ヴェネツィアとフィレンツェ2018（その３）

2018/07/11 - 2018/07/18

アシアナ航空がヴェネツィアに新規就航して、とても安い航空券が出ていましたので、たまたまですが昨年に引き続きヴェネツィアに行ってまいりました。
イタリア国鉄ご自慢のフレッチャロッサに乗って、フィレンツェに来ています。

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

フィレンツェのウェスティンに滞在しています。

冷蔵庫が冷えません。温度調節のダイヤルを見たんですが、弱になってもいないし。

フロントに電話したら見に来てくれたんですが、調節したから10分位待ってとのこと。冷蔵庫の後ろでちょっとガサゴソしただけだから、多分電源コードを抜き差ししただけっぽいです。

しばらくしたらフロントから電話が。「冷蔵庫は壊れているので、ミニバーで何かお飲みになるものがありますか?」

「無料の水を冷やしたいんです。」
「スティルがいいですか?　ガス入りがいいですか?」

結局、瓶の冷えた水を持ってきてもらって、終わり。あくまで冷蔵庫はミニバーで、自分で買ってきたものを冷やす用途は考えていない、ってことですかね。部屋を換えてもらうのも面倒だし。

ポイントで泊まってるので、こんなもんですかね。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

ポイント宿泊で、朝食はついていません。SPG会員は28ユーロで食べれるというのをネットで見かけたので、試してみましょう。部屋にあったホテルの案内には、そんなことは書かれてないんですけど。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

うーん、どうなんでしょう。ベネチアのACホテルの朝食と、あまり変わらない気がするなあ。フルーツは、切りたてじゃない?　チーズの種類もあまりないなあ。

でも、シェフが目の前でオムレツを焼いてくれます。中が半熟じゃなくて、しっかり固めです。イタリアでは、こういうものなんですかね。

ACホテルの朝食なんですが、ゴールド特典で10ユーロで食べられて、チーズとハムの美味しさに驚いたりしただけに、ウェスティンはちょっと、期待はずれでした。

イタリアの食のレベルはとても高いので、4日目で少し慣れてしまって、あまり感動がないのかもしれません。

でも、ACホテルでは1泊目でゴールド特典が忘れられてたらしく、後でレシートを見たら20ユーロになってました。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

文句を言いつつもこんなに食べてます。ごちそうさまでした。

さて、今日は丸一日フィレンツェです。何の計画もありませんが、どこに行きましょう？今日も午後からは暑くなりそうです。早いうちに出掛けなくては。

グーグルマップを見ていたら、川の対岸にとても大きな庭園があるのを発見。ボーボリ庭園というらしいです。

街中に行くと人で一杯でしょうから、こういうところも良いかもしれません。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

早速でかけましょう。朝９時頃ホテルを出ました。

途中、ブロンズ製品のお店を発見したので、寄ってみることに。ドアノッカーが欲しかったのです。できればライオンのやつがあるといいなあ。

Duccio Banchiというお店です。

扉を押したらあいたので、「営業中ですか？」と聞くと、どうぞどうぞと。

ありました！

ウチの玄関ドアは木製なんですが、固定するビスを手前からさせるのが良かったんです。まさにこれがそうです。

１６０ユーロもしましたが、職人さんが店で手作りしたそうです。

今回の一番高い買い物でした。

下水工事でしょうか。日本と比べるとずいぶん大らかな施工ですね。

ボーボリ庭園の入口に到着しました。

ものすごくデカい宮殿のような建物がありました！

石の削り方がワイルドで圧倒されます。

ボーボリ庭園 広場・公園

庭園内にある陶器博物館と、もうひとつの庭園が見れて１０ユーロです。ベネチアから来たので安く感じますが、よく考えるとそうでもないですね。

市民の人は無料だったりするのかな。

ボーボリ庭園 広場・公園

これはすごいです！この宮殿だけでも立派すぎです。建物の中は見れないのかな。

中庭を通り抜けると庭園の入口みたいです。

ボーボリ庭園 広場・公園

まだ１０時前なのでそれほど暑くなく、日陰はすがすがしいです。

人も数えるほどしかいません。街中とは違いすぎです。

ボーボリ庭園 広場・公園

池もあり・・・

ボーボリ庭園 広場・公園

奥に進むほど高くなっているので、フィレンツェの街並みも見えます。

これは、ちょっとしたピクニック気分ですね。

ボーボリ庭園 広場・公園

日本の軽トラに似てますが・・・違うのかな？

街中でも同じようなのを見かけました。

ボーボリ庭園 広場・公園

一番高いところまで来ました。

街中からじゅうぶんに歩いて来れるのに、この自然はどうでしょう？

下に見えるのは庭園の外側ですが、かわいらしい建物が見えます。

こんな場所にホテルがあったら泊まってみたいですね。

ボーボリ庭園 広場・公園

庭園の端に「陶器博物館」がありますが、その目の前にある迷路？のような植え込みです。

ボーボリ庭園 広場・公園

これも庭園の外の景色ですが、オリーブ畑？でしょうか。

石造りの建物ばかり見てきたので、なんだかほっとしました。

陶器博物館にはマイセンなど素晴らしいと思われる陶器・磁器が沢山あります。なぜここに？

メディチ家が作った庭園なので、そのコレクションなのかな。

ボーボリ庭園 広場・公園

あちこちに彫刻があって、ヨーロッパの庭園なんだと確信させてくれます。

ボーボリ庭園 広場・公園

神社の参道のようにも見えますね。

ボーボリ庭園 広場・公園

おどろおどろしいデザインです。なんとレモンの鉢植え！

ボーボリ庭園 広場・公園

ギリシャ彫刻？

ボーボリ庭園 広場・公園

どんだけ広いんですか。そろそろ疲れてきました。。。

ボーボリ庭園 広場・公園

だんだん暑くなってきたので、庭園を出たところのジェラート屋さんに思わず入ってしまいました。

Yogurt Gelateria Porta Romana　という店です。

レモンと、メロンのジェラートです。カップの大きさが色々選べます。奥が一番小さいの、黄色のほうが次に小さいの　です。

レモンが爽やかで、沢山歩いたせいもあって最高です。

近所のお馴染みさんが来るような店という感じですね。一見さんにもとても親切でした。

ボーボリ庭園、とても目の保養になりました。ああいうところだと長く歩いてもあまり疲れないですね。

では、街中に戻ります。道が狭くて建物も結構な高さです。日当たりはとても悪いですね。ベネチアとは違って、落ち着いた街並みなんですね。

ボーボリ庭園の入口まで戻ってきてしまいました。ジオラマがあります。「コ」の字型が入口の宮殿で、その周りの三角形部分が庭園なんです。

どんだけデカいんですか。

とても雰囲気の良い建物です。

石畳が大きな平板のような石ですが、このタイプがとても多かったです。和風にも見えますね。

ヴェッキオ橋の手前まで来ました。どうしてこんなに人がいますか！

橋をわたらずに左に行った先に、素敵なワインバーを発見。ランチもできるようなので、入ってみましょう。

これも4travelのスポットに載ってませんでした。。。マイナーな店ばかり行っているということなんでしょうか。

スパークリングと白ワインで・・・まずは乾杯。

飲みやすすぎる！　下戸ですけど。

フィレンツェのマンマ料理で、ベジタブルスープ？　これが？　煮物にしか見えませんが。。。

素朴で飽きの来ないお味です。まるで味噌汁のようです！

えーと、幅の広いパスタ。またまたボロネーゼでした。モチモチです。

パスタを毎日のように食べますが、意外に飽きないものですね。

お酒の瓶に囲まれての食事でした。なんと、日本のサントリーウィスキーもあるではないですか。倍くらいのお値段で売ってました。

アルノ川を見ながら帰宅です。

フィレンツェって、もっと大都会なのかと思ってましたが、とても自然が身近に感じられて、住むならこんなところが一番かもしれません。

これがトスカーナの良さなんですかね。しみじみと感じます。

ウェスティンホテルに戻ってまいりました。

これが問題の冷蔵庫です。あいかわらず冷えてません。照明は点灯します。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

これなんだと思います？

正解は・・・ウェスティンホテルの部屋の壁です。

なんと！凹みます！　防音には良いのかもしれません。壁紙も本当の布と思われます。

こんなところが、やっぱり高級ホテルなんですね。見た目だけでないと。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

でも・・・クロゼットは閉まりづらいし。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

テレビ台の扉も。。。

日本人的には、とても許せません。

イタリア人的には、どうでも良いことです？

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

エアコンは最新のダイキン製でした。

もちろん効きはバツグンです。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

暑いのでホテルでまったりしておりましたが、もう夕飯の時間です。

これまたグーグルマップで発見した、持ち帰りがメインのピザ屋さんです。

川の対岸にありますが、ホテルから徒歩圏内と思われます。

Pizzeria O Scugnizzo　さんです。これも・・・スポットに無いです！

なんだか怖そうな人が沢山います！これはヤバい店なのかも・・・と一瞬思ったのですが、店員さんもお客さんもとても優しい方たちでした。

メニューを探していたら、他のお客さんがそっと差し出してくれるは、店員さんは一見さんにも偏見なくちゃんと注文を取ってくれるんです。

日本でいうと、近所の餃子屋さんのような店なのかと。

見た目悪いですが・・・

台はモチモチ、チーズもイタリアの本格的なものです。

ピザって、チーズを食べるもの？そんな気がします。

去年のムラーノ島で食べたのは、まさに「チーズを飲む」ピザでした。

これでひとつ１０ユーロしないくらいですから、毎日食べてもＯＫですね！

こうして２回目のフィレンツェの夜になったのでした。

その３おわり