2015/03/25 - 2015/04/02
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今から3年前の2015年、沖縄離島を旅したときの記録です。
最終目的地の「波照間島」は言わずと知れた日本最南端(有人島で)です。
その最南端で畑仕事をしました。どんどんゴーヤをパスするオーナーさん。。。
客としてではなく子分になった気分です。こちらでも貴重な体験を沢山させて頂きました。
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駆け足で石垣島を観光したあと、離島ターミナルより安栄観光の小型高速船に乗りました。
石垣港離島ターミナル 乗り物
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目指すは日本最南端の「波照間島」
波照間島は飛行機が飛んでなく、船に乗るしかありません。
西表島からは外海になるため波が非常に荒く、天候の影響も受けやすい。
欠航率の高さはとても高くて、6割を超える月もあるそうです。
行ったは良いが何日も欠航が続いて帰って来れないこともある。
この時のように、私にとっては仕事をしていない時でないと行くことが難しい島。 -
下調べでその” 恐ろしさ ”は知っていましたが、改めて船内の注意書きをみると不安がつのります。
【腰椎圧迫骨折をするという事故が発生しています】
・・・。
(本当にこの時の私にとっては「最後の難関」という気持ちでした) -
出航後はしばらく徐行のような感じでゆっくりと進んで行きます。
しかし・・・
外洋に出たとたんものすごくスピードが上がる高速船。
窓を見ると、打ちつける波しぶきで景色が見えません。
一瞬見えたかと思うと、ただただそこは海。
そして波に乗ると言うかぶつかる衝撃がとても大きくて、バン!!バン!!と繰り返し来ます。
高速で進みながらずっと上下している船は、いつか一回転しそうな勢い。
そのまま放り投げ出されそうで恐怖しかありません。
波照間に着くまでの70分間。
ずっと回転しないジェットコースターに乗っている感じ。
船の旅を楽しむというよりは、辛抱の時間でした。 -
ゲロゲロ気分で港に着くと、3泊4日お世話になる宿のオーナーさんが迎えに来て下さっています。
時刻はちょうど夕食支度の時間。
部屋に入り、リュックを肩から下ろし置くと同時にオーナーさんが、
「ちょっとさ、あそこの商店でタマゴ買ってきてくれる?」
さっそくオーナーさんからオーダーが入りました。
そうなんです。
私が今回お世話になるのは「体験の宿」で、滞在中オーナーさんと一緒に畑仕事や調理、釣りなどをします。
それが分かっていたのでフランフランのかわいいエプロンを持ってきましたが、キッチン♪と言うよりかは「ザ・俺の台所」的な。
優雅に南の島でレンタサイクルに乗って島めぐりとかしない予定です。
たぶんそういう余暇的な時間はないと思いますね、、、
3泊4日、ひとつ屋根の下。
オーナーさんとオーナーの弟さんと私の「3人の共同生活」がスタートです!民宿あがた村 宿・ホテル
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さっそく一緒に台所に立ち、お夕飯を作ります。
オーナーさんの手際が良すぎて、私の入る隙間一切なし。自発的に何かが出来る状況ではない。
どんどん調理が進み、 -
私はと言うと・・・
一緒に調理と言うよりかは、オーナーさんが教えて下さる調理のマメ知識を学びながら、
お皿を出したり、
火を使っていて手が離せないオーナーさんの代わりに、冷蔵庫の調味料を取って渡したり。
指し図を受けて動くだけです。
今夜のお夕飯は、オトコの手料理感ただようコチラです。とっても美味しかった~(*^_^*)まんぷくまんぷく。
食後、流しに食器を持って行き洗おうとすると、
オーナーさんの弟さんが食後の食器洗い担当とのことで、私は特に出番もなく。
今日は石垣でも観光をしたので、とても長い一日のように感じました。
おやすみなさい(。-ω-)zzz -
「朝ごはん作りはどっちでもいいよ。」
と前夜にそう言って下さいましたが、せっかくの「体験の宿」ですご一緒させて頂きました。
朝食の中の会話で、
「食事のあとはちゃんと食休みを取らないとね。10時になったら畑に行きましょうか。」
とオーナーさん。
突然、90分のフリータイムキターーーー\(^o^)/♪♪
宿の外に出てよいものか・・・
食休みを強く推奨するオーナーさんに怒られたらイヤだと思って、私も自室でゴロゴロしていました。 -
時間が来て、2人で軽トラに乗り所有するバナナ畑へ。けれども収穫できるバナナが見つかりませんでした。
その後、観葉植物のような「オオタニワタリ」と言うシダ植物が自生するジャングルへ。
「これ天ぷらにすると旨いんだよ。」
そう言って新芽(真ん中のクルっとした柔らかい葉)を摘むオーナーさん。
うしろに私がいることを忘れているかのように、どんどんと先へすすむ。
大きなオオタニワタリに囲まれて、まるで彼は小人のようですな(*´艸`) -
その後、軽トラは1軒の飲食店へ。
「よいサイズのオオタニワタリ採れたけどどう?」と、店主さんにおススメするオーナーさん。
「あら美味しそうね、頂きます!」
先ほど収穫したオオタニワタリの葉っぱすべてお買い上げ。チーン♪
現金収入あり☆と言うか・・・滞在中、私の口にオオタニワタリが入ることはなく(―.―)
そのあと、別の畑で立派なカボチャを収穫しました。 -
オーナーさんは島にいくつもの畑を持っていらっしゃいます。それぞれの場所で収穫した野菜たちは軽トラの荷台へ。
-
すると移動中の車窓から、別の畑で作業をされているオーナーの弟さん発見!
「〇〇さ~~~~ん(^0^)/**」
嬉しくて声をかけさせて頂くと、
「がんばってる~~?昼には戻るからまた宿でね~!!」と、身体を起こし大きく手を振って下さいました。 -
午後から少し雲行きがあやしくなって来ましたが海釣り決行。今晩の夜ごはん(お刺身)がかかってます!
-
ココで、違う所に宿泊されているお姉さんと一緒になりました。
(アクティビティとして宿泊者以外でも参加できます)
コマセカゴに冷凍オキアミを入れますが、気温が高くすぐに溶けるのでハエがすごい。
そのハエがとてつもなく大きくて、まるで蜂。 -
釣り針には大きめのオキアミ(エビ)をつけ、波照間の海に向かって一投~~~~~!!!
-
お姉さんの腕すごいです。
ルアー釣りのご経験があるとおっしゃっていて、カッコいいフォームで遠くまで投げ込みます。
そしておもしろいように次から次へと魚が針にかかり、リールを巻くと・・・
ナゼかとちゅうで魚が外れてしまう。。。(?_?)
私も、です。
その繰り返しで、10尾に1尾の割合でしか釣れない。
「もうちょっとだったのに~~~~(^o^;)」と嘆くお姉さん。
「あちゃー!惜しいな~もう少しだったのに!!」と声をかけるオーナーさん。
けれども私は気づいてしまったのです。。。 -
あれれ!” 返し ” のない針じゃないのコレ。(画像=丸で囲った部分が返しです)
これがないために、暴れた魚がスルっと簡単に外れてしまいます。 -
返しのない針をあえて使うという事は、きっとムダに多く釣れすぎないようにするとか、
魚を傷つけることなく海に返す等、自然を大切にするオーナーさんの海への優しさだと私なりに感じました。
・・・気づいてしまったことは言わずにいよう。
釣りが終了し、お姉さんを宿にお送りしました。
私たちも宿に戻り道具を水できれいに洗って、今夜も一緒にお夕飯づくり。 -
ちなみに滞在中、客は私だけです。
まさにマンツーマン。
さまざまな調理の極意を、直伝で教えて頂きました。テコの原理を使って・・・・ -
スパっと!!!
軽くかぼちゃを切ります。いや~~私だったら、包丁さしてゴンゴンゴンだわ。。 -
午前中に採ったこちらのカボチャは「オリーブオイルの蒸し焼き」に大変身。
厚みがあってまるでステーキのよう。 -
かぼちゃステーキとても美味しいです。私が住む関東ではまず見かけない種類のかぼちゃ。
お姉さんと一緒に釣った魚のお刺身も・・・一緒に釣った・・・
(T_T)。。。
お姉さんは別の宿でお夕飯なので、
この魚の旨さを共有できなくて残念だな、、、と本当に悲しくなりました。 -
するとなんと食後に、
「こんばんわ~~~(*^_^*)」とお姉さんが。オーナーさんが事前にお誘いしていました。
釣った魚をアテに幻の泡盛「泡波」でカンパイ。水(常温)で割った泡盛は美味しかったです。 -
2日目、きのうとまったく同じ行動です。
朝ごはんを食べながら新しくスタートしたテレビ小説「まれ」を一緒に観ました。
そのあとの情報番組の中で、バナナの育て方が取り上げられていて、
オーナーさんと弟さんが、揃って総突っ込みしていたのが笑えました。さすがバナナ栽培本業。
そして今日も畑作業へ向かい、クスっとしちゃうようなトマトに出会えたり、 -
島らっきょう畑では、もくもくと島らっきょうを抜いていると視線を感じました。
島ヤギさんが心配そうに覗き込みます。
” 雑草抜きとちゃうねんで、もっと優しく扱わな "(私の中では島やぎは関西言葉を話す) -
4月と言えど、波照間はすでに真夏日の炎天下。
もーーーほんとに暑い!!!
でもそんなこと口がさけても言えません。
点在する畑を見回り、収穫どきの野菜を探します。
今日はゴーヤが良く実っていました。
どんどんパスしてくるオーナーさん。
カゴあったほうがイイんじゃないのかしら。。と思っても、カゴを取りに行くタイミングが難しい。
人生の中でこんなにゴーヤを抱え込んだのは初めてです。 -
今日のランチタイムはミニトマト100%のミートソースを五穀米にかけて♪です。
右奥は「へちま」のソテー。
へちまは小学生の頃に育てて、その後スカスカのタワシにした記憶しかなく。
食べれるんだ~( ☆∀☆)!と新発見。 -
今日の午後は、お姉さんも一緒に島の自然探検&ジャングルドライブ。
道じゃない道?をガンガン突きすすむ軽トラほんとすごい。
軽トラの底力を知りました。
そして調理だけではなく、生きて行くための色々な知識をご存知なオーナーさんはもっとすごいです。 -
そしてその後軽トラが向かった先は・・・滞在が始まって以来の海!!
パーラーブーブー グルメ・レストラン
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ココでオーナーさんの凄さを目の当たりにします。
「海が一番きれいに見れる時刻に浜辺に到着」です。
ただの偶然ではありません。
その時刻をオーナーさんはちゃんとお分かりで、理由を色々と教えて下さいました。ニシ浜 ビーチ
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波照間ブルーは、刻一刻とその色をかえてゆきます。
このあと、私だけ海に入りました。水着を持って来ていないお姉さんは浜辺で貝ひろいをされていました。
海なのに潮っぽくなくてサラっとした海水。
マイ水中メガネから覗く海の底は、カラフルな熱帯魚がいっぱいです。
そして気持ちよさそうに広範囲を泳ぎ回っています。
わが家の居間の熱帯魚がちょっとかわいそうになりました。
日が暮れるまで泳いでいたいけれど・・・今は集団行動(*´-`)
30分して陸に上がりました。
2泊3日の滞在も明日で最終日。あっと言う間です。
つづく。
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旅行記グループ 再就職前に春の沖縄離島めぐり9日間☆2015/03/25
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