2018/07/11 - 2018/07/13
996位(同エリア1835件中)
mingさん
イングランドの先制弾でビールが飛び交い、クロアチアの逆転弾でスタジアムが熱狂に包まれた。延長にもつれ込んだ激戦は120分走り続けたクロアチアが決勝へと駒を進めた。
【生活費】8万円
【飛行機】12万円
【チケット】35万円/2試合
【通貨単位】1ルーブル=2円
【英語通用度】5人に3人
【旅程】5日間
7/9成田
7/10サンクトペテルブルク
7/11モスクワ
7/12モスクワ
7/13帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
(1)『高速列車・サプサン』
7/11 9:00サンクトペテルブルク中央駅を出発した。
サンクトペテルブルクからモスクワの約650kmを4時間で結ぶ高速列車が2009年より営業を開始した。
サプサン(Сапсан=Sapsan)はハヤブサの意味で、10年前に赤い矢号で8時間かけて移動したことを思うと時代の変化を感じた。 -
(2)『クロアチア・サポーター』
「イングランド、イングランド、ソーリー・フォー・トゥナイト」(今日はクロアチアが勝つから、ごめんなさいねー。)と大合唱で大通りを行進していた。
クロアチアは1998年のワールドカップ初出場での3位以来、4大会続けてグループリーグ敗退や予選敗退が続いた。
モドリッチらの黄金世代を擁し、20年ぶりの上位進出への期待の大きさを感じさせた。 -
(3)『ジョージア・レストラン』
ホテルのあるトヴェルスカヤ駅に到着し、ジョージア(=旧グルジア)・レストランの「ハチャプリ」でランチを取った。
ハルチョー(=牛肉のスープ)も美味しかったが、アジャリスキー・ハチャプリ(=卵入りのチーズパイ)は、出来たてモチモチのパンに濃厚なチーズが入っており、卵もまろやかさを引き立てる一品であった。
店員の応対もとても丁寧で、ジョージアに親近感を感じたひと時であった。 -
(4)『ボランティア』
スタジアムでの道案内や色んな問い合わせ対応などでロシア人のボランティアが大会をサポートしていた。
左の女性が着けている青い大きな手は案内用であるが、「ウェルカム・トゥ・ロシアー」と来場者とハイタッチに使われることがほとんどであった。 -
(5)『ライアン・ギグス氏』
スタジアムでチケットに記載された席を探すと、コーナーキック付近の前から2列目の座席であった。
さらに、かつてマンチェスター・ユナイテッド名選手で、幾度も高速ドリブルで左サイドを切り裂いたライアン・ギグス氏が試合の解説でピッチサイドに来ていた。 -
(6)『クロアチアの勝ち上がり』
クロアチアは、モドリッチとラキティッチのダブル司令塔を擁しているが、チーム全員が攻守に労を惜しまない献身的なチームである。
グループリーグでアルゼンチンに3-0で勝利し勢いに乗ると思われたが、決勝トーナメントでは2試合連続でPK戦を戦い、接戦を粘り強く勝ち抜いてきた。 -
(7)『イングランドの勝ち上がり』
イングランドは、ケインやアリらのトッテナム・メンバーがチームの中心である。
サウスゲイト監督がアンダーの頃から共に戦ってきた若い世代をA代表に引き上げ、一戦一戦勝ち進むに連れて若手が成長していく可能性を秘めたチームである。
イングランドは準々決勝までの5試合でセットプレーでの得点が全11点のうち8点を占めており、ゴール前での大男のぶつかり合いは迫力満点である。 -
(8)『イングランドの先制点』
前半4分、イングランドが好位置でのセットプレイのチャンスを得た。
12番のトリッピアーのフリーキックが美しい放物線を描いてゴール右角に吸い込まれて行った。
イングランド・サポーターの雄叫びのような「ウオォー。」という歓声とともに、ビールのカップが飛び交った。
座席周辺がビールまみれとなり、ワールドカップの洗礼を浴びることとなった。 -
(9)『ケインのドリブル突破』
ハリー・ケインはプレミアリーグで2年連続得点王となるなど、イングランド代表のエースストライカーである。
ただ、イングランド代表の弱点である司令塔が不在のため、中盤に下がってのゲームメイクやサイドからのドリブル突破など、文字通り攻撃の中心として機能していた。 -
(10)『クロアチアの同点弾』
後半23分、ゲームを支配していたクロアチアがようやく同点に追いついた。
大きなサイドチェンジでイングランドDFを広げ、右サイドからのクロスに左サイドのペリシッチ(=写真右)がDFの裏に駆け込んでゴールを決めた。
イングランドの巨漢DFはマンジュキッチをマークしており、左右の展開から生じた守備のズレを突いた執念のゴールであった。 -
(11)『延長戦に突入』
後半、モドリッチを中心に幾度か決定機を得たクロアチアだが、ゴールを決め切ることができなかった。 -
(12)『マンジュキッチという男』
マンジュキッチは前線での献身的な守備が特徴の大型FWである。
名門クラブを渡り歩いたが、苦難の連続であった。
13-14シーズンはバイエルンで前線の軸としてリーグ優勝に貢献したが、レバンドフスキの加入により翌シーズンに放出されてしまう。
15-16シーズンはユベントスでもリーグ優勝に貢献したが、翌シーズンのイグアインの加入により2番手のFWとなってしまう。
苦難の末にたどり着いたのが、運動量を活かした中盤左サイドのポジションである。
全力で守備に戻り、カウンターで大きな体を揺らしてサイドを疾走する姿は感動的ですらある。 -
(13)『モドリッチ世代』
1985年生まれのモドリッチは、1991年のクロアチア独立までの少年時代を内戦の中で過ごした。
空爆と隣り合わせの中でボールを蹴るような想像を超えた環境が、タフな精神力を培う土壌となったかもしれない。
この試合でも、モドリッチは体のひと回り大きいイングランドの巨漢DFに飛ばされながらも守備に貢献し、長短のパスで試合をコントロールしていた。 -
(14)『クロアチアの逆転弾』
延長後半3分、左サイドのペリシッチが頭でゴール前に流したボールにいち早く反応したマンジュキッチがゴール右角に逆転弾を放った。
78,000人の観客の歓声と悲鳴が入り交じり、もちろんクロアチアのサポーター席ではビールカップがシャワーのように乱舞していた。 -
(15)『歓喜のクロアチア・サポーター』
試合終了のホイッスルとともに、クロアチア・サポーターの歓声がスタジアムにこだました。
また同時に、シュケルやボバンを擁した1998年の第3位を超えた瞬間でもあった。
技術力の高さから東欧のブラジルと呼ばれたクロアチアだが、毎回チーム内のゴタゴタで実力を出し切れずに大会を去ることが多かった。
今大会も交代拒否をしたFWのカリニッチが強制帰国させられ、さらに時間をたどればヨーロッパ予選の最終戦前(2017年10月)に成績不振で監督が交代したりと、クロアチアはいつ空中分解してもおかしくない状況であった。 -
(16)『シーユー・ワールドカップ』
クロアチア代表は3試合連続で延長戦を戦い、疲労がピークに達しているにもかかわらず最後まで走り続ける姿は感動的であった。
イングランド代表は若手中心のチームで、前評判は高くなかったが、一戦一戦成長していくチームに親しみを感じた。
世界の一流プレイヤーたちの技術と気迫、チーム全体での戦術、トーナメントを通してのドラマなどを目の当たりにして、生涯忘れる事ができない思い出とともに帰国の途に就いた。
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