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写真は途中下車した駅のプラットフォームにある待合室です。<br />この駅で降りたのは私一人でした。<br />あまりに暑い夏の一日で旅をする人も少なかったのかもしれません。<br />人気のないプラットフォームは何故か旅情を感じさせます。<br /><br />2013年から2015年にかけて南フランス、北スペインのサンチャゴ巡礼路<br />1500㎞を4回に分けて歩きました。<br />巡礼路は信仰の道だけではなく自然の美しさや人々との出逢いを楽しむ<br />ことが出来ます。<br />私たちに日本にも四国のお遍路をはじめとして西国三十三か所、<br />秩父三十四か所等多くの巡礼路が古くから存在しています。<br />今回は今年(2018年)から関東に在住する旅人の一人として<br />坂東三十三か所を訪問する計画を立ててみました。<br />更に移動手段として「青春18きっぷ」を活用して<br />車窓からの風景を<br />楽しみながらコストパフォーマンスの高い旅を<br />することにいたしました。<br />「札所巡り」と「青春18きっぷ」のコラボレーションで<br />どのような旅が<br />つくれるのか遊び心で私の旅を始めます。<br />テーマを「七十路(ななそじ)前の一人旅」と<br />名付けましたのは精神科医の<br />中澤 正夫 氏の著書『七十路の修羅』から頂いています。<br />私もバラモン教に人生の4つのステージの最終である<br />「遊行期」<br />(聖地を巡礼しながら人生の最後に向け準備をするステージ)に入る<br />年齢が近づいていますが<br />「夢は枯野を駆け巡る」の気持ちで<br />今しばらく旅を続けたいと思います。<br />今回は1回目として<br />「坂東三十三か所札所めぐり」のうち<br />32番の音羽山清水寺と33番の補陀落山那古寺の日帰り旅について<br />報告致します。<br />

還暦過ぎ、七十路(ななそじ)前の一人旅 青春18きっぷで坂東三十三か所札所めぐり1回目(館山)

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2018/07/22 - 2018/07/22

31位(同エリア114件中)

2013tomo

2013tomoさん

写真は途中下車した駅のプラットフォームにある待合室です。
この駅で降りたのは私一人でした。
あまりに暑い夏の一日で旅をする人も少なかったのかもしれません。
人気のないプラットフォームは何故か旅情を感じさせます。

2013年から2015年にかけて南フランス、北スペインのサンチャゴ巡礼路
1500㎞を4回に分けて歩きました。
巡礼路は信仰の道だけではなく自然の美しさや人々との出逢いを楽しむ
ことが出来ます。
私たちに日本にも四国のお遍路をはじめとして西国三十三か所、
秩父三十四か所等多くの巡礼路が古くから存在しています。
今回は今年(2018年)から関東に在住する旅人の一人として
坂東三十三か所を訪問する計画を立ててみました。
更に移動手段として「青春18きっぷ」を活用して
車窓からの風景を
楽しみながらコストパフォーマンスの高い旅を
することにいたしました。
「札所巡り」と「青春18きっぷ」のコラボレーションで
どのような旅が
つくれるのか遊び心で私の旅を始めます。
テーマを「七十路(ななそじ)前の一人旅」と
名付けましたのは精神科医の
中澤 正夫 氏の著書『七十路の修羅』から頂いています。
私もバラモン教に人生の4つのステージの最終である
「遊行期」
(聖地を巡礼しながら人生の最後に向け準備をするステージ)に入る
年齢が近づいていますが
「夢は枯野を駆け巡る」の気持ちで
今しばらく旅を続けたいと思います。
今回は1回目として
「坂東三十三か所札所めぐり」のうち
32番の音羽山清水寺と33番の補陀落山那古寺の日帰り旅について
報告致します。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • JRの有人改札口で青春18きっぷの1回目欄に<br />7月22日の日付印を押してもらう。<br />これで今日の24時まで途中下車は何度でも<br />可能な乗り放題のJRの旅が始まった。<br />青春18きっぷは5回分で11,850円、<br />1回分は2,370円である。<br />今日の鉄路で通常料金合計は4,578円だから2,208円の得になる<br />(約半額得する!)<br />夏の青春18きっぷは7月20日~9月10日の53日間有効である<br />(発売は7月1日~8月31日)。<br />但し、あくまでも快速列車と普通列車専用の<br />「乗り放題きっぷ」である。<br />時間があまりないビジネスパーソンには<br />不向きな制度かも知れないが比較的自由な時間が多い<br />60歳以上のシニア世代には比較的お得な制度である。<br />普通列車を利用した青春18きっぷが出来る人は、<br />いつまでたっても心は「青春」であるといえる。<br />青春18きっぷの旅は<br />「青春のバロメーター」といえるかもしれない。<br />「青春18きっぷ」の活用方法については<br />・「青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行」小林克己氏著 だいわ文庫<br />・「青春18きっぷ研究所」(https://seisyun.tabiris.com/model00.html)等<br />を参考にしてください。<br /><br />列車は千葉駅から外房線・安房鴨川行きに乗車して長者町に向かう。<br />土気駅を過ぎるころから車窓の風景は田園風景が多くなってきた。<br />千葉県は自然が豊かであることが感じられる。

    JRの有人改札口で青春18きっぷの1回目欄に
    7月22日の日付印を押してもらう。
    これで今日の24時まで途中下車は何度でも
    可能な乗り放題のJRの旅が始まった。
    青春18きっぷは5回分で11,850円、
    1回分は2,370円である。
    今日の鉄路で通常料金合計は4,578円だから2,208円の得になる
    (約半額得する!)
    夏の青春18きっぷは7月20日~9月10日の53日間有効である
    (発売は7月1日~8月31日)。
    但し、あくまでも快速列車と普通列車専用の
    「乗り放題きっぷ」である。
    時間があまりないビジネスパーソンには
    不向きな制度かも知れないが比較的自由な時間が多い
    60歳以上のシニア世代には比較的お得な制度である。
    普通列車を利用した青春18きっぷが出来る人は、
    いつまでたっても心は「青春」であるといえる。
    青春18きっぷの旅は
    「青春のバロメーター」といえるかもしれない。
    「青春18きっぷ」の活用方法については
    ・「青春18きっぷで楽しむおとなの鉄道旅行」小林克己氏著 だいわ文庫
    ・「青春18きっぷ研究所」(https://seisyun.tabiris.com/model00.html)等
    を参考にしてください。

    列車は千葉駅から外房線・安房鴨川行きに乗車して長者町に向かう。
    土気駅を過ぎるころから車窓の風景は田園風景が多くなってきた。
    千葉県は自然が豊かであることが感じられる。

  • 発車時は観光客風の若い人たちで車内は一杯であったが<br />途中で下車する人が多く<br />しばらくすると乗客もまばらになって行った。<br />列車は千葉駅から約1時間ほどで長者町駅に到着した。<br />冷房が良く利いた列車から降りると<br />外気との気温ギャップに体が<br />びっくりする。<br />太陽が高くなり、それに伴い気温が上昇し始めた。

    発車時は観光客風の若い人たちで車内は一杯であったが
    途中で下車する人が多く
    しばらくすると乗客もまばらになって行った。
    列車は千葉駅から約1時間ほどで長者町駅に到着した。
    冷房が良く利いた列車から降りると
    外気との気温ギャップに体が
    びっくりする。
    太陽が高くなり、それに伴い気温が上昇し始めた。

    長者町駅

  • 長者町駅で降りた乗客は私一人であった。<br />この夏のあまりの暑さで観音様の札所めぐりをする<br />お参り客は少ないのかもしれない。

    長者町駅で降りた乗客は私一人であった。
    この夏のあまりの暑さで観音様の札所めぐりをする
    お参り客は少ないのかもしれない。

    長者町駅

  • 駅の改札口で駅員さんへ青春18きっぷを見せる。<br />こころなしか駅員さんの口元に笑みが浮かんでいる。<br />きっと私の様なシニア層で<br />この青春18きっぷを活用している人が<br />多いのかもしれない。<br />顔かたちはシニアだが旅人としての心は青春のままだ。<br />駅前にタクシーが1台停車していた。<br />タクシー運転手さんに<br />「すみません、清水寺まで料金はおいくらくらいですか?」と聞くと<br />「1,500円です。」という回答である。<br />今日の1日乗り放題青春18きっぷ料金2,370円の約52%の料金だ。<br />私は一瞬沈黙してから、<br />「あの~、清水寺まで歩いて行こうと思いますが<br />大体の方向を教えて<br />頂けますか?」という質問に変えた。<br />運転者さんは親切に道の方向と<br />だいたいの道順を教えてくれた。<br />あらかじめガイドブックで清水寺までの<br />道順を頭に入れておいたので<br />私は大体の方向を定めて歩き始めた。<br />しかし私は生来の方向音痴であることを<br />ここでも忘れてしまっていた。<br />まさか日本では道に迷わないだろうと<br />たかをくくっていたのが間違いだった。<br />私は暫くして長者町の農道に<br />迷い込んでしまっているのに気が付いた。<br />これでは外国でいつも道に迷っているのと変わらない。<br />日本でも道に迷うとは情けない。<br />農道は無慈悲に暑く白く輝いていた。

    駅の改札口で駅員さんへ青春18きっぷを見せる。
    こころなしか駅員さんの口元に笑みが浮かんでいる。
    きっと私の様なシニア層で
    この青春18きっぷを活用している人が
    多いのかもしれない。
    顔かたちはシニアだが旅人としての心は青春のままだ。
    駅前にタクシーが1台停車していた。
    タクシー運転手さんに
    「すみません、清水寺まで料金はおいくらくらいですか?」と聞くと
    「1,500円です。」という回答である。
    今日の1日乗り放題青春18きっぷ料金2,370円の約52%の料金だ。
    私は一瞬沈黙してから、
    「あの~、清水寺まで歩いて行こうと思いますが
    大体の方向を教えて
    頂けますか?」という質問に変えた。
    運転者さんは親切に道の方向と
    だいたいの道順を教えてくれた。
    あらかじめガイドブックで清水寺までの
    道順を頭に入れておいたので
    私は大体の方向を定めて歩き始めた。
    しかし私は生来の方向音痴であることを
    ここでも忘れてしまっていた。
    まさか日本では道に迷わないだろうと
    たかをくくっていたのが間違いだった。
    私は暫くして長者町の農道に
    迷い込んでしまっているのに気が付いた。
    これでは外国でいつも道に迷っているのと変わらない。
    日本でも道に迷うとは情けない。
    農道は無慈悲に暑く白く輝いていた。

    長者町駅

  • 私は農道をかってにぐるぐる彷徨していると<br />また長者町駅の近くに戻っているのに<br />気が付いた。<br />前方にJRの普通車が走っているのが見える。<br />30分もタイムロスをしてしまった。<br />すると観音様のお導きであろうか。<br />踏切の向こうから小型車のパトカーが赤いランプを<br />点滅させながらやって来た。<br />私は帽子を脱ぎサングラスを外して<br />遠くからお辞儀をしながら<br />パトカーに歩み寄った。<br />運転している警察官の方は30過ぎの<br />親切そうなお顔をした方である。<br />これを地獄にほとけ、または観音様というのであろうか。<br />私は警察官の方に<br />「清水寺に行こうとしたのですが、どうも道に迷ってしまいました。<br />分かりやすい道があれば教えて頂けますか?」と尋ねた。<br />すると警察官の方は少し<br />思案気な顔をして私の顔を見ながら<br />「パトカーに乗るのがお厭でなければ分かりやすい場所まで<br />お連れしますよ。」という返事である。<br />わたくしは「助かります!お仕事のお邪魔にならない所まで<br />運んで頂ければありがたいです。」と<br />精いっぱいの笑顔でお願いした。<br />若い警察官の方はパトカーをしばらく走らせ十字路の所へ来ると<br />外へ出て私の持っているガイドブックの地図を確認しながら<br />「この路を右に行ってまっすぐ歩くと清水寺の標識が見えてきます。<br />そこから歩いて1キロ弱行くと清水寺の駐車場です。<br />気負つけて行って下さいね。」と<br />丁寧に教えて下さった。<br />もしかすると<br />「このお爺さんをそのままのしておくと熱中症で<br />行き倒れになってしまうかもしれない。」と<br />心配されたのかもしれない。<br />たしかに時間の経過とともに地表面の温度は益々上昇し、<br />私のリュックの<br />脇ポケットに差し込んでいるペットボトルの水は<br />既にぬるま湯状態になっていた。<br />きょうも昨日以上に酷暑の夏の一日が始まってしまったようだ。<br />途中で自分が不安になったので<br />自転車に乗って向こうからやって来た<br />おばあさん(おじいさんの私にこのように言われるよ心外かもしれないが)や<br />自宅先前で作業をしているお母さんや若奥さんに行き先を確認した。<br />お母さんから<br />「今日はお暑いですから体に気負つけてくださいね。」と<br />親切な声をかけて頂いた。<br />これも観音様のお導きだと思うとありがたい気持ちがした。<br />更に歩いていると警察官の方に教えて頂いた<br />清水寺への標識が見えてきた。<br />歩いてあと800mと書いている。<br />あともう少しだ。<br /><br /><br /><br />

    私は農道をかってにぐるぐる彷徨していると
    また長者町駅の近くに戻っているのに
    気が付いた。
    前方にJRの普通車が走っているのが見える。
    30分もタイムロスをしてしまった。
    すると観音様のお導きであろうか。
    踏切の向こうから小型車のパトカーが赤いランプを
    点滅させながらやって来た。
    私は帽子を脱ぎサングラスを外して
    遠くからお辞儀をしながら
    パトカーに歩み寄った。
    運転している警察官の方は30過ぎの
    親切そうなお顔をした方である。
    これを地獄にほとけ、または観音様というのであろうか。
    私は警察官の方に
    「清水寺に行こうとしたのですが、どうも道に迷ってしまいました。
    分かりやすい道があれば教えて頂けますか?」と尋ねた。
    すると警察官の方は少し
    思案気な顔をして私の顔を見ながら
    「パトカーに乗るのがお厭でなければ分かりやすい場所まで
    お連れしますよ。」という返事である。
    わたくしは「助かります!お仕事のお邪魔にならない所まで
    運んで頂ければありがたいです。」と
    精いっぱいの笑顔でお願いした。
    若い警察官の方はパトカーをしばらく走らせ十字路の所へ来ると
    外へ出て私の持っているガイドブックの地図を確認しながら
    「この路を右に行ってまっすぐ歩くと清水寺の標識が見えてきます。
    そこから歩いて1キロ弱行くと清水寺の駐車場です。
    気負つけて行って下さいね。」と
    丁寧に教えて下さった。
    もしかすると
    「このお爺さんをそのままのしておくと熱中症で
    行き倒れになってしまうかもしれない。」と
    心配されたのかもしれない。
    たしかに時間の経過とともに地表面の温度は益々上昇し、
    私のリュックの
    脇ポケットに差し込んでいるペットボトルの水は
    既にぬるま湯状態になっていた。
    きょうも昨日以上に酷暑の夏の一日が始まってしまったようだ。
    途中で自分が不安になったので
    自転車に乗って向こうからやって来た
    おばあさん(おじいさんの私にこのように言われるよ心外かもしれないが)や
    自宅先前で作業をしているお母さんや若奥さんに行き先を確認した。
    お母さんから
    「今日はお暑いですから体に気負つけてくださいね。」と
    親切な声をかけて頂いた。
    これも観音様のお導きだと思うとありがたい気持ちがした。
    更に歩いていると警察官の方に教えて頂いた
    清水寺への標識が見えてきた。
    歩いてあと800mと書いている。
    あともう少しだ。



    清水寺 寺・神社・教会

  • 800m程歩くと「清水寺はこちらです」という矢印がある<br />標識が見えてきた。<br />右に曲がると清水時の駐車場がありバスが1台停車していた。<br />中には運転者さんが座っている。<br />どうも冷房をガンガン利かせているような音がしている。

    800m程歩くと「清水寺はこちらです」という矢印がある
    標識が見えてきた。
    右に曲がると清水時の駐車場がありバスが1台停車していた。
    中には運転者さんが座っている。
    どうも冷房をガンガン利かせているような音がしている。

    清水寺 寺・神社・教会

  • 駐車場右わきには<br />「南無大慈大悲観世音菩薩」と記された石碑があり<br />右の坂道が参道である。<br />参道の坂道は少し急であり息を切らせながら上がるのだが<br />木々の緑陰が濃く参道に覆いかぶさり<br />強い太陽の日差しを遮ってくれるので<br />体は暑さから解放されて楽になった。<br />山頭火さんの<br />「松はみな枝垂れて南無観世音」<br />という俳句が心の中に浮かんできた。

    駐車場右わきには
    「南無大慈大悲観世音菩薩」と記された石碑があり
    右の坂道が参道である。
    参道の坂道は少し急であり息を切らせながら上がるのだが
    木々の緑陰が濃く参道に覆いかぶさり
    強い太陽の日差しを遮ってくれるので
    体は暑さから解放されて楽になった。
    山頭火さんの
    「松はみな枝垂れて南無観世音」
    という俳句が心の中に浮かんできた。

    清水寺 寺・神社・教会

  • 参道の坂道を上っていると神さびた道祖神の小さな祠があった。<br />私は人から時々いただく<br />「何故旅をするのか?」というご質問に対し<br />芭蕉の『奥の細道』の冒頭「旅立ち」の中にある<br />「そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて」<br />という文章を引用して説明することがある。<br />道祖神は私の旅の神様でもある。<br />拝礼して通り過ぎた。

    参道の坂道を上っていると神さびた道祖神の小さな祠があった。
    私は人から時々いただく
    「何故旅をするのか?」というご質問に対し
    芭蕉の『奥の細道』の冒頭「旅立ち」の中にある
    「そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて」
    という文章を引用して説明することがある。
    道祖神は私の旅の神様でもある。
    拝礼して通り過ぎた。

    清水寺 寺・神社・教会

  • 参道を登りきると坂東三十二番札所音羽山清水寺のまだ真新しい<br />説明板があった。<br />そのなかに「芭蕉の句碑」があると書いている。<br /><br />句碑「木枯らしに岩吹き尖る杉間哉」(岬町指定文化財)<br /><br />この碑は文政9年(1826年)10月15日の芭蕉翁133回の遠忌を記念して<br />行川村(現いすみ市)の俳人 里丸翁が発起人として建立されたという<br />説明を読んだことがある。<br /><br /> <br /><br />

    参道を登りきると坂東三十二番札所音羽山清水寺のまだ真新しい
    説明板があった。
    そのなかに「芭蕉の句碑」があると書いている。

    句碑「木枯らしに岩吹き尖る杉間哉」(岬町指定文化財)

    この碑は文政9年(1826年)10月15日の芭蕉翁133回の遠忌を記念して
    行川村(現いすみ市)の俳人 里丸翁が発起人として建立されたという
    説明を読んだことがある。



    清水寺 寺・神社・教会

  • 清水寺仁王門。<br />その奥に見えるのが四天門である。<br />参拝作法通り門前で一礼し門をくぐり抜け<br />手水場でお参りの為のお浄めをする。

    清水寺仁王門。
    その奥に見えるのが四天門である。
    参拝作法通り門前で一礼し門をくぐり抜け
    手水場でお参りの為のお浄めをする。

    清水寺 寺・神社・教会

  • 階段をあがり四天門に向かう。<br />この門をくぐり抜けると奥の方から<br />読経の声が聞こえてくる。<br />更に進むと本堂に前で巡礼衣装を着た<br />団体の方々が読経している後姿が見える。<br />私は彼らの読経のお邪魔をしないように<br />少し離れた所から手を合わせた。<br />読経が終わり寺の住職の説明する声が聞こえてきた。<br />どうも今日がご一行の巡礼結願日のようである。<br />次の三十三番札所補陀落山那古寺が巡礼の最終地の<br />ようだ。。<br />「バスの出発は10時ですのでまだしばらくお時間があります。<br />時間までゆっくりお参りしてください。」<br />とご住職が説明していた。<br />「あ々、あのバスはこのご一行のバスだったのか。」ということが<br />分かった。<br />私は長者町駅から次の目的地への列車の時間があったので<br />ここで踵をかえし<br />長者駅まで歩いて帰ることにした。

    階段をあがり四天門に向かう。
    この門をくぐり抜けると奥の方から
    読経の声が聞こえてくる。
    更に進むと本堂に前で巡礼衣装を着た
    団体の方々が読経している後姿が見える。
    私は彼らの読経のお邪魔をしないように
    少し離れた所から手を合わせた。
    読経が終わり寺の住職の説明する声が聞こえてきた。
    どうも今日がご一行の巡礼結願日のようである。
    次の三十三番札所補陀落山那古寺が巡礼の最終地の
    ようだ。。
    「バスの出発は10時ですのでまだしばらくお時間があります。
    時間までゆっくりお参りしてください。」
    とご住職が説明していた。
    「あ々、あのバスはこのご一行のバスだったのか。」ということが
    分かった。
    私は長者町駅から次の目的地への列車の時間があったので
    ここで踵をかえし
    長者駅まで歩いて帰ることにした。

    清水寺 寺・神社・教会

  • 清水寺のご本堂。<br />内陣中央にはご本尊の天手観音が安置されている。<br />左右には不動明王と阿弥陀如来が祭られている。

    清水寺のご本堂。
    内陣中央にはご本尊の天手観音が安置されている。
    左右には不動明王と阿弥陀如来が祭られている。

    清水寺 寺・神社・教会

  • 清水寺の奥院堂。<br />文化10年(1813年)に本堂が火災にあった翌年、<br />仮本堂として建てられたとのこと。

    清水寺の奥院堂。
    文化10年(1813年)に本堂が火災にあった翌年、
    仮本堂として建てられたとのこと。

    清水寺 寺・神社・教会

  • 千尋の池と鐘楼。<br />「千尋の池」の名前は夏でも枯れることのない清水が<br />湧いていることに由来しているとのことである。<br />清水寺のご詠歌にも<br />「濁るとも/千尋の底は澄にけり/清水寺に/結ぶ閼伽桶」<br />と詠われている。<br /><br />私も山頭火さんの一句をつけ加えたい。<br />「青葉ふみわけてきてこの水のいろ」<br />この句は山頭火の行乞記の中に七月二十二日の日記<br />に書かれている。<br />彼はこの日の日記の冒頭に<br />「昼も暑く夜も暑かつた、今日も我儘ながら休養。」と書いている。<br />山頭火にとっても暑い夏はやはり苦手だったのだろう。

    千尋の池と鐘楼。
    「千尋の池」の名前は夏でも枯れることのない清水が
    湧いていることに由来しているとのことである。
    清水寺のご詠歌にも
    「濁るとも/千尋の底は澄にけり/清水寺に/結ぶ閼伽桶」
    と詠われている。

    私も山頭火さんの一句をつけ加えたい。
    「青葉ふみわけてきてこの水のいろ」
    この句は山頭火の行乞記の中に七月二十二日の日記
    に書かれている。
    彼はこの日の日記の冒頭に
    「昼も暑く夜も暑かつた、今日も我儘ながら休養。」と書いている。
    山頭火にとっても暑い夏はやはり苦手だったのだろう。

    清水寺 寺・神社・教会

  • 清水寺の閻魔堂。<br />

    清水寺の閻魔堂。

    清水寺 寺・神社・教会

  • 清水寺の百観音堂。<br />西国、坂東、秩父の百観音のうつし本尊が<br />まつられている。<br />西国、坂東、秩父の百観音巡礼の結願は庶民の<br />夢であったが、当時でもその実現は難しかった。<br />「うつし霊場」この要求から生まれこの百観音は<br />多くの人たちの願いにこたえてきたとのことである。

    清水寺の百観音堂。
    西国、坂東、秩父の百観音のうつし本尊が
    まつられている。
    西国、坂東、秩父の百観音巡礼の結願は庶民の
    夢であったが、当時でもその実現は難しかった。
    「うつし霊場」この要求から生まれこの百観音は
    多くの人たちの願いにこたえてきたとのことである。

    清水寺 寺・神社・教会

  • 登るときには気が付かなかったが参道を下ったところに<br />お地蔵様が祭られていた。<br />石のお地蔵さんたちが笑っているように感じられた。<br />孫たちの笑顔が思い出される。<br />観音様に孫たちが健やかに成長するように手を合わせた。

    登るときには気が付かなかったが参道を下ったところに
    お地蔵様が祭られていた。
    石のお地蔵さんたちが笑っているように感じられた。
    孫たちの笑顔が思い出される。
    観音様に孫たちが健やかに成長するように手を合わせた。

    長者町駅

  • 太陽が高くなりまた更に暑くなった道を長者駅まで<br />歩いて戻る。<br />途中自販機で2度も冷たい飲み物を購入した。<br />一気に飲まずに一口ずつ飲むように心がけるのだが<br />熱く火照る体を冷やすために胃の中に冷たい液体を<br />絶えず流し込むようにした。<br />また冷えたペットボトルを首の後ろに当て脳みそが<br />沸騰するのを少しでも防ぎながら歩いた。<br />2本目のペットボトルの水がなくなるころにようやく<br />朝にパトカーに拾って頂いた長者駅の踏切にたどり着いた。<br />長者駅はこの踏切のすぐ左のわき道を道なりに歩けば<br />もうすぐだ。<br /><br />(ご参考)<br />本日(7/23)、このブログを書いていると<br />今年の暑さについて記録が更新されたという<br />ニュースが入ってきた。<br />今年の夏の暑さはやはり異常だ。<br />(ニュース)<br />7月23日、気象庁によると、<br />埼玉県熊谷市で午後に41.1度を観測し、<br />国内最高記録を更新した。<br />(2018年 ロイター/Toru Hanai)

    太陽が高くなりまた更に暑くなった道を長者駅まで
    歩いて戻る。
    途中自販機で2度も冷たい飲み物を購入した。
    一気に飲まずに一口ずつ飲むように心がけるのだが
    熱く火照る体を冷やすために胃の中に冷たい液体を
    絶えず流し込むようにした。
    また冷えたペットボトルを首の後ろに当て脳みそが
    沸騰するのを少しでも防ぎながら歩いた。
    2本目のペットボトルの水がなくなるころにようやく
    朝にパトカーに拾って頂いた長者駅の踏切にたどり着いた。
    長者駅はこの踏切のすぐ左のわき道を道なりに歩けば
    もうすぐだ。

    (ご参考)
    本日(7/23)、このブログを書いていると
    今年の暑さについて記録が更新されたという
    ニュースが入ってきた。
    今年の夏の暑さはやはり異常だ。
    (ニュース)
    7月23日、気象庁によると、
    埼玉県熊谷市で午後に41.1度を観測し、
    国内最高記録を更新した。
    (2018年 ロイター/Toru Hanai)

    長者町駅

  • 長者駅が見えてきた。<br />すると駅の方からなにやら女性の声でアナウンスの<br />が聞こえてきた。<br />「もうすぐ…列車が到着しますので…。」<br />と言っているようだ。<br />急いで(とはいっても暑さで体が参っているので<br />緩慢な歩き方で)駅に行き、改札口の前で「青春18きっぷ」<br />をポケットから取り出そうとするが財布がなかなかでてこない。<br />汗でズボンがビッショリ濡れていて財布がポケットに貼りついて<br />出てくるのを嫌がっている。<br />これを見かねた駅員さんが「もうすぐ列車が入ってくる!<br />チケットはいいからすぐに入って!」とせき立てる。<br />私は脱兎のごとく(これも実際はヨタヨタしながら)隣のホームへの<br />陸橋階段を駆け上り、転ぶが如く(本当に危なかった)駆け降りて列車の<br />ドアに滑り込んだ。<br />途端に発車の笛が「ピーッ」と鳴った。<br />もしかすると車掌さんが気を利かせて少し<br />待っていてくれたのかもしれない。<br />しかし列車が走り出して大変なことに気が付いた。<br />この列車は上りでもとの道を引き返し<br />ひとつ前の太東駅に逆戻りしている。<br />冷房ががんがん利いている車内で冷静に考えると<br />この時間に下りの列車が<br />来るはずがない。<br />下りの列車は長者町駅11時26分発だから<br />あと約40分後に来るはずだ。<br />暑さで思考停止状況にあったのと権力の力に弱い私の性格の為、<br />車掌さんの指示に羊のように大人しく従ってしまったのは<br />私の責任だと思う。<br />もしかすると車掌さんは<br />「のぼりの電車が来る!」と叫んでいたのかも<br />しれない。<br />暑さのため私の耳もよく聞こえていなかったのだ。<br />外国旅行でも同様な事件があったような記憶があるので今後は更に<br />注意しよう。

    長者駅が見えてきた。
    すると駅の方からなにやら女性の声でアナウンスの
    が聞こえてきた。
    「もうすぐ…列車が到着しますので…。」
    と言っているようだ。
    急いで(とはいっても暑さで体が参っているので
    緩慢な歩き方で)駅に行き、改札口の前で「青春18きっぷ」
    をポケットから取り出そうとするが財布がなかなかでてこない。
    汗でズボンがビッショリ濡れていて財布がポケットに貼りついて
    出てくるのを嫌がっている。
    これを見かねた駅員さんが「もうすぐ列車が入ってくる!
    チケットはいいからすぐに入って!」とせき立てる。
    私は脱兎のごとく(これも実際はヨタヨタしながら)隣のホームへの
    陸橋階段を駆け上り、転ぶが如く(本当に危なかった)駆け降りて列車の
    ドアに滑り込んだ。
    途端に発車の笛が「ピーッ」と鳴った。
    もしかすると車掌さんが気を利かせて少し
    待っていてくれたのかもしれない。
    しかし列車が走り出して大変なことに気が付いた。
    この列車は上りでもとの道を引き返し
    ひとつ前の太東駅に逆戻りしている。
    冷房ががんがん利いている車内で冷静に考えると
    この時間に下りの列車が
    来るはずがない。
    下りの列車は長者町駅11時26分発だから
    あと約40分後に来るはずだ。
    暑さで思考停止状況にあったのと権力の力に弱い私の性格の為、
    車掌さんの指示に羊のように大人しく従ってしまったのは
    私の責任だと思う。
    もしかすると車掌さんは
    「のぼりの電車が来る!」と叫んでいたのかも
    しれない。
    暑さのため私の耳もよく聞こえていなかったのだ。
    外国旅行でも同様な事件があったような記憶があるので今後は更に
    注意しよう。

    長者町駅

  • 一駅逆戻りして隣の太東駅で下車。<br />この駅でも降りた乗客は私一人だけだった。<br />時間があるのでここでお昼ご飯を食べることにした。<br />駅の出口を出て辺りを見回すとお店がない。<br />近くにコンビニも見えない。<br />仕方がないので駅の待合室にもどりベンチに座って<br />家内からおやつにと持たされたお煎餅をポリポリと<br />齧った。<br />暑さで大汗をかき体の塩分が不足していたためであろうか<br />お煎餅の塩味が甘く感じられて美味しかった。<br />この駅の近くにも名所があり<br />「飯縄寺」の説明板が掲示されていた。<br />房総は歴史も豊かそうで一度勉強してみたいと思う。

    一駅逆戻りして隣の太東駅で下車。
    この駅でも降りた乗客は私一人だけだった。
    時間があるのでここでお昼ご飯を食べることにした。
    駅の出口を出て辺りを見回すとお店がない。
    近くにコンビニも見えない。
    仕方がないので駅の待合室にもどりベンチに座って
    家内からおやつにと持たされたお煎餅をポリポリと
    齧った。
    暑さで大汗をかき体の塩分が不足していたためであろうか
    お煎餅の塩味が甘く感じられて美味しかった。
    この駅の近くにも名所があり
    「飯縄寺」の説明板が掲示されていた。
    房総は歴史も豊かそうで一度勉強してみたいと思う。

    太東駅

  • 下り列車の出発時間が近づいてきたので<br />ホームに移動した。<br />ホームに列車の到着を待つ乗客は一人も<br />いなかった。<br />太陽が高くなり私の頭頂部をじりじりと<br />焼き付ける。

    下り列車の出発時間が近づいてきたので
    ホームに移動した。
    ホームに列車の到着を待つ乗客は一人も
    いなかった。
    太陽が高くなり私の頭頂部をじりじりと
    焼き付ける。

    太東駅

  • 私はプラットホームの待合室の中に入って<br />待つことにした。<br />待合室の中は思っていたよりも涼しくて<br />快適だ。<br />長椅子なので昼寝もできたが時間がないので<br />止めておいた。

    私はプラットホームの待合室の中に入って
    待つことにした。
    待合室の中は思っていたよりも涼しくて
    快適だ。
    長椅子なので昼寝もできたが時間がないので
    止めておいた。

    太東駅

  • しばらくすると下りの列車がホームに滑り込んできた。<br />観光客なのか半ズボン、サンダルスタイルの若い乗客が乗っていた。<br />しかし良く見ると旅姿のシニア層もチラホラ見える。<br />なんとなく私と同じ種類のにおいがする人たちだ。<br />しっかりとした旅姿、小さなリュックサック、カメラ持参という出で立ちで<br />普通列車に乗って来たことから<br />もしかすると「青春18きっぷ」シニア族たちの仲間かもしれないと思った。<br />みなさんお互いに見てるようで見ていないような雰囲気で座席に座っていた。

    しばらくすると下りの列車がホームに滑り込んできた。
    観光客なのか半ズボン、サンダルスタイルの若い乗客が乗っていた。
    しかし良く見ると旅姿のシニア層もチラホラ見える。
    なんとなく私と同じ種類のにおいがする人たちだ。
    しっかりとした旅姿、小さなリュックサック、カメラ持参という出で立ちで
    普通列車に乗って来たことから
    もしかすると「青春18きっぷ」シニア族たちの仲間かもしれないと思った。
    みなさんお互いに見てるようで見ていないような雰囲気で座席に座っていた。

    太東駅

  • 列車は大原駅に停車。<br />若い乗客の何人かが下車した。<br />海水浴にでも行くのだろう。<br />ここはもう外房だ。

    列車は大原駅に停車。
    若い乗客の何人かが下車した。
    海水浴にでも行くのだろう。
    ここはもう外房だ。

    大原駅

  • 外房線の終着駅である安房鴨川駅に到着。<br />ここから内房線に乗り換えて館山方面に行く。<br />列車の出発まで50分程あるのでお昼ご飯をここで<br />食べることにした(実は食事を食べるというよりも<br />冷たいビールが飲みたくなったのだ)。

    外房線の終着駅である安房鴨川駅に到着。
    ここから内房線に乗り換えて館山方面に行く。
    列車の出発まで50分程あるのでお昼ご飯をここで
    食べることにした(実は食事を食べるというよりも
    冷たいビールが飲みたくなったのだ)。

    安房鴨川駅

  • 駅の外に出てみた。<br />駅は思ったよりも小振りだ。

    駅の外に出てみた。
    駅は思ったよりも小振りだ。

    安房鴨川駅

  • 駅前のロータリーに立って食堂等を探すが<br />日曜なのか開店しているお店がない。<br />仕方がないので駅のコンビニでお弁当とビールを<br />買って待合室で食事をとることにした。

    駅前のロータリーに立って食堂等を探すが
    日曜なのか開店しているお店がない。
    仕方がないので駅のコンビニでお弁当とビールを
    買って待合室で食事をとることにした。

    安房鴨川駅

  • お弁当は海の幸として「うにとさざえめし」を購入し、<br />冷えたビールは「北海道生搾」(見た目でも冷えていそうだ!)<br />を購入して待合室の座席で食べた。<br />お値段は合計1,112円。<br />長者駅で1,500円のタクシーに乗らずに暑い中を歩いた行為が<br />報われるような気持がした。<br />私の横脇には同種類のおじさんたちが座ってお酒を飲んでいた。<br />旅に出て昼間からビールを飲んでいると一人旅の開放感を味わう<br />ことが出来るので何だか楽しくなる。

    お弁当は海の幸として「うにとさざえめし」を購入し、
    冷えたビールは「北海道生搾」(見た目でも冷えていそうだ!)
    を購入して待合室の座席で食べた。
    お値段は合計1,112円。
    長者駅で1,500円のタクシーに乗らずに暑い中を歩いた行為が
    報われるような気持がした。
    私の横脇には同種類のおじさんたちが座ってお酒を飲んでいた。
    旅に出て昼間からビールを飲んでいると一人旅の開放感を味わう
    ことが出来るので何だか楽しくなる。

    安房鴨川駅

  • 案内板に普通列車13:08館山行き発車の表示が出ていた。<br />ここから次に行く坂東三十三札所である補陀落山那古寺への<br />内房線の旅が始まる。

    案内板に普通列車13:08館山行き発車の表示が出ていた。
    ここから次に行く坂東三十三札所である補陀落山那古寺への
    内房線の旅が始まる。

    安房鴨川駅

  • 補陀落山那古寺のある那古船形駅に到着。<br />ここでは数名の乗客が降りた。<br />わたしが最後に下りて改札口で駅員さんへ<br />青春18きっぷを見せながら<br />「那古寺へ行くにはどの道を行けば良いですか?」<br />と聞くと親切に教えて頂いた。<br />改札口を出て左方向に進み一番目の信号を左に曲がる。<br />あとは道なりに歩いて行けば15分程度で那古寺の参道<br />にたどり着くとのこと。

    補陀落山那古寺のある那古船形駅に到着。
    ここでは数名の乗客が降りた。
    わたしが最後に下りて改札口で駅員さんへ
    青春18きっぷを見せながら
    「那古寺へ行くにはどの道を行けば良いですか?」
    と聞くと親切に教えて頂いた。
    改札口を出て左方向に進み一番目の信号を左に曲がる。
    あとは道なりに歩いて行けば15分程度で那古寺の参道
    にたどり着くとのこと。

    那古船形駅

  • 那古船形駅のホームの様子。<br />暑いせいかホームで待っている人は<br />いなかった。

    那古船形駅のホームの様子。
    暑いせいかホームで待っている人は
    いなかった。

    那古船形駅

  • ホームにある待合室。<br />都心部の雑踏した駅の待合室と異なり<br />人間の暖かさがある待合室だ。<br />ボードレールではないが<br />「駅のポエジー」を感じさせる。

    ホームにある待合室。
    都心部の雑踏した駅の待合室と異なり
    人間の暖かさがある待合室だ。
    ボードレールではないが
    「駅のポエジー」を感じさせる。

    那古船形駅

  • 那古船形駅を前から見た写真。<br />いかにも「駅舎」という風情で<br />旅人を温かく包んでくれそうだ。<br />補陀落山那古寺のお参りの帰りに<br />同じ駅員さんに会ったので地元の<br />祭りに遭遇したことを報告した。<br />すると1週間後には船形の祭りが<br />あると教えてくれた。<br />祭りの山車が浜辺に集合する歴史のある<br />祭りなので1週間後にまた来たら良いと<br />勧めてくれた。<br />もしかすると駅員さんも祭りに参加するのかな。<br />普通の駅員さんとこのような会話をしたのは<br />始めてだったので何だか楽しくなった。<br />よい思い出が出来た。<br /><br />

    那古船形駅を前から見た写真。
    いかにも「駅舎」という風情で
    旅人を温かく包んでくれそうだ。
    補陀落山那古寺のお参りの帰りに
    同じ駅員さんに会ったので地元の
    祭りに遭遇したことを報告した。
    すると1週間後には船形の祭りが
    あると教えてくれた。
    祭りの山車が浜辺に集合する歴史のある
    祭りなので1週間後にまた来たら良いと
    勧めてくれた。
    もしかすると駅員さんも祭りに参加するのかな。
    普通の駅員さんとこのような会話をしたのは
    始めてだったので何だか楽しくなった。
    よい思い出が出来た。

    那古船形駅

  • 補陀落山那古寺が近くなるとイナセな祭り衣装に<br />身を包んだ若者に多く出逢うようになった。<br />ガイドブックには7月17日・18日が観音祭礼(夏祭り)<br />と書かれていたので祭りは諦めていた。<br />「えぇ!今日は祭りなの!」と驚きながら更に歩いて行くと<br />祭りの屋台が出ている。<br />祭り衣装を着た若い女性方も歩いている。<br />

    補陀落山那古寺が近くなるとイナセな祭り衣装に
    身を包んだ若者に多く出逢うようになった。
    ガイドブックには7月17日・18日が観音祭礼(夏祭り)
    と書かれていたので祭りは諦めていた。
    「えぇ!今日は祭りなの!」と驚きながら更に歩いて行くと
    祭りの屋台が出ている。
    祭り衣装を着た若い女性方も歩いている。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 更に歩いて行くと数台の祭りの山車が道路で待機している。<br />山車の前では屈強な若者が祭り太鼓をたたいている。<br />そこへ横道から山車がもう1台、大勢の若者に引っ張られて<br />勢いよく現れた。<br />威勢の良い掛け声をかけて全員が駆け足で引っ張って走らせている。<br />なかなか勇壮な光景だ。

    更に歩いて行くと数台の祭りの山車が道路で待機している。
    山車の前では屈強な若者が祭り太鼓をたたいている。
    そこへ横道から山車がもう1台、大勢の若者に引っ張られて
    勢いよく現れた。
    威勢の良い掛け声をかけて全員が駆け足で引っ張って走らせている。
    なかなか勇壮な光景だ。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 山車は待機場所へ来ると停車し緑色の鉢巻をした<br />若い衆がその周りにたむろしている。<br />ふと昔美術の教科書で見た青木繁の『海の幸』の<br />イメージが浮かんできた。<br />因みに青木繁は館山にゆかりのある芸術家だ。<br />

    山車は待機場所へ来ると停車し緑色の鉢巻をした
    若い衆がその周りにたむろしている。
    ふと昔美術の教科書で見た青木繁の『海の幸』の
    イメージが浮かんできた。
    因みに青木繁は館山にゆかりのある芸術家だ。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 私は祭りの喧騒をはなれて補陀落山那古寺への<br />参道を登ることにした。<br />参道の上には「那古観音祭礼21・22日祭礼」と<br />書かれた横幕があった。<br />祭りに地元から働きに出かけている若者たちが帰郷<br />し易いように土日に祭りを実行しているのだろうと思った。<br />祭りの音はわずかに聞こえるものの境内への道は静かである。

    私は祭りの喧騒をはなれて補陀落山那古寺への
    参道を登ることにした。
    参道の上には「那古観音祭礼21・22日祭礼」と
    書かれた横幕があった。
    祭りに地元から働きに出かけている若者たちが帰郷
    し易いように土日に祭りを実行しているのだろうと思った。
    祭りの音はわずかに聞こえるものの境内への道は静かである。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 参道の坂を登りきると補陀落山那古寺の朱塗りの<br />仁王門が見えてくる。

    参道の坂を登りきると補陀落山那古寺の朱塗りの
    仁王門が見えてくる。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 門内の金剛力士たちは緊迫や彩色が風化しており<br />歴史の古さを感じさせる。

    門内の金剛力士たちは緊迫や彩色が風化しており
    歴史の古さを感じさせる。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 私の写真技術では歴史の厚みを鮮明に<br />映し出すことは出来なかった。

    私の写真技術では歴史の厚みを鮮明に
    映し出すことは出来なかった。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 仁王門をくぐると左手に鐘楼がある。

    仁王門をくぐると左手に鐘楼がある。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 鐘楼の右手には阿弥陀堂、多宝塔が並んでいる。<br />奥には本堂が見える。

    鐘楼の右手には阿弥陀堂、多宝塔が並んでいる。
    奥には本堂が見える。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 境内から館山湾を望むことが出来た。<br />こころなしか海の香りがする風が吹いて来るようだ。<br /><br />私が手や口を手水場で浄めていると<br />祭り衣装をした若いお母さんと二人の幼い女の子が<br />参道の階段を登って来た。<br />私は直ぐに手水場を離れて浄めの場所を彼女たちに<br />譲った。<br />手水場では可愛らしい笑顔と笑い声で柔らかな若い命が<br />躍動している。<br />あまり可愛らしので失礼と思ったがお母さんに<br />「あまり可愛らしいのでお写真を撮りたいのですが良いですか?」<br />とお願いすると快く了解して頂いた。<br />彼女たちにカメラを向けると二人の顔が同じに見える。<br />何かめまいのようなものを感じながらお母さんに<br />「お二人の顔が同じに見えるのですが…。」と伝えると<br />「双子です。」と笑いながら答えてくれた。<br />「かわいらしい女の子が二人も一緒に出来て良いですね。」<br />というと今度は声を立てて笑ってくれた。<br />何気ない出来事だが良い思い出となった。<br /><br />※残念なことにお母さんへ旅のブログに乗せる承認を得ることを<br />忘れてしまったため二人の写真をこのブログに掲載することが出来ません。<br />申し訳ありません。

    境内から館山湾を望むことが出来た。
    こころなしか海の香りがする風が吹いて来るようだ。

    私が手や口を手水場で浄めていると
    祭り衣装をした若いお母さんと二人の幼い女の子が
    参道の階段を登って来た。
    私は直ぐに手水場を離れて浄めの場所を彼女たちに
    譲った。
    手水場では可愛らしい笑顔と笑い声で柔らかな若い命が
    躍動している。
    あまり可愛らしので失礼と思ったがお母さんに
    「あまり可愛らしいのでお写真を撮りたいのですが良いですか?」
    とお願いすると快く了解して頂いた。
    彼女たちにカメラを向けると二人の顔が同じに見える。
    何かめまいのようなものを感じながらお母さんに
    「お二人の顔が同じに見えるのですが…。」と伝えると
    「双子です。」と笑いながら答えてくれた。
    「かわいらしい女の子が二人も一緒に出来て良いですね。」
    というと今度は声を立てて笑ってくれた。
    何気ない出来事だが良い思い出となった。

    ※残念なことにお母さんへ旅のブログに乗せる承認を得ることを
    忘れてしまったため二人の写真をこのブログに掲載することが出来ません。
    申し訳ありません。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 補陀落山那古の多宝塔。

    補陀落山那古の多宝塔。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 補陀落山那古の本堂。<br />本堂内陣の宮殿の龍や法皇の彫刻が<br />見事だと言われている。<br />宮殿の前にお前立の千手観音、不動明王、地蔵菩薩。<br />左奥に重要文化財に千手観音が安置されている。

    補陀落山那古の本堂。
    本堂内陣の宮殿の龍や法皇の彫刻が
    見事だと言われている。
    宮殿の前にお前立の千手観音、不動明王、地蔵菩薩。
    左奥に重要文化財に千手観音が安置されている。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 本堂の正面に見える扁額「円通閣」の文字は<br />老中松平定信の主であると言われている。<br />

    本堂の正面に見える扁額「円通閣」の文字は
    老中松平定信の主であると言われている。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 本堂の横側。<br />裏山の崖が本堂に迫っているようだ。

    本堂の横側。
    裏山の崖が本堂に迫っているようだ。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 本堂横の裏山の崖に神さびた「大黒堂」がある。<br />

    本堂横の裏山の崖に神さびた「大黒堂」がある。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 由来を聞くことが出来なかったがスリランカの<br />ダンブッラの石窟寺院を思い出した。<br />補陀落山という名前からしてどこかでヒンズー教と<br />結びついているのかもしれないと思った。<br /><br />※大黒天(だいこくてん、梵: Mah?・k?・la、[マハーカーラ]、<br />音写:摩訶迦羅など)とは、ヒンドゥー教のシヴァ神の異名であり、<br />これが仏教に取り入れられたもの。 <br />大暗黒天とも呼ばれる。<br /><br />

    由来を聞くことが出来なかったがスリランカの
    ダンブッラの石窟寺院を思い出した。
    補陀落山という名前からしてどこかでヒンズー教と
    結びついているのかもしれないと思った。

    ※大黒天(だいこくてん、梵: Mah?・k?・la、[マハーカーラ]、
    音写:摩訶迦羅など)とは、ヒンドゥー教のシヴァ神の異名であり、
    これが仏教に取り入れられたもの。
    大暗黒天とも呼ばれる。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • ※補陀落(ふだらく、梵: Potalaka)は、観音菩薩の降臨する霊場であり、<br />観音菩薩の降り立つとされる伝説上の山である。<br />その山の形状は八角形であるという。<br />インドの南端の海岸にあるとされた。<br />補陀落山(ふだらくせん)とも称す。

    ※補陀落(ふだらく、梵: Potalaka)は、観音菩薩の降臨する霊場であり、
    観音菩薩の降り立つとされる伝説上の山である。
    その山の形状は八角形であるという。
    インドの南端の海岸にあるとされた。
    補陀落山(ふだらくせん)とも称す。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 境内から県道に一気に下りる石段の参道。

    境内から県道に一気に下りる石段の参道。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 石段の参道を降りると左わきに石地蔵が鎮座していた。

    石段の参道を降りると左わきに石地蔵が鎮座していた。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • その向かい側にある日枝神社の鳥居には<br />可愛らしい色合いの紙製のの花飾りが施されて<br />いた。

    その向かい側にある日枝神社の鳥居には
    可愛らしい色合いの紙製のの花飾りが施されて
    いた。

    那古寺(那古観音) 寺・神社・教会

  • 今日の札所巡礼は終わった。<br />車窓の左に内房総の海岸線を眺めながら<br />ひたすら帰り道を走る青春18きっぷ普通列車である。

    今日の札所巡礼は終わった。
    車窓の左に内房総の海岸線を眺めながら
    ひたすら帰り道を走る青春18きっぷ普通列車である。

  • 今日の暑さに疲れたのか車内でウトウトと<br />うたた寝をしてしまった。<br />目覚めるとまだ内房線の姉ヶ崎駅付近である。<br />房総半島一周日帰り巡礼は約12時間旅であった。<br /><br />旅の最後で楽しい出逢いがありましたので追加します。<br />列車がある駅で停車した時、トンボがドアから車内に<br />飛び込んできました。<br />彼(彼女かな?)は窓のガラスの外に普通の景色が見えるのに<br />車内から脱出できずパニック状態で飛び回っています。<br />乗客たちは迷惑そうな顔をして手で振り払おうとしています。<br />私は帽子を脱いで虫取り網のようにしてトンボを捕まえようと<br />しますが動体視力の低下と反射能力の低下(もともと低いのですが)<br />のため捕まえることが出来ません。<br />ふと気づくと前の座席に座っていた少年(高校1年生くらいか)が<br />いつの間にかあのトンボを素手で捕まえています。<br />トンボは暴れますが彼は動揺せず指で掴んでいます。<br />そして列車が次の駅に停車してドアが開くと彼は静かに立ち上がり<br />トンボをドアの外に話してあげました。<br />私が「良いことをしましたね。」と声をかけると少しはにかむように笑って<br />もとの席に座りました。<br />これも何気ない風景ですが心の中に残る良い思いです。<br />旅をしていると色々なことに出逢うことは楽しい体験だと思っています。<br /><br />次回は房総半島の内陸部にある<br />第30番札所平野山高蔵寺(へいやさん こうぞうじ)と<br />第31番札所大悲山笠森寺(だいひさん かさもりじ)を<br />近いうちに訪ねる予定である。<br />次回の旅ではどのような出逢いが待っているのか今から<br />楽しみである。

    今日の暑さに疲れたのか車内でウトウトと
    うたた寝をしてしまった。
    目覚めるとまだ内房線の姉ヶ崎駅付近である。
    房総半島一周日帰り巡礼は約12時間旅であった。

    旅の最後で楽しい出逢いがありましたので追加します。
    列車がある駅で停車した時、トンボがドアから車内に
    飛び込んできました。
    彼(彼女かな?)は窓のガラスの外に普通の景色が見えるのに
    車内から脱出できずパニック状態で飛び回っています。
    乗客たちは迷惑そうな顔をして手で振り払おうとしています。
    私は帽子を脱いで虫取り網のようにしてトンボを捕まえようと
    しますが動体視力の低下と反射能力の低下(もともと低いのですが)
    のため捕まえることが出来ません。
    ふと気づくと前の座席に座っていた少年(高校1年生くらいか)が
    いつの間にかあのトンボを素手で捕まえています。
    トンボは暴れますが彼は動揺せず指で掴んでいます。
    そして列車が次の駅に停車してドアが開くと彼は静かに立ち上がり
    トンボをドアの外に話してあげました。
    私が「良いことをしましたね。」と声をかけると少しはにかむように笑って
    もとの席に座りました。
    これも何気ない風景ですが心の中に残る良い思いです。
    旅をしていると色々なことに出逢うことは楽しい体験だと思っています。

    次回は房総半島の内陸部にある
    第30番札所平野山高蔵寺(へいやさん こうぞうじ)と
    第31番札所大悲山笠森寺(だいひさん かさもりじ)を
    近いうちに訪ねる予定である。
    次回の旅ではどのような出逢いが待っているのか今から
    楽しみである。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • しにあの旅人さん 2018/08/08 07:04:06
    はじめまして
    私たちのイタリア、イギリス旅行記を読んでいただきまして、ありがとうございます。ちょっと場所が違いますが、お礼申し上げます。旅行記を楽しんで読んでおります。私たちと同じ、文字どっさり派ですね。
    房総は地元でして、長者町あたりは友人もいるのでよく車で回ります。私たちは神社めぐりをしております。お寺は手が回らないので、清水寺は名前も知りませんでした。いいお寺ですね。
    笠森寺においでになる予定とか。
    笠森観音のことですね。地元ではそう呼ばれております。友人がくると連れて行きます。山門に至る階段が急で滑りやすい。四方懸造りの本堂も階段が急です。お気をつけて。l

    2013tomo

    2013tomoさん からの返信 2018/08/08 07:30:01
    Re: はじめまして(お便りありがとうございます。2013tomo) 
    シニアの旅人様

    2013tomo(夫の方)です。

    お便り頂きありがとうございます。

    私たち夫婦はお互いに旅行が趣味ですので
    機会があれば二人で旅行に出かけています。
    私の退職後はもっと旅行に行けると考えていたのですが
    孫たちが次々と誕生して彼らのお世話で思うように計画が
    実行できない状況です。
    でも育ババ育ジジ業務の合間を縫うようにして海外旅行に
    出かけています。
    今年は次の海外旅行まで少し間が空きましたので
    「七十路(ななそじ)前の一人旅」というタイトルを勝手につけて
    ”坂東三十三か所札所めぐり”の一人旅を始めました。
    (青春18きっぷを活用した日帰り旅行中心です)
    年末から来年にかけては中国を中心とした旅行を企画しています。
    来年以降は海外での旅行ブログが再開できそうです。
    シニアの旅人さんのブログにまた訪問させて頂きます。
    お互いに体力と気力が続く間は旅を大いに楽しみましょう。
    「限りある命の暇や秋の暮れ」(蕪村)ですかね。
    それでは、また。

    追伸
    私の文書はいつも長くなるので会員の方々に迷惑をかけていると
    家内から毎回教育的指導を受けています。
    今回も長い返信になってしまい申し訳ありませんでした。
  • ちちぼーさん 2018/08/04 22:01:16
    坂東巡礼をはじめられたのですね!
    2013tomoさん、こんにちは。
    世界を回られた 2013tomoさんが今回は坂東巡礼なのですね。
    仲良しご夫婦の旅を楽しく拝見させていただいていましたが、今回はおひとりなのでしょうか?
    坂東は5月に結願しました。最後のお寺が那古寺でしたのでなんだか懐かしかったです。
    旅行記はまだですが・・・

    今年の夏はとても暑いですので、無理されずに巡礼されますように。

    ちちぼー

    2013tomo

    2013tomoさん からの返信 2018/08/05 01:35:57
    Re: 坂東巡礼をはじめられたのですね!
    ちちぼーさん
    お便りありがとうございます。

    おはようございます。
    2013tomo(夫の方)です。

    7月から坂東巡礼を始めました。
    旅のタイトルは
    『七十路(ななそじ)前の一人旅 
    青春18きっぷで坂東三十三か所札所めぐり』
    と致しました。
    「もう少し涼しくなる秋頃から始めたら!」という
    家内や友人のアドバイスを振り切るように酷暑の
    巡礼路を歩き始めました。
    3年前(2015)に40℃近い酷暑の南仏サンチャゴ巡礼路を
    30日近く歩いたことを思い出しています。
    家内はひざの調子があまり良くないので「歩き旅」は
    もっぱら私(夫の方)の担当です。
    旅のブログは家内への報告書のような位置づけですので
    巡礼の翌日に書き終えてアップする前に彼女にチェック
    してもらっています。
    (ブログは私たち二人の旅のタペストリーです)
    今日は少し足を延ばして第18番中禅寺立木観音を訪ねます。
    山頭火さんの「行乞記」の最初に
    「例のごとく行き当りばったりで、足に任せて歩きつづけて
    おります。」という言葉がありますが
    私の「坂東三十三か所札所めぐり」も札所の順番に
    おかまいなく「行き当りばったり」で始めています。
    結願までいつまでかかるかわかりませんが青春18きっぷ等を
    活用しながら坂東の春夏秋冬の美しさを身体で感じたいと思って
    います。
    ブログは書き続けて行く予定ですので今後ともよろしくお願い
    いたします。

    それでは、また。

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