2018　GW南イタリア・シチリアの旅その１　ローマ・ナポリ・カゼルタ

2018/04/26 - 2018/04/27

2018ゴールデンウィークは南イタリア、シチリア、ローマに行きました。

去年ポルトガルの帰りにブリュッセルから一緒に成田まで帰った旅友が「シチリアに行かない？」と誘ってきたので、2018のゴールデンウィークはシチリアに決定。
旅サークルのiさんが書いていた旅行記も楽しそうだったので、ちょっと怖いけど（治安が）楽しみなナポリ、シチリアの旅の始まりです。

アシアナ航空でゴールデンウィークとは思えないような値段のチケットもゲットできた（なんと80,370円也）

旅友とはナポリで会って、パレルモで解散ということになりました。
前後は一人で遊ぶことにして、南イタリア・シチリアの旅＋ローマの休日です。

4月26日　関空→インチョン→ローマ

4月27日　ローマ→ナポリ→カゼルタ→ナポリ
https://4travel.jp/travelogue/11362705

4月28日　ナポリ→ポンペイ→ナポリ
https://4travel.jp/travelogue/11362994

4月29日　ナポリ市内観光→夜行寝台→タオルミナ
https://4travel.jp/travelogue/11363101

4月30日　タオルミナ
https://4travel.jp/travelogue/11363181

5月1日　タオルミナ→パレルモ
https://4travel.jp/travelogue/11363234

5月2日　パレルモ
https://4travel.jp/travelogue/11363255

5月3日　パレルモ
https://4travel.jp/travelogue/11363340
　
5月4日　パレルモ→ローマ

5月5日　ローマ観光→インチョン→関空（5月6日）
https://4travel.jp/travelogue/11363840

エリア カゼルタ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: アシアナ航空

早朝家を出て7時過ぎに関空に来ました。
アシアナ航空のカウンターには既に長ーい行列が出来ていて、30分以上は並んだと思う。
やっとこさボーディングバスを貰って、本来ならここでラウンジでビール！なんだけど、両替と古ーいトラベラーズチェックを日本円に換えてもらうため早々に保安検査と出国手続きをした。

このトラベラーズチェック、最初にフランスに行った時の思い出深いものだけど、既に使うのが困難なくらいの代物になったので、関空に来たこの機会に日本円にしておくことにしました。
Travelex　Japanという所で換金してもらったのですが、何枚もの書類に記入して、トラベラーズチェックを光にかざして検査して（偽物じゃありませんよー）やっとこさ日本円を手に出来ました。
200ユーロが25,070円でした。
買った当時相当な円安で1ユーロ160円以上したのになー……しょうがないか

てなことをしているうちに搭乗の時間になりました。

アシアナ航空のお楽しみはごはん。
韓国に行くときはこの焼きそばが出てくるのよね。
スパイシーで美味しいから好きです。

乗り継ぎの時間が1時間30分なので大丈夫かな？と少し心配したのですが、大丈夫でした。
インフォメーションの近くにあるHABラウンジでビールを飲む時間もありました。

機内はほぼ満席。
エコノミーファーストを狙って４１Dにしたけど、無理でした。

魚と韓国料理とどっちって聞かれたので、もちろん韓国料理。
プルコギサムパブです。
食べ方の「how to enjoy」という紙も入っていてなかなか親切です。
みそ汁も付いて美味しかった。
ここでお約束のビールにも合うお味で良いねーデス

カトラリーの中に入っていた食べ方の説明書

ひたすら寝た後はパディントンの映画を見て、再びグダグダした後は2回目のご飯です。
スパイシーなお肉の料理とかいうものでした。
これでしばらくはお米も食べられないかもしれないので、完食しました。
外れなく美味しいです。

※この切符の写真は間違っています。申し訳ありません。
タオルミナからパレルモの切符でした。
訂正します。後日時間がある時に差し替えます。

QRコードの読み取りがうまくできず、スタッフに入れて貰いました。
「バリデーションしてねって」言われました。

実は、帰りのレオナルドエクスプレスで違反金を取られる現場を見ました。
テルミニ駅でバリデーションを忘れたらしく、女性の車掌さんに指摘されていました。許してもらえなかったみたいで、お金を払っていました。
本当に違反金を取るんですね。
気を付けなくては！！

フィウミチーノからローマテルミニまではレオナルドエクスプレスで移動。
14ユーロは高いけど、ノンストップなので時間と安全を取りました。

ホテルは明日の移動を考えてテルミニ駅の近くのホテル セレナです。
一つの建物にいくつかのホテルが入っていました。

フロントでチェックインをして3階の部屋まで行くのに使ったエレベーター。
乗ったは良いけど、出る方法が分からない。
再びグランドフロアまで降りて、スタッフの人に助けを求めました。
おじさんが開けて見せて「ベリー イージー」というのですが、知らないと開けられないよー。
ということで再び3階に登って無事に降りられました。

荷物のないときは階段を使いました。
待ってるより早いからね。

ダブルベッドのシングルユース。

エアコンが効いているみたいで寒いの。
いろいろ試したけど、止められない。
夜中にクローゼットからブランケットを2枚出して掛けました。

朝、もしかしてとボタンを長押ししたら何事もなかったように消せました。
昨晩の苦労は何だったんだ。

朝ごはんも付いていました。
パン数種類、コーヒー、紅茶、ヨーグルト、ハム、チーズくらいの簡単なものです。
カプチーノとかエスプレッソは有償でスタッフのおばちゃんが入れてくれるようです。

ローマは市税を取るようで、宿泊料はカード払いが出来ましたが市税は現金で4ユーロ払いました。

お湯の量も温度もまずまずでした。

ナポリまではフレッチャロッサで行きました。
TORENITALIAのホームページで予約をして送られてきたバウチャーをプリントアウトして持ってきました。
本当はイタロに乗ってみたかったんだけど、19.9ユーロという安さに惹かれてフレッチャロッサにしました。

テルミニ駅は切符がないとホームに入れないようになっています。
ここは切符を見せて入った中です。
けっこう駅員とか警察とかがいて、警備をしていました。

９：２０発なのですが、5分の遅延が出ました。
そして入線のホームがなかなか出ません。　やっぱりね。

で、ホームが出たので皆さんゾロゾロ移動します。
7号車なので真ん中あたりです。

荷物置き場。
出発するまで安心できないので、見張っていたら逆に怪しまれたようで、おじさんがスーツケースを引き上げて行きました(笑)

2－２の席で、隣が開いていたので荷物置き場には置かず席の所に置いておきました。

来ましたナポリ。
ネットで散々危ないの、危険だのと読んだ後なので超厳戒態勢。
スーツケースはもちろん施錠。リュックサックも鍵を付けて施錠。ショルダーバックのチャックにも鍵を付けて施錠。
どんな危険地帯に行くんだという勢いで警戒しました。

フレッチャロッサを降りたとたんに変なおじさんが近寄って来て、側にいたビジネスマンのおじさんが警察を呼んでいたので、「やっぱり危険なんだー」と駅構内の写真を撮る余裕もなく、一目散に駅前のスターホテルズ テルミナスに駆け込んだのでした(笑)

ここで明日の朝旅友と合流します。
早かったのですが、部屋の用意が出来ていたのでチェックインをさせてもらいました。

ベランダからみた駅前。
ここがネットによると超危険地帯みたい（実際は全然そんな感じは無かった）

別のベランダから見た隣の建物との間の道。

駅に戻ってアルテカードを買いました。
4トラのbeanbag様の旅行記にチケットの購入場所とか方法とか具体的に書いてあったので非常に参考になりました。

ということで、最初からインフォメーションには行かず、22番線近くのハドソン・ニュースでアルテカードを買うことが出来ました。
カンパニア州3日有効で32ユーロでした。
アルテカードを買った後はバリデーションですが、どうしたものかと思っていたら駅員が通りかかったので聞いたら、「今から使うのか？」というので「そうだ」と言うと、ボールペンで日にちを書き込んでくれました。
え、それでいいんですか？

これです。
FSはもちろん、地下鉄、ポンペイに行くヴェスーヴィオ周遊鉄道も使えました。
カゼルタ宮殿、ポンペイ遺跡はタダで入れました。

カゼルタに行くんだけど、カゼルタ止めじゃないよね？
ということで、スマホで調べたらcassino行きに乗らなくてはいけないと分かった。

で、探して行ったら7番線の奥の方にその列車が止まっていた。
乗ってからもお姉さんに「カゼルタに行きますよね」と確認して一安心。

10分くらい遅れて出発したので、着いたのは定刻より少し遅れていました。

カゼルタの駅です。

駅から出たらどどーんと真正面に宮殿がありました。
絶対迷わないね。

チケット有りの入り口みたいな所があったので、アルテカードを見せたら入れてくれました。

入って左に行ったらチケット売場があると言われたのですが、分からないまま庭園に到着してしまった。

レンタル自転車を借りようとして、自転車屋のおじさんに貸して欲しいと言うと「イングリッシュガーデンに行くなら、シャトルバスに乗れ」という。
もう一回貸してほしい言ったら、さらに強硬に「ノン」と言われて取り付く島もない。
様子を見ていると他の人も借りられないような感じがする。

大滝から宮殿に向かって帰る時、日本人と思われるご夫婦が自転車に乗って走って来た。
どのようにして借りられたのか聞きたかったけど、疾風のごとく走り去られたので聞けなかった。
自転車借りなれない事件は謎のままなのだ。

馬車もありました。

ということで、学校から来たのか子供会で来たのか分からないけど、大勢の子供と一緒にシャトルバスに乗りイングリッシュガーデンまで来ました。
けっこう長い時間乗った感じがしました。
2.5ユーロです。
帰りも乗れたのかもしれないけど、帰りは歩いて帰ることにしました。

大滝の周りにある彫刻です。

宮殿がはるか遠くに見える。
広いわー。

カゼルタ宮殿を作るのに参考にしたというベルサイユ宮殿に行ったときはツアーだから、庭園を歩くなんてことは無かった。
本家のベルサイユ宮殿の庭園も歩けばさぞや広いのでしょうね。

大滝。
水がきれいでマイナスイオンをたくさん浴びてる感じ。

猟師アクタイオンが女神ディアナ（アルテミス）とディアナに仕えるニンフたちの水浴を誤って目撃するというギリシア神話のエピソードによる場面だそうです。

アクタイオンはディアナの裸を目撃してしまったので、報いとしてディアナによって鹿に姿を変えられ、自分の猟犬に食い殺されてしまったそうな。

このように生真面目さと過酷さを持ち合わせているのが処女神アルテミスなのだそうです。
何というか、神話って結構怖いね。

てくてく歩いて来たらヴィーナスとアドーニスの泉に来ました。

アドーニスに恋をしたヴィーナスは狩りに行くアドーニスを思いとどまらせようとする。
狩りに行ったアドーニスはヴィーナスの不安が的中し猪の牙で致命傷を負うという神話だそうです。

ところでヴィーナスさん恋多き人だったみたい。
アドーニスに致命傷を負わせた猪はヴィーナスさんの取り巻きが姿を変えたもので、アドーニスを恨んでいたそうな。怖いねー。

さらにテクテク歩いているとケレスの噴水に来ました。

豊穣の女神ケレスが中央にいます。
側にいるイケメンの方はどなたでしょう。

これって魚ですよね？という疑問。
何とも不思議な感じがするのですが…

さらにテクテク歩いているとテラスの上みたいなところに来ました。
ここを降りると…

エオロの泉です。

エオロの泉とこの噴水の間にイルカの滝があったらしいのですが、上から降りてくると分かりずらかったのか、通り過ごしてしまいました。
残念だわ。

宮殿が大分近くなってきました。

宮殿の中に入って大きな階段を発見。
登ってみます。

1734年スペインのブルボン家がナポリを占領し、カルロ7世（のちのスペイン王カルロス3世）がナポリ王、シチリア王に即位して両シチリア王国を統治します。
敵の攻撃を避けるため、そしてナポリの街の中での市民戦争の勃発を避けることを目的とし、1752年にナポリから20kmの内陸部に宮殿を建造しようと考えます。
ナポリからそれほど遠くなく、肥沃な土地という条件を満たしたのがカゼルタだったそうです。
フランスのベルサイユ宮殿を参考に、1752年からはじまった工事は1780年にほぼ完成したそうです。

王宮は1,200室ある部屋のうち2階の36室が公開されています。

おぉースターウォーズの世界だ！
アミダラ女王の宮殿です。

2階に上がった所。

宮殿内にあるパラティーナ礼拝堂です。

ここから内部の部屋に入ることが出来ます。
チケットの検査の所でアルテカードを出したところ、下のチケット売場に行ってチケットを貰ってきてねと言われました。

おぉ、そうだった。すっかり忘れていた。

1階にあるチケット売場に行って、アルテカードを出してチケットを貰いました（もちろんタダ）

全てが豪華。

同じ豪華さでもほかの宮殿に比べて、内部が明るい感じがします。

ピウス9世（ローマ教皇）の礼拝堂

ジョアシャン・ミュラの寝室

ジョアシャン・ミュラの第二の控えの間

ジョアシャン・ミュラの第一の控えの間

フランシス２世の寝室

春の間。

夏の間。

秋の間。

冬の間。

第二読書室。

第三図書室。

カゼルタの王宮では、職人達だけでなく，王族自らがプレセピオ作りに参加していたそうです。
「王のプレセピオ」と呼ばれる大掛かりな作品です。

さよなら。
ちょっと情けない表情のライオンさん。

すごく楽しませていただきました。

行きと帰りとでは通る駅が違っているような気がしました。
路線が違ったのかな？

ナポリ駅構内。
明るくてきれいでした。

コンビニみたいなお店で水とポッキーの太い版みたいなお菓子を買いました。
ところで、ナポリ駅にあるスーパーマーケットは何時開いているんだろうと思うくらい、いつ行っても閉まっていました。
全然役に立たないじゃん。という感じです。