2018/06/05 - 2018/06/16
493位(同エリア4271件中)
ちょんたさん
プラハの街歩き二日目です。
干物になりそうに暑い町の中をトラムに乗ってまずは聖ヴィート教会へ。ムハのステンドグラス、王宮、黄金の小道などお決まりのコース。
が、その後、ロブコヴィッツ宮殿というあまり期待しない美術館でベートーヴェンとモーツアルトの直筆の楽譜に遭遇!!一気にテンションが上がりました。
ここはぜひ音楽好きの方は行ってみる価値があります!!声を大にして言います!!しかも写真も撮れるんですよ。
望んだわけではないのですが、道を間違えたおかげで聖ミクラーシュ教会に入ることができました。
ムハの美術館など、行きたいところはすべて回り、夜は合唱団のメンバーが出演するスメタナ劇場へ。
充実の2日目でした。
PR
-
昨日は聖ヴィート教会へ行くトラムの停留所を素通りしてしまったので、今日はそんなことの無い様にという気構えで出かけていきます。
でも、昨日の経験も役に立ち、トラムに乗るところは、昨日の聖ミクラーシュ教会からの方が近いと考えカレル橋を渡ることにしました。その途中にあった彫刻です。 -
カレル橋はこのようにすでに賑やかでした。
-
この空の青さ!!
日本で見たときには確かずっと雨という予報だったのですが、ラッキーでした。 -
皆考えることは同じと見えて、橋の上からプラハ城を狙って写しています。
-
少しズームしてみます。
美しいですね。 -
遠くに目をやってみました。これは橋の左側の方ですが、何か堰が見えます。
-
街灯もいいですね。
-
昨日乗ったトラムが走ってきました。
-
こちらがこの橋の上にある聖人彫像の中で一番有名なプラハの殉教者聖ヤン・ネポツキーの彫像です。
ここから投げこまれたということです。近年になって十字架と鉄柵が取り付けられ、この十字架を触りながら願うと良いとのことで、ピカピカになっていました! -
こちらが聖ヴィート大聖堂です。プラハのゴシック建築の代表建築というだけあって、この高い天井は人を圧倒させる威厳がありました。
でも面白いのは、東側半分は15世紀ごろに完成したものの、西側半分は伏すは戦争によって工事が中断し、1929年にこの大聖堂が完成したとのこと。
どこまでが西で東かよくわかりませんが、中断されていた時はどんなだったのでしょう??? -
正面のステンドグラスをアップにしたものです。これも美しいのですが、必見のムハのステンドグラスは左側に位置されています。
そしてここに入るにはチケットを見せなければいけないようです。プラハカードを出してもNO!と手を振られます。
結局入る前にチケット売り場でこのプラハカードを示すと、このムハを近くで見られる場所に入れるほか合計5つの建物に入れる別のチケットを発行してくれますので、先に行かなければいけなかったようです。 -
無事に近くで見られたムハのステンドグラスです。
この顔の表情が、前に見たときには違和感がありましたが、今回は納得です。
先日、東京で行われたムハの大作「スラブ叙事詩」の連作に出てくるに人々の表情によく似ています。
パリで装飾的な美を求められていたムハが、自分の心の祈りを表すと、こちらの表情となったのでしょう。 -
美しい色彩です。
-
丸窓のステンドグラスは、どこのも美しいですね!!
-
オルガンも大きなものがありました。
-
こちらは整然とした印象です。
-
一番奥の祭壇の飾りです。
-
こちらが、聖ヤンののお墓で、合計2トンの銀が使われているとのこと。
実は、昨日受けた万葉講座の先生がちょうどこの写真を撮ってこられたといって見せてくれました。ヤンの生誕日の近くだったとのことで、私がちょうど切ってしまったこの写真の下側に百合の花が沢山いけられていたとのことです。
百合はマリアの象徴として描かれますので、聖なる花としての意味があるのでしょうね。 -
それにしても銀2トンとは!!
-
この空に向かって伸びるさまを写真ではどうしても表せられません。
-
下に目を向ければ、彫刻も見事です。
-
絵もそれぞれが意味のあるものなのでしょうが、どうしても、こういう空間に飾られたものは、じっと見つめる時間が取れません。
-
押し出されるようにして裏側に出ました。
-
が、正面からの姿を一枚も写してないことに気が付き慌てて正面に戻って写しました。何しろ高いので縦にしても入りきれません。
-
こちらは先ほど出てきた口です。
-
これが旧王宮。がらんとして、寒々しい印象です。
-
黄金の小道に入りました。
あちらのブルーの入り口がカフカの仕事部屋だったところで賑わっていました。 -
可愛らしい飾りのあるお店。
-
先まで行って戻ってくると、ひっそりとロブコヴィッツ宮殿が、歴史博物館となっているのが目に入り、ちょっと寄ってみることにしました。
-
途中のテラスから見た景色もいかにもプラハという感じでですね。
-
人も少ないし、
-
まぁ、すっきりしているといえばそうですが。
-
まぁ、シャンデリアもこんなものかと思いましたが、出口近くで、もうワンフロアあると言っていなかったかしらと思いだして、スタッフの素敵なお兄様に聞くと、わざわざ3階まで案内してくれましたが、驚いたことに、重いドアを開けて入っていくのです。しかも何も書いてないのです。これでは皆さん分からないでしょうね。
とここまでは全く期待感ゼロ!!が、次の部屋に入った瞬間、電撃が!!! -
あまりにもさりげなく置いてあるのですが、じっと目を凝らして読むとベートーヴェンの自筆の交響曲第4番と5番の楽譜なのです!!!
しかもとっても美しい字で…。
ただ、オーディオガイドから聞こえてくる音楽はなぜか5番と6番(田園)でした。 -
あまりにも小さなベートーヴェンの肖像画…。
-
これが4番の楽譜。
-
開かれたのは、モーツアルトがヘンデルのメサイアを派手に編曲したものだそうです!!
-
そう書かれていました。そんなものがあるなんて初めて知りました!
流石に指揮者の小屋敷先生はご存知でしたが。
先生に夜お会いした時にこのベートーヴェンの話をしたら、次の日見に行って大感激してらっしゃいました!!! -
それにしてもさりげなさすぎませんか???
-
皆さん!この建物ですよ!お見逃しなく。しかも、3階の重いドアを開けることをためらわないでくださいね。
下に降りてきて私たちが興奮して先ほどのハンサムなスタッフに話しかけたら、何やらにこりと笑って「日本人??」と聞くのです。そうだと答えると、「Marimo.Marimo」と言ってなぜか手招きするので行ってみると・・・
机の後ろから「まりも」を取り出してにこにこして嬉しそうに見せるのです。
何でも友人が日本に行ってお土産にしてくれたそうで、日本人だけはわかってくれると思って機会を狙っていたのではないでしょうか。(笑) -
さて、衛兵がいる門を出たのは良いのですが、まったく場所が分かりません。入口に出たのではないことは確かです。
-
仕方がないので歩いていくと、だまし絵のような外壁の建物が出てきました。ガイドブックに載っていた気もします。
-
向こうからも人が来るので同じ方向に歩いていくと、聖ミクラーシュ教会に行く矢印が見えました。
-
こちらは打って変わって、イタリアでよく見かけるロココ風の派手な教会で、天井画の美しい教会でした。
-
しばし見とれました。
-
彫刻も派手です。
-
大変な時間のかけ方ですね。
-
どこを写してもこの感じで豪華絢爛です。
-
このような空間にいつもはいれたら魂も浄化されるでしょうか?
-
全体の調和もこれはこれで見事です。
-
そのまま下ってきましたら、丁度朝乗ったトラムの停留場が見えてきました。だいぶ景色も馴染みが出てきた証拠です。
-
向こうからトラムが来ました。
-
今度はムハの美術館に入ります。
日本ではミュシャと発音しますが、チェコでは「ムハ」です。
ここは小さな美術館で例のあのスラブ叙事詩の連作はありませんでした。
テレビでいろいろ解説していました。 -
今日行ったところのいろいろなチケット。
-
さて、軽くお夕飯を済ませていかなければ音楽会に間に合いませんので、ホテルにあるカフェの方で軽く済ませました。
これはリゾット。とっても美味しかったです。 -
姉はメカジキかマグロののったサラダ。こちらも美味しかったそうです。
-
疲れたので、デザートも。このアップルシュトューデルが最高に美味しかったと姉が言ってました。
-
ふと目をあげると、壁に先ほどムハの美術館で説明していた屏風のようなものが飾られています。
聞くとやはり本物でした!! -
シャンデリアとの位置関係としてかなり高いところに飾らています。
-
と鳴門こちらも多分本物でしょうね。
-
さて、早めにスメタナホールに入りました。
-
天井が何しろ高いのです。
-
複雑な模様になっている天井付近です。
-
舞台はこんな感じ。
-
そこへ指揮者といつもお世話になっている伴奏者が現れ、特に伴奏者は全く知らなかったので、「え~~~~!!」とお化けを見たような顔をされました。(笑)
-
演奏会は、流石に響きの良いホールに合唱団のとても美しい声が響き、会場の方々も最後はスタンディングオベーションとなりました。
-
合唱団の皆さんも本当に嬉しそうです。
はるばるここまで来て、こんなに素晴らしい体験ができて、Iさん、良かったですね。
私たちの二日目も、思いがけないベートーヴェンに会ったり、いきなり「Marimo」に会ったりと、充実の一日でした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちょんたさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
67