オーストリア横断とちょっとチェコ1人旅②～グラーツ編～

2018/07/07 - 2018/07/15

②はグラーツ編です。
エッゲンベルク城、ヘレンガッセ沿いの美しい街並み、時計塔のあるシュロスベルクの順に、異なる魅力を持つ3つの観光スポットを楽しみました。
中でも、ヘレンガッセはこれまで訪れたヨーロッパの通りの中でも、指折りの美しさでした。

【全行程】
7/7 ：羽田→ドーハ→ウィーン
7/8 ：ウィーン
7/9 ：ウィーン→グラーツ（★）
7/10：グラーツ→リンツ
7/11：リンツ→チェスケー・ブディェヨヴィツェ→ザルツブルク
7/12：ザルツブルク
7/13：ザルツブルク→インスブルック
7/14：インスブルック→ドーハ
7/15：ドーハ→羽田

エリア グラーツ(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: カタール航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エアトリ

ウィーン中央駅9:58発の長距離特急RJでグラーツに向けて出発。
日本からOBBのHPで予約していて、12ユーロ。

これはホームの電光表示板で、長いホームの進行方向前よりか後よりのどちらに停車するかと、どの辺りに何号車が停車するかを示しています。

てっきり、ウィーン始発だと思っていたら定刻の2分前ぐらいに入線し、プラハ発のチェコの車両でした。

ランチは、ウィーン中央駅にあるINTER SPARでサンドイッチとミルクを買って、車内で食べました。

一部が世界遺産のセメリンク鉄道区間ですが、残念ながら、セメリンク駅は通過しただけで停車しませんでした。

何とか、美しいアーチ橋の写真を撮りたかったのですが、がんばってこの程度でした。

グラーツ中央駅に13:33着。
24時間フリー切符を5.30ユーロで購入し、近代的なトラムの地下駅から、中心部とは逆方向にあるホテルを目指して乗車。

ホテルは中央駅から南西部の住宅街にあり、トラムの最寄り駅から500ｍぐらいの距離にありました。
道路の右側が偶数番地、左側が奇数番地と別れているので、番地を頼りに住宅街を奥へ奥へと進んでいきます。

51番地に到着してもホテル名の表示はなく、門に鍵がかかっていたので困っていたら、車で外出しようとしていたオーナーが鍵を開け、部屋に入れてくれました。

そして、門と玄関と部屋の3つの鍵を渡され、チェックアウトの時は鍵を部屋に置いておくよう言い残し、彼は出ていきました。

便宜上、ホテルと言ってますが、実際は民家で、民家の一部だけをホテルに使っているのか、よくわかりませんでした。
いずれにしろ、他の人に全く会いませんでした。

ウィーンに続き、キッチン付きです。
朝食なしで31.50ユーロで、断トツの安さでした。

そして何と、バスタブ付きでした。

15時少し前に観光に出発。
先ずは、ホテルから1ｋｍ程度の距離にあるエッゲンベルク城に。

2ユーロの庭園入場だけで、ガイドツアーには参加していません。

さすが世界遺産だけあって、建物はとても美しいです。
しかし、同じ日にシェーンブルン宮殿に行ったばかりなので、どうしても負けちゃいます。

シェーンブルン宮殿にないのは、放し飼いにされている孔雀。

中庭にはフリーで入れました。

たった2ユーロで入れる世界遺産は数少ないのでは？
そして、ことさら世界遺産を強調していないことに好感が持てました。

トラム1番で、最寄り駅の Schloss Eggenberg から中央駅 Hauptbahnhof を通過して、そのまま中心部のハウプト広場 Hauptplatz に。

他の都市と同様、ほぼ100%の確率で噴水があります。

ハウプト広場に面した市庁舎。
こんなに美しい市庁舎があるなんて、うらやましい。

トラムがひっきりなしに通るメインストリートのヘレンガッセを歩きます。

トラムと歩道の距離はすごく近いです。

南下を続けると、トラムで Hauptplatz から一つ目の停留所の Jakominiplatz に。

ここは、トラムが何路線も通過する、一大ターミナルでした。

今度はヘレンガッセを北に。

歴史的な建物がいくつも並ぶ、本当に美しい通りでした。

個人的な意見ですが、美しい通りの条件として、道路の両側に美しい建物が並ぶことは必須として、その道路が広すぎないことと、トラムが通っていればプラス要素となり、ドンピシャでした。

ハウプト広場を過ぎるとちょっと寂しくなり、シュロスベルクリフトに到着。

リフトは利用しなかったのですが、岩山の中を入ってみると天然クーラーのように涼しく、この日は暑かったので生き返りました。

シュロスベルクへ上るのに利用したのは、24時間フリー切符が利用できたシュロスベルクバーン。

上に着いたら、もうそこが展望台でした。

360度ではないものの、見晴らしは良いです。

時計塔方向に下り坂を進みます。

近づいてきました。
人間と比べると、やっぱり大きい。

ここにも展望台があり、高さは低くなったものの、旧市街との距離は近いです。

時計はきっと、4面ともあるのでしょう。

時計の上にへばりついている小屋のような物が、構造的に面白かったです。

帰りは階段で。

ムーア川を渡って、対岸から見た時計塔。

展望台から見て、違和感たっぷりだったクンストハウスは、残念ながらクローズ。

夕食は、中央駅のSPARで缶ビール、サンドイッチ、ポテトチップスを買って部屋で食べました。4.13ユーロ。

日本で一人で宿泊を伴う出張する時、スーパーで缶ビール、すし、スナック菓子を買ってホテルを食べることが多いのですが、それと似たような感じになりました。
これではいかんと反省し、翌日からの4泊は外食しました。

7月10日(火)
朝食は、SPARで夕食と一緒に買っておいたパン2個と、ケトルでお湯を沸かして日本から持参したインスタント・コーヒー。
パン2個で、0.54ユーロ。

不思議なことに、ワイングラスは充実しているのにコーヒーカップの備えがなく、最も熱湯に耐えられそうなブランデーグラスを利用しました。

これがホテル最寄りのトラムの停留所。

8時前にグラーツ中央駅に到着。
唯一、長距離バスで移動し、③リンツ編に続きます。