが、団体旅行用の超安い料金を適用してもらっているということですね。
ここからが帰りの分になりますが、まず最初がローマの空港で苦労した区間で、ROMからX/FRAの後、LON(ロンドン)へ移動となっています。そうです、フランクフルトにはX/がついているのです。
つまり、フランクフルトはただの経由地なので、ローマ~フランクフルト~ロンドンは一つのチケットということとなり、ローマ~フランクフルトのみ勝手にいじることはできなかったのです。
僕がチケットの限界を超えた要求をしていたわけです。
一方、今回は試しませんでしたが、後のフランクフルト~ロンドンは早い便にしても滞在が短くなる方向ですのでできたのかもしれません。
と言うわけで、基本的に当日早い便への変更は可能である場合は多いものの、後ろに/Xのついている飛行機を変更する場合は要注意です。
あとは蛇足ですが、終わりの方のM/ITは、Mの前になにもついていませんので、復路分についてはうろうろした分は割り増しは無く、ローマ~日本直行と同じ料金だったこととなります。
フランクフルトとロンドンは追加運賃なしに立ち寄れたというわけですね。(空港利用税とストップオーバー費は別途必要ですが)
また、一番最後のROE98.668はRate of Exchangeのことで為替レートです。
国際航空券はNUCという世界共通の仮想通貨で計算されますが、現実には1NUC=1ドルですので、ドルと発行国の通貨(この場合日本円)との換算レートが入っています。
円高だと、日本の航空会社を使ってもチケットが安くなるのは、こういう理由があったんですね。
ちなみに、ここまでの説明だと/Xのあるなしが運賃にどういう影響を及ぼすかをまだ示していません。実は、IT運賃では目的地(今回はローマ)を除いて最大3回のストップオーバーが認められており、
1回につき15000円の追加料金がかかります。
今回の旅程では、目的地のローマ以外に、パリとバルセロナはここでは飛行機を使っていないので1回分と見なされ、あと、最初のフランクフルトとロンドンで合計3回です。
したがって、もしローマからの移動後フランクフルトでストップオーバーしてしまうと、ストップオーバーの料金が発生するだけでは無く、ストップオーバーが4回発生することとなります。
つまりこの場合、ITチケットそのものを使うことができなくなり、別途EU国内線チケットを発券しないといけない、というややこしいことになるわけです。
単純に早い便に変更するとかいった話しじゃないわけですね。
まあ、てなことを知っていると、出張時に経路を決定する際に最適化できたり、観光旅行に行くときに同じ運賃で見る都市を増やせたりすることもできます。
ちょっと、頭の隅に置いておくといいかもしれません。
以上、蛇足の蘊蓄でした。
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