バンコク旧市街を彷徨う-2018/05/14 最終日ぎりぎりまで満喫。そしてビジネスクラスで帰国の途

2018/05/11 - 2018/05/14

タイトルが前のままだったので修正しました。

深夜便を選んだのは久しぶりのバンコクをぎりぎりまで堪能するため。3日連続で訪れたヤワラー。問屋街らしき裏通りを彷徨ったあと、残る目的は二つ。バンコク楽宮ホテルに書かれていた置屋が並ぶような界隈へ行き、今との違いに思いを馳せることだ。果たして、怪しかったはずのNANA通り(スクンビットの派手なピンク街NANAと同じ名称なのは偶然なのだろうか）
は、女子が好きそうなお洒落カフェや地ビールを出す素敵バーなどが立ち並んでいた。かつて巣窟のように言われていた界隈を離れ、同室者と合流。今滞在初のフカヒレを堪能し、最後のtuktukでホテルのあるカオサン・ラムブトリーへ。そして旅のフィナーレはタイ国際航空のビジネスクラス・ロイヤルシルク。前夜のインターネットチェックインで感じた嫌な予感とは…

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0

Song Sawat Rdをさらに北東へ進むとバンコクチャイナタウンの大動脈ヤワラー通りに出た。ネオンが輝く前の街は何だか疲れたように見える。

ヤワラー通りを突っ切ると一気に下町感が増してくる。海外天とはいかなる食べ物なのか分からないが、店内を覗き込むこともせず進む。

ほどなく現れた廃墟感漂うローカル食堂。沈没組以外、欧米人が寄りつくことはないだろう。

真新しいプラスチック製の椅子が重ねられているところを見ると、開店前なのだろう。決して潰れたわけではないようだ。

深紅の提灯を下げた書店。コーヒーも出すのだろうか。

さて、目的地のNANAに近づいてきたようだ。路駐の車が多いが人通りは少ない。そもそも雰囲気が暗い。

目的のお洒落カフェがあるゲストハウスを発見。実はrivasuryaのほか、ここも一晩だけブッキングしておいたのだが、なぜか土壇場でキャンセルしてしまった。ここを根城にヤワラーを彷徨うのもいいと思っていたのだが。103 ? Bed and Brewsという名前だが、スポット検索で出てこないので目安の位置を記してみた。

プーケットのオールドタウンに似た外観の建物並んでいる。しかし、雰囲気はプーケットの明るさとはほど多い気がする。屋台を曳く夫婦はどこに、その商いを落ち着かせるのだろう。

古民家再生と言ったところだろうか。タイ愛好家facebookで書かれていたバーが見えた。かつての宿泊所にも置屋にも見える。

ドアに近づく。Ba hao（八號）とある。まだ夕方なためか開いていないようだ。それにしてもただ者ではない雰囲気が漂う建物だ。カウンターでバーボンロックの一杯くらい呷りたくもなる。ここもスポットには出てこないので目安の位置情報を記しておく。

ラーマ４世通りの方を振り返る。車も人の通りも多くない。実に静かだ。左の白をベースとした建物はホテルだろうか。屋上から通りを見下ろしたくなった。

この辺りの路地はgooglemapで確認する限り、みなNana通りとなっている。そんな路地の一角で見つけたお洒落カフェ＆花屋。決してパリの街角ではない。Onedaywallflowers oldtownという店名らしい。

その花屋で見かけた飼い猫。野良猫ではないと推測したのは、タイらしい装飾の首輪をしているからだ。発見したときは道端にいたのだが、カメラを向けると店先のベンチにピョンっと飛び乗り、このポーズ。モデルか？君は。

Nanaを彷徨うと、ほかにもお洒落そうなバーが数軒あった。開店前なので雰囲気は分からないのだが。少なくとも沈没組が屯する感じではない。

彷徨っているうち、汗もかいたきたので目的のカフェに入った。カフェのカウンターはホテルのフロントも兼ねているようだ。左奥の階段を上がると客室だろう。

アルコール類もあるようだったが、喉が甘みも欲していたためアップルジュースを注文。洒落た瓶詰めと、生リンゴの薄切りが入ったグラスが運ばれてきた。かつて巣窟と言われてきた界隈でこんなドリンクが出ると、「楽宮ホテル」執筆の頃、誰が想像できただろう。

ラマ４世通りから光が差し込む。30度を超す灼熱に晒された空気が、開け放たれたドアや窓をくぐると嘘のように涼しくなる。冷房が苦手な自分にはありがたい。

ほどよく冷えたアップルジュースを飲み干し、再び熱でむせるヤワラーへ。そうか、歩道の上から掛けられた数枚の暖簾も涼感に一役買っていたのか。

夕飯はフカヒレをつまみにシンハーと決めている。ヤワラーで思いつく店というと二つ。つまり南星燕窩と東方燕窩。とりあえず東方燕窩のあるPhadung Dao Rdへ。赤提灯、ジャンクフルーツ…チャイナタウンらしいひとこま。

Phadung Dao RdとPlaeng Nam Rdを結ぶ裏通り。soi phiphaksa。ソイは何本かある。怪しそうだが、生活道路なので危なくはない。tただ興味本位でカメラを向けると嫌がられるのは、日本だって同じ。

Charoen Krung RdからPhadung Dao Rdへ入った辺り。ヤワラーを走るrtuktukが一番好き。

Plaeng Nam Rdにある有名店の東方燕窩。学生のような店員が目立つ。バイトかもしれない。呼び込みはおとなしい。と言うかほとんどない。

東方燕窩 その他の料理

ここもPlaeng Nam Rd。頭に物を載せて歩く光景が、こんな大都会で見られる。これがバンコクチャイナタウン。バリ島なんかでは当たり前のように見かけるのだが。

ようやく店を決めた。まったく呼び込みがないのが気に入った。漢字の看板だが、真ん中の「友」しか分からない。googlemapではタイ語しか出てこない。老舗だと思うが、店内は最近改装したという感じだ。

シンハーを注文。連れが下戸なので小瓶にしようと思ったのだが、生憎、置いてないとのこと。

今回の旅で初のフカヒレスープ。見た目よりあっさした味。これでいい。パクチーはもう少し振りかけたいところ。

厨房は入り口の方にある。親父の手際のよさは見ていて惚れ惚れする。味がいいのも頷ける。こういう店によくあるのが店先の椅子。ぼ～と座らせてもらいたいと、常々思う。

手前の丸テーブルに陣取った。ビデオカメラを外に向け街を撮るためだ。

滞在中最後のtuktukは愛想のいい運転手。食堂を出てすぐつかまえたのだが、まず200バーツと言ってくるのは同じ。ぼる値段を談合しているのではないだろうか。お互い片言の英語で会話しながらカオサンまで。途中、寺院やら名所やら案内してくれたが、会話の端々に日本好きなのが見て取れた。「アベさんのことは好きですか」と問われたときは苦笑したけれど…。

Chakrabongse Rdを歩いているとツアー案内板や、天井のテントさえないカフェを発見。夜だと気づかなかった。

プレスメンへさらに歩を進めると、フルーツ屋台のお兄さん。左の人だかりが気になる様子。

右側は地元スーパー。今回のお土産はヤワラーの茶葉以外、すべてここで調達した。安上がりということもあるが、珍しい商品も多いのでお奨めではある。

スーパーの前に人だかりが。狭い歩道なので進むのも一苦労。宝くじなのだが、売り場の様子は日本とはかなり違う。馬券を並べて売っているような雰囲気だ。実に楽しそう。

ソイラムブトリ。屋台前でスマホをいじる女店員。バンコクでよく見かける日常だ。

少し雨が降ってきた。帰国準備まで時間があるので雨宿りがてらゲストハウスの食堂へ。今回、１度も口にしていなかったカオパッをアテに最後のシンハー。

ニュー マイハウス ゲストハウス ホテル

ソイラムブトリを行き交う姿を眺めながら最後までバンコク旅を満喫。やはり裏カオサンはのんびりしていて好きだ。

ついに帰国便チェックアウト。ビジネスクラスであるロイヤルシルクは特別ゲートがある。しかもソファに座りながら手続きするのだ。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

身体検査、手荷物検査もエコノミーとは別になっている。検査ゲートをくぐると下のラウンジへと下りるエスカレーターまで一直線。

帰国便がまた機材変更。スタッガードシートでなくてがっかりしたが、隣に人がいないよう配慮はされていた。

さりげなくハイビスカスの花びらが添えてあるのは行きと同じ。

夜食はこんな感じ。これにて２年ぶりのバンコク旅は終了。お疲れ様でした。