2018/05/02 - 2018/05/12
11位(同エリア59件中)
cokemomoさん
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- クチコミ7件
- Q&A回答4件
- 112,455アクセス
- フォロワー34人
この旅行でマルケ州の最後はジェンガという町近くサン・ヴィットーレ・テルメにあるロマネスク教会だと決めていました。
イタリア・ロマネスクの本などで知ったこのサン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院は、峻険な岩山に抗うように屹立する孤独な教会というイメージがありました。
はるか昔にはフラミニア街道をゆく旅人を見守り、存在が忘れ去られたときは近隣農家の家畜小屋にされていたこともあったとか。
そういう来歴がおばちゃんの心をいたく刺激したのでした。ああ見たい。
アンコーナから教会の最寄駅ジェンガへは約1時間、途中にイエージ駅があります。
午前中にイエージでロットの絵とフェデリーコ2世が生まれた広場を見て、午後から教会を訪れることにしました。
5月2日(水)出発~ローマ着、
5月3日(木)スポレート、フェレンティッロ
5月4日(金)スポレート 、アンコーナ
5月5日(土)オージモ、アンコーナ
5月6日(日)リミニ
5月7日(月)チンゴリ
5月8日(火)イエージ、ジェンガ
5月9日(水)ミラノ
5月10日(木)パリ経由で帰国へ・・が飛行機が欠航でパリ泊
5月11日(金)仕切り直しで帰国へ
5月12日(土)羽田着
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
前日はチンゴリ行きのバスに乗るためにイエージに来たので、イエージの旧市街には入らず終い。翌日改めてやって来ました。
立派な城壁が残されてます。 -
車の上にクールな猫発見。
イエージ猫「昨日来たついでに見ていけばよかったじゃん」
おばちゃん「月曜は美術館は休みだったから」
イエージ猫「ふふん、おばちゃんに絵とか分かるのかにゃ」 -
イエージも小高い丘に作られた町。駅から城門までは平坦な道だが、城壁に入ると坂道や階段が続く。
-
ごく簡単な地図しか用意しなかったので、少し迷った。
おばちゃんはスマホの地図を見ながら歩くのが苦手で、いつも紙の地図片手にウロウロしている。
この苦手を克服したいのだがおばちゃんだからなぁ・・・
ま、目的地に着けばいいのだ! -
<フェデリーコ2世広場>
1194年にあのフェデリーコ2世はこの広場で生まれた。おばちゃんは「1192作ろう鎌倉幕府の2年後」と覚えてます。ちなみに亡くなったのは1250年、こちらは覚えやすいです。父はホーエンシュタウフェン家のローマ皇帝ハインリヒ6世、母はシチリア王女コスタンツァ。
コスタンツァは確かどこかへの移動中(確認しろよなぁ)この町で産気づき、この広場に天幕を張って、血統の正当性(確かに自分が産んだ子だということ)をアピールするために諸侯の婦人達が見守る中で出産したそうだ。
この縁からイエージは皇帝に忠誠を誓い「皇帝の街」になったが、そのために異民族はもとより教皇派からも度重なる襲撃を受けた。だからこの街の城壁は堅牢なものになったらしい。
フェデリーコ2世ファンとしては一度は見ておきたい広場です♪
ところで記念のオベリスクの後ろにある大きな建物、てっきりこの街のドゥオーモかと思ったら旧修道院で現在は市の催し物などに使われているそうだ。 -
フェデリーコ2世はこの街で生まれたというだけなので、実際に彼が作らせた城塞などはなく・・・しかしこのような記念館?がありました。
フェデリーコ2世といえば「世界の驚異 Stupor mundi」が二つ名のようについて回る。鷹狩りを愛し「鷹狩りの書」という本も書いているので横顔に鷹が描き添えられているのもいいなぁ、素敵だなぁ(ファンとは愚かなものよ)。
残念ながらこの日は開いていなかったので、中がどのようになっているのか全くわからないのが残念。 -
フェデリーコ2世を好きだという人はこの世に多いはず(?)なので、どこかにいらっしゃるはずの同好の士の方々にオラリオを貼ります。
夏以外の時間は訂正が入っているようで、剥げかけたテープが不安にさせますが・・
事前にサイトで確認することをお勧めいたします。
https://www.federicosecondostupormundi.it -
<イエージのドゥオモ>
フェデリーコ2世広場に面した小さな教会がイエージのドゥオーモ、サン・セッティーミオ大聖堂。
元々は12世紀に創建されたロマネスク教会だったようだが紆余曲折の末(←便利な言い回し)、現在は1741年に完成されたバロック様式の教会。 -
<イエージのドゥオモ>
この扉の周囲を飾る彫刻は20世紀初頭のものだとか。
この写真の上にはさらに彫刻があって、それが・・ -
<イエージのドゥオモ>
デビルマンがいっぱい。
昭和のおばちゃんらしい感想。 -
<イエージのドゥオモ>
中に入りました。おしまい。 -
フェデリーコ2世広場を後に、ピアネッティ宮にある市立絵画館に向かいます。
劇場のある広場を通りました。
この劇場はペルゴレーシ劇場、その一階部分にイエージのツーリストインフォメーションがありました。ちゃんとした街の地図をもらいたいなぁ。 -
しかしこの日この時(火曜日の午前中)は閉まっていました。
水曜日~土曜日の10:00~13:00、15:00~18:00しか開いていないのでした。残念。 -
平日の午前中だが賑わうジャコモ・マッテオッティ通り。
-
<市立絵画館>
ピアネッティ宮にあります。中庭へ出ることは出来ませんでしたが美しい門が建物によく合っているなぁ。
入場3ユーロ、イタリア語か英語のガイドブック(クリアファイルに入れられた手作り感溢れる素朴なもの)を貸してくれました。もちろん要返却。 -
<市立絵画館>
いくつもの展示室をつなぐ廊下が豪華で美しいものでした。 -
<市立絵画館>
学校の課外授業で訪れたらしき子供達。
課題が書かれている用紙を持っている。天井を見上げて何かを数えて床を下敷き代わりに記入して。もちろん元気一杯でうわんうわんと声が響く。
先生に注意され一瞬静まるも、ひそひそ声からうわんうわん・・・の繰り返し。
みんな可愛い。
おばちゃんとしては優美な天井よりこの子達の方が見ていて楽しい。 -
<市立絵画館>
ロレンツォ・ロットの間
おばちゃんはイタリア芸術に詳しい方のサイトのファンで、その方のところでたくさんの絵を見るうちに、何となく好きな画家が出来てきた。ロットもその一人。
ヴェネツィア出身ながらその地では不遇だった彼はマルケ州で多くの作品を描いた。
だからマルケ州では彼の絵を楽しむことができる。
正直に書いておくが、なんとなく好きなだけなので芸術論みたいなことは分からない。「いいなぁ」だけである。 -
<市立絵画館>
「聖女ルチアの祭壇画」
静かに毅然としたルチアが美しい。周りの人に動きがあるので余計にそう感じるのかねぇ。 -
<市立絵画館>
「受胎告知」
大天使ガブリエルとマリアが別々に描かれて2枚1組となっている。
空から舞い降りてきたばかりといった大天使、思いっきり迷惑げにひいてるマリア。
それぞれの動きを感じる面白い絵だと思う。 -
ロットの受胎告知はレカナーティという町にあるこちらの絵の方が有名だと思う。
大天使もマリアも同じ人がモデルかなぁ。
おばちゃんはイエージの受胎告知の方が好き。 -
<市立絵画館>
「十字架降下」 -
<市立絵画館>
「十字架降下」
年老いた聖母が迫力満点・・・ -
<市立絵画館>
「十字架降下」
遠慮がちにショールと髪の毛で手の聖痕を拭うのはマグダラのマリア? -
<市立絵画館>
「十字架降下」
この絵の右上に小さくゴルゴダの丘が描かれていて、イエスと共に磔刑に処された二人はまだ降ろされていないのが分かる。
おばちゃんはこの小さい部分に、遠くにあるゴルゴダの丘を感じさせる空や空気の描き方がスゴイと思うのだが・・どうでもいいか。 -
<市立絵画館>
「祭壇画、上:聖フランチェスコと聖女キアラ
下:聖母子と聖ジュゼッペと聖ジローラモ(薔薇の聖母)」 -
<市立絵画館>
それぞれの衣装や背後の天幕の色がロットだなぁ
(なんですか、その感想) -
<市立絵画館>
薔薇の聖母とも呼ばれる所以。左の隅に小さく描かれた薔薇が見える。
写真にうまく入れられなかったが聖母子の玉座の下には散った薔薇の花びらが描かれていた。受難と聖母の哀しみを表すのだろうなぁ。 -
<市立絵画館>
「祭壇画、上:受胎告知、下:ご訪問」 -
<市立絵画館>
「祈る聖母」サッソフェラート
ロレンツォ・ロットの絵を独り占めで堪能した後、見て回った絵の中で印象に残ったもの。画家ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィは、マルケ州のサッソフェラートという町の出身なのでこう呼ばれている。
この画家の描く祈る女の人はとても綺麗。
ロンドン・ナショナルギャラリーにある絵が有名。 -
<市立絵画館>
「カリタ」カルロ・チニャーニ
画家のこともこの作品のことも知らなかったが、思わず二度見してしまった。
カリタというと慈悲・慈愛、聖母が我が子だけでなく他の子へも乳を分け与える姿が描かれる。
おばちゃんがこの絵から感じるのは慈愛ではなく「淫靡・頽廃・不道徳・エロ」。
「子供相手に何教えてんだ」って言いたくなるお母さんだし、中央で仰向けになった子供の笑顔といったら薄気味悪いし、手前の少年は終わってる感じだし。
おばちゃんがイエージの美術館でロット以外はっきり覚えているのはこの二作。
対照的だ・・ -
<市立絵画館>
この美術館のお手洗いがちょっと分かりにくいのです。
二階にある絵画館に向かう階段の踊り場、写真に写っている垂れ幕の陰あたりにあります。スタッフに声をかけて鍵を借ります。 -
<市立絵画館>
踊り場にあるお手洗いの入り口。
尋ねなかったらお手洗いとはなかなか気づけまい。 -
市立美術館をゆっくりと楽しみ、近くのバールでカッフェを飲んで考える。
お昼ご飯はどうしよう?
めぼしいお店はチェックしてあるのだが、おばちゃんはお昼をちゃんと食べると、移動や観光が面倒になったり眠くなったりして午後をダメにしてしまうことが多い。
アンコーナで夕食をちゃんと食べることにして次に行こうか。 -
次に進むと決めて電車の時間を確認。急げば11:35の電車に間に合う!
坂道をどんどん下って駅に向かう。 -
<イエージ駅>
あぁぁ・・・目の前で行かれてしまった。切符を買って地下道を通って目当てのホームに出た時に電車は行ってしまった。ショックである。
なぜっ!(おばちゃんが時間に間に合わなかったからだろう。)
昨日の朝も今朝も電車は遅れたくせに、なぜこんな時だけ定刻運転!? -
次の電車まで1時間ある。駅のバールで搾りたてのオレンジジュースとサラミのフォカッチャサンド(計4ユーロ)を食べ、あとはテーブルで日記をつけたりしながら過ごした。ここでのんびり待ってる間にしておくべきことがあったのに、おばちゃんはコロッと忘れていた。
-
イエージからジェンガ駅までは30分ほどの乗車、3.2ユーロ。
お目当の修道院へ行くためにおばちゃんが用意した地図がこちら。
非常に心もとない・・・
地図の右端赤ペンで囲んだのが駅、左側の赤囲みが教会、道なりに進むと距離は約1.2km。
実際に行ってみると、駅の隣にある大きな駐車場に抜ける間道があり、駐車場から大きな道路(手書きで協同組合と書き入れている辺り)に出ることができたので、大回りする必要はなかった。 -
<ジェンガ駅>
立派な駅舎だが無人駅です。 -
駅から通りに出て左側に間道の入り口があって大きな駐車場に抜けられる。
この写真では左中段あたりに木々の間をくぐる細い道がそれ。
右端にちらりと見える道が地図の道路で遠回りになります。 -
大迫力の駐車場。奥の観光バスが豆粒のように見える。
ここジェンガは「フラサッシの洞窟」という大鍾乳洞があって観光の目玉になっている。学校行事でも、休日や夏休みには家族旅行でも多くの人が車で訪れるのだろう。
そのために巨大な駐車場が用意されているようだ。 -
駐車場の一角には屋台やテントが軒を連ねている。
-
お土産屋さん
-
食べ物屋さん
クレーシャというのはクレープのような薄焼きのパン。
ポルケッタという豚の丸焼きが美味しそう(適宜肉を削ぎ分けてくれます、もちろん)
大いに気になるところだった。ここでお昼ご飯にしてもよかったなぁ。 -
この駐車場の一角(白いテント辺り)でフラサッシの洞窟の入場券が買えたり、洞窟行きのシャトルバスが発着する。
おばちゃんの心はロマネスク教会に占められているので鍾乳洞には行かなかったが、なかなか見事なものらしい。
http://www.frasassi.com/Home.aspx?L=EN
このサイトで鍾乳洞の様子などわかると思う。 -
駐車場から道路に出るとこのような案内板。
一番上にあるtempio romanicoが目当のサン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院です。 -
青年は荒野を目指し、おばちゃんはロマネスク教会を目指す。
空を見上げ岩山を眺め鳥のさえずりを聞きながらどんどん歩きます。 -
道路沿いにこのように隆起して褶曲(でいいのか?)した岩肌が見えます。
よく分からないがかっこいい。このような地形だから大鍾乳洞も出来上がったのでしょうか?? -
途中から川沿いの小道に入ります(ちゃんと標識あり)。
河原の石が真っ白で目に眩しかった。
はるか昔に地学を取っていたら色々と興味深いものだったのかも。
しかし昔学んだ事をこのトシで覚えていられるはずもないから同じだ。 -
この橋を渡ると憧れていたサン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセです。
-
この門をくぐって・・・
-
<サン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院>
ん?ん?「コレジャナイ・・・」
違う教会に来てしまったのかとさえ思った。
おばちゃんがロマネスク関連の本で見たのは「峻険な岩山に抗うように屹立する孤独な教会」。
孤独じゃないし、少しキレイになっちゃって、軽やかで明るくて、のどかである。
ーー行楽客用の駐車場まであるじゃん・・・ -
<サン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院>
教会の入り口から振り返るとバールやレストランが並んでいる。
教会の立つ芝生の隣は温泉ホテルになっていて、ほのかに硫黄の匂いが漂ってくる。
なんだか結構な観光地のようなのだ。
「コレジャナイ・・」
電車と歩きで来ることができるのだから冬か晩秋にでも来れば印象が違ったかもしれないなぁ。 -
<サン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院>
なんとかイメージに近い写真をと、芝生に入り込みしゃがみ込んで下から撮ってみた。
今思うと、おばちゃんが読んだロマネスク本は2011年に発行されたもの。取材は当然それよりもかなり前のはず。それからの時間で観光のために修繕や改築、お店の誘致などあったのかもしれない。 -
<サン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院>
せっかく来たのだから、もちろん中に入ります。
ここは昼休み無しで9:00~19:00まで開いているそうだ(多分秋冬はもっと早く閉まるとおばちゃんは思っている)。
この正面に見える入り口から入るのかな。 -
<サン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院>
修道院の入り口に「museoー博物館」とあった。おばちゃんよくある司教区美術館やドゥオーモ付属美術館といったものだろうと気にせずに入った。
入場料4ユーロ。美術館も兼ねているのなら仕方ないか~~。
ちなみにフラサッシの洞窟の入場券を持っていれば無料で入館できるそうだ。 -
<サン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院>
入ってビックリ、考古学博物館だった!!
「コレジャナイ・・」
教会の一部を利用してこの地で発掘された動物の化石や、原始人の住まいを再現したものなどが展示されていた。展示エリアしか入れない。
ロマネスクの聖堂はどこにあるんだろう??
「コレジャナイ、見たいのはコレジャナイ」おばちゃんは途方に暮れました。 -
<サン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院>
博物館入り口の手前に小さい入り口があったので入ってみた。 -
<サン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院>
これだったーーー
広くはないが、天井が高く太い柱がすっくりと伸びている。簡素な美しさに溢れている。 -
<サン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院>
おばちゃんの好きな感じの聖堂だった。 -
<サン・ヴィットーレ・デッレ・キウーセ修道院>
小さな潜り戸だったのか窓だったのか、その枠のところにロンゴバルド族が支配をした時期の名残りとされる無限を表す浮き彫りがあった。ちっちゃい・・・
装飾らしいものはこれだけだったと思う。
最初にこちらを見学していれば博物館に4ユーロ払うことはなかったか。損しちゃったな。でも何かロマネスクの装飾や柱を見ることができるかもと期待して入館したかな。 -
来た道を駅へと引き返す。河原近くにたくさんのレースフラワーが咲いていた。
なんだかなぁ・・・ガッカリとまでは言わないが・・なんだかなぁという気持ち。
「これじゃなーい、これじゃない♪全然まったくコレジャナイ♪」とオリジナルソングをしつこくリフレインしながら歩いた。 -
駅に近づき、アンコーナ行きの電車とタイミングが合うな・・と思ったところで気がついた!
電車の切符!無人駅のジェンガで買えるとは思えない。一応駅舎に飛び込んで周囲を見渡したが窓口も券売機もなかった。それなのに刻印機だけはあるなんて生意気な。
駅の最寄りのバールで尋ねるとここでは切符を売ってないという。
なぜ売らないんだ!?
駅から通りに出たら、先ほどと反対側に進んで行ったところにあるエディーコラ兼タバッケリア兼バールで買うことができた。
イエージの駅でのんびり電車を待っている間に切符を買っておくべきだったのだ。
常に帰りの切符も用意する・・地方を旅行するときの鉄則をコロリと忘れていた。
最後はおばちゃん何十年ぶりかで坂道ダッシュをしました。死ぬかと思った・・・
こうしておばちゃんのマルケ州での5日間は終わったのでした。
予定通りにいかないことも期待通りでないこともあったけれど、やっぱりロマネスクはいいなぁ、やっぱりマルケ州はいいところ(^^)/
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この旅行記へのコメント (15)
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- しにあの旅人さん 2019/12/11 12:10:56
- レカナーティのロットの絵
- 来年3−4月に性懲りもなくまたイタリアです。なんとまたイエージ。今度は5泊の予定。レカナーティも近いので、ロットの受胎告知を見てきます。このマリアの表情がいい。受胎告知のマリアの表情のコレクションをしようと思っています。まとまったらなにかまた屁理屈をこねるつもり。
美術館名を確認させてください。
Museo Civico Villa Colleredo Mels
でいいですか。時間がかかる大きな美術館ですか。
- cokemomoさん からの返信 2019/12/12 17:47:07
- Re: レカナーティのロットの絵
- シニアの旅人さん、こんにちは。
春にはまたイタリアにいらっしゃるのですね。そしてイエージに5泊。いいですねぇ~~。
お尋ねのロットの受胎告知マリアびっくり猫もびっくりダッシュVer.があるのはおっしゃる通りMuseo Civico Villa Colleredo Melsでした。
受胎告知のほかに「キリストの」変容」や祭壇画もありました。小さな美術館なので1時間あれば・・という印象でした。私は時間配分ミスで30分ほどでしたからロットの絵はしっかり見たものの他の作品は流してしまったので後悔してるんです。
レカナーティは丘の上の美しい小さな街で、いつか私はもう一度訪れたいと思っています。もし晴れた日なら塔に登るのも良さそう(ツーリストインフォメーションで案内がもらえます)だし、何より街から広がる景色が素晴らしかったです。アドリア海まで見えることもあるようです。
イエージのピアネッティ宮の美術館にあるロットの受胎告知も私は好きです。
シニアの旅人さんの旅行記を拝見したら、またマルケ州にいきたくなりそうです。
- しにあの旅人さん からの返信 2019/12/13 04:57:13
- Re: レカナーティのロットの絵
- 美術館の確認ありがとうございます。マリアびっくり版見てきます。腫れていて海が見えるといいな。
- しにあの旅人さん からの返信 2019/12/13 04:58:11
- Re: レカナーティのロットの絵
- 腫れて→晴れて スンマセン。
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- しにあの旅人さん 2019/05/31 08:38:15
- ジェンガ駅通りました
- 田舎の駅なのにおおきな駐車場があって、何事かと思いました。知らないとは恐ろしいことです。でも知っていても鍾乳洞なら行かないので、同じか。
ジェンガ駅は今回3回通過しました。通過しただけですが。フェデリーコ2世調査旅行でしたので、必要とあれば何回でも行きます。
その結果、1195年1月、コスタンティーノ(彼の幼名)はコンラッド夫人に抱かれ、この辺りを通過して、フォーリニョに向かったと確信しました。
今その辺りを書いております。
- cokemomoさん からの返信 2019/06/01 10:39:29
- Re: ジェンガ駅通りました
- シニアの旅人さん、こんにちは。
そうですよね、イエージに行こうと思うとジェンガの駅は通りますよね。駅の裏手にあって電車からもよく見えるあの駐車場は本当にビックリする大きさですよね。
私も鍾乳洞行かなかったけどシニアの旅人さんも行かないタイプの旅行者なんですね。目的がはっきりあると、なかなkそれ以外には目が向かないというか時間が勿体無いというか・・・
イエージのフェデリーコ2世の記念館?にも入館されたのですよね。様子を拝見するのが楽しみです。
私ももう一度チャレンジしようかな~なんて。
- しにあの旅人さん からの返信 2019/06/19 10:10:46
- こんにちは
- フェデリーコ2世紀行1を読んでいただいて有り難うございます。今回のイタリア旅行の本題に入りました。
Cokemomoさんのイエージ・ジェンガ編を読み直しました。イエージは旧市街ばかり歩いていました。にぎやかな新しい町並みもあるんですね、気がつきませんでした
2泊3日でしたが、2日目はフォーリニョ往復したので、イエージは実質1日、フェデリーコ2世博物館にずーとおりました。パネルの解説の写真は撮りましたが、読んだのは帰国してから。「キュレーターに聞いておけばよかった」というのが連続です。宝の山に入ったのになんにもとらずに出てきたトロボーの気分です。まるまる3日くらいいればよかった。中1日は資料読み。
市立絵画館など存在も知りませんでした。ロレンツォ・ロットの絵、みたかったです。やっと驚いているマリアに会えました。
今回の旅行のバルベリーニ美術館のところで書きましたが、私は受胎告知のマリアが落ち着き払っているのが不満でした。妻も「私だったら、ふざけんな!と言って、天使をぶん殴る」と言っています。
この絵はマリアが動揺していますね。これが自然です。とくに1枚目のマリアは相当びっくりしている。
2枚目は「冗談じゃないわよ」と言って、逃げ出している感じ。ガブリエルがしつこいので、このあと箒でぶん殴ったりして。
イエージ、フェデリーコ2世、マルケ州のタグを押してみると、出てくるのはCokemomoさんと私の今回の旅行記だけです。サン・ヴイトーレはCokemomoさんだけですね。
お互いにマイナーな旅を極めようではありませんか。私もこの後マイナーな重箱ほりを続けます。ご期待下さい。
- cokemomoさん からの返信 2019/06/19 12:25:17
- こちらからもこんにちは♪
- シニアの旅人さん、フェデリーコ2世に特化したイエージ編とても楽しかったです。
電車からイエージの街が見えるとワクワクしたことを思い出しました。
絵画館は大きすぎず混雑もなくで、ゆっくりと絵を楽しめました。確かにあのあたりはフェデリーコ2世広場と雰囲気が違いますね。
「受胎告知」は定型がはっきりあって分かりやすい一方で画家の個性もうかがい知ることができて、好きなテーマです。
しかし我が身に起こったら私も「いやっ、ちょっと待て!」と逃げ出したくなります~。
マルティーニの受胎告知のマリア様は世にも迷惑げな表情をしていますね。
フラ・アンジェリコやピエロ・デッラ・フランチェスカの受胎告知は粛々としていて、それらは好きですが。
マルケ州は訪れる人が少ないようですね。Fiorenzaさんから以前いいところだとお勧めいただいたのと、見たいものがいくつかあったので行ってみたらとても良かったのですけど・・
私もマイナーだろうと不便だろうと見たいものがあれば行くのだっと頑張ります。
それではまたシニアの旅人さんの続編で~。
-
- しにあの旅人さん 2019/03/19 21:00:16
- Foligno一時預け
- からここにやってきました。Folignoでの列車まちはAssisiからJesiに行くためです。と言えばもうお分かりでしょう。フェデリコ2世の洗礼の地から出生の地にむかいます。フェデリコ2世は生まれたあとスポレート候コンラッド夫人に3歳まで育てられますが、コンラッド夫人はFolignoでフェデリコ2世を育てたと聞きつけ、なにか面影はないかと街を歩きます。Jesiでは2泊してたっぷりフェデリコ2世に浸りたい。
同好の士にお目にかかれて嬉しいと思います。
- cokemomoさん からの返信 2019/03/20 09:28:01
- Re: Foligno一時預け
- シニアの旅人さん、こんにちは。
フェデリコ2世ゆかりの地を訪ねるご旅行、素敵ですね!
それにとても彼の生涯にお詳しいんですね。
イェージのフェデリコ2世に関する施設(旅行記にも書きましたが入れなかったのでどのようなものか不明なんですが)も見学できるといいですね。
Q&Aで回答を寄せておられたFiorenzaさんも、同好の士の大先輩で本当にたくさん旅しておられますよ。
アルタムーラにある彼が唯一手がけた大聖堂、その前に小さなお店があります。そのお店では、彼の肖像画?に登場する翼を広げた黒い鳥をモチーフにしたブックマークやブレスレットを売ってました(2014年のこと)。昼休みが長~くて私は外から覗いただけですが、後日知人がプレゼントしてくれました。
機会があったら覗いてみてくださいね。
私はイェージは駆け足で回っただけだし、アッシジも行ったことがないので、シニアの旅人さんの旅行記を拝見するのが今から楽しみです。
良いご旅行を♪
-
- PuellaApuliaeさん 2018/07/27 00:18:30
- Fondazione Federico IIとな?
- cokemomoさま、こんばんは。つい書き込まずにはいられない内容でございます。
まず前座の猫様に釣られ、次にフェデ様のご登場にやられました。オラリオ掲載ありがとうございます。しかしこの絵のフェデ様よりプーリア観光サイトのフェデ様の方がいい男です。美形だったという話はとんと聞かぬので残念ですが・・まあご子息のうち二人は少なくとも美男だったというから良しとします。
せっかく行かれた修道院が、何か違う状態だったのは残念です。確かにきれいに修復されすぎのように見えます。
それよりはロレンツォ・ロットですね。この人の衣の青は本当にきれいです。ベルガモのカッラーラ美術館には行かれましたか?まだなら是非。私はイタリアで二番目にこの美術館が好きなのです(一番はもちろんウフィッツィ)。
マルケの田舎の駅も大変ですね。私はまだカラブリアの鉄道駅調べに翻弄されています。渡航前に重大なことを発見し胸をなで下ろしました。現地に行ってから気づいていたら路頭に迷うところでした・・あわわ。
- cokemomoさん からの返信 2018/07/27 12:26:39
- もうすぐご出発ですか?
- Fiorenzaさん、こんにちは〜。
コメントをお待ちしておりました♪
私がイエージに行った時、ちょうど小学校の課外授業だったのか子供達が記念館に入って行ったんです。年齢は十分なれど東洋人だし言葉もできないしでは引率の一人のような顔をすることもできず。
ベルガモのカッラーラ美術館、教えてくださってありがとうございます。
調べたらクリヴェッリの絵もある!ミラノから出入りする時にぜひ行ってみたいと思います。
ロレンツォ・ロットの最晩年の絵はロレートの美術館にあるそうなので、もう二度と行かないつもりだったけれど、やっぱりもう一度は行くかなぁ。(まだまだマルケに行くつもり)
しかしサン・ヴィットーレはもう行かなくていい気持ちです。今回は気合いを入れて臨んだこことサン・ピエトロ・イン・ヴァッレが共に微妙だったんですよね〜。
ロマネスク巡りは奥が深い。
カラブリアへはいつ頃どのくらいの期間で旅行されるのでしょう。
Fiorenzaさんを路頭に迷わせかねないカラブリア、恐ろしい。
先日見た番組で関口知弘がシバリ駅からS・デメトリオ・コローネというアルブレッシュの町に行ったのを見ました。地元の人が民謡を歌っていて、それがやはりスラブ風だと感じました。
カラブリアからお帰りになったら、良かったところなど教えてくださいませ。
ではでは、、、
- PuellaApuliaeさん からの返信 2018/07/28 00:10:05
- 8月中旬から行きます♪
- こんばんは。またまたお邪魔します。
私はあちこちの美術館に行って何となくパルマ・イル・ヴェッキオという画家がとても好きになってしまいました。それほど作品が多いわけでもないのですが、調べて探してみようという気になっています。もちろんベッリーニのような大御所はもっと好きなのですが、個人的な小さなお気に入りみたいな感じです。
サン・デメトリオ・コローネもちろん行きます!(断言)
向こうの掲示板の準常連のsachi33さんからもここへの行き方を聞かれました。やはり気になる方は多いようです。
グーグルマップ、ひどいんですよ。廃線になったカラブリア鉄道のカタンザーロ駅をまだ掲載しているどころか、そこをぽちっとしたらtrenitaliaの時刻表が表示されるんです。これに惑わされていました。信じていたらえらい目にあうところでした。恐ろしや・・。trenitaliaの駅は何キロも離れた野っ原の真ん中なんです。
今回は珍しいところに行くので、帰って来たら両掲示板に報告と旅行記を書こうかなと思っています。絡んでくる輩が出ないことを祈りたいですが・・。
- cokemomoさん からの返信 2018/07/30 21:08:29
- RE: 8月中旬から行きます♪
- Fiorenzaさん、こんばんは。
中旬にご出発、フェラゴストは日本でやり過ごしてからですか?
待ち遠しいですね。いや調べ物や手配の追い込みといったところでしょうか。
私は8月下旬に昨年事情があって行けなかった大塚国際美術館に行きます。
テッサロニキの聖ニコラス・オルファヌス楽しみです。
それから淡路島と有馬温泉にも泊まります。
Fiorenzaさんから見ると有馬温泉なんて手近すぎて泊まるところではない感じかも・・・?
ところで、sachiさんもカラブリアに興味ありなんですね。sachiさん、パワフルな旅行されてますよね〜。
あちらで旅行報告を読みながらびっくりすること多しです。
ぜひFiorenzaさんのご報告と旅行記を拝見したいです!
あちらは・・ヤカラが手ぐすね引いてご登場を待ってますから・・・
ここは功徳を積むと思って相手をしてやるとか(他人事だと思ってのんきな発言)。
私が見た番組では下車した関口さんは駅前のオレンジ売りのおじいさんにサン・デメトリオ・コローネまで連れて行って
もらってました。テレビってこれだから〜〜。
>廃線になったカラブリア鉄道のカタンザーロ駅
廃線なんて言葉は嫌いです〜。
ドル箱路線ばかり走らせてる伊太郎も社会貢献として地方路線をちっとやってくれればいいのに。
パルマ・イル・ヴェッキオ、この画家も知らなかったけれど、これから気になる画家になりそうです。
小さいお気に入りっていいですね♪私もそういうものを見つけよう。
ベッリーニはリミニで見て認識を改めたので、いずれまたヴェネツィアに行かねばなりますまい。
ではでは。
- PuellaApuliaeさん からの返信 2018/07/30 23:53:51
- あと半月少しでカラブリア♪
- こんばんは。
大塚美術館に行かれるんですね。最近リニューアルしたとか聞いていますので、ますます見応えある内容になっているのではないでしょうか。また行こうかな。
有馬温泉はうちから車で30分ぐらいなので、実はよく行きます。最近は年末年始海外ということが増えたのですが(この年末はルーブルアブダビ!)、それ以前は有馬で過ごすことが多かったのです。
来月フェッラゴストをこちらで過ごしてから出国です。航空券代が少しだけ安くなりますからね・・。今年もイタリアは暑いようで、いつものように水2リットルを持ち歩くことになるでしょう。
それにしても不便の極みカラブリア。例えればボローニャ・ヴェネツィア間相当の距離を移動するのになぜ4時間以上かかるのだ~、です。ではまた!
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