2018/05/06 - 2018/05/10
45位(同エリア28094件中)
ねんきん老人さん
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「台湾ならニーキュッパで行けるよ」
「えっ、ニーキュッパ? 行くべえ!」
飲みながらの話とはいえ、なんとも軽率なノリで決まった台湾旅行。
翌日には HIS の予約が済み、その後、打合せと称して飲むこと3回。
平均年齢72歳、ジサマ(爺様)ばかり9人のグループですから、色気も艶気もない、道連れとしては最悪のパターン・・・飲んでさえいなければ絶対にまとまらない話でした。
ニーキュッパ、すなわち29,800円で行けるわけがないことは無論承知の上ですが、それはおいおい述べるとして。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 観光バス タクシー
- 航空会社
- スクート
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
【 タイガーエア A320-200機内 】
初めてのLCC。 全席エコノミー! これって、すばらしいことです。
なにしろ、いつも機体前方からビジネスクラスを通り抜けてエコノミー席まで行くのに、いまいましく腹立たしい思いをしていますから。
今回は、どの席の乗客も皆がお友達のような感じで、実に愉快です。
座席も思ったほど狭くはありませんでした。 ただ、背もたれを倒すほどの余裕はなく、ちょっとウトウトしただけなのに首が痛くなりましたが、まあニーキュッパですから。
-
【 機内での会話 】
「タイガーエアのスチュワーデスって、カッコ良くねえ?」
そのあとはちょっと品のない会話だったので、省略。
ジサマ9人の辞書にはCAなんて単語は載っていません。
「今はスチュワーデスって言わねえんだろ?」
「C・・A・・とかなんとか言うらしいなあ」
「CAっちゃ何だい?」
「・・クレイジー・・アダルト・・じゃあねえか?」
「それはアンタのことだっぺ」 -
【 台北・桃園空港着 】
LCCらしく沖止め。 タラップを使いますが、それもまた味があります。
ただ、どこかの国の首相みたいに、奥方とわざとらしく手をつないで下りたりするのは御免ですが。 -
【 桃園空港 】
空港は国の玄関。 桃園空港の建物は、シンプルでセンスがいいですねえ。
イミグレは機械で簡単に通れますが、入国スタンプが欲しいので有人ブースに並びました。 あとで見ることもないのに、やっぱりスタンプがないと物足りない感じです。 スタンプを押してもらうと、その国に入ったという実感が湧きますし。
入国カードはウェブで済ませられるということだったので、2日前にやってみました。
内心ちょっと得意な気分で審査官にそう言うと、期待に反して不愛想に頷いただけでした。 -
【 台湾最初の食事は? 】
羽田発は早朝5時。 前夜からオープンカフェで粘り、そのまま搭乗したので朝食はとっていません。
桃園空港着は7時35分。 日本時間にすると8時35分ですから当然空腹です。 B1にあるフードコートに直行し、「新東陽」という店で全員が豚骨ラーメンを注文。 わざわざ台湾に来て、まず食べたのがラーメンとは! -
【 MRT乗り場 】
台北市内まではMRTで行きます。
HIS には空港から市内への送迎プランがありますが、往復で8,000円もします。 MRTなら往復で320TWD、悠遊カードで乗れば256TWD (約970円)。
これで送迎を頼む人がいるのでしょうか? -
【 悠遊カード 】
これがその悠遊カード。 自動販売機でも買えますが、難しそうなので、上の写真の窓口で買いました。
デポジットの内容について訊いていると、係りの女性は私の下手な英語にじれったくなったのか、パウチされた日本語の説明書を投げるように出してきました。
いや、こりゃまた失礼いたしました。 そんなものがあるとは! -
【 MRT車内 】
MRTは明るくてきれいで、揺れも音もなく、快適そのものでした。
ただ、台湾の人は座高(?)が高いのか、窓の下辺が顔の高さで、SさんもHさんも景色を見るのに首を伸ばしているようです。 -
【 台北車站 】
直達車(快速)で約35分、台北車站に着きました。 だだっ広い、殺風景な駅です。 「車站」はカタカナでツァタンと書いてありますが、ツァタンと言っても、ツァータンと言っても、ツァターンと言ってもまったく通じません。
その他、ガイドブックに書いてあるカタカナをそのまま読んでも何一つ通じないことにがっかりしました。 -
【 中正紀念堂 】
とりあえずタクシーでホテルに行き、荷物だけ預けて観光に出ます。
やはりタクシーで中正紀念堂へ。 なにしろタクシーが信じられないくらい安いので、わざわざ分かりにくい路線バスを使う気になれません。
紀念堂の正門には「自由廣場」(左から)と書かれていますが、前に来たときには「大中至正」(右から)となっていました。
自分の記憶力に自信がないので黙っていましたが、帰ってから調べるとやっぱり変わっていました。 だったら言えばよかったと思いましたが、もう手遅れです。 -
【 中正紀念堂 】
日本では見られない広さです。 日本統治時代の軍用地の跡だそうですが、狭い国土でこれだけの空間を確保しているということに畏敬の念を覚えます。
前回は敷石の照り返しでフライパンの上にいるような気分になりましたが、今回は爽やかでした。 この時期の台湾はお勧めですね。
(ちょっと待って! フライパンの上にいるような気分って・・・、乗ったことがあるのか?) -
【 中正紀念堂本堂 】
高さ70mだそうで、台湾人のスケールの大きさに驚きますが、中国大陸に向かって建てられているという話に、なんだか切ない感じがします。
どこから測って70mなのかは分かりません。 -
【 本堂内部・蒋介石坐像 】
中正紀念堂ですから中正(蒋介石)の像があるのは自然なことですが、これを見て誰もが思い出すのは、ワシントンにあるリンカーン像ですね。(私は見たことがないのですが)
そもそもこの紀念堂そのものもリンカーン記念堂に似せて作られているそうで、壁面の大理石もリンカーン記念堂と同じものをアメリカから運んできたということですから、「堂々と真似した」ということでしょうか。
大陸人の「パクリ文化」にはうんざりしていますので、台湾人に同じDNAが流れていないことを祈るのみです。 -
【 衛兵 】
その蒋介石像を守るように二人の衛兵が立っています。
陸海空軍から選び抜かれたエリートで、身長180cmのイケメン揃いだとか。
まったく身動きせず、まばたきもしません。 分かってはいても、「今日だけは人形を立ててあるんじゃないか」と思ってしまいます。
横に並んで写真を撮る人が絶えませんが、女性はともかく、男性はやめた方がいいと思います。 あとで写真を見るたびに、見劣りする自分の姿に情けなくなるでしょうから。 -
【 交代要員登場 】
毎正時に、指揮官に連れられた衛兵が入ってきます。
これから立ち番を務める二人です。
足の運びの美しさは芸術的です。 畳のフチにもつまづいている私ですが、ホテルの廊下で真似してみました。 手に気をとられれば足が、足に気をとられれば手が・・・。 同室のTさんにはもちろん、内緒です。 -
【 交代場所に到着 】
三人がリンカーン・・・じゃなかった、蒋介石像の前に着きました。 -
【 立ち台を降りる衛兵 】
任務を終える衛兵が立ち台から降ります。 足元は見ません。
私だったら、この段階でよろけています。 -
【 交代場所に向かう衛兵 】
台を降りた衛兵は中央の交代場所に向かいます。 -
【 立ち台に向かう衛兵 】
新旧の衛兵が交代し、新しい二人が地獄の立ち台に向かいます。 これから1時間、蜂が飛んでこようが鼻に蝿が止まろうが、身動きできません。 -
【 本堂から正門方向を見る 】
本堂から見渡すと、改めてその広さに驚きます。
25万平方mということですから、正方形だとすると500m四方ということでしょうか。 -
【 新北投 】
中正紀念堂に隣接している駅からMRT淡水信義線に乗り、北投乗り換えで新北投に行きます。
駅にはこんなデコレーションが。 それもその筈、ここは温泉地です。 -
【 新北投駅前 】
駅前はこんな感じ。
写真のビルの2階に和食レストラン「大戸屋」が。
右に見える木立に沿って奥に進みます。 約15分で地熱谷公園という所に出る筈です。 -
【 川沿いに進む 】
木立の下には川が流れています。 なんの変哲もない、ただの川です。
それより、昨日から寝ていない老人9人には疲れが出てきました。 川辺に降りてみようなどという気はまったく起こらず、ただ黙って歩くだけ。 -
【 地熱谷・・・ 】
やっとたどり着いた地熱谷公園。
閉じられた鉄製の門扉があり、立ち入り禁止の看板が。
理由も書かれておらず、英語と日本語で「Have a nice day.」「では、楽しいご旅行をお楽しみくださいませ」と。
それはねえべ~! もっと、駅の近くに書いといてくれよ~!
疲れた足で駅前まで戻り、「大戸屋」へ。
「とんかつ付きせいろ蕎麦」にキリンビール。 台湾での1食目がとんこつラーメン、2食目がこれです。
-
【 淡水駅 】
ゆっくり食べて人心地が着いたところでまたMRTに乗り、淡水に。
洒落た駅舎。 大勢の若者。 活気があります。 -
【 駅前広場の大道芸 】
無表情でゆっくり動くパフォーマンス。 台に付いているのは右足の踵だけ。 見事な演技に次々と小銭が寄せられます。 私ですか? ええ、まあ。 -
【 川沿いの散策路 】
淡水は淡水河の河口に広がる町で、川沿いを「金色水岸」というらしく、そこが遊歩道になっています。
土産物店やテイクアウトの軽食店が並ぶ楽しい道には、こんな彫刻も。
でも・・・、現代彫刻って、どうも分からないんで。 -
【 淡水老街 】
遊歩道と並行する通り「淡水老街」です。
やたらバッグ類の店がありますが、その中にこんな博物館(?)が。 こういう所は外から見ている方が楽しいと相場が決まっていますので、入りませんでした。
この通りで3人がはぐれました。 YさんとMさんはどこかでタバコを吸っているのだろうということでしたが、Fさんはどうしたのか?
まあ、この旅行中、いつも誰かしらがはぐれていましたから、皆本気で心配はしませんでしたが。 -
【 バイク、バイク、バイク 】
台北に戻り、ホテルに向かう途中です。
台北はいたる所、バイクの洪水ですが、車の左右をスレスレに追い越していくので、タクシーに乗っていてもヒヤヒヤします。
これでよく事故が起きないものだ・・・と思っていたら、目の前でバイク同士がぶつかりました。 2台のバイクと2人の人間が道路を数メートル滑っていく光景は今でも瞼に焼き付いています。 -
【 ホテル 】
「ニーキュッパはいいけど、トイレがウォッシュレットじゃねえってぞ」
「えーっ! それはまずいっぺ」
てな訳でホテルを変えてもらったら15,000円の追加料金になりました。
ホテルには2泊ですから、ウォッシュレットを使うのは2回。 つまり1回のトイレで7,500円を払うということになります。
「ずいぶんたけえウンコだなあ」
ニーキュッパはこれで44,800円になったわけですが、そのほかに空港使用料とか何とか、避けられない費用が足されて、49,360円。
現地での足代、食費、ツアー料金(1回)を足すと、約8万円。
まあ、29,800円という数字を信じたわけではありませんが・・・。 次回への教訓としましょう。 -
【 夕食は夜市で 】
台湾についてからラーメンと蕎麦しか食べていないので、せめて夕食は台湾らしく、と近くの晴光夜市に行きました。
しかし、9人が座れる店はなく、結局大衆食堂のような所へ。
頼んだのは海鮮丼と握り寿司。 ビールだけは台湾ビールを頼みましたが、軽すぎて物足りず、2本目はまたしてもキリンの一番搾りに。 -
【 現地ツアーに参加 】
2日目は「九分と台北市内観光」という HIS のツアーに参加しました。 九分は初めてです。
HIS が現地の「ナルワント」という旅行会社とタイアップしていることは聞いていましたし、ナルワントの評判が最低であることも知っていましたが、まあニーキュッパだからと、割り切っての参加です。
案の定、集合場所に現れたガイドは貧乏くさい七分袖のシャツにだぶだぶのズボン、耳にはピアスという、私のきらいなタイプの若者でした。
ところがどっこい、この玄さんという若者は見かけによらず仕事熱心で、サービス精神も十分な好青年でした。 自由行動の最中にも客を探してカメラのシャッターを切って回ったり、困っていないかと尋ねたり、それでいて押しつけがましいところがなく、私は外見で彼を判断した不明を恥じることになりました。 -
【 お墓 】
九分への道々、山の斜面にカラフルなバンガローのようなものが沢山見えましたので、何だろうと思っていたところ、玄さんの説明でお墓だということが分かりました。
一人一墓で、土葬だそうです。 でも、こんな立派なお墓を一人一人造っていたら、国土の狭い台湾では遠からず国中がお墓になってしまいますね。
ですから最近では火葬して小さなお墓に納めることも始まっているとか。 気持ちの切り替えが大変だと思います。 -
【 お寺? 】
九分について駐車場から坂道にさしかかった所に「道ばたの休憩所」のような建物がありました。 なんとお寺だそうです。
不敬にも寺号を聞き流してしまいましたが、玄さんが興味深い話をしてくれました。
お寺といっても仏様を祀ってあるのではなく、神様だそうです。 日本でいうなら神社にあたりそうですが、台湾には日本のような神社はなく、このように簡素な「お詣り所」が沢山あって、「土地公」と呼ばれているとのこと。
ここには紙のお金(冥銭)を燃す焼却炉のようなものがありますが、最近は火を燃すことに対する行政の指導が厳しくなり、街中では焼却炉のない所も増えているということです。 -
【 雌雄の狛獅子 】
もう一つ面白かったのは、台湾では狛犬ではなく狛獅子が置かれているということと、日本の「阿吽」ではなく、「雌雄」が並んでいるということでした。
写真の右が雌、左が雄です。 -
【 どうということもない坂道 】
「千と千尋の神隠し」のモデルになった街として騒がれている九分ですが、最初に出てきた坂道はどうということもない石段の道で、このくらいの道は日本にも沢山あります。 -
【 映画館 】
「昇平戯院」という映画館です。
週に2~3回古い映画を上映しているそうで、あとで写真を見ると、内部はなかなか雰囲気のある立派な映画館です。
それと、これもあとで知ったのですが、無料だそうです。 無料!? 知ってれば入ったのに~! -
【 少し雰囲気が 】
その映画館の前あたりから提灯が見え始め、少しだけガイドブックで見た雰囲気に近づいてきました。 -
【 金鉱で働く鉱夫の像 】
道の脇にこんな像が。 九分は昔、近くの金鉱で働く人々の保養の町だったそうですから、それを記念したものでしょう。 -
【 基山街 】
なおも石段を上って行くと、基山街と呼ばれる商店街に出ます。
狭い道なのにトラックが通ったりしますので、人々はシャッターにへばりついてトラックが通過するのを待ちます。
ところで、この町のいったいどこが「千と千尋の神隠し」に似ているのでしょうか? -
【 阿妹茶楼 】
とくに見るものも買うものもなく、また石段を下ってくると、提灯で飾られた大きな建物がありました。 台湾でよく聞く茶芸館でしょう。
「阿妹茶楼」という看板がかかっていて、なぜか「あめおちゃ」とカナが振ってあります。
「お茶でも飲んで休むか?」
「そだね~」
年寄り9人の意見が即座に一致するキーワードは「休憩」です。 -
【 台湾式給茶作法 】
ガチャガチャと音を立て、ドボドボと湯を注ぎ、風情もへったくれもありません。
でも、まさに異文化ですから、見ている分には面白く、香りも悪くはありません。 -
【 阿妹茶楼全景 】
飲み終わったころ、阿妹茶楼の全景が写った絵葉書をくれました。
それを見て「あっ!」。 まさしく「千と千尋の神隠し」の油屋(湯屋)そのものではありませんか。
そうか、映画のモデルになったというのは、九分の街ではなく、この建物だったのか、と合点です。 そして店を出て気づいたのですが、店の前には赤地に墨で「神隠少女・湯婆婆的湯屋」と書かれた看板がありました。
スタジオジブリではここが映画のモデルになったということを否定しているそうですが、ここまで堂々と宣伝されていると、「ま、いっか」という気になります。 -
【 土産物店 】
台北市内に戻ってまず、「澎湃台湾精品」という土産物店に行きます。 ひっきりなしにバスが着き、ゾロゾロゾロゾロと観光客が店に吸い込まれていきます。
買い物に興味はありませんが、それでツアーが安くなっているのですから有難いことです。
もちろんパイナップルケーキを試食させられます。 美味しいことは確かですが、買ってまで食べようという気もないし、土産にして渡す相手もいないので、店を出て付近を散歩することにしました。 -
【 公園 】
公園があったので入ってみます。
なぜか鳥居があり、なぜかその下で太極拳をしているおじさんがいました。
日本だったらグランドゴルフをやっていることでしょう。 -
【 几帳面な屋外生活者? 】
公園のベンチにこんな荷物が。
緑色の寝袋とピンクのクッションがきちんと畳まれています。 その他の荷物は袋に入れられ、これもきれいに整理されています。
旅行者でしょうか? でも革靴があるし、大きなダンボール箱は旅行には不向きだと思います。 とはいえ、ここで生活しているにしては鍋やコンロなどが見当たりません。
余計なお世話ですが、あまりにもきちんとしているので、なんだか気になります。 -
【 昼食 】
土産物店のあとは「春梅子餐廰」というレストランで昼食です。
特製小龍包付きというふれこみでしたが、出てきた小龍包はスーパーの冷凍物ではないかと思われる残念なシロモノでした。
でも、台湾に来て初めて日本食でないものを食べましたので、それで十分です。
なんたって、ニーキュッパですから。 -
【 故宮博物院 】
食事のあとは故宮博物院です。
私は前に来たときに退屈だったので、今回は中に入らずに庭園を散策しようと思っていたのですが、バスは直接チケットブース前に着いてしまい、希望を申し出るタイミングも得られぬまま中に誘導されてしまいました。
書画骨董を見る目はありませんし、有名な翆玉白菜なども前に見たときの感想は「ちっちぇえな」というだけです。 今回もまた見ましたが、なんだかさらに小さくなったんじゃないかと感じたぐらいで、まあ、猫に小判というか豚に真珠というか、私には価値の分からない故宮博物院です。 -
【 忠烈祠 】
中華民国の歴史において戦没した英霊を祀る忠烈祠です。
着いたときは、正面大殿前での交代式を終えた衛兵が、続いて行われる大門での交代式のために移動を始めたところでした。 -
【 移動中の衛兵 】
後ろの二人は大殿での立ち番を終えた兵士です。
前の二人はこれから大門での立ち番にあたる兵士です。 先頭はもちろん指揮官で、銃を持っていません。
ヘルメットが汚れてるですって? とんでもない、周囲の木々が映っているんです。 -
【 無駄な動きを排して 】
衛兵の交代式というのはたぶん世界中でやっていると思いますが、私の見た範囲ではどこも観光客用のショーになっているようです。
そのため、これでもかというほど余分な動きが加えられていて、わざとらしいというか、馬鹿々々しい、長すぎる式になっているようです。
台湾でももちろん観光客は意識しているのでしょうが、その動きには無駄がなく、一つひとつの動作の意味もよく分かります。 -
【 新旧衛兵の入れ替わり 】
これまで立ち番をしていた兵士と、これから任務につく兵士が入れ替わります。 -
【 退場 】
今まで大殿と大門に立っていた兵士、4人が退場してゆきます。 -
【 閑散とした忠烈祠 】
衛兵交代式が終わったとたん、観光客は潮が引くようにいなくなりました。
かくいう我々のツアーも「はい、では行きましょう」という具合でバスに戻ります。 忠烈祠は衛兵交代のほかにも見るべきものが沢山あるのですが・・・。
さて次は足つぼマッサージ店と民芸品店に回るのがツアーのコースになっていますが、マッサージを受ける気はないし、土産物を買うつもりもないので、我々9人はここで離団することにしました。
ナルワントにしてみればそういう所に客を連れて行かなければマージンが入らないわけですから、困った客ということになるのですが、事前に申し出てあったのですんなりOKになりました。 -
【 2人目のガイド、王さん 】
今回のツアー、午後の部は王さんというガイドに代わりました。
なんとこの王さん、兵役時代に忠烈祠の衛兵をしていたそうです。
厳しい訓練に明け暮れる毎日で、「人生の1年を台無しにした」という話には笑ってしまいました。
日本語が分かるので、立ち台でじっとしている間も、日本人観光客の会話はちゃんと聞き取れて、好き勝手に失礼なことを言い合っているのに腹が立ったりしたそうです。
2人の衛兵の品定めをして、いい方だけ写真を撮ったりする人もいるとか。 「一応両方撮って、あとでいらない方を削除してください」などというユーモアも交えて、なかなかの青年でした。 -
【 龍山寺 】
さて、ツアーから離れた我々が向かったのは龍山寺です。 私がどうしても行きたかった場所で、今回の旅行に参加を決めたのも、ここに来たかったからです。
実は、この日は妻の命日でした。 1年前の今日、妻は64年の人生を終えました。
私は前に、この龍山寺で人々の熱い信仰心に感動し、妻にいつか一緒に行こうと言っていたのです。 酒席で台湾旅行の話が出たとき、ほとんど衝動的に賛成したのには、そういう理由がありました。
-
【 龍山寺境内 】
一周忌に旅行とは不謹慎な、という声は聞こえてきそうに思います。
ですが、私としてはそういう日に、たとえ写真という形ではあっても、妻を連れてこられたことを、せめてもの罪滅ぼしだと思いました。
そして、声には出しませんでしたが、何度も何度も、ここだよ、ここが龍山寺だよと、妻に話しかけました。
-
【 供物 】
境内に設けられた台には、沢山の供物が並べられています。
私は初めて知ったのですが、これらの供物はお参り後に持ち帰るのですね。
まあ、そうしなければ台はたちまち供物の山になってしまうでしょうし、お寺で処分しきれる量ではありませんから。 納得です。 -
【 熱心に祈る台湾の人々 】
時刻は午後の3時過ぎ。 勤め帰りとは思えぬ時間ですが、若い人を含めて大勢の人々がお参りしています。 日本人のように手を合わせておじぎして終わりということではなく、思いつめたような表情で何度も何度も頭を下げています。 -
【 香炉 】
皆さん、各お堂にお参りしたあと、この香炉に線香を立てて、さらにお祈りをしているようでした。
私も線香を貰い、同じようにしました。 うろ覚えのお経を唱えようとしましたが、周りで祈っている人たちの迫力に押されて声も出ませんでした。 -
【 お疲れモード?の日本的老爺軍団 】
こちらは「龍山寺に行こう!」という私の一方的な提案に付き合わされた皆さん。 お疲れの様子。
無論、今日が妻の命日だなどということを知るよしもなく、なぜ私が龍山寺にこだわるのかを知る筈もありません。 つまり、訳も分からず付き合わされたのですから、疲れるのは当然です。
皆さん、申し訳ありませんでした。 そして、ありがとうございました。 -
【 烏来行き路線バス 】
3日目。 今日は帰る日ですが、飛行機は夜なので、その前に烏来に行くことにしました。
台北車站近くの青島というバス停から路線バスに乗ります。 バス停で待っていると、親切なおじさんが声をかけてくれ、65歳以上なら割引があると教えてくれました。 まあ、一目で65歳以上に見えるジサマばかりですからね。
45TWDが24TWDに。 大きな割引率に喜んで、料金箱に25TWDを入れると、お釣りは出ないということでそのままに。 日本円にして4円足らずですが、なんだか損した気分に。 21TWDも割り引いてもらったというのに、せこい自分に呆れます。 -
【 生命樹 】
烏来に着くと、新しく大きな立体駐車場ができており、その壁面になんとも不思議なものが見えました。
横に「生命樹」と書かれたプレートがあります。 -
【 願い事? 】
近寄ってみると、「平安・幸福」とか「身体健康」「心想事成」「新年快楽」「大家平安」などと書かれた短冊のようなものがびっしり。
日本の絵馬のようなものでしょうか? -
【 烏来の街 】
烏来は2度目です。
見覚えのある街並をゆっくり歩きます。 -
【 烏来泰雅民族博物館前のレリーフ 】
烏来老街という通りに烏来泰雅民族博物館というのがあり、その前に写真のような大きなレリーフがありました。
女性が顔に入れ墨をしています。 タイヤル族の古い風習だそうですが、正直なところ、あまり美しいものではないと感じました。 -
【 花嫁を背負う花婿? 】
これもタイヤル族の風習で、花婿に背負われて婚家に向かう花嫁の像だそうです。
あとから出てくる踊りにもこういうシーンがあります。 -
【 トロッコ 】
烏来といえばトロッコ。
狭い線路をガタガタと揺れながら走るのは、遊園地の乗り物のようでなかなか楽しいものです。
ちなみに、これにも老人割引があります。パスポートを見せて「半票(バンピョウ)」と言えばOKです。 -
【 白糸の滝 】
これも烏来の名所、白糸の滝です。
でも、白糸の滝って、日本人が言っているだけで、本当は別の名前があるのではないでしょうか?
と思って、インフォメーションセンターで訊いてみたら、やっぱり台湾の人は「烏来瀑布」と呼んでいるそうで、もらった散策マップにもちゃんとそう書いてありました。 -
【 タイヤル族の勇士? 】
これはタイヤル族の勇士でしょうか?
タイヤル族には首狩りの風習があり、首を狩った者だけが入れ墨を許され、そうでない者は結婚もできなかったそうです。 人は自分の出生を決められませんが、タイヤル族に生まれなかったことをつくづくありがたく思います。
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【 酋長文化歌舞劇場 】
「ワタシ、酋長の娘」という写真の女性に手招きされ、1人分(500TWD)タダにするからという言葉に操られ、中に入りました。
でも、老人割引なら1人350TWDですから、9人で3,150TWDの筈です。 それを500×8で4,000TWD払ったのですから、これはどう考えてもシューチョーノムスメにしてやられたということです。 -
【 民族舞踊? 】
タイヤル族の踊りというのを4~5曲見ました。 前に入ったときは踊り手がもっと年配で、踊りにも伝統が感じられましたが、今回は若者ばかりで、跳んだり跳ねたり、すっかり若者向きにアレンジされていて、ひとことで言えばつまらないものでした。
顔の入れ墨も、書いてあるのではなく、黒いビニールテープを貼ってあるだけで、ときどき剥がれかけるので、踊りながら抑えたりしている有様です。
最後に観客が踊りの中に引き出されるのはお約束。
踊り子とのツーショットをポラロイドカメラで撮られるのもお約束。
それを売りつけられるのもお約束。
普通は出口に写真が並べてあって、欲しい客が買うものですが、ここではツーショットに収まった踊り子が直接客の所に行き、しなだれかかるようにして甘い声で売りにかかり、買うまで離れません。
SさんとNさんが、まんまと買わされました。 1枚2,000円だそうです! -
【 烏来老街 】
メインストリート、といっても他に道があるようには思えないのですが、ともあれメインの老街を歩きます。
このころになると雨が本格的になってきて、ホームセンターで買った210円のレインコートが役に立ちました。 -
【 昼食 】
老街にある「翆山餐飯店」という食堂で昼食を。
メニューが全然読めず、「珠葱」という漢字から玉ネギの料理だろうと思って頼んだところ、アサツキの炒め物のようなものが出てきて大騒ぎ。 「炒面」というのを、これは焼きそばに違いないと頼んだら、なんだかモチモチした、油っぽいうどんのようなもので、これまた責任のなすりつけ合いになりました。
もっとも私は衣食住、とりわけ食についてまったく興味がなく、食べるのはエネルギーの補給としか考えていませんから、何を食べても感動も落胆もありません。
ただ、ビールが「台湾・・」しか置いてなかったので、これだけはがっかりでした。 -
【 福徳寺 】
駐車場に戻ってバスの時刻表を見ると、まだ時間があったので、烏来吊橋を渡ってみます。
下は南勢渓という川で、2015年の台風で川相が変るほどの被害を受けたそうです。 今も復旧のための重機が入っています。
吊橋の先には、福徳寺というお寺がありますので、行ってみます。 -
【 福徳寺 】
福徳寺は道教のお寺だそうです。
といっても、私は道教のことをまったくと言っていいほど、知りません。
ただ、意匠を凝らした堂宇の作りと、きれいに手入れされている様子から地元の人たちの信仰を集めていることは察しがつきますし、邪教である筈はないので、私もお参りすることにしました。 -
【 関羽? 】
道教が多神教であることは言うまでもありませんが、その中心的な神はたぶん、あの関羽だと思います。
ですから、祭壇の中心に鎮座する像は関羽像ではないかと思いますが、それにしてはずいぶん好々爺然としたお顔です。
まあ分かりませんが、お参りします。 我ながらいい加減ではありますが。 -
【 赤鬼・青鬼 】
堂内には赤鬼・青鬼の面をつけた武将らしい像もありました。 これもなんだか分かりませんがお参りします。
かくして烏来の観光を終え、台北に戻り、夕方のMRTで桃園空港に向かいました。
深夜便なので空港のフードコートで台湾最後の食事をすることになりますが、食べたのは、あの「新東陽」で、しょうゆラーメンです。
台湾の旅行記といえば、食レポ満載のグルメ旅行記でないと話にならないと思いますが、台湾らしい食事といえば2日目の夜にホテルの紹介で行った本格的な台湾料理店「欣葉台菜創始店」での夕食だけです。
しかも先述のとおり食に興味のない私は、隣席の美女集団に気を奪われて、何を食べたのかまったく覚えておらず、むろん料理の写真などは1枚もありません。
そもそも老人ばかり、それも男ばかり9人の団体旅行ですから、ほかの人から見れば「何を好んで?」「何だってまた?」と呆れられるだけの企画でした。
ところがこれが予想に反して楽しいことばかりの旅となり、帰ってから早速「反省会」と称する飲み会を開き、「次はどこに行こうか!?」と大いに盛り上がったのですから、ジサマばかりの旅も捨てたものではありません。
次はたぶん、ベトナムになるでしょう。 9人が生きていればの話ですが。
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この旅行記へのコメント (18)
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- ちいちゃんさん 2023/06/03 14:30:05
- タイヤル族に産まれなくてよかった、同感です。
- ねんきん老人さん、興味深い台北旅行記、楽しく拝読させていただきました。4トラの台北というと、何を食べたかを競い合うような旅行記がほとんどなのに(ほぼマンゴーですが)ここまで食にこだわらないとは、もはや仙人の境地でしょうか。それでも龍山寺での奥様を思いながらの場面には、心を動かされました。お寺でのお写真、9人いらっしゃるはずがシャッターを押している方を独り差し引いても、お一人足りないのはミステリーですね。
タイヤル族に産まれなくてよかったとは私も強く同感です。顔の入れ墨は既婚の女性限定かしら。鉄漿や眉を落としたりと、日本もそういう時代があったようで、自分の妻をわざと醜くする。でもそれがその時代の美の基準になっていたんでしょうが。
実は最近更新されていないので、シニアトラベラー仲間として恋人の聖地嫌いな同志として、ちょっとだけ心配しています。
ちいちゃん
- ねんきん老人さん からの返信 2023/06/04 15:32:07
- 思い出してもぞっとするジジイばかりの旅行でした。
- ちいちゃんさん、お礼を言うべきか、お詫びを言うべきか・・・。 よりもよって棺桶に片足を突っ込んだジジイばかりでの旅行記など、誰も覗いてみようとは思いませんものを。
仰る通り、龍山寺での写真は一人足りませんでした。 迷子になったのです。
「いねえぞ」「またか」「どうせ遠くには行かねえっぺ」「うっちゃっとけ(放っておけ)」というわけで、誰も心配せず呑気に写真など撮っていましたが、あのあと、あまりにも時間が経ったので、さすがに手分けをして探し回りました。 その晩のビール代を払わせようとする我々と、薄情なお前たちこそ払えと言い張る当人とでちょっとしたバトルがありました。
所変われば品変わると言いますが、国や地域、時代による文化の違いはときに理解を越えますね。 女性の顔に入れ墨など、考えただけでぞっとします。 自分の妻の顔を間近で見たときに男は百年の恋がいっぺんに冷めると思うのですが。
前回の投稿から日数が経ち、ご心配いただいて申し訳ありません。 そもそも私はもって生まれた怠け癖で投稿間隔が長いのですが、今回は昨日書いた旅行に出ていたこともあり、いつもよりさらに間があいてしまいました。
でも、旅先ではしっかりと恋人の聖地を呪ってきましたので、その様子もいずれ書いてみたいと思っています。 ただ、一年前の旅行について、今やっと福井編を書いているところですので、今回の旅行についてはいったいいつになるのか、自分でも分かりません。 ひょっとしたら実現しないうちに棺桶に両足を入れてしまうかも知れません。 そのときはどうぞお許しください。
なにしろ、旅行中はまったく感じなかった疲れがどっと出て、今日は朝からずっと寝ていたくらいで、体力の衰えを痛感しているところですので。
暑さへの耐性も極端に衰えました。 これから長い夏に入ることを考えると気が滅入ります。
ちいちゃんさんも、疲れ知らずの若さに油断をなさらず、少しずつ体を暑さに慣れさせるようにしてください。
ねんきん老人
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- waadsさん 2020/10/10 14:59:14
- 一日でも早く また台湾に行ける日を 願っています
- ねんきん老人さん こんにちは! waadsと申します。
私もあまり大きくは年が変わらないです
お友達9人の台湾旅行 楽しく拝見いたしました。
それにしても9人すごく統制が取れていますね。 凄いチームワークです。
そして、ねんきん老人さんが是非行きたかった龍山寺にも皆さんご一緒に行かれ素晴らしい友情を感じます。本当に良かったですね。奥様もきっと喜んでられると思います。
私も台湾良く行ってますが、以前4人で行った旅などは恥ずかしながら全く統制が取れず皆さん勝手な事ばかりしていました。(よろしければハチャメチャツアー読んで下さい) ですから9人で行動されているツアー大変羨ましく思います。
ウィズ コロナの時代ですが、いつになったらまた台湾に行けるのか?
首を長くして待っています。何度行ってもいい所ですから。
また9人旅行記楽しみにしています waads
- ねんきん老人さん からの返信 2020/10/10 16:12:36
- 行動力の差を痛感しました。
- waads さん、こんにちは。 書き込みをありがとうございました。
9人の統制がとれているとのお言葉、穴があったら入りたい気持ちです。単独行動がとれない小心者ばかりの旅行でしたので、自由行動日を設けようにも設けられなかったというのが事実でして、どこへ行くにも金魚の糞のようにぞろぞろとつながって・・・。
waads さんは何度も台湾に行かれているとのこと。私は2度しか行ったことがないので、羨ましい限りです。
早速、waads さんのB型4人旅・3人旅・1人旅を拝読しました。
旅慣れた様子が伝わってきて、これまた羨望の限りです。 天候や食事の良し悪しで臨機応変に予定を変えてより良い旅を続けられるその行動力に敬服しながら、自分の旅行を思い出して楽しい時間を過ごしました。
waads さんの旅行記にあった「欣葉」というレストランは、私たちの行った所と同じかなと思います。「欣葉」にも本店・支店があるのでしょうが、店内の写真を拝見して、どうも同じではないかと思いました。 体験を共有できるのは嬉しいことです。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
重ねて、ありがとうございました。
ねんきん老人
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- mom Kさん 2020/08/17 06:35:52
- なあるほど
- おはようございます。今日もセミだけが頑張っている朝です。コメントが楽しくて、にっこり続き。よい一日の始まりにしていただきました。よくでかける台湾も他の方の目を通してみると、また楽しい味わい。私の旅行記に共感してくださってうれしく思っています。
- ねんきん老人さん からの返信 2020/08/17 09:10:26
- 駄文を恥じるばかりです。
- mon Kazuko さん、おはようございます。 小生の低レベル観光記にお付き合いくださり、さらに書き込みまでしてくださり、ありがとうございました。
mon Kazuko さんの岡山白桃探しは、最初の傘の写真に目が留まって中を見せていただいたのですが、文学的な文章に惹き込まれて読み進みました。
言葉の使い方が秀逸なだけではなく、それぞれの言葉の裏にきちんとした内容が含まれているのが魅力です。 言葉遊びではない文学の筋ですね。
それにひきかえ、私の旅行記はただ自己中心的な雑感ばかりで、いつも読み返しては忸怩たる思いを深くしているのですが、所詮は野次馬・お上りの域を出ない旅行ですので、内容もへったくれもありません。 恥じるばかりです。
mon Kazuko さんのような洒落た文章が書けるようになりたいとは思いますが、残り少ない人生で、勉強し直す時間はさらに少なく、これからも駄文を弄するのみで4トラのページを汚すことになるのは、ただただお許しいただくしかありません。
どうかよろしくお願いいたします。
ねんきん老人
- mom Kさん からの返信 2020/08/17 10:25:38
- ひとりに向かって
- 推進力、行動力、そして最も大事なユーモアをお持ちのG9の御一人に過分なお言葉恐れ入ります。そうなんです。大国Cもわが国も国民はうんと賢明な判断で暮らしているのに、なぜ政治家となるとあのように。我が国政府は私たちが選んでいるのにさらに浮かばれません。
つい旅トピックを離れた愚痴を聞いていただきました。地域のお世話をなさっておられるナイスガイとも目にして。
「みんなで遊ぶ」はもう遠い昔になりました。高校生の男子たちがよくつるんでいた光景を思い浮かべます。多分お気持ちはみなさんあのころと。想像する私も楽しいお裾分けいただきました。お身体、一層のご自愛を。
私は「あの人に伝えたくて」をいう気分で書いています。それこそ自分中心。あなた様のは「みなさんも楽しんでくださいね」と伝わります。
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- マダムKさん 2019/10/20 09:33:15
- はじめまして
- ねんきん老人様
私の拙い旅行記にご訪問していただき、いいね!までありがとうございました。
ねんきん老人様の旅行記にすっかり引き込まれ、楽しく拝見しました。
旅を共にするご友人が8人もいらっしゃるなんて羨ましい限りです。
気心が知れているからこそ、言いたいことも言える素敵なお仲間ですね。
我が家でも夫のウォシュレット問題は重要な課題です(笑)
ホテル探しはまずウォシュレットがあるかないか・・・
付いていなければ、残念・・・で済ませますが、夫にとってはつらい日々のようです。
ベトナムの旅行記楽しみにしています。
またお邪魔しますので宜しくお願い致します。
マダムK
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- sanaboさん 2019/05/23 01:01:45
- オジサマ9人の台湾旅行♪
- ねんきん老人さん、こんばんは
しばらくご無沙汰してしまい、申し訳ありません。
今日はオジサマ(ジサマではなく。笑)たち9人でいらした台湾旅行記を拝読させていただきました。 全席エコノミーなのはホントにいいですね! 私もいつもビジネスクラスのお席を通り過ぎて後ろまで進みますから、ねんきん老人さんのコメントに同感です(笑) 機内の会話も楽しく、「クレイジー…アダルト…」には思わず笑ってしまいましたが、お仲間とこうして楽しい時を過ごされるねんきん老人さんのお姿を拝見し、安堵とともにとても嬉しく思いました。 ところが旅行記を読み進むと、なんと奥様の一周忌でらしたのですね。 かつて奥様とご一緒に行こうと話してらした龍山寺を今回奥様の遺影とともに訪ねられたのですね。 ねんきん老人さんのその思いを知り、涙が出そうになりました。 奥様を連れてきて差し上げたかったという奥様への思いと、ねんきん老人さんがお仲間と楽しくご旅行に参加されるお姿を天国からご覧になり、奥様はきっと喜んでいらっしゃいますね。 何よりのご供養になったのではないでしょうか。 今年の三回忌も無事済ませられたことでしょう。 あらためて心より奥様のご冥福をお祈り申し上げます。 ねんきん老人さんもご自愛なさり、どうぞお元気でお過ごしくださいませ。
sanabo
- ねんきん老人さん からの返信 2019/05/25 10:41:13
- 懲りずにまた行きました。
- sanabo さん、いつも拙稿を細かいところまでよく読んでくださり、ありがとうございます。 とても励みになります。
写真の妻しか連れて行けなかったことで、妻には台湾の景色が見えただろうか、龍山寺の雰囲気が分かっただろうかと、甚だ心もとない気持ちでいましたが、sanabo さんに「きっと喜んでいる」と仰っていただき、とても嬉しくなりました。「見えたに違いない、分かったに違いない」と思いました。
さて、今年の命日つまり三回忌にはベトナムに行きました。またあのジサマ達とです。 悪夢のような5日間は早速旅行記にしたいのですが、たぶん年末ぐらいになると思います。
私は、旅行記を書くのは旅行からしばらく経ってからと考えています。
それは、旅行直後だと、自分で楽しかったこと面白かったことが次々と浮かんできて、ついついあれもこれも書き込んでしまうので、読んでくださる方にとってはうんざりするような詰め込み記事になってしまうからです。
しばらくおいて、それでも記憶に残っていることだけを書けば、少しは我慢していただけるのではないかと思っています。
と言いながら、いつも自分の旅行記を読み返してみると、くどくて雑多な内容になっていることに、我ながら呆れてはいるのですが。
それでも、sanabo さんのように良く解釈して読んでくださる方がいらっしゃるので、懲りずに投稿している次第。 どうぞこれからも愛想づかしをなさらずご指導くださるようお願いいたします。
ねんきん老人
-
- nimameさん 2018/07/03 15:19:24
- ニッキュパーの楽しい旅でしたね~
- ねんきん老人さん・ご無沙汰しています。
そろそろ奥様と何処か旅に出かけたかな?
お邪魔したら、何と9名のシルバ―軍団なんて失礼ですね!(笑)
酒の席とは言え!良く話がまとまりましたね(^^)
9名で台湾へ~
読ませて頂き、至る場所にねんきん老人さんのユーモアコメント炸裂・
久しぶりに笑わせてもらいました。
若い方の台湾はほとんどがグルメ旅行記ですけど、nimameとしてはグルメより・色々他の面が見えて、中々読み応えありました。
衛兵のキビキビした動作、気持ち良い動きですね。
そしてイケメン、ガイドの王さんの話も本人が体験した事など、興味深いものがありますね。
台湾と言えば飲茶しか知らないnimame,勉強になりました( ゚∀゚)アハ
有難う御座います。
nimame
- ねんきん老人さん からの返信 2018/07/04 17:30:43
- シルバーの輝きはどこへやら。
- nimameさん、こんにちは。
私のサイトをお忘れにならず、覗いてくださり、ありがとうございます。その上、書き込みまでしていただき、感激です。
「シルバー軍団」とは過分なお言葉で、私を含め9人すべて、もはやシルバーの輝きも消え去り、「終わった人」ばかりです。
そのくせ歳のせいか性格のせいか、大言壮語だけは尽きることがなく、「イラッ!」「ムカッ!」の連続でした。
「もう二度とこのメンバーでは旅行なんかしないぞ」と思ったのですが、帰りの飛行機の中では次の旅行の話ばかりだったのですから、懲りないというか、まあ、それが旅の良さなのかも知れません。
台湾旅行記といえば小龍包とパイナップルケーキ、マンゴーかき氷の写真がお約束なのに、私の記事は何を食べたかも覚えていない始末で、これでは途中で「閉じる」ボタンを押されてしまうなと思っていました。それなのにグルメ情報のない旅行記を最後まで読んでくださり、感謝と同時に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
nimameさんが仰るように、そろそろ妻をどこかに連れて行ってやらなければと思っていますので、そのときにはまたジコチューそのものの記事を書くと思います。
今回に懲りず、またご一読いただけたら嬉しい限りです。
どうぞよろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- 白い華さん 2018/06/12 11:41:13
- 次回、「ベトナム! 9人爺・・・で お出掛け!くださいね」
- 今日は。
ホテルを アップ!したため、 「かなり お高い!台湾旅行」と なりましたが、
豪華な 「ウォシュレット付き!の お部屋」で 良かったのでは~ ?
でも、次回・・・ベトナムでは、「「ウォシュレット付き!の お部屋」の こだわり!で 15、000円 アップする。は 避けたい・・・ところ ?
(私なら、 もったいなくて、 我慢します。 「ウォシュレット付き!の お部屋」) (笑)
平均年齢 72歳!の 「元気な 老爺達・・・の 仲間 9人」での 台湾旅行。
大好き!な お酒・・・を 酌み交わしつつ、 台湾の アチコチ!を 旅する。
途中では、「迷子!も 忘れ物・・・も あったりして、 それ!も 旅の スパイス」で
皆さん、「日常を 忘れて、 すごく、楽しそう!」って 思いながら、 旅行記を 読み進めました。
そして、 『 オヤジ連中・・・の ポジティブさ。 気にしない・・・ 感じ!に 惹かれました 』
奥様の 一周忌・・・は、 「台湾 龍山寺での お参り!で 完了」も
ねんきん老人さんの 「一歩!を 踏み出した・・・ 今回の 台湾旅」と 共に、
「奥様は きっと、喜んでくれているだろうなぁ~」と 思いました。
「G9」の 元気な 旅。 次回は、「ベトナム」・・・って 素敵じゃ~ないですか~ ?
また、 「台湾みたい!な 素敵・・・な 旅」。 お出掛け!くださいね。
そう~、 本番の 旅・・・の 前。には 「何度も お酒!を 飲みながら・・・の 打ち合わせ」って いいデスネ。 (笑)
これからもよろしくお願いします。
- ねんきん老人さん からの返信 2018/06/13 09:38:05
- いやはや、なんとも、お恥ずかしい次第です。
- 白い華さん、おはようございます。
何の参考にもならない老人9人の旅行記にお付き合いくださって、ありがとうございました。
仰るとおり、飲むためなら理由は何でもいい9人ですから、折角台湾まで行っても昼夜飲んでばかりでした。 それも専ら日本のビールでしたので、それならなにもわざわざ台湾まで行くことはなかったんじゃあないかと反省しています。
といっても、「反省会」でまた飲んでいる訳ですから、まあ、何をかいわんやというところでしょうか。
そうそう、反省会で出た話では、次回ベトナム旅行には一人1本ずつ日本酒を持って行こうということでした。 台湾で日本酒を探したのですが、どこにも置いてなくて、仕方なくキリンビールで間に合わせたという事情によるものです。
本末転倒というか、何のために旅行するのか分からない、ジサマ(爺様)連中の懲りない旅が実現しましたら、そのときはまた旅行記を書いてみたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
妻が死んで1年がたち、世間的には平静を装っていますが、自分がのうのうと生きている後ろめたさは募るばかりです。 生きている意味が感じられないのですが、だからといって自分で死を選べば周囲への迷惑は計り知れません。 漠然とですが、「俺には旅行に出ることぐらいしかないんだろうな」という気持ちはありますので、そのうちまた車でぶらぶらしてみようかと思っています。
待っている妻への土産話を作るためにも、アクティブな生活をしなければと思います。
いろいろ励ましてくださって、ありがとうございます。
ねんきん老人
-
- olive kenjiさん 2018/06/09 07:30:58
- 9人の爺が台湾へか~
- また面白い旅行記が出来ましたね。大好き
そのお年になって、9人も揃うなんて凄いですね。みんな仲がよく結束力があるんだ。感心、尊敬しています。
旅行前に、3回の打合わせ会。ただ呑みたいだけなんでしょうね+旅行前高揚感を何度も味わいたい。分かる分かる。
いっぱいいい所行ったんでしょうが、私的には主目的が閲兵式を見に行っただけの様な印象が強いですね。
ガイドさんの第一印象が好きでないとか、整理整頓きちんとした路上生活者のことなど、もう笑っちゃいました。
日本にも沢山の海外から旅行客来ていますが、9人連れの中国人爺、白人爺、アラブ人爺などあまり見たことないですよね。
台湾でも珍しかったかと思います。
ちょうど奥様の一周忌になったのですね。
奥様はさぞかし喜んで安心なさっていると思いますよ。
いいお友達に囲まれて元気に過ごしているんだと。
8人のお友達にも伝えていて下さい。
早く旅行してー。また珍道中見たいのです。
olive kenji
- ねんきん老人さん からの返信 2018/06/09 16:10:16
- あれこれ見抜かれ、うろたえています。
- olive kenjiさん、早速お目通しの上、投票と書き込みをありがとうございました。
前にも言いましたが、旅行直後には思い出の取捨選択、淘汰ができず、ついつい自分の印象に従ってくどい旅行記を書いてしまいます。
今回も、衛兵交代の写真は断腸の思いながらもバッサバッサと捨てたつもりだったのですが、それでもやっぱり「それが旅行の主目的だったのだろう」と見抜かれてしまいました。
旅行前の昂揚感を肴に飲み会を重ねた事実も見抜かれてしまい、我ながら年甲斐のないことと、頭をかいています。
早くも次はベトナムだなどと騒いでいる9人ですが、実現するためには各自がもう少し、いやもっともっとマイペースを抑える修行をしなければいけないと思います。 皆、台湾で迷子さがし、忘れ物さがしに明け暮れたことはすっかり忘れていますので。
目下のところ、旅行の計画は皆無です。 行きたいという気も起こりません。
これではいけないと思いますし、子供たちも「旅行をしないお父さん」なんて見たくないようです。 少し時間はかかると思いますが、また自分を奮い立たせて少しずつでも出かけるようにしたいとは思っています。
そのときにはまた、よろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- ももであさん 2018/06/09 06:54:02
- G9 開催
- ねんきんさま
日本時間の今朝からカナダでG7が始まりましたね。
そんな中、台北では秘密裏にG9が開催されていたとは。
ホントに先進的で、各町首脳のジサマたちが並ぶ姿は、
いったいどんな絵づらになるのか想像してしまいました。
とってもインスタ映えしていたことでしょう♪
初値ニーキュッパだった旅費相場が、超高級雲古の登場で
八萬圓まで急沸したとのこと。
経済問題は、G7/G9ともに喫緊の重要課題ですね。
でも隠密任務を果たされたねんきんさんには安いもの?
ももであ
- ねんきん老人さん からの返信 2018/06/09 15:44:27
- 「G9」! 飛びつきました。
- ももであ様、恐れ入りました。
参加者の氏素姓を伏せての投稿でしたのに「各町首脳のジサマたち」とずばり表現されて、どきっ!としました。
そのとおり近隣コミュニテイの責任者ばかり9人の集まりだったのですが、それを「G(爺)9」とは言い得て妙。 それを旅行記のタイトルに使わせていただければ良かったと、地団駄踏んでいます。
さっそく参加者の一人に電話して「あの集まりはG9だったなあ」と言ってみたところ、大笑いでした。 近々「第二回反省会」が予定されていますので、そこで今後の集まりをG9と称することを提案してみます。
次のG9サミットはベトナム開催になりそうですが、そのときは、最初からインスタ映えをねらって写真を撮ることにしましょう。 それには9人が元気で生きていなければなりませんので、既に始まっている「薬自慢合戦」に拍車をかけてゆこうと思います。
もちろん、ウォッシュレット代も考えて、少ない年金から旅行費を積み立てることも考えなければいけませんが。
「G9のベトナム紀行、いや奇行」 なんだかタイトルも決まったような気がします。
ユーモアあふれる書き込み、ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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