2018/06/11 - 2018/06/13
77位(同エリア225件中)
しんちゃんさん
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2日目、いよいよ尾瀬へ。旅行社のツアーの中からの「体力に自身が無い人は・・」の文面に従い、無難で最短で行けるコースを選択。
奥只見湖を遊覧船で上陸、渡りバスでブナ林を抜け、福島県側・沼山峠から入山して、大江湿原・尾瀬沼に至る超初心者向けコース。歩行時間:3時間・7km 標高差:約110m。 新潟からの玄関口として尾瀬を日帰りでき、尾瀬沼までを最短で往復する行程のハイキングです。
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現地で…尾瀬ヶ原、大江湿原といった湿地帯や尾瀬沼、そして至仏山、燧ヶ岳などの山々からなる一帯を総称して尾瀬と言う…と、説明を受け地図を広げて見る(@_@) 群馬・福島・新潟・栃木の4県に跨る広大な湿原だ。尾瀬の出入り口は、主に福島県側の会津、群馬県側の沼田、新潟県側の越後のようです。この中で、群馬県側の鳩待峠から入り尾瀬ヶ原を6時間歩くのが一般的コースのようです。
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初めての尾瀬は思いのほか楽~に歩けた!と言っても3時間歩いただけですが。生憎後半天候が崩れ尾瀬沼で昼食を食べただけで周辺散策もままならず
雷ゴロゴロ”行きは良い良い帰りは恐い♪”・・になってしまいました(-_-;)
尾瀬日帰りなのでしょうがない。2度目があるのなら山小屋に泊まりもっと尾瀬を歩いてみたいー。今度こそ歩けるうちに!!(*'▽')
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2日目日程
ホテル8:30発(バス)⇒奥只見9:10着…奥只見ダム…奥只見遊覧船9:25発~~~尾瀬口10:05着…会津バス10:10発⇒沼山峠11:15着【ハイキング開始】〈大江湿原・尾瀬沼〉昼食… 沼山峠15:00発・会津バス⇒16:05着尾瀬口・奥只見遊覧船16:10発~~~奥只見ダム16:50着…奥只見(バス)⇒湯沢東映ホテル18:00着
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 読売旅行
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おはようございます。
例年よりも早い梅雨入りで空模様が気になる2日目の朝です。
ホテルゆのたに荘4階客室からの長閑な風景 -
早起きして朝風呂を独りじめ。温泉はいいわぁ~~
その後朝食です。
期待でもう胸が膨らんで空腹感は余りありませんが、今日の行動に備え和定食の朝食を残さず頂きました。 -
集合時刻の8時15分になり、バス全長22kmのうち約18kmはトンネルのシルバーライン経由で奥只見市方面へと走り出しました。
ゆのたに荘から同乗された尾瀬専門ガイドfさんの話を聞きながら今日の行程を地図で確認。
沼山峠⇔大江湿原・尾瀬沼の、初心者向けハイキングコースで、滞在時間は3,5時間の予定。 -
赤と緑の屋根のドライブインがある、奥只見市営駐車場には30分程で到着。
紅葉のシーズンは渋滞することがあるそうですが、今日はスムーズに来れました。
トイレ休憩後、奥只見乗船場まで移動します。 -
駐車場にあるスロープカー乗り場。
見上げる先にあるダム広場までスロープカーを使えば片道約4分で楽々行けるようです。しかし徒歩でも倍の時間は掛からないと聞き、足慣らしに歩くことに。スロープカーは片道100円。 -
先を行く殆んどの人が歩いています。
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駐車場~ダム広場間の標高差50mを歩きます。
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上り階段ばかりで、歩き始めは足が重くキツイ <`ヘ´>
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スロープカーに追い越され、”乗った方がよかったかなぁ~”と、グリーンのボディーカー横目に歩く。
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スロープカーは、ここで終点。
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たかが標高差50m、7分程の距離歩いただけなのに汗がドォーと出ます。
汗をぬぐいながら、雄大な山並みと駐車場にある赤い屋根のドライブインを眺望する。 -
少し歩いてダム堤まで来ました。
しばしネイチャーガイドfさんの話を聞きながら、ダムと奥只見の自然を堪能。
新潟県と福島県の県境にあって、ダムのスケールの大きさにびっくり。 -
奥只見ダムは、日本で2番目に貯水量の多いダムで、福島県南会津郡檜枝岐村と新潟県魚沼市に跨る、阿賀野川水系只見川最上流部に建設されたダムです。
貯水量は日本第2位、堤高は157mで第5位。
重力式コンクリートダムとしては、堤高、総貯水容量が日本一。
工事には延べ600万人の労務人員と 約390億円の費用がかかったそうです。 -
奥只見ダム下流の景色。
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奥只見ダムはその下流にある大鳥ダムをそのまま利用して、新たな水路と電源開発奥只見発電所を地下につくった日本一の出力を誇るダムです。
放水が見られないので不思議に思っていたら、地下に発電所を造っているからと聞き納得! -
翌1961年7月、ダムは完成し発電も本格稼動することになった。総工費は約360億円であり、同時期に完成した黒部ダム(黒部川)と並んで日本のダムの歴史における金字塔となった。なにかと自慢できる点が多いダムです。
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ダムの近くの高台にある奥只見電力館。
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ダム湖百選に入る奥只見ダム。
2000年公開の映画「ホワイトアウト」のモデルは奥只見ダムだったようです。 -
しばし奥只見ダムに関する話を聞いた後、遊覧船の奥只見乗船場まで移動。
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この案内板によると、越後三山只見国定公園に指定されている奥只見湖遊覧船の航路は、周遊コース、銀山平コース、尾瀬口コースの3コースあるようだ。
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ダムから徒歩2分位、遊覧船奥只見乗船案内所が見えて来た。
先頭歩くガイドさんの黄色のリュック。大きく重そうで気になる(笑) -
ダムによって出来た人造湖の奥只見湖。
まるで手のひらを広げたような複雑な形をしている。
こちらは、湛水面積 が日本で3番目に広い。 -
奥只見湖遊覧船の往復乗船料金や、明日の入園料などはすべてツアー料金に含まれていました。外出時の支払担当の私。今回は殆ど財布の出し入れがないので楽ちん!
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乗船場に尾瀬口コースを巡る「おぜ号」が停泊している。
乗船が始まっている模様なので急ぎ足で階段を降りる。 -
9:25発のおぜ号に乗り込みます。
船体にミズバショウとニッコウキスゲをあしらったおぜ号は150名乗り。
窓際の席はほぼ埋まっていたが、なんとか最前列窓際に座ることが出来た。 -
隣の大型遊覧船は、銀山平コースを回るファンタジア号のようです。
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船内アナウンスがあり景色に目をやると、切り立った岩が見えて来た。
虚空蔵岩(こくぞういわ)というダム建設による水没前から住民たちの自然信仰の対象として崇められていた 岩場でした。 -
谷間にはまだ残雪が見られる。
残雪踏みしめ尾瀬沼を歩くのかと思うとちょっと心配に(^_^.) -
奥只見を出発した船は、40分で尾瀬口乗船場に到着。
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尾瀬口乗船場から徒歩5分程の尾瀬口バス停から、10:10発の沼山峠行きに乗る。
会津バスにも車体に美しい水芭蕉が描かれている。 -
尾瀬口を出発したバスは途中1カ所、御池(みいけ)に一時停車。
このバスは沼山峠まで入れますが、一般車両はここ御池までで先には入れない。
福島側の尾瀬ハイキングの拠点となっている標高1,500mの御池。
広い御池駐車場には目で追っただけでも30台以上の車が駐車していた。 -
バスは再びくねくねした道を少しずつ高度を上げ走り出しました。
途中一箇所だけアナウンスがあり、左手側に「ブナ平」と呼ばれるブナの原生林が生い茂る美しい景観が現れ、慌ててバスの窓の曇りを手でふき取って撮影しました。 -
11:15 尾瀬口から1時間5分、沼山峠到着です。
標高1,700mの沼山峠。曇り空で少し肌寒く感じますが、歩きだすと体が温まるのでこの時期薄手の上着姿で良さそう。 -
沼山峠休憩所
ここは福島県に入っていて檜枝岐村営の休憩所です。 -
尾瀬国立公園の地図
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尾瀬沼山峠の休憩所で身支度を整え、ガイドkさん先導で準備体操。
3名のネイチャーガイドが、14名づつ3グループに班分けして案内してくださいます。 -
沼山峠登山口
いよいよ~入山開始♪
”大江湿原まで歩いて40分ほど、尾瀬沼までは60分ほど”と、具体的に時間を聞きなんだか気が楽に! -
登り始めの木道は、木と木の間に石が埋め込まれている。
靴に着いた泥除けの為だそうです。 -
いきなりオオシラビソの林の中をくねくねと登っていく。
木道の登り階段がしばらく続きます。
去年の今頃はこの辺りにも残雪があり、この先の標高の高い場所へは登山靴や長靴が必須だったそうです。今年は雪解けが早く残雪が無いのでウオーキングシューズで十分 用が足り、とても歩き易い。 -
*オオシラビソの大木
アオモリトドマツともいう亜高山帯植物の代表的な樹種。 -
針葉樹の森の先頭を行くガイドTさん。ビューポイントに来ると振り返り説明。
植物名や尾瀬の自然界の話等々で、尾瀬初心者にはありがたい(*_*) -
*オオカメノキ
別名ムシカリと言い、葉が亀の甲羅のようにも見える。 -
*ギンリョウソウ
全体が白色で葉緑体をもたない花で、茎は高さ20cm位になるようですがまだ出始めで3cm位。
教えてもらっても見過ごしてしまう程小さな花も見逃さない、さすがネイチャーガイド!因みに普段は会社勤めをしていると話されていました。 -
沼山峠から、最初の800mを登り切ると平坦からゆるやかに下りになり、やがて沼山峠展望台に到着。
山間に静かにたたずむ尾瀬沼がチラッと見えます。
自然の美しさに感動をおぼえる景色☆彡
ベンチがありここで小休止。 -
さらに沼山峠展望台から幅広の木道をジグザグに下り薄暗い林を抜けると、ぱっと周囲が開けた。ここが花の湿原で有名な大江湿原!
沼山峠から尾瀬沼に向かって歩くと最初にこの湿原に着きます。 -
"一面山吹色に咲き乱れるニッコウキスゲ" 尾瀬を代表する景色のひとつとして雑誌やポスターでよく見られる場所はこの一帯だそうです。
今は大群生する場所に、鹿の食害を防ぐ網がかかっています。これだけ広いと、シカを囲い込みで捕獲するのは大変なようです。
近年は食害でニッコウキスゲ咲き乱れるほどではないとの話でしたが…一度は見てみたい! -
木道は、右側通行ですが、
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反対側から来る人が居なければ左側通行で追い越しも可能。
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緑の濃淡のグラデーションが美しい~。
大自然が織りなす美しい景観☆ -
前方にいるハイカー、立ち止まって花を見たり、景色に見入ったり。
大江湿原には、可憐な花々が多く咲いているが、私たちは行列を乱さないようにひたすら歩かなければならないので、ツアー以外の人がうらやましいー(笑) -
歩きながら花を観賞しつつ慌てて撮るが、撮れてもまともな写真がほぼ無い(/ω\)
復路で頑張って撮るつもりでいましたが、それも叶わず・・・結局このような写真しかありませんが掲載します。
*イワナシ -
*ハクサンチドリ
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*レンゲツツジ
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*イワカガミ
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*ヒメイチゲ
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*ゴゼンタチバナ(御前橘)
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*ミヤマキンバイ
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*ワタスゲがところどころに残っていた。
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*タテヤマリンドウの小さな花
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木道と木道の間から顔を覗かせる水芭蕉。
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*水芭蕉
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*コバイケイソウ
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*リュウキンカと水芭蕉が水辺に咲いていた。
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分岐点
尾瀬沼ビジターセンターまで1,1㎞の標識 -
大江湿原から尾瀬沼まではよく整備された木道。ファミリーも年配でも楽々。
のんびり歩けたら最高なんですが… -
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尾瀬沼ビジター200mまで来ました。
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尾瀬沼ビジターセンター、山小屋、休憩所などが立ち並ぶ場所は間もなく。
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12時過ぎに尾瀬沼ビジターセンターに到着。
ここで食事休憩する予定でしたが、センター内は大勢のハイカーで溢れかえっていました。 -
長蔵小屋
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尾瀬沼ビジターセンターの近くにある長蔵小屋無料休憩所に入り、昼食を食べます。
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昼食のおにぎり弁当。朝バス乗車前にお茶と共に配られたものです。
おにぎりを美味しく味わって食べていたのもつかの間、案じていた天候が急変し、ザァーザァー雨が降り出し、おまけに雷まで鳴る始末(-"-)
慌てて残り半分の弁当を口に放り込み、上下ゴアテックスの雨具を着てリュックサックカバーも付け雨の防備しました。まだ長蔵小屋に居た時に降り出したので濡れずに済んでよかったのですが、出来ればあと1~2時間降らずにいてほしかた! -
ゴロゴロと雷が鳴り響く!! 梅雨入りしたとは言え天候の急変に驚く<`ヘ´>
傘を差す人はガイドさんに注意を受け鞄に片づける。尚も鳴き止まぬ雷に皆ピリピリ緊張しながら来た道を折り返す。
往きは良かったのに、帰りは散々な目に合う。
木道は、滑りやすい所や破損している場所もあるので、下ばかり見て歩きました。
こんな天候で復路は写真1枚撮れませんでした(-_-) -
沼山峠休憩所に着く頃皮肉にも雨が上がりました(-.-)
梅雨の最中なので覚悟していましたが、1時間の滞在時間ではやはり不消化気味。
もっと尾瀬を歩いてみたいな! -
沼山峠15時発の会津バスで、尾瀬口まで向かいます。
往路も全く同じ道程。 -
16:10発の奥只見遊覧船で魚沼へ戻ります。
船中の壁に飾れた手ぬぐい。販売している? -
40分で奥只見湖遊覧船乗り場に着きました。
周遊コース、銀山平コース、尾瀬口コースの三隻が勢ぞろい。 -
往復ですが、景色もよく清々しい気分で奥只見駐車場へ。
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奥只見駐車場に戻ってきました。
バスで今日の宿泊先へ向かいます。 -
バスは2時間近く走り、夕暮れ間近に越後湯沢市に入ってきました。
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スキーや温泉観光で知られる越後湯沢。
東京駅からは上越新幹線で80分前後で来られる観光地。 -
宿泊先、湯沢東映ホテルが見えて来ました。
*****最後までご覧いただきありがとうございました。*****
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