2018/04/20 - 2018/04/21
585位(同エリア1406件中)
naoさん
旅の行程
4月20日 福島宿、上松宿、寝覚
4月21日 中津川宿、大井宿
島崎藤村が馬籠宿を舞台にした小説「夜明け前」の冒頭に書いた、『木曽路はすべて山の中である』という文章に心惹かれて木曽路を訪れました。
上松宿の南にある「寝覚の床」は、木曽川の激流によって侵食された花崗岩が作り出した峡谷で、木曽八景の一つとして知られていますが、中山道から「寝覚の床」への入口には、参勤交代の大名なども逗留したと伝えられる寝覚立場(たてば)があり、今も風情ある建物が残っています。
重厚な「せがい造り」の旅籠屋「たせや」と、喜多川歌麿の「木曽ねざめのそば越前屋之図」に描かれている「越前屋」の2軒で、長らく旅館や民宿として使われてきましたが、現在は営業されていないそうです。
ちなみに、かつての「越前屋」の建物のすぐ下の国道19号線沿いでは、「越前屋」のそば店が今も営業されています。
なお、実際の行程では先に寝覚と上松宿を訪れたんですが、中山道六十九次の順番に併せて福島宿の旅行記を先にしました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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国道19号線沿いの「越前屋」のそば店で食事した後、車を停めさせてもらって寝床の町歩きを始めます。
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中山道は坂道を上がったところを通っているようです。
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木曽郡上松町の汚水桝の蓋。
樹齢300年以上の木曽ヒノキで知られる赤沢自然休養林で保存運行されている「森林鉄道」と 町の花「オオヤマレンゲ」がモチーフになっています。 -
見上げると、風情ある町家が見えてきました。
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こちらが「越前屋」さんで・・・
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こちらが「たせや」さんです。
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両家の間の道路に、柱が差し込める穴の開いた石の基礎が埋められています。
お祭りかなんかの際に使うんでしょうか・・・。 -
では、先ずは「たせや」さんから・・・。
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「祢ざ免の床」と書いて「ねざめのとこ」と読ませるんでしょうね。
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昔ながらの真っ赤な郵便ポストは、古い町家との相性がバッチリです。
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上松町のコミュニティバスのバス停がありました。
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間近で見ると「せがい造り」のディティールがよく判ります。
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「たせや」さんの全景。
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建物全体が「せがい造り」で造られています。
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では次に「越前屋」さんへ。
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素晴らしい外観を見せる「越前屋」さんです。
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喜多川歌麿の「木曽ねざめのそば越前屋之図」にも描かれているように、かつては蕎麦屋と旅籠屋を営んでおられたようです。
ちなみに、「越前屋」のそば店は今も国道19号線沿いで営業していて、私も車を停めさせてもらっています。 -
デザインに創意工夫の跡が見られるガラス戸です。
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軒下に吊られた行燈看板。
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寝覚の町並みです。
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道路から一段下がった所に玄関のある町家です。
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三叉路の角にある津島神社の境内に立っている桂の木。
中山道を往来する旅人達の道しるべとして重宝されていたんでしょうね・・・。 -
建物全面に板庇が架けられている町家です。
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屋根が飛ばされないよう重しの石を乗せている町家です。
でも、実際は風情を演出することを意図しておられるだけなんでしょうけど・・・。 -
こちらの町家は、妻面に「せがい造り」の名残の、腕木だけが残っています。
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上松中学校の南側まで来ると、急に道が狭まっています。
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これは復元された中山道の石畳道のようです。
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ほんの僅かな距離しか復元されていませんが・・・
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険しいことで知られた中山道の面影は十分に感じられます。
では、ここで引き返します。 -
津島神社の桂の木が見えてきました。
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次は、「越前屋」と「たせや」の間を下って・・・
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「寝覚の床」へ向かいます。
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「寝覚の床」の駐車場の奥に、かつて木曽谷で林業が盛んだった時代に木材運搬や住民の足として親しまれた木曽森林鉄道の車両が展示保存されています。
明治時代以前、木曽谷の木材は木曽川の流れに乗せて搬出されていましたが、明治44年(1911年)の国鉄中央本線の開通や木曽川の発電所建設に伴って、木曽川の流れによる木材搬出が出来なくなります。 -
そこで、大正5年(1916年)に上松を基地として本格的な機関車と軌道による木曽森林鉄道が開通し、やがて木曽の山奥にまで行き渡った鉄道網は延べ500kmを超える規模にまで成長します。
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JRの線路より狭い、「ナローゲージ」と呼ばれた幅762mmの軌道は当時の山間部の輸送手段として最適なもので、当初、木材を運搬するだけだった木曽森林鉄道は、やがて作業員の乗る車両の空いた席に住民が乗れるようになり、山間地域の交通手段としてなくてはならない存在として親しまれました。
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しかし、道路整備が進んで木材運搬がトラック輸送に切り替えられると、木曽森林鉄道もその役目を終え、順次廃止されてしまいました。
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では「寝覚の床」へ。
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「寝覚の床」は、木曽川の激流によって侵食された花崗岩が作り出した峡谷で、木曽八景の一つとして知られています。
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「寝覚の床」の景観は、水力発電所建設のため上流に設けられたダムにより、木曽川の水位が下がって現れたものなんだそうです。
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「寝覚の床」は、『竜宮城で乙姫様にもらった玉手箱をあけた浦島太郎が、玉手箱から出てきた白煙がもとで白髪の翁になってしまう。』と言う、浦島太郎伝説の舞台としても知られていて・・・
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白髪の翁になった浦島太郎が、『今までの出来事は夢だったのか』と、目が覚めたかのように思われことから、この地を「寝覚の床」と呼ぶようになったという伝説が残されています。
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そんなロマンチックな伝説に心を馳せながら、「寝覚の床」を後にします。
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「寝覚の床」の駐車場から見える光景です。
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「寝覚の床」から国道19号線を南に走ると見えてくるのが「小野の滝」です。
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水源を中央アルプスの木曽駒ケ岳に発し、歌川広重の浮世絵中山道六十九次に「上松」として描かれた「小野の滝」は、木曽八景の一つにも数えられています。
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高さ30m、幅10mの滝の上部を・・・
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JR中央本線の鉄橋が横切っています。
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滝壺の脇には不動尊の小さな祠と石碑などが建てられており、御嶽信仰の行者の水行の場でもあったようです。
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