ソ連と東側諸国の追憶、ヨーロッパ「ソ連」国家群と未承認国家&東欧諸国の旅:モルドバ、沿ドニエストル、ウクライナ、ベラルーシ、ポーランド、スロバキア旅行【26】(2017年秋7日目③ 東欧のダヴィンチ)
2017/09/21 - 2017/09/21
39位(同エリア936件中)
とーりさん
2017年9月、2つの祝日を絡めて11日間の日程でヨーロッパ「旧」ソ連の国々と、東欧未踏破国に行ってきました。旧ソ連の国々はロシアより「ソ連」なベラルーシや、脱ソ連を図りながら未だ混沌としているウクライナやモルドバ。中でもモルドバ内で施政の及ばない独立状態でありながら、どの国からも承認されていない、今でもバリバリ「ソ連」な「国」、沿ドニエストルに行きたくて計画を練りました。また、東欧諸国の中で未踏破だったポーランドとスロバキアのうち、まず、ポーランドは首都ワルシャワと旧都クラクフに。そのクラクフからレンタカーで国境を越えてスロバキアへも行くことにしました。
行ってみると、モルドバはラテンのルーマニア系らしく明るく親切な人が多く、沿ドニエストルもまた、若い国家で希望燃えるような人と出会いました。ウクライナでは物価の安さに驚き・喜び、ベラルーシのミンスクでは共産チックな建物や都市計画に感嘆し、ポーランドのワルシャワやクラクフでは存分に街歩きを楽しみました。3回目となったレンタカーでの旅ではスロバキアの田舎の美しさを感じることができました。
また、今回の旅行では、大したことは無かったのですが、久々に「トラブル」的なものに巻き込まれました。さすが鉄のカーテンの向こう側の国、手痛い洗礼でしたが、今となってはいい思い出になり、それも含めて充実した旅になりました。
日程は以下の通りです。
1日目(9/15)成田発 ⇒ モスクワ ⇒ キシニョフ
2日目(9/16)沿ドニエストル & キシニョフ市内観光
3日目(9/17)キシニョフ ⇒ キエフ市内観光 ⇒ オデッサ
4日目(9/18)オデッサ市内観光 ⇒ ミンスク
5日目(9/19)ミンスク市内観光 ⇒ ワルシャワ ⇒ クラクフ
6日目(9/20)スピシュ城 & ヴィエリチカ岩塩坑観光?
7日目(9/21)アウシュヴィッツ観光? & クラクフ市内観光
8日目(9/22)クラクフ市内観光 ⇒ ワルシャワ
9日目(9/23)ワルシャワ市内観光
10日目(9/24)ワルシャワ市内観光 ⇒ モスクワ ⇒ 成田
11日目(9/25)帰国到着日
今回は7日目③です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
レンタカーを返却し、とりあえずホテルへ戻ります。
返却した営業所は旧市街の外にあり、ホテルからちょっと離れているので、トラムに乗って戻ることにします。幸いトラムの路線がレンタカー営業所のすぐ近くを通っているのでホテル前まで行くことができます。
(電停12:18 ⇒ 12:33ホテル) -
ホームに自販機があるので買ってみます。わかり易くすぐ買えました。
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切符はこちら、1回券です。40分以内なら乗り継げるようです。
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路線は何本もあるのですが、ホテル前まで行くのは3号線しかないので、12分待ちとなります。
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暫く待つとだいたい時間通り来ました。
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トラムはやはり早くてラクチンです。市街地を結構なスピードで走り抜け、15分ほどでホテル前に到着しました。
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とりあえず部屋に戻ります。雨に濡れて寒いです。休憩してからクラクフ旧市街を回ることにします。
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30分ほど休憩したので旧市街散策に出発します。
雨は相変わらず降り続いています。何度もヨーロッパ旅行をしていますが、これほど長引く雨は初めてです。
(ホテル13:00 ⇒ 13:14バルバカン) -
昨日と同じですが、旧市街の北から入ります。まずは外側にあるマテイキ広場です。
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銅像群も雨に打たれています。
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バルバカンが見えてきました。
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ところでこのバルバカン、現存するバルバカンとしては最大のものだそうです。
昨日は外観だけでしたが、今日は中に入ってみます。
(バルバカン13:14~13:23) -
中はこんな感じでガランとしています。
(バルバカン13:23 ⇒ 13:36中央広場) -
こちらは2階部からマテイキ広場を見下ろします。整然とした建物群が見事です。
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バルバカンを出て次はフロリアンスカ門。中には入らず潜って旧市街へ行くことにします。
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塔の脇に旧市街の模型がありました。これを着色して売っていれば即座に買うのですが。
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門を潜ると右側に見えるのがチャルトリスキ美術館です。これから見に行くダヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」は以前ここに収蔵されていました。現在では国立博物館の所蔵になっています。ということで、ここも外観だけの観光にとどめます。
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フロリアンスカ通りを南下します。時間にもよると思いますが、昨日より空いている感じです。
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中央広場に出ました。聖マリア教会にクレーンが伸びています。防災訓練でもやっているのでしょうか。
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聖マリア教会はとりあえず後で行くとして、広場中央に鎮座する織物会館を目指します。ここの2階の美術館にダヴィンチの画が所蔵してあると思い行ってみたのですが、係員にここではなく、旧市街の外側にある博物館本館にあるよと教えられました。親切にも配付用の地図に本館の位置に印をつけて渡してくれました。
(中央広場13:36~13:43) -
ということでいったん旧市街を抜けて博物館本館へ。雨が降っていてめんどいですが街並みを楽しみながら歩きます。
(中央広場13:43 ⇒ 14:02クラクフ美術館本館) -
様式など詳しくはないのですが、いかにもヨーロッパ的な建物が随所にあります。
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織物会館から20分ほど歩き国立博物館本館に到着しました。
意外と遠いです。 -
入場券を買って中に入ると、ダヴィンチの画はどこかと聞くまでもなくわかるようになっています。
(クラクフ美術館本館14:02~14:34) -
こちらの先に展示してあるのが、ダヴィンチ「白貂を抱く貴婦人」です。
博物館の至宝なのでしょう。特別扱いよろしく、照明を落とし、警備を付けた別室に1枚だけ厳重に展示してありました。残念ながら撮影は不可です。 -
ということで部屋の外に模写があったので代わりに写します。
ダヴィンチの画はロシアのエルミタージュ美術館にありますが、東欧ではここだけだと思います。 -
ダヴィンチの画を見終わると正直他はあまり関心が無いのでさらっと見ます。
こちらはショパンでしょうか。 -
楽器類も展示してあります。
目的は果たしたので、中央広場に戻ります。
(クラクフ美術館本館14:34 ⇒ 14:53中央広場) -
ダヴィンチの画は目玉らしく街の各所に幟がたっていました。
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旧市街、中央広場に戻って来ました。
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大きな頭がごろんと転がっています。
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広場の中心織物会館は改めて見ても見事なつくりです。
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旧市庁舎の塔とセットで写してみます。これで晴れていれば最高なのですが。
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聖マリア教会とのセットです。残念ながら旧市庁舎の塔と併せてのショットは広角撮影できませんでした。
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先ほど聖マリア教会にいたクレーンは既にいませんでした。
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入口が開いていたので入ってみます。とくに何があるという訳ではなく普通の教会でした。
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すぐに聖マリア教会を出て、裏手にある聖バルバラ教会の前を通って南下します。
(中央広場15:00 ⇒ 15:24聖ペテロパウロ教会) -
しかし雨は止む気配もありません。傘はありますが、ずぶ濡れ状態です。
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こちらは聖ドミニカン修道院。特徴的な外観です。
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建物に囲まれた中庭に、前ローマ法王ヨハネパウロ2世の銅像があります。そういえば彼はポーランド出身でした。
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基本的には旧市街の外側を囲む形でトラムは走っていますが、ドミニカン修道院からフランシスコ修道院にかけて、旧市街を横切って走っています。
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こちらは聖フランシスコ修道院です。旧市街は寺院の宝庫です。
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そして聖ペテロ聖パウロ教会。
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雨が激しくなってきたので雨宿りと休憩を兼ねて中に入りました。内部は人気が無くがらんとしています。
(聖ペテロパウロ教会15:28 ⇒ 15:42ヴァヴェル城) -
向かいの広場に銅像が、誰なのかは不明です。
次はヴァヴェル城へ向かいます。
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