ヴェネツィアとフィレンツェ2018（その２）

2018/07/11 - 2018/07/18

アシアナ航空がヴェネツィアに新規就航し航空券が安かったので、たまたまですが去年と同じヴェネツィアに行ってまいりました。今回はフィレンツェにも足を伸ばしてました。イタリアの新幹線、フレッチャロッサに乗って。

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: アシアナ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて３日目となりました。
今日はベネチアから足を伸ばして、フィレンツェに向かいます。

イタリア国鉄が誇る、フレッチャロッサという新幹線のような列車に乗ります。

チケットはあらかじめネットで予約しておきました。Trenitaliaのサイトから直接予約します。日本語のページもあったんですが、httpsの暗号化に対応していないように思えたので、仕方なく英語版をにらめっこして予約です。

１等車にあたる、ビジネスクラスのうち「Silenzio」というエリアにしてみました。携帯電話の通話と大声禁止の車両です。

早期割引の「Super Economy」で一人片道約４０ユーロです。新幹線のグリーン車相当と考えるとかなりの割安ですね。

サンタ ルチア駅 駅

宿から駅（サンタルチア駅）まで歩いてすぐなので、３０分前位に駅に着くように宿を出ました。

上から５番目の９４１５、ローマテルミニ駅行きの9:35発です。まだ発車番線は決まってないようです。

サンタ ルチア駅 駅

ホームのすぐ近くまでお店があります。この辺りで待っている人は、発車ホームが決まっていないものと思われます。

サンタ ルチア駅 駅

これは降りた後の写真ですが。。。
なんと、発車７分前くらいになって番線が表示されました。皆で大移動です。といっても、すぐそばの７番線でした。

乗るのは２号車ですが、１号車が手前になったので、これまたすぐそばでした。

ホームに行くまでは階段もなく楽なんですが、乗り口にステップがあります。大きな荷物がある人は大変そうでした。

私たちは、スーツケースをベネチアのACホテルに預かってもらいました。フィレンツェに2泊したあと、またベネチアに戻る予定です。

サンタ ルチア駅 駅

乗ってみたら他の乗客は全て中国の方でした。台湾かもしれません。

対面する席のない、並びの席を予約しておきました。ほぼ定刻どおりの発車です。

なにやら中国の団体さんのガイドと思われる方が、他の乗客に棚の荷物の置き方が危険だと注意していました。流暢な英語です。

言われた人は自分の荷物ではないと言っているのに、棚の下にはビューティフルレディーがいるんだからと。

思わず棚の下に座っている方を拝見しました。。。コメントは差し控えさせていただきます。

携帯の通話禁止のはずが、誰かと大声で話すわ、大笑いするわで、彼らはなぜこの車両を選んだのか不思議です。

ビジネスクラスだと、写真のようなおやつが出ます。お味は・・・うーん、スーパーに売っている感じのレベルですかね。

お手拭きはトイレの洗剤のような匂いです。

文句が多いですね。

意外とスピードが出てないですね。２３０km/h位です。300km/h位を期待していたので、ちょっと拍子抜けです。

トンネル内だともっと出ていたようですが、ガタガタ揺れてコップが倒れそうになりました。

新幹線のように在来線と別軌道になっているわけでないので、仕方ないですね。

ローマまでの区間ならもっとスピード出すんでしょうかねえ。

テーブルがやたらデカいです。

網のポケットが無いので、冊子が椅子の脇にポンと置いてありました。とても大らかです。

並びで対面になっていない席は車両の両端にしかないので、どうしても他の乗客と面と向かう感じになります。

ちなみに、私には鉄っちゃんの素質が十分にあると、この写真を撮りながら気がつきました。

２時間ほどでフィレンツェはサンタ・マリア・ノヴッラ駅に到着です。あっと言う間でした。

グーグルマップを見ていたら発見したレストラン、Trattoria Dall'Osteというお店に入ってみました。

お店のサイトを列車の中で見ていたら、メニューも載っていました。１９．５ユーロでビステッカのセットメニューがあるようです。

フィレンツェは、ステーキが有名らしいです。これはぜひ食べなければ!

Trattoria dall' Oste イタリアン

狙っていたセットメニューは２１ユーロでした。値上げしたの？
ハーフサイズ（６００グラム位？）のビステッカに、サラダかポテト、水、１/４のワインが付いてます。

もっと本格的な分厚いやつもあるんでしょうが、薄いほうが好きなので、これにしました。しかもウェルダンです。焼き色が素晴らしいですね。

塩味（岩塩？）が効いて、脂身が全然ないのにちゃんとかみ切れて、肉の旨味もすごいです。香ばしさがまた、食欲をそそります。和牛とは別レベルのおいしさです!

それにこの、おまけのワインのくせに、やたら飲みやすい!

自分的にはこれで十分すぎです。フィレンツェ来たらステーキは必食ですよ!

Trattoria dall' Oste イタリアン

一つはイモ

Trattoria dall' Oste イタリアン

もうひとつはサラダにしました。ニンジンがパサパサです。。。

突然アジア系の女の人が話しかけてきて、「Do you speak Chinese?」と。何かと思ったら、私たちが食べているのはどのメニューですかということでした。

確かに、女性が食べるのにちょうど良い量かもしれません。

Trattoria dall' Oste イタリアン

これだけのステーキと色々食べて飲んで、二人で５０ユーロ位ですからお得かもしれません。

店内も広々として、イタリア語が飛び交ってたので、おなじみさんの地元の人も結構来ているようでした。

店員さんもとても感じが良いです。大満足でありました。

Trattoria dall' Oste イタリアン

ワインの箱を積み重ねて壁になってました。おもしろいですね。

Trattoria dall' Oste イタリアン

フィレンツェの宿は、ウェスティンにしました。

SPGアメックスの無料宿泊と、SPGの20,000ポイントで２泊確保しました。カードの特典でゴールド会員になれますが、ゴールド特典のアップグレートはアルノ川ビューになっただけでした。部屋はデラックスルームのままです。

調度品がすごく豪華そうですが、クロゼットやテレビ台の戸がちゃんと閉まらなかったり、なんだかなという感じです。

頭の上の重そうなミラーは、落ちて来たら痛そうです!

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

照明はちょっと暗いです。ベッドはふかふかで最高です。

宿泊予約サイトで見ると、１泊６万円！だそうです。

SPGアメックスの年会費が33,480円で年１泊無料ですから、随分お得なんです。

カードの付帯保険、日本の空港からの宅配便１個無料などを考えると、宿泊分は実質２万円位かもです。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

アルノ川が正面でなくて、広場に面した部屋です。狭い道の多いフィレンツェでは、とても贅沢な空間ですね。

それにしても、川の水量がかなりありますね。かなり緑色なのはなぜでしょう。

目の前の白い外壁の建物は同じSPGグループのセントレジスホテルです。あちらのほうが格上になります。カードの無料宿泊は、格上すぎて対象外でした。

でもいくら格上でも、狭い道側の部屋にされるよりはこっちのウェスティンのほうがいいです。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

ちゃんとバスタブもあります。シャワーブースはありませんでした。

さすがにバスルームは広々してダンスができそうです。このあたりはACホテルとは違いますね。洗濯も沢山できました。ってウェスティンで何をやってるんだか。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

バスルームに続いてトイレになってますますが、なんと窓があります。すりガラスなので外は見えません。少しだけですが開けることもできます。換気は抜群ですね。

蚊が入るので長い時間開けないようにと書いてありました。左側にはビデもあります。ホントに蚊が多いんですよ。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

広場のアルノ川とは反対側には教会もあります。たまに鳴る鐘の音を聴くと、ヨーロッパに来たなあと感じます。でも時報のようにはなっていないようでした。決まった時間があるのでしょうか？

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

エレベータホールの先にさらにホールがあって、美術館のようです。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

おもしろいことに、私たちの部屋の入口は、もうひとつの部屋とともに専用のホールがあります。ドアを開けるといきなり廊下でないので、これはいいですね。でもこの部分も部屋に取り込めばもっと広くなるのに、というのは貧乏性ですね。

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル

さて街に繰り出してみましょう。ドゥオーモです。

これは近くのデパート、Rinascente Firenzeの屋上にある、La Terrazzaというカフェから撮ってます。テラスというからもっと広いところだと思ったら、テーブルが５卓くらいしかない狭くて暑くて混んでいるので、早々に退散です。

ドゥオーモの撮影スポットとしては最高です。ドゥオーモは大きすぎて、近くだと全景が写せないんです。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

ものすごくデカい！ヤシで隠したところは外壁の改修中で見苦しいです。うまく隠せました。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

いやーさすがに中心街は人が多いです。それにフィレンツェは暑い！３０℃越えらしいです。有名なチョコレートショップ、ヴェンキのジェラートを食べようかと思ったのですが、すごい行列です。4travelのスポット名はヴェン「チ」になってますが。。。

ヴェンキ チョコレート ジェラート (Calzaiuoli店) スイーツ

イケメン店員さんが３人でジェラートを売ってます。並んでから気づいたんですが、先にレジで会計を済ませてから列に並ぶようです。なんで皆レシートを見せてるんだろうな、と思ってました。もう一度並ぶのは面倒なので、諦めましょう。

ヴェンキ チョコレート ジェラート (Calzaiuoli店) スイーツ

中心街からホテルまで歩いて１０分程ですが、通りがかりにはオシャレな服の店とかグッズとかのショップがたくさんあります。デパートよりもしゃれていると思います。
ベネチアのように観光客向けが多いところとは違って、地元の人向けなのかな。

お昼にビステッカを食べたのに、もうお腹が減ってきました。胃が大きくなってるのかもです。
ホテルの近くにあった、Caffè del 900という店で軽くパスタでも食べましょう。日本にある雑貨屋さんのようなインテリアですね。

バジルのペンネと

ポモドーロ、トマトソースのスパゲッティです。乾麺だと思いますが、完璧な茹で具合でクニャクニャしておいしいです。２つとも８ユーロくらいなので、やっぱりベネチアより安いですね。

あれ、店員さんがテーブルにおつまみを並べ始めましたよ。アペリティーボかもしれません。なんだ、そっちにすれば良かった。

ホテルに戻ったら、なんだか外の広場が騒がしいです。セントレジスの右隣はフランス領事館らしいんですが、なんと！明日がフランス革命の記念日だそうで、今夜は前夜祭だそうです！！
上半身裸のダンサーが建物の窓際で踊ったり、フランスらしいです！あーいいですね。自由の国フランス。
このあと夜１２時までどんちゃん騒ぎでした。。。
その２おわり

ザ ウェスティン エクセルシオール フィレンツェ ホテル