バルカン半島から中欧へ　１　アルバニア

2018/04/19 - 2018/04/23

4月半ばより約一か月、バルカン半島から中欧へ。
アルバニア、コソボ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニアヘルツェゴビナ、ハンガリー、スロバキア、チェコ、ドイツと廻って来ました。

　1972年より鎖国時代があり、その間に無神国家宣言をし、民主化され鎖国が解除されたら、国民の半数がネズミ講に引っかかり国家破綻した国アルバニア。
でも、想像するのと、実際目で見るのは大違い。
これからどんどん変化していく国なのでしょうね。

バルカン半島は、なかなか情報も少ないと思っていましたが、ネットで調べれば、バスのｅチケットもすぐに手に入りました。それでも行ってみないとわからないことはたくさん。
思ってたより、どの国も若い人が多くて、カフェがたくさんあって賑やかでした。

旅程

4/17　大阪伊丹→　　東京羽田　　　　　　ＪＡＬ

4/18　成田　→　　　フランクフルト　　　ＪＡＬ

4/19　フランクフルト　→　　ティラナ　　アドリア航空　　　

4/20　ティラナ（アルバニア）　　　　　　　　　　　　　　　　
4/21　ティラナ（アルバニア）

4/22　ティラナ（アルバニア）

4/23　ティラナ（アルバニア）6:00→　プリズレン（コソボ）9:00　バス

4/24　プリズレン（コソボ）10:00→ウルツィニ（モンテネグロ）14:45　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バス
　　　　　　　　ウルツィニ　→コトル（モンテネグロ）　シェアタクシー

4/25　コトル（モンテネグロ）

4/26　コトル（モンテネグロ）8：30→ドブログニク（クロアチア）10：45　　　　　バス

4/27　ドブログニク（クロアチア）

4/28　ドブログニク（クロアチア）8：00→サラエボ（ボスニア）14：15　　　　バス

4/29　サラエボ（ボスニア）

4/30　サラエボ（ボスニア）9：30→ザグレブ（クロアチア）15：45　　　　　　バス

5/1　　ザグレブ（クロアチア）

5/2　　ザグレブ（クロアチア）10：30→ブダペスト（ハンガリー）14：　　　50　　バス

5/3　　ブダペスト（ハンガリー）

5/4　　ブダペスト（ハンガリー）

5/5　　ブダペスト（ハンガリー）9：00→ブラチスラバ（スロバキア）11：50　　バス

5/6　　ブラチスラバ（スロバキア）9：50→プラハ（チェコ）14：052　　　バス

5/7　　プラハ（チェコ）

5/8　　プラハ（チェコ）

5/9　　プラハ（チェコ）

5/10　プラハ8：21→ドレスデン10：40　　列車

5/11　ドイツ（ドレスデン）

5/12　ドレスデン8：21→フランクフルト12：36　　列車（ICE）

5/13　フランクフルト　→　

5/14　成田　　　JAL

エリア ティラナ(アルバニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL アドリア航空 (運航停止)
• 旅行の手配内容: 個別手配

フランクフルト　9時30分出発予定が30分遅れ。
アドリア航空でアルバニア、ティラナへ向かいました。

フランクフルトーティラナ間の航空券は、￥5500　税・サービス　￥12450
合わせて、￥17,950　これが探した中の最安値でした。
機内ではコップに入った水が一杯出てきました。

ティラナ空港。約２時間でティラナ到着。
空港到着時、飛行機のタラップを降りるとバスが止まっていてそこに乗りこみました。２０mほど走ったら、もう到着。歩いたほうが早かったような。
空港での両替は　1ユーロ＝124.9レク
街中での両替は　1ユーロ＝129レク　でした。

ティラナ リナス国際空港 (TIA) 空港

空港を出て真っ直ぐ行くと、ティラナの中心へ行くバスが毎正時に出ています。
その切符。２５０レク（２５０円）。タクシーは１０ユーロと声をかけられました。

まずはホテルへ。ティラナでは、ホテルイディアに4泊しました。
スカンデルベグ広場へ10分程、ロケーションもよく、朝食もおいしく、スタッフも優しく、部屋も広くて最上階で眺めも良かったのですが。

しかし、ホテルはリフォーム中なのか、増築中なのか、あちこち修理中。
部屋の番号は印刷されたものがセロテープ止め。
エレベーターのドアが半開き状態のままうごかなくなったりして、最上階の部屋だったので、祈るような気持ちでエレベーターに乗ってました。

まずは、お昼ご飯をホテルの隣のレストランで食べました。
サラダと炒飯、一人前ですが量が多くて二人で食べて充分でした。これにミネラルウォーターを飲んで、７００レク（700円）

歩いてスカンデルベク広場へ。
広場は中央が少し高く、そこから水が出るようになっていて、夏の暑い時期には、傾斜を伝って四方に流れるようになっているそうです。

スカンデルベグ像 モニュメント・記念碑

モスクは内部のフレスコ画がきれいだそうですが、修復中のため入れず、残念。

ジャーミア エトへム べウト 寺院・教会

スカンデルベクレク広場に近くにある、アルバニア正教の教会です。
きれいな新しい教会です。

町には、ピザ屋があちこちにあり、カフェが並んでいて、みなさんエスプレッソを飲みながらゆったりとされていました。

共産主義時代の暗い街並みを変えるため、周辺の建物をカラフルにペイントしてあります。真ん中の白い半円形のトーチカ（防空壕、バンカーとも言います）はミュージアムにしてありました。BunkArt 2です。

カフェが立ち並び、おしゃれな通りです。

広場のすぐ近くのToptaniという大きなショッピングモールです。
地下にはスーパーマーケットがありました。ちなみに５００ｍｌのミネラルウォーターは30レク（30円）。

双頭の鷲のモニュメントが建つDoganaの交差点あたりに、ベラティやクルヤ、デュラス行きのバスターミナルがあります。

今日はクルヤに行きます。
まず、町の中心からバス（４０レク）で双頭の鷲のモニュメントの所まで来て乗り換えます。バスターミナルがそこにありますが、その向かい側でバスを待ちます。
まず、フシクルヤへ行き乗り換えます。（120レク）

フシクルヤ（Fushe　Kruja）です。
別にターミナルっぽいところでもなく、そこでクルヤ行きのミニバンに乗り換えです。（70レク）
ドライバーの言われるままに従いました。

クルヤ（Kruje)到着。
ティラナから北へ２０ｋｍ、クルヤ山中腹にある街です。

クルヤ 散歩・街歩き

クルヤの街を見下ろしているクルヤ城。

石畳の道にバザールがあり、土産物屋さんが立ち並んでいます。

バザールを抜け坂道をどんどん登って行きます。

スカンデルベグ博物館 。
オスマン帝国に抵抗した民族的英雄スカンデルベグの博物館です。

スカンデルベグ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

クルヤ城の塔です。朽ちかけています。

クルヤ城 城・宮殿

お城からクルヤの街を見下ろします。

ピザを食べてティラナへ帰ります。
Lサイズ（こちらでは普通サイズ）で350レク（350円）。

夜になると、スカンデルベク広場はライトアップされます。
9時頃まで明るいので、一日が長い。

スカンデベルグ広場 広場・公園

アルバニア料理のタブコシ（Tave　Kosi）。 羊肉にヨーグルトをかけて焼いたものです。けっこう塩辛かった。アルバニア料理は全般的に塩からかったです。

翌日はフリーウォーキングツアーに参加しました。
予約も要らず、直接集合場所に行きます。
ボランティアガイドの方が歩きながら2時間半ほど、近場を案内してくれました。
無料のツアーですが、ツアーの終わりに自分で決めたチップを渡すシステムです。
ティラナ大学の学生さんがいろいろ説明をしてくれました。

共産主義国家時代の独裁者、エンヴェル・ホッジャ博物館だった建物です。
現在は落書きだらけの廃墟になっています。

トーチカ（防空壕）。鎖国時代（1978年～1990年代）、ソ連を仮想敵国として、いつ攻められても対応できるように国中にこのようなトーチカをたくさん作ったそうです。75万個もあるとか。
頑丈すぎて壊すのが大変なので、そのまま放置されています。

エンヴェル・ホッジャの旧邸、お向かいにケンタッキーフライドチキンの店舗がありました。

国立歴史博物館。スカンデルベルク広場に面した広々とした博物館です。
入場料200レク（200円）、アルバニアの歴史が順序だてて展示してあり、イコンは見ごたえがありました。
スーベニアショップは古い高価な民族衣装が広い部分を占めていて、ちょっとがっかりでした。

国立歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

再び、双頭の鷲のモニュメント近くのバスターミナルで、デュラスに行きます。このバスで、約40分程、130レクでした。

デュラスは海辺の地方都市です。

4月末ですが、暑い！
海岸沿いにはカフェが並んでいます。

海岸沿いに小さな遊園地がありました。

海の向こうはイタリア。

釣りをしている方がいましたが、収穫はなさそうでした。

暑いけど、まだまだ海水浴客は少ないですね。
海の水はきれいそうだけど、遠浅ではなさそうです。

円形劇場跡。建築当時はバルカン半島最大の円形劇場だったとか。

デュラスからはこのミニワゴンでティラナの中心まで戻りました。帰りは150レク。

コソボ行きのバスチケットをここで購入しました。TIRANA　METROPOL。
Hotel Operaの隣です。
バスはこのオフィスの前から出ています。
ティラナからコソボのプリズレン行きは１０ユーロ。
朝6時発のみ。
ネットではチケットは買えませんでした。

オフィスに置いてあった、バスの値段と時刻。

午前6時発、プリズレン行き。
席は3分の１くらいが空いていました。

途中で、トイレ休憩。あの山のほうがコソボ。

この旅行記へのコメント （2）

• ももであさん 2018/08/25 08:07:00

  鼠 vs 猫

  mozukoさん　はじめまして♪
  
  何気にすごい旅されてますね。
  
  以前ギリシャからアルバニアのジロカストラへ行こうと
  したら国境で許可が降りず、100mほどアルバニアに
  入ったものの、そのままUターンする目にあいました。
  
  国境の係員は｢ギリシャの方が何倍も良いよ♪｣なんて
  満面の笑顔で言ってましたが、やっぱり面白そう!
  
  いつかまた国境を突破! してみようと思います!?
  
  ももであ

  mozukoさん からの返信 2018/08/25 08:42:00

  Re: 鼠 vs 猫

  ももであさん、初めまして。
  コメントといいね！ありがとうございました！！
  
  アルバニアは想像していたよりずっと活気のある若い人の多い国でした。
  バルカン半島は民族、宗教など複雑で、セルビアにも行きたかったけど、そうするとコソボを承認していないので問題が起きるかもだとか、旅程をいろいろ悩みました。
  ドイツを減らして、マケドニアに行きたかったかなと帰国して思ったり。
  
  今はネット情報があるので本当に助かります。いろんな方のいろんな情報を参考にあちこち行きたいと思っています。
  国境突破、頑張ってください！
  騙されないように気をつけて。
  
  昔ボリビア国境で30日のビザが0を消され、3日にされてて、抗議したらお金を要求されたこともありました。
  
  　　　　　　mozuko