2017/10/08 - 2017/10/14
4位(同エリア920件中)
ねんきん老人さん
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- クチコミ14件
- Q&A回答2件
- 382,209アクセス
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「巨大な地下空間」という刺激的な言葉に血は騒ぐものの、なぜか行く機会がなかった大谷石採掘場跡。
今回は恐山からの帰り道に近くを通るので、寄ってみることにしました。
閉鎖された空間というのは、子供のころの秘密基地を含めて男のロマンを掻き立てるものなのでしょうか?
もっとも、この地下空間に響いていたのは専ら女性、それもオバサンの声ばかりでしたが・・・。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
【 大谷景観公園駐車場 】
10月14日朝、思いのほか早くそれらしい駐車場に着きました。
まずはトイレに直行しましたが、そこの鏡に車中泊でついた寝ぐせもそのままの情けない老人の顔が映っていて、どっきり、がっかり。
車に戻ってタオルを出し、改めて顔を洗いました。 髪の毛も梳かしたのですが、鏡の中の顔はさっきといくらも変わらず、腹立たしいやら情けないやら。
ま、いっか、ということで巨岩の林立する方に行ってみます。 -
【 彫刻 】
そこで分かったのですが、ここは採掘場跡の駐車場ではなく、大谷景観公園という場所でした。
なにやら大谷石を彫った彫刻らしいものが立っており、「時の封印」というタイトルがついています。
時の封印? この彫刻のどこを見たら時の封印というイメージが湧くのでしょうか? 芸術オンチの私にはさっぱり分かりません。 -
【 奇岩群 】
柱のような岩が並んでいます。 「名勝 大谷の奇岩群 御止山」と書かれた石標が立っているところを見ると、この辺り一帯は御止山というのでしょう。 むき出しになった岩は緑色凝灰岩という石だそうです。
「駐車場はもっと先だってさ!」「そうかよ?」
大きな声に振り向くと、4~5人の男性が車に乗り込むところでした。 あとについて行きます。 -
【 採掘場跡見学用駐車場 】
なるほど、これが目指す駐車場ですね。
駐車料金は無料です。
「無料」。 なんという響きの良い言葉でしょう!
かなり広いのですが、まだ車はほとんど停まっていません。 (帰りにはほぼ満車でした) -
【 採掘場への道 】
駐車場からは200m弱でしょうか、こんな道を歩きます。
体の弱い人や観光バスはそのまま進んでいいようです。 まあ、ゆっくり歩くのも悪くありません。 かねて見たいと思っていた場所ですから、そう簡単に着いたのでは勿体ないですし。
途中の石垣の上にはイワタバコがびっしりと付いていました。 -
【 観光バス駐車場 】
一般駐車場は空いていましたが、ここはもう観光バスが何台も停まっています。
やはりツアーとなるとほかにも回るので朝が早いのでしょうか。 -
【 大谷資料館 】
採掘場跡、つまり地下空間へは正面にある大谷資料館から入ります。 -
【 地下坑内模型 】
大谷資料館のロビーには坑内の模型が展示されています。
入館料800円を払って中に入ります。 残念ながら老人割引はありません。
以前はJAFカード提示で割引があったようですが、今はなくなったそうです。
その他の割引は? 20名以上の団体割引(わずか100円)だけです。 殿様商売ですね。
な~んて文句を言っていますが、年を取っているから安くしろというのも変な理屈ですよねえ。 -
【 資料館内部 】
まずは台車に載せられた大谷石がデンと置かれ、なかなかの迫力があります。 -
【 手掘り時代の採掘用具 】
大谷石の採掘は江戸時代中期から本格化したそうですが、基本的にはツルハシで掘って背負子で運ぶという方法しかなく、その労苦は想像するに余りあるものでした。
「こんな道具で・・・」
なんだか、身につまされます。 -
【 機械化初期の道具 】
昭和30年代から機械化が進みましたが、それでもまだ電動工具のイメージを脱していません。
それに、このような工具では手掘りよりも石の粉塵が激しく舞い上がるのではないかと心配になります。 -
【 坑内へ 】
さて、いよいよ坑内に入ります。
採掘坑の深さは平均30m(最深部60m)、広さは2万平方mだそうです。といってもピンときませんが、野球場が1つすっぽりと入る大きさだとか。 -
【 巨大な地下空間 】
これはすごい!
石を掘った跡ということは、この空間が全部石で埋まっていたということですから、まあ地球というのはすごいものだなというのが最初の感想です。 -
【 見学用通路 】
見学用通路が設けられていて、所々枝分かれしています。
時間はたっぷりあることですし、隣りの空間にも行ってみましょう。 -
【 バルコニー? 】
その先はバルコニーのようになっていて、広い空間を見渡すことができます。 -
【 空間を見下ろす 】
そのバルコニーから見下ろした景観です。
左奥が入口、中ほどから左に続いている通路がこのバルコニーに通じています。 -
【 ガイドツアー 】
バルコニーの向かい側でガイドさんの説明を受けている一団がいました。
うつのみやシティガイドというボランティア団体があるそうですが、それでしょうか?
予約制だそうですが、日曜日には予約なしでもガイドツアーに参加できるようです。 -
【 ナンダアリャ? 】
巨大空間の一角に、不自然な照明とオブジェが見えました。
なんだアリャ? -
【 ナンノコッチャ? 】
近づいてみると、なにやら三点倒立をした人物と足を投げ出して坐っている人物の像でした。
網目のようになっていて、体内に置かれた灯りが透けて見えます。
ナンノコッチャ? -
【 神殿? 教会? 】
その近くにはこんな場所も。
さっきの人物像もそうですが、大谷石の採掘場跡という産業遺産を見に来た私にしてみると、採掘という仕事場をこのように「アート」で飾り立てるという趣向には違和感しか感じません。 -
【 これぞ産業遺産! 】
ここはわざとらしい照明も装飾もなく、石を切り出した跡そのままの空間です。
掘って、掘って、また掘って、結果としてできた巨大空間ですから、キザな言い方をすれば坑夫たちの汗がしみ込んだ場所です。
私はしばし感激に浸ったのですが、そこにやってきた若者グループの一人が大声で「涙そうそう」の一節を歌い始めました。 声が反響するのを期待してのことでしょうが、それが滅多にない調子っぱずれで、仲間たちからも笑われています。
私も自他ともに認める音痴ではありますが、その私が呆れるのですから、もしそこに糠みそがあったら大変なことになったと思います。 -
【 天井に開いた穴 】
別の空間で、説明板に従って上を見ると、天井に穴が開いていました。
そこから外に出て現在の位置を確認したようです。 まあ私なども地下鉄の駅で「××口」と書かれていても外に出るまでは方向が分からないのですが。
でも、そこから外に出られるということは、天井はそんなに厚くないということですよねえ。 だったら危険を冒して地下で作業するより、地表から下に掘る、いわゆる「露天掘り」にした方が安全だし、手間もかからないと思うのですが、どうでしょうか? -
【 手掘りの様子 】
金山の坑道が観光資源になっているような所では、坑内に作業をする坑夫の人形があるのがお約束ですね。
ここにもありました。 でも、1体だけで、当時の様子を想像するには物足りない展示です。 -
【 石積みの例示 】
大谷石をどう積み上げるか? 強度はどうか?
そういうことを示すためにいろいろな例が展示してあります。 -
【 資料館前 】
再び外に出ると団体らしい人の群れが。 ゲーッ!と思いましたが、近づいてみて、日本人なので安心しました。
さすがの中〇人もここまでは来ないのでしょうか? どうりで坑内はあの「涙そうそう」のアンチャン以外は皆静かでした。
まあ、オバチャン達の声は響いていましたが、それとても中〇人に比べたら、蚊が鳴いているほどにしか聞こえません。 -
【 横文字がいいですか? 】
資料館前にある土産物売り場です。
「 ROCKSIDE MARKET 」!!
なんでも横文字にすればカッコイイというもんでもないと思うのですが。 -
【 天狗の投石 】
すぐ近くにある大谷磨崖仏(平和観音)に行ってみます。
無料の駐車場があり、その先の岩の上に、なにやら今にも転げ落ちそうな巨岩が載っています。
なんでも、大谷の南にある戸室山に棲んでいた天狗が大谷に向かって投げた岩が、崖の端でバランス良く止まったのだそうです。
天狗の団扇で煽いだら落ちてしまいそうですが、実際には鉄やコンクリートで止めてあり、下を歩く観光客に危険はないとのこと。
それにしても、天狗はなんだって岩なんか投げたんでしょうか? 暇つぶしにしてはハードな遊びだと思うのですが。
-
【 平和観音 】
天狗の投岩を過ぎると間もなく開けた場所に出ます。
そこには岩山を削って作られた磨崖仏が。 高さ27m、戦没者の慰霊と世界平和を祈念したもので、平和観音というそうです。
像の左に階段があり、展望台に出られます。 -
【 シミ、ソバカス 】
展望台から間近に見た観音様の顔です。
大谷石の特徴で、シミ、ソバカス、あるいはアバタにも見える斑点が無数にあります。
シミを隠すために厚塗りをしているオバサン、顔の塗装に大金を使うより、自分が観音様に似てきたと考えてみたらどうでしょう? -
【 切通し 】
展望台から下りて、観音様に向かって右の切通しを抜けて行きます。 -
【 大谷観音 】
切通しの先に、弘法大師が崖に掘ったといわれる大谷観音を祀った大谷寺があります。
この大谷観音にはある言い伝えがあります。長くなりますが、読んでいただけると嬉しいです。
800年ほど前、三河の国に貧しい農夫が住んでいました。 歳も40を過ぎた頃、鎌倉での貢役を命じられたのですが、そこで知り合った女とねんごろになり、貢役を終えるとそのまま女の故郷である下野国宇都宮に行き、妻子を忘れて楽しく同棲していました。
そうとは知らぬ三河の妻子は毎日父の帰りを待っていましたが、何の便りもなく、妻は病気にかかって死んでしまいます。
たった一人、11歳で残された子、源三郎は鎮守様に日参して、どうか父に会わせてくださいと一心にお願いしました。
一念神に通じたか、下野国宇都宮の大谷観音に祈るべしとのお告げがあり、源三郎は乞食をしながら下野に下り、大谷観音に参詣しました。
ある夜、観音様が源三郎の枕元に立ち、参詣する人々に名と国を尋ねれば、やがて父に会えるであろうと告げます。 源三郎は乞食をして飢えを凌ぎながら来る人来る人に名と国を尋ねてついに年を越し、正月の17日、源三郎の目の前でつまづき倒れた人に名と国を問うたところ、それが父だと分かりました。 二人は喜び合い、三河に帰ったということです。
なんだか、ずいぶん勝手な父親ですねえ。
どうも今回青森から南下してくる旅で耳にした言い伝えは、妻子を苦しめて自分だけがいいように生きている身勝手な男の話ばかりで、結末はどれも男にとってだけ都合のよいものでした。
北国の人たちは不実な男に寛容なのでしょうか?
もっとも西の方だって、ヤマトタケルノミコトなんか男の風上にも置けない不誠実な男女関係を楽しんでいましたけどね。 -
【 蔵の街 栃木市 】
お目当ての大谷石採掘場跡を見学したので、あとは高速道路でひたすら自宅を目指せばいいのですが、一般道を30数km南下すれば蔵の街として知られた栃木市に行けます。
行ったことのない所なので、行ってみることにしました。
ところで県名と同じ名前の市があるのに県庁が別の市にあるって、珍しいですね。
ここ栃木県のほかには、岩手県、神奈川県、山梨県、兵庫県、滋賀県、島根県、香川県、沖縄県・・・珍しくもないか・・・? -
【 栃木市蔵の街第一駐車場 】
市内の目抜き道路に駐車場があります。 出ようとすると係りの人に呼び止められ、山車会館の入場券を見せれば駐車料金はタダになると教えてくれました。
北国の人たちは、よそ者に親切ですね。 私の住む木更津市では考えられません。
たとえば私の経験です。 市内循環バスに乗って料金箱にお金を入れるとき、280円と表示されたので、1000円札を出してこれでいいかと聞きました。 運転手が黙って頷いたので入れたところ、お釣りが出てきません。 そう言うと、「お釣りは出ないよ。両替してから入れればよかったのに」という返事です。 1000円札でいいかと聞いたじゃないか、と言ったら、「お釣りはいらないと思ったんだよ」との返事。 そんなバナナ! 結局お釣りはもらえませんでした。 信じられますか? -
【 ファミリーマート 】
駐車場のそばにあるファミリーマートです。
「蔵の街」の景観に配慮した色でのコーディネイト。 これは期待が持てます。
・・・と思ったら、街並みはいたって普通の地方都市で、通りの建物はほとんどが今風です。
以下に載せてある写真は、そうした現代建築に挟まれるようにポツン、ポツンと残されている古い建物を、なるべく隣の建物が写らないようにトリミングしたものばかりです。 -
【 とちぎ蔵の街観光館 】
もとは「八百金」という荒物屋の見世蔵だった建物で、現在は栃木市観光協会が入って観光案内をしています。
土産品が買えるほか、食事もできます。 -
【 呉服店 】
呉服屋さんがありました。
近頃はデパートや大型スーパーのテナント以外にはあまり見なくなりましたね。 -
【 山車会館 】
山車会館にやって来ました。 勿論駐車料金を無料にしてもらう為です。
街の散策に2時間半かかるとすると駐車料金は500円。 山車会館の入館料は500円。 これで素通りする手はありませんよねえ。
もっともあとで分かったのですが、市役所裏の駐車場は400台も停められて、何の条件もなくタダだそうです。 あ~あ! -
【 からくり人形実演 ? 】
山車会館のアプローチで何やらやっているようなので寄ってみました。
「からくり人形実演」と書かれた幟旗が立っており、それらしい衣装を着た男性が、自分がテレビに出たことなどを話していました。
肝心のからくりについては、人形がどう動くかを言葉で説明していましたが、最後に「でも今日は道具を持って来てないのでやりません」・・・で解散。
「実演」の幟は何だったのでしょう? -
【 とちぎ山車会館入口 】
では、実演は諦めて会館に入りましょう。
といっても、中は撮影禁止でしたので、会館のリーフレットから写真を1枚拝借してご紹介します。
栃木市の山車は隔年に行われる秋まつりで町を練り歩くのですが、その山車が江戸・明治の時代に作られたものだそうですから驚きます。 -
【 山車 】 (リーフレットから拝借した写真)
館内には3台の山車が展示されていますが、中央の山車は前後に移動し、後ろに下がるときはバックのスクリーンが開いて、山車は隠れます。 するとスクリーンに祭りの様子が映されるのですが、これは静止画で、何の説明も流れませんから、ちょっとばかり物足りない気はします。
さっきの「実演」が頭にあって、人形が動くのかと思っていたらそれもなく、会館側の意気込みの割には観客受けしないようです。
でも江戸・明治の人形ですからねえ。 そう思えば大したものだと思います。 -
【 とちぎ歌麿館 】
栃木は江戸時代、京都から日光への街道の宿場町として栄えたそうで、また巴波川(うずまがわ)が江戸への舟運の要所でもあったため、文化的にも江戸との交流があったそうです。
あの喜多川歌麿も栃木の豪商と狂歌を通じて交流があったようで、その歌麿の資料館「とちぎ歌麿館」が表通りにあります。 -
【 下野新聞社 】
まったく知りませんでしたが、栃木県内で朝日・読売・毎日といった全国紙を抑えて購読率トップの新聞は「下野新聞」だそうです。
何度かの休刊はあったものの、140年くらいの歴史を持つ新聞だとか。
本社は宇都宮にあるということで、ここは支社ですが、蔵造の建物をそのまま利用しており、なかなか味があります。 -
【 荒物店 】
「井岡荒物店」「五十畑荒物店」と並んでいます。
どこにでも大きなホームセンターがあるこのご時世、荒物の看板を掛けている店はとんと見なくなりましたね。
個人商店は生き残りが厳しいと思いますが、それが2軒並んでいるとは驚きです。 あるいは2軒合わせての品揃えで大手に対抗しているのでしょうか。
-
【 掘割と板壁 】
表通りから裏通りに回ってみます。
掘割に沿った家は庭を黒板塀が囲み、家そのものは板壁です。 私が育った家もこんなに立派ではありませんが板壁でした。
懐かしい思いでしばし見とれます。 -
【 横山郷土館 】
巴波川沿いの道に「横山郷土館」というのがありました。
左側、和風の部分は麻苧(あさお)問屋、右側石造りの部分は栃木共立銀行だそうです。
な~んて、分かったようなことを書いていますが、実はそのとき「麻苧」って何だか知らなかったのです。 麻糸のことだそうですね。 74歳にもなってなんという無知なことか。 もし妻が一緒にいて説明板を読んで「アサオって何ですか?」と訊いてきたら、私はどうしたでしょうか? とりあえず聞こえないフリをして、こっそりスマートフォンで調べる手ですかね。
「知ってました?」と訊く妻に「当たり前田のクラッカー!」と胸を張るのは、ちょっと古いでしょうか? -
【 吊るし雛 】
郷土館の中には吊るし雛が飾ってありました。
でも入りません。 「入館料300円」の文字が見えたからです。 -
【 蔵の街遊覧船乗り場 】
郷土館の前は巴波川。 そこに幸来橋(こうらいばし)が架かっていて、そのたもとが遊覧船乗り場になっています。
幸来橋。 いい名前ですねえ。 「ハッピーカミングブリッジ」なんて言わないところが粋じゃあありませんか。 -
【 蔵の街遊覧船 】
栃木市といえばこの風景。 蔵の連なる街を眺めながらの舟下りが有名です。
私もこの舟下りをしてみたいものだと、ずっと思っていました。
でも乗りませんでした。 なぜって、ここに来て初めて分かったのですが、舟から見える蔵造りの家はこの写真に写っているのが全てで、舟はあっという間に通り過ぎてしまうのです!
その手前もその先も今風の家が並んでいるだけで、風情もへちまもありません。
まあ、舟べりから餌を撒くと鯉が寄ってきたりはしますから、楽しいことは楽しいと思うのですが、もちろん、餌は買わなければなりません。 -
【 柳ごしの巴波川 】
はい、同じ家です。 舟も同じです。
でも、柳があると違って見えます。 柳って、どこに植えてもサマになりますね。 幽霊だってドジョウだって、柳の下が好きなんでしょうし。 そうそう、柳に飛びつくカエルというのもいましたね。 -
【 低い橋 】
蔵が途切れた所にある石橋です。 川面からの高さがないので、船頭さんが身をかがめて通り抜け、それが一つのパフォーマンスになっているようです。
たまにはわざと頭をぶつけたりすれば、観光客は大喜びでしょうが、まあ船頭さんにしてみれば、よほどチップでも貰わなければやっていられませんね。 -
【 逆方向から見る蔵と川 】
その橋の上から今来た方角を眺めます。 しつこいようですが、川沿いの蔵というのはこれで全てです。
こうして栃木市の観光は終わりました。
家までは150kmぐらいありますが、古い町の余韻に浸りながら、あえて一般道で帰ります。
今回恐山から南下した旅は、素通りした県を含めて1都10県に及びました。 総走行距離は1,872km、日数は6泊7日でした。
妻が死んで5か月。 その妻の供養にと思っての恐山詣でを終え、私としてはその山に妻を置いて帰らずに、家まで一緒に旅したつもりですが、妻が旅を楽しんでくれたかどうかは分かりません。 たぶん何も見えなかったのでしょうし、何も分からなかったのだろうと思います。
でも、あと何年か、体が続く限りは妻を連れて旅に出るつもりです。 たとえ妻が何も分からないとしても・・・。
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この旅行記へのコメント (23)
-
- とらじろうさん 2024/02/08 23:48:53
- 三点倒立! なぜそこで?
- こんばんは。
近々宇都宮に行く予定がありじっくり読ませていただきました。
大谷石資料館は終了時間が早く、どうやら行けそうにありません。残念。
大谷観音のクズ男っぷり!
40も過ぎてまた新しい女とねんごろ…
昔の40過ぎってだいぶ爺さんなんじゃ?
どれだけの美男子よ? それとも金持ち?
いやそっちは違うかー 貧しいって言うてるし。
からくり人形の実演はギャラリーたくさんですね。
口で説明されただけで理解できる人があの中にどのくらいいらっしゃるのでしょう。
立派な会場なのでいつも保管しておけばいいのに…
常に側においておくほどの愛情があり、人前に出すのが惜しくなったなさては。
かなりの美人な人形ですよきっと。
蔵の街っていうから、蔵の街並みを想像しちゃうんですよね。
素直に蔵のある街にすれば、がっかりもしないのに。
でもそれじゃあけっこうある所は多いので観光客を呼べないですね。
名前 大事だわ。
とらじろう村も何にもないので、過疎まっしぐらです。
コピーライターを雇って人々の想像を掻き立てる名前をつけてもらえば、少しは栄えるかもしれない。
楽しい遊びを思いついちゃいました!
次から、旅先の街のキャッチコピーを1つ考えてみます。
宇都宮はどうしよう 笑
いいの浮かんでくるかしら…
とらじろう
- ねんきん老人さん からの返信 2024/02/09 17:02:10
- 三点倒立?・・・そうですよねえ。 イミワカンネー。
- とらじろうさん、こんにちは。 忘れられた古い旅行記にコメントをありがとうございました。
実は4トラ会員さんの中には、私が古い旅行記を拝見すると怒る方が何人かいらっしゃって、小心の私はこっそり読んで投票も書き込みもせず、つまり訪問の痕跡を残さないようにしている場合が多いのです。
ですが、私自身は自分の古い旅行記をとても大切に思っていて、4トラ会員さん達がたちまち見向きもしてくれなくなるのを残念に、淋しく思っているのです。 旅行記というのは新しいも古いもなく、その時々の自分の思いが詰まっていると思うからです。
でも、皆さんにしてみれば、他人の遠い旅行記の話など何の価値もないのですね。
ですから、とらじろうさんが私の古い旅行記を読んでくださったこと、それに投票や書き込みをしてくださったことはとても嬉しく、お礼を申し上げます。
さて、近々宇都宮に行かれるのですか? いいですねえ。
私は宇都宮について何も知らないので、ご助言はできませんが、現役時代、後輩の職員がほぼ毎週のように千葉の木更津から栃木の宇都宮まで車で餃子を食べに行っているので呆れていました。
宇都宮って、あの吊り天井の宇都宮か? と聞くと、何ですかそれ?と逆に聞かれました。 確かに宇都宮で何度か餃子を食べましたし、美味しいとも思いましたが、店の前で順番待ちをするくらいなら木更津のスーパーで普通の餃子を買って、レンジでチンして食べる方が私には合っています。
「蔵の街」ではなくて「蔵のある街」・・・至言ですね。
私の住む木更津は狸囃子の証城寺があることから「たぬきの町」と呼んで観光客を呼ぼうという策を弄していますが、そういう無理な企みが成功する筈もなく、あっちもこっちもシャッターが閉まっています。
とらじろうさんの言を借りれば、木更津は「たぬきの置物がある町」ですね。
とらじろうさんの真似をして、木更津のキャッチコピーを考えてみましたが、思い付きません。 そもそも今の木更津を売り出そうと、青年会議所や観光協会がひねり出した策がことごとく不自然で、歴史的背景もない、わざとらしいものだからです。 木更津で毎年行われる「やっさいもっさい踊り」というのがありますが、その歌詞は「懐かしいのがふるさとなんだ」という、とってつけた歯の浮くようなものなのです。
あと百年も経てば、きっと「ねんきん老人生誕の町」と呼ばれるようになるでしょうが、それには4トラ会員さんたちが私の古い旅行記を読んでくださるということが絶対の必要条件ですね。
その一人になってくださって、ありがとうございました。
ねんきん老人
- とらじろうさん からの返信 2024/02/11 09:28:24
- 都市集中 いいのかわるいのか
- こんにちは。
木更津もシャッターですか!
難しいですよね。
日本人はブームに熱中し、すぐ飽きてしまうので盛り上がりすぎも廃れた時がダメージ大になってしまうし。
地元が潤うためにはブランド化するか、薄利多売で呼び込むか…
旅行記、古いなんてちっとも思いませんでした。
人の人生なんて、そこに昔からずっとある石や木、建物などに比べたらほんの一時で。
本物は子供の頃に見ても年を重ねてから見ても同じで、何年経ってもそこになるべくその姿のまま在ってほしいと勝手に思っています。
そこに少しのお金を現存を保つことに使用されるのでしたら、少しですが笑 払います。
旅行記はその時の周りの人々の様子や、その方の考えを知ることができて本当に良いです。
ねんきん老人さんみたいに賢い人は、こう考えるのか!とか自分の知識が少し増えた気がしちゃいます。
歴史の内容だけでは、すぐ忘れてしまいますが笑
それに、私はいつの旅行記でも無い頭を駆使して書きますので皆さんに読んで頂いたことが分かるのは嬉しさしかないです。
前に書いたものより、内容が成長していたらいいのですが…
そして、行った所もすぐ忘れちゃうので自分で読み返してまた旅に行った気になり楽しんでいます。
とらじろう
- ねんきん老人さん からの返信 2024/02/11 13:03:13
- 古い旅行記って?
- とらじろうさん、重ねての書き込み、ありがとうございます。
まさに我が意を得たりの気分で、「分かり合えるって、すばらしい!」と勝手に分かり合ったことにしてしまいました。
旅行記に実利を求めるならなるべく新しい記事を読んで参考にしたいのでしょう。 でも、「旅の案内」として読むのなら、旅行雑誌には敵いません。
私は自分が書くときも、誰かに「行き方・見方」を教えるつもりでは書いていません。
とらじろうさんが仰るとおり、「その時の周りの人々の様子や、その方の考えを知ること」が自分のものの考え方、感じ方におおいに影響を与えてくれますし、なによりも新鮮で面白いと思っています。
ですから、たとえば寺社に詣でたときに、「この寺はいつ建てられた」という事実だけなら歴史書に出ているし、学校でも習うので、わざわざ4トラを開く意味がないと思います。 その寺で、4トラ会員さんが何を感じたかを知って、自分の感じた空気を補足したいし、そこでの新しい見方、感じ方が面白いのです。
ですから、とらじろうさんの毎回のご旅行記ではいつも「あるある! そうそう! えっそう?」というワクワク感に浸って一人で満悦感に浸っているのです。
また、とらじろうさんのご旅行記では「えっ、そんなこと、文字にしちゃっていいの!?」というハラハラ感も味わっています。 他の方の旅行記と一味も二味も違うとらじろうさんの文章を楽しませていただいている由縁です。
これからも、ねんきん老人が5年前にこんなことを考えながら旅行していたんだということや、10年前にこういう経験をしたことが今につながっているんだということをくみ取っていただけたら、書いた者としてこれ以上の喜びはありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- sanaboさん 2020/10/11 01:09:49
- 風情ある蔵の街
- ねんきん老人さん、こんばんは
こちらの旅行記は恐山へいらした一連の旅行記の最終章だったのですね。申し訳ありません、最終編から拝見してしまいました。
同じ関東の住人でありながら、栃木県の大谷石採掘場のことを初めて知りました。
まず最初に何故地下に向かって採掘していくのか不思議に思いました。ねんきん老人さんも仰ってらしたような「露天掘り(というのですね)」にしないのは何故なのでしょうね?
地下空間に置かれたアート作品やライトアップはねんきん老人さんには不評のようでしたが、観光客が訪れる観光名所としては無機質な石ばかりの空間をより楽しんでいただけるようにという涙ぐましい演出がなされているように感じられました。女性としてはありかな~、と思いました^^ それにしても江戸時代のツルハシで掘って背負子で運ぶという作業は大変なものでしたでしょうね。
大谷観音に纏わる言い伝えは、霊験あらたかな大谷観音のご利益を謳いたかったのかもしれませんけど、どう考えても自分勝手な男の話にしか聞こえませんでした。もう少し上手いお話を作ってほしかったですよね~(笑)
さて、”蔵の街”栃木市ですが、風情ある建物が残されているのですね。トリミングされたと仰ってましたが、今の時代、周囲に今どきの建物が建ち並ぶのもやむをえませんね。巴波川沿いの蔵の風景、船頭さんが漕ぐ舟の風景も風情があって素敵です☆
奥様への思いも沢山詰まったご旅行記でしたね。
ここのところ寒い日が続いております。くれぐれもご自愛下さいませ。
sanabo
- ねんきん老人さん からの返信 2020/10/11 11:43:52
- 良い旅行でした。
- sanabo さん、こんにちは。 書き込み、ありがとうございました。
大谷石採掘場のデコレーションについてケチをつけた私の感想に対して、訪問客への涙ぐましい演出との見方をされたsanabo さんの視点を示され、なるほどと反省しました。
どうも私は行く先々で、見るもの聞くものにイチャモンをつけては楽しむという悪癖があり、ときどき人様からたしなめられては正気に戻るということを繰り返しているようです。
蔵の街が実際には普通の街並みで、観光写真はその一部を切り取ったものだということは、当たり前のことで、だからこそ「三大がっかり名所」などという言葉も生まれているのですから、冷静に考えてみれば栃木市は古い建物をよく保存している方だと思います。
採掘場も蔵の街も、初めて行った所ですが、どちらもまた行きたいと思う魅力的な所ですから、旅行記の中であまり茶化すのは反省ものですね。
恐山に始まる今回の旅行は心に迫る場面の連続で、忘れがたいものになりました。 妻にはもう少し待ってもらい、体の動くうちは出かけたいと思います。
sanabo さんも、コロナ禍で運動不足にならぬよう、ご主人との次の旅に備えてください。
ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- くみ♪さん 2020/08/21 06:06:18
- ねんきん老人さん、ありがとうございます!
- 大谷資料館懐かしく、旅行記は、楽しかったです!
こんなに見るところがあったんですね!
見逃したところがよくわかりました(*^^*)
何しろ行き当たりバッチリの旅でしたから(#^.^#)
あと、展示が少し変わっていたのかな?とも思いました!
ありがとうございました!
- ねんきん老人さん からの返信 2020/08/21 08:22:46
- 見落とし、見逃しは旅のモチベーション維持に必要では?
- くみ♪さん、先日来、私の独りよがりな旅行記をあれこれ沢山読んでくださり、その上書き込みまで、ありがとうございました。
大谷資料館について見逃した所があったとのこと。それは良かったと思います。
実は私が旅に出て心がけていることがあります。
それは、必ず1~2か所、見ずに帰ることです。
たとえば「7つ滝」というような所に行くと、5つか6つ見て、あと少しと分かっていても帰るのです。
そうすることによって、またそこに行きたいというモチベーションが保たれ、後日再訪する機会が楽しみになります。
そして、また行ってみると、前回見た筈の所にもまた新たな発見があったりして、その地への理解が深まります。 もちろん前回残しておいた所も楽しく回れます。
くみ♪さんも是非また大谷資料館にいらっしゃってください。 きっと新しい発見があって、二度行くことが無駄ではないと実感されると思います。
おっと、なんだか教員が生徒に言うような調子になってしまいました。
年寄りの悪いところですね。 お許しください。
またよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。
ねんきん老人
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- チーママ散歩さん 2019/10/26 20:43:29
- 楽しく読ませて頂きました
- 私も行った事のある場所で楽しく懐かしく
読ませて頂きました。
真面目に旅行先の紹介もあれば、笑いを堪えるのが苦しいほどユーモアたっぷりの部分もありでとても読み応えがありました。
顔の塗装に大金を使うより、自分が観音様
に似てきたと考えるべきとか。(^^)
女性も年を重ねると怖いもの無くなるのか?
我物顔で、所構わず大きな声でお話しして
しまいますが。中◯人とかわらない。
はい、これから注意してまいります。
まだ出会えたばかりですが、大先輩の旅行記にすっかりハマりました。
最近活字から遠ざかり気味ですが、読書の秋大先輩の旅行記片手に楽しめそうです。
ありがとうございます😊
- ねんきん老人さん からの返信 2019/10/28 09:22:38
- 見聞の共有を何よりも嬉しく思います。
- チーママ散歩様、お早うございます。
ご丁寧な書き込みで望外のお褒めをいただき、穴があったら入りたい気分です。 自分を棚に上げて人様をからかう悪癖がそのまま文に出てしまったことを恥じていますが、細かいところまでちゃんと読んでくださったチーママ様の存在に大きな励みをいただきました。
調子に乗ってまた駄文を弄することになろうかと思いますが、どうぞお許しの上、これからもお付き合いくださいますようお願いいたします。
私の行った場所にチーママ様もいらっしゃったとのこと。おかげで拙い文章でも現地の様子をご理解いただけたのですから、嬉しい限りです。
楽しいことは、それを共有できる方の存在でなお楽しくなりますので、書いた側にしてみると大きな張り合いです。
年齢的にも経済的にも、私の旅は限られたものですが、また見聞の共有ができればと、楽しみにしております。
ありがとうございました。
ねんきん老人
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- pedaruさん 2018/07/11 07:27:09
- 素晴らしい読み物
- ねんきん老人さん おはようございます。
あまりにも面白いコメントなのですっかり引き込まれてしまいました。
それにしても木更津のバスの運転手さんはひどいですねぇ、勘違いがどちらにあったとしても釣りはいらないなんて客がどこにいると言うのだ!システムがそうなら、自分の小遣いで立て替えろ!NTTが公衆電話の釣りを出す装置を意図的に付けず、おつりをだまし取っていたのと同じ手口ですね。
栃木市、和風で統一したい気持ちはわかりますが、交番まで江戸時代風にするのはいかがなものか、それならいっそ、警官は和服で十手を持つべきだと昔私が行った時の感想です。(記憶に頼っているので事実と異なることがあるかもしれません)
書きたいことがたくさんあるのですが、また今度・・・
pedaru
- ねんきん老人さん からの返信 2018/07/11 09:42:33
- 十手のお巡りさん、いただきです!
- pedaruさん、おはようございます。
つまらぬ旅行記にお目を止めてくださり、ありがとうございました。
木更津のバスにはいつでも「運転手募集」と書かれていますから、人手不足で免許さえあれば採用するのでしょうね。 採用後にうるさいことを言うとすぐにやめてしまうので、会社としても十分な社員教育ができないのだと思います。
さて、栃木の交番。 私は見かけませんでしたが、江戸時代風になっていたのですか?
いっそ警官は和服で十手を、というpedaruさんの提言には思わず笑ってしまいました。 そのアイデア、いただきです。 ちかごろではDJポリスなんてのもいるようですから、和服の尻をはしょって十手を持っているお巡りさんがいたら観光客は大喜びでしょうね。
もっとも、犯罪への対処が機敏に行えるとは思えませんから、本来の警察としての機能は低下し、市民の信頼は地に落ちることと思います。
pedaruさんの懸念はそこにあり、さればこそ「交番まで・・・」と疑問を呈していらっしゃるわけで、それは同感です。観光優先か市民の安全確保優先か、という選択だと思います。
旅行をしていると、その土地々々の取り組みに突っ込みを入れたくなることがしばしばで、それもまた旅の楽しさでもありますので、これからも観察眼を磨いていきたいものだと思います。
ありがとうございました。 猛暑の折りから、お体に十分気をつけて、お出かけになってください。
ねんきん老人
-
- j-ryuさん 2018/07/02 19:31:25
- 熟練
- こんばんは。
本日は当方へのご来訪&いいね&コメント、ありがとうございます。
大谷石採掘場跡はまだ行ったことはありませんが
地理的要因もあるからでしょうか福島県の当地でも
塀や蔵などに大谷石が使われることが多く近しさを感じます。
旅行記の総数は多くはないと思いますが
一つ一つの旅行記の中身が濃く読み応え十分ですね。
解説&コメントにウィットやエスプリがたくさん散りばめられ
思わず『うん、うん』と頷きながらニヤケテいます(^^ゞ。
私はまだ年金こそもらってはいませんが
見方感じ方に親近感を感じるのは
おそらく私も“ねんきん老人”さんの人生観に近づきつつあるのかも(^^ゞ。
感じ方は似ていますが残念ながら表現の仕方がまだまだ未熟者
熟練の域に到達するにはまだまだ修行が足りないようです(^_^;)。
では、また。
j-ryu
-
- kiyoさん 2018/05/06 11:09:07
- 昔と違って
- ねんきん老人さん、こんにちは。
大谷石採掘場跡は、かなり昔に見に行ったことがありますが、
今は、こんな風になっているんですか!?
不自然な照明とオブジェなんて、昔はありませんでした。
さすがに紫というかピンクの照明はいただけませんね(^^;)
ねんきん老人さんのおっしゃる通り、
そのままの状態で見せてもらえるほうが、
より感じるものがあるような気がします。
まるで石の神殿みたいで、
日本ではないような感じがしました。
それにしても、ファミリーマート。
周囲の景観に配慮して、こんな建物にしている店舗もあるのですね(^^)。
kiyo
- ねんきん老人さん からの返信 2018/05/06 16:38:29
- そのまま見せる、ということは集客につながらないのでしょうか?
- kiyo さん、書き込みありがとうございました。
産業遺跡での不自然な照明とオブジェについてのご意見をうかがい、意を強くしました。
近頃はライトアップとかプロジェクトマッピングが大流行りで、自然や遺産をそのまま見せるということが少なくなってきましたね。 それはそれで美しいことも魅力的なこともありますが、なんでもかんでも、とりあえず装飾を、という風潮には疑問を感じます。
それにひきかえ、ファミリーマートの控え目な色は、目立つことよりも周りの景観とのバランスに配慮しているという点で、こちらの心にも響くような気がします。
いずれにしても、旅に出ると思わぬ見聞ができて考えることも増えます。
これからも kiyo さんの体験を沢山紹介してもらいながら、私自身の体験も積んでいきたいと思います。 どうぞよろしくお願いします。
ねんきん老人
-
- まむーとさん 2018/05/02 20:50:34
- GW いかがお過ごしですか?
- ねんきん先生、こんばんは!
ねんきん先生の旅行記を発表されるのを楽しみにしています。
去年、五右衛門の口上がありましたが、読んだ時は知らなかったのですが、そのすぐ後NHKのTV小説でその口上を登場人物が言うていて、しかも笑いの色は茶色と言っていて、「ねんきん先生の旅行記やん!」とシンクロにビックリしていました。
そして、スピリチュアルな本を読んでいて恐山の項の時にねんきん先生が旅行記をアップされました! またシンクロ。
今回のは、そんなシンクロはありませんでしたが、バスの話!
そんな事がこの日本であったんですね!
私は同じことをシアトルの市バスでやられました!
とても腹立たしく思いました。
その後成敗しましたか?
去年のねんきん先生の旅行記は読みながら私も泣きました。
もうすぐ一年でしょうか?
奥様はねんきん先生と今もご旅行を楽しんでおられる事だと思います。
- ねんきん老人さん からの返信 2018/05/03 09:18:16
- シアトルもですか!?
- まむーとさん、おはようございます。不思議な巡り合わせがあったとの書き込み、ありがとうございました。
偶然とはいえ、私の旅行記を思い出してくださって、二重にありがとうございます。
妻が今も私と一緒に旅行を楽しんでいるだろうと仰っていただいて、とても嬉しく思いました。 正直なところ、妻が死んでから旅行に出ようという気は起らなくなりましたが、過去に私だけが行って妻を連れて行っていない所が沢山ありますので、妻の遺骨を持ってそういう所を少しずつ回っています。
でも、どこに行っても、妻に見えているだろうか、妻は喜んでいるだろうかという疑問ばかりが湧いてきます。
ですから、まむーとさんに妻が旅行を楽しんでいると仰っていただいたことは何より嬉しいことです。 ありがとうございました。
木更津のバスについては、バス会社に電話しました。
時間と場所と運転手名を聞かれ、「来たバスに乗っただけだから時間は分からに。他の乗客の乗降の邪魔になるので運転手の名前まで確認している暇はなかった」と言うと、それではどうしようもない、そういう事実があったのかも確認できないと、これまた信じがたい返事でした。
結局泣き寝入りでしたが、まむーとさんがシアトルで同じような経験をなさっていたとは! 腹立たしい思いが消えて笑い話になるまでには時間がかかりますね。
書き込みをいただいて、偶然の重なりに不思議な思いをしました。
今後も偶然を期待してしまいます。
ありがとうございました。
- まむーとさん からの返信 2018/05/03 10:44:39
- もう私の裁きは時効
- バスでは二重に腹立たしいですね。
多くの被害者がいるに違いないです。
そう言えば40年くらい前に弟とバスに乗り、小さな弟が間違い多く入れてしまいましたが返金してもらえませんでした。
私はそれからその路線に乗る時は全て10円玉にして少ない払いをつづけました。(しかし、まだバスの方が多い)
30年近く前に部分麻酔をし麻酔が効きすぎて、死んだらこんな感じかなと思った事があります。
聞こえてるけど返事が出来ず、「返事してるよ~聞こえてないだけよ」。そんな感じだと思います。
奥様が私に先生に伝えてと、これを書かせているのではないかと思います。
旅行に行って、いっぱい4トラに書いて下さい。
- ねんきん老人さん からの返信 2018/05/04 18:47:24
- 妻に聞こえているでしょうか?
- まむーとさん、重ねての書き込み、ありがとうございました。
部分麻酔が効きすぎたとのお話。 本人には周りの声が聞こえていて、声にならない声で返事をしているのだということ。 その状況、分かるような気がします。
妻が死んだとき、私は妻が心細いのではないかと思って、「ここにいるよ」「一緒にいるよ」と同じことをずっと話しかけていました。
様子を見にきた看護婦さんが、「死んでいく人は最後まで人の声が聞こえているそうですから、声をかけ続けてやってください」と言いました。
だったらその看護婦の「死んでいく人は」という言葉が妻に聞こえちゃうじゃないか!と思って看護婦を睨みつけました。
自分が死ぬということを最後まで妻には意識させないように、周囲にくれぐれも頼んでおいたのに・・・。
そのときは、妻の聴覚が機能していないことを真剣に願いました。
でも、死んだあと、時が経つにつれて、せめて私の声が聞こえていてくれたらという願いが強くなり、今では近くに人がいないときはあれこれうるさいくらい妻に話しかけています。
ですから、まむーとさんが麻酔を打たれた状況で返事はできないけど聞こえていたというお話はすごく力になります。
妻が行ったことのない所に連れていって、「約束した場所に来たよ」と言ったとき、妻は返事をしませんでしたが、聞こえていたのかも知れませんね。
これからも年寄がなんだかブツブツ言ってるよと笑われるかも知れませんけど、必ず声に出して妻に話しかけようと思います。
本当にありがとうございました。
ねんきん老人>
-
- olive kenjiさん 2018/05/02 05:51:09
- まだ東北旅行続いていたのですよね
- ねんきん老人さん ご無沙汰しております。
久しぶりの旅行記ですね。楽しみにしていました。
最近、ここへ行って来てたんだと思っていたら、秋の東北旅行の続きだったんですね。
私も書くのが遅いですけど、先輩は凄いですね。半年前ですよ。
別に早く書きゃいいもんではありませんが、20年前の旅行記書いても何も言われないのに、半年前のを書いたら遅いと言われる。人って勝手なもんですね。
この大谷石採石場跡地は、大型バスも来るような観光地となっているのだ。
このような場所でオペラなど公演すれば素晴らしいでしょうね。
行ったことないけど、エジプトの古代遺跡の跡地でオペラやってるのを本か何かで見たので想像しました。先輩は嫌いかもしれませんが・・
せっかくアート感覚ある跡地なのに、それに付随するちんけな芸術作品の展示。
あれで、一気に本体の芸術性価値を落としてしまいますね。
先輩の旅行記にはいつも勉強になること多いです。
今回は、県名と同じ名前が県庁所在地名になっていないという例え。
なるほどなと思いました。そこの住民の方は誉れ高き県庁所在地にしてくれなくて悔しい思いをしているでしょうね。どうなんでしょうか。
地名といえば、市町村合併時に新地名が沢山出来ましたよね。
高知県には四万十市(旧中村市)四万十町(旧窪川町)があって、別の地域なんですよね。普通はその市の中に同名町があるのが日本の常識でしょうが、よくドライブに行く私には紛らわしくてたまりません。おそらく他の観光客も同じこと思っていると思います。
四万十川ブームで各自治体がこの名前が有名だ、観光客呼べそうだという、浅はかな考えでつけたのでしょうね。何の歴史的根拠のないミーハーな名前のつけ方、嫌になります。
という訳で、あまりお互いGWは関係ないでしょうが、楽しみましょう。
olive kenji
- ねんきん老人さん からの返信 2018/05/02 20:17:50
- 半年前の旅行記は・・・やっぱり古いですかね?
- olive kenji さん、こんばんは。
半年前の旅行記、やっぱり古いですか?
とりあえず言い訳から始めます。
旅行から帰ってすぐに書くと、自分の記憶や思い入れがまだ生(なま)なものですから、ついあれもこれも書き込んでしまい、くどくなってしまうという反省があったのです。
書きたいという思いを殺して、しばらくして自分の中で自然に淘汰された思い出に従って書いた方が、しつこさがなくなるというのは、錯覚でしょうか?
でも、やっぱり旬の味はなくなりますね。 もう少し早く書くように努力します。
エジプトの古代遺跡で演じられる歌劇「アイーダ」は有名ですね。 私は観たことがありませんが。
私の観たのはエジプトのカルナック神殿で演じられた別の歌劇でしたが、アラビア語がまったく分からないせいか、退屈で退屈で、仕方がありませんでした。
題名も覚えていません。
でもまあ、エジプトの遺跡でエジプトの物語を演じるのは、それなりに意味のあることだと思います。
でも、大谷石の採掘場に大谷石とは何の関係もない照明やオブジェがあるのは、どうもちぐはぐで好きになれません。
四万十市と四万十町。 おっしゃる通りです。 私も四国にはかなり行っていますが、いつもそのとってつけたような市名と町名にうんざりしています。
売れればいいということでしょうか。そういうさもしい根性が「日本の〇〇」とか「東洋の〇〇」というような、他所の名声を借用する宣伝文句にもなっているのだと思います。
ケチをつけるようで気がひけますが、もっとその土地の、その土地らしさに誇りを持ってもらいたいものだとは思います。
これからも種々、ご意見を聞かせてください。 ありがとうございました。
ねんきん老人
- olive kenjiさん からの返信 2018/05/02 20:50:55
- Re: めっそうもないです。すみません。
- 先輩、怒らんとって下さい。
先輩のおっしゃる通りです。気にしないで下さい。
私は兎に角、先輩の旅行記を早く読みたいだけですので。。。
先輩はホンマにエジプトの遺跡での歌劇をご覧になっていたんですね。
凄い。でも退屈だったんですね・・・・
私の案の大谷砕石場でのオペラは却下ですね。・・ショボン・・
ちょっと今回は先輩との意見が違っていましたが、お元気なようで私は嬉しく、
先輩に負けてたまるかと、エネルギーをもらった気分です。
ありがとうございましたolive kenji
- ねんきん老人さん からの返信 2018/05/03 09:28:21
- 大谷石採掘場跡でのオペラはグッドアイデアだと思います。
- olive kenji さん、返信ありがとうございました。
産業遺跡に逆立ちのオブジェは場違いだと思いましたが、オペラはいいかも知れません。 あの「涙そうそう」を歌っていたアンチャンも音響の良さを意識してのことでしたから、本物のオペラ歌手の本物の声だったら、きっとすばらしいものになると思います。
そういう企画があったら、もう一度あの場所に行ってみたいと思います。
そういう好奇心がまだ自分に残っていることを嬉しく思いました。 ありがとうございました。
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