2018/07/13 - 2018/07/18
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binchanさん
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17日火曜日。
安朔の工事現場、南迴線の普快車と見て回った後は、予定していた最後の目的地へと向かいます。
花蓮から台東までの鉄道台東線は、花蓮・玉里が1919年に、玉里・台東が1926年に完成。当時は北迴線も南迴線もなかったので、ほかの鉄道路線と接続しない単独の路線で規格も762mmの軽便路線でした。1980年開通の北迴線と接続するため台東線も1067mmの規格に広げる必要が生じ、その際、多くの駅が廃止となりました。今回訪問する檳榔(日本時代は日奈敷)もその時の廃止駅で、駅舎が復元されているというので訪問することにしたのです。
宮脇俊三氏が台東線に乗車された時はまだ軽便線で運用されており、檳榔駅も健在だったはず。残念ながらこの駅に関する記述はありませんが、当時の台東線の様子を細かく描写されています。軽便路線でありながら時速80キロ以上で走行すること、棚の荷物が落ちるほど揺れること、軌道の敷石が大理石であることなどなど。
台東線に第二の変化が訪れたのは1985年の南迴線(一部)開通時です。南迴線は旧台東駅から延伸されるのではなく、内陸の卑南駅(現台東駅)に接続しました。それにより旧台東駅への線は盲腸線に。しばらくは旧台東駅発着の南迴線も運行されていたようですが、2001年5月末をもって、卑南から旧台東の路線が廃止となりました。現在旧台東駅は鉄道芸術村になっていますが、昔の写真を見ると駅前は今とは全く違う姿だったことがわかります。今回も台東の町をゆっくり見ることなく終わってしまいましたが、鉄道関係だけでも楽しそうな場所がありそうです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
13:40
台東駅。
駅では地元の物産を売っています。台東駅 駅
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地元の茶葉かどうかは不明ですがおいしそうなお茶があったので買いました。水出しで茶葉がそのまま入っています。
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賓朗駅跡にはバスで向かうのですが、バス停へは卑南文化公園を通り抜けると早いのです。
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5300~1900年前頃の遺跡の発掘場所が無料で公開されています。ここを通り抜けます。
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住居と埋葬地が同じ場所にあるらしい。
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遺跡を通り抜けた先の少し南に「國本農場」の跡があります。1941年に完成した、サトウキビ農場主の屋敷です。公開はされていませんが文化資産指定されています。
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卑南文化公園の駐車場前。博物館もある大きな公園なんです。
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服務中心がある建物。
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ロッカーがあります。移動途中にも観光できそうですね。
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14:17
バス停のある通りまでやってきました。 -
バス停があるのは南王集落。卑南族の言葉では「普悠瑪」と言います。実は私、普悠瑪って族名だと思っていたのですが実は部落の名前だったんですね。台鉄の特急列車普悠瑪はもちろんここから採られた名前です。
普悠瑪とは「最高位の」という尊称から来ているとも、「都」や「集中・団結」の意味など諸説あるそうですが、現在の地名である南王も清代に反乱を平定した功績で皇帝から「卑南大王」に冊封されたことが由来だそうで、いずれにせよ栄光ある名前なんです。(ネタはほぼWikipedia) -
伝統文化活動中心にあった卑南族少年會所。12~18歳の男子が部族としての教育を受ける場所だそうです。
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卑南語ではtakubanと言うんですね。たぶん女人禁制なので十分距離を保って撮影しております。
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こちらは伝統的な住宅を模したものでしょうか。
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これも伝統文化中心の建物。
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バスの時間まで余裕があるのでコンビニを探して歩いていたら別の伝統建築を発見。伝統文化中心から200mくらいしか離れていません。町内ごとにあるのかな?
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これも少年會所でしょうか。
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同じ敷地にあった公民館みたいな建物。
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14:37
南王バス停から鼎東客運山線8165バスに乗車。 -
14:43
賓朗バス停で下車。 -
駅跡に向かいます。
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14:45
駅跡に到着。 -
すぐ近くにグーグルマップに「彩繪眷村」表示されている場所があります。民家の庭のようなのですが…
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青く塗った動物像がたくさんあるだけの場所でした。
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駅跡に戻ります。
修復された駅舎は現在民宿になっています。人がいたら中を見せてもらえるかと思ったのですが、誰もいない様子でした。ここも文化資産の指定を受けていますが、けっこう手が加えられています。文化資産の区分でも「歴史建築」程度の指定ではかなり自由度があるんですね。 -
こちら側から見ると二階建てですが、傾斜地にあるため旅客ホーム側(この裏)から見ると一階建に見えます。一階部分が駅員宿舎で二階が切符売り場や待合室になっていたのだそうです。向かって右の屋根のある部分は当時の風呂場で、現在も民宿のシャワールームになっています。
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1922年(大正11年)に開業した駅で当時は「日奈敷(ひなしき)」という名前でした。ここの地名「檳榔樹格」から採った名前で、当時の地図をみると檳榔樹格にヒナシキとルビがふってあります。卑南語の音に閔南語の漢字を当てたんでしょうか。戦後駅名は檳榔と変更されました。1982年、台東線の改軌工事終了とともに廃駅となりました。
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古い写真。小さな駅ながら構内が広いことが確認できます。貨物用の側線もありました。
台湾の人って自撮りが好きですが、昔の写真にもよく人物が入っていますよね。 -
台東線を地図で確認。
グレーの線が現在の台東線と南迴線です。赤線が現在と異なる台東線部分。括弧内は日本時代の駅名です。嘉豊・初鹿・檳榔・馬蘭・旧台東・台東海岸(貨物専用)といった駅がありました。これら以外にも短命の中興駅・東成駅もあったそうですが場所が確定できません。 -
坡度が21%あるので駅はスイッチバック式になっていたそうです。嘉豊もスイッチバック駅だったというので、このあたりって意外と起伏のある地形なんですね。
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上の図で「往台東」とある線路側のホームがあったあたりです。今は庭のようになっています。
「勿忘在莒」というスローガンが書かれた石があります。台湾に逃れた国民党政府が大陸奪還にむけて掲げたスローガンですね。 -
旅客が乗降するホームがあった側。手前の石が並んでいるところがホームだったと思われます。
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駅舎。先ほどの建物の裏(本当はこっちが表)で二階部分だけが見えています。ここに切符売り場や待合室があったんですね。
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覗いてみましたが駅らしいものは見られませんでした。民宿になる前の写真は「檳榔火車站」で検索すると結構出てきます。
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駅らしいものと言えばこれくらいですが、古いものでもなければ実際に駅で使われたものでもない。
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隣にある倉庫には反共スローガンが。駅は1982年まで運用されていたので、当時こんなスローガンが書かれていても不思議ではないですね。
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鉄道関係の何かかと思いましたが関係ない建物の基礎のようです。
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推測するに赤線の方向が台東方面の本線、青線が停留線でこんな風に交差していたのでは。青線を右方向に行ったところに水鶴(機関車用の水補給塔)があったようです。2015年に撮影された写真には姿があるのですが、私は見かけませんでした。
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その反対方向。この先が花蓮方面の初鹿駅だと思われます。
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その方向にあった廟。
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一番暑い昼下がり。猫さんも日陰でお休み中。私もそろそろ戻ります。
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15:10
賓朗バス停から鼎東客運山線8165に乗車。
これで観光らしい観光は終了です。
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