【90】旅行記39　(1)野生のジュゴンに遭える島・ブスアンガダイビングの旅

2018/06/06 - 2018/06/10

「ジュゴンがいるぞ！」とクルーの1人が発見した。船の上から10人もの大人が目視で探すアナログ手法であったが、そのエリアに急行して間近のジュゴンダイビングを楽しんだ。
【生活費】2万円
【飛行機】8万円
【ツアー】7万円(ダイビング)
【通貨単位】1ペソ=2円
【英語適用度】全員
【旅程】5日間
6/6羽田→ブスアンガ
6/7ブスアンガ
6/8ブスアンガ
6/9ブスアンガ
6/10帰国

エリア パラワン島(フィリピン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 船
• 航空会社: フィリピン航空

(1)『ブスアンガに到着』
6/6 12:00フィリピン西部のブスアンガ島に到着した。
マニラとセブ島で2回飛行機を乗り換え、さらに車とボートに40分乗り継ぎエル･リオ･イ･マールに到着した。
4月に本屋でジュゴンに会えるとの記事を見て、ダイビングの代理店へ直行した。
5月までホテルが満室で、6月なら空きがあり早速予約した。

(2)『ダイビングスタート』
6/7 6月のフィリピンは雨季がスタートする月である。
ダイビング初日の朝も雨の音で目が覚めた。
集合時間にダイブショップへ行くと、「雨は小降りになるからジュゴンダイビングは決行だ。」とのことであった。

(3)『ジュゴンの探し方』
2時間ほどボートに揺られ、アバンアバンアイランドに到着した。
ジュゴンは2～3秒しか水上に現れない
経験豊富なクルーは、「ジュゴンを見つけるのは簡単だよ。ジュゴンは呼吸する時に、頭の白いコブが見えるからそれをみつければいいんだ。」と自信満々に言った。

(4)『ジュゴン・ダイビング』
船の上から10人もの大人が目視で探すというアナログなものであったが、「あそこにいるぞ。」とクルーの1人がジュゴンの頭を発見した。
ジュゴンを見つけたら、そのエリアにボートで急行して近付いてダイビングスタートである。

(5)『ブリーフィング』
ジュゴンの名前アバンで、オスである。3匹から5匹のグループで活動し、全部で48匹のジュゴンが確認されている。
ダイビング前のブリーフィングでのジュゴンダイビングの注意点は2点であった。
ジャンプインしないで、静かに水中に入ること。ジュゴンにぶつからないように、横を泳ぐこと。

(6)『ジュゴンの生態』
海底10mほどの所で海藻を食べ、1日300kgの海藻を食べる。
睡眠は6分眠って、呼吸のために水上に上がることを繰り返している。
目が悪いので、匂いで物を区別している。

(7)『人懐っこいジュゴン』
大人しくて人懐っこく、黄色いパイロットフィッシュと一緒にのんびり泳いでいた。
人間のクロールくらいの速さで泳いでいくので、フィンを全力で動かして必死に追いかけた。
非常に近くでジュゴンが撮影でき、満足のままジュゴンダイビングは終了した。

(8)『トウアカクマノミ』
クマノミを見つけると東南アジアに来たことを実感する。
いつもはモコモコのイソギンチャクの中にいるクマノミが定番であるが、イソギンチャクが小さいため、撮影で近づくと警戒して影に隠れてしまった。

(9)『人懐っこいアオウミガメ』
ブスアンガ島はアオウミガメが多く見られるスポットである。
インストラクターが海藻を口に持っていくと、警戒することなく、アオウミガメはあむっと食べていた。

(10)『ギョクザンマル』
6/8 8:30ブスアンガ島北部の沈船スポットのギョクザンマルに到着した。
太平洋戦争時に沈んだ輸送船で、戦後70年以上をツバメウオやウミウシなどの棲みかとして第2の人生を歩んでいた。

(11)『エル・リオ・イ・マールの生演奏』
エル･リオ･イ･マールでは、ディナータイムに生演奏+生歌のサービスがある。
即興でリクエストの曲を演奏してくれる。
本格的な演奏にディナー会場の全員が感嘆の拍手を送っていた。

(12)『シー・ユー・ブスアンガ』
帰国の2日前に空港で飛行機事故があり、前日のフライトが全部キャンセルとなっていた。
何とか帰国便が飛び、空港クルーの懸命な努力に感謝した。
本屋でジュゴンに会えるとの記事を見てブスアンガ島へやって来たが、間近でジュゴンに会うことができて、満足いく旅行であった。