カンボジア旅行記（3）シェムリアップでタ・プローム、ロリュオス遺跡群へトゥクトゥク貸切で回る

2017/12/26 - 2018/01/01

アンコールトムは歩いて遺跡群を回り、それなりに歩いてしか回れない発見もあったのですが、東北部に位置している遺跡は点在しているため、さすがに遺跡間を歩くのは大変とトゥクトゥクを１日借り切り。旅行社で斡旋している値段は１８ドルですが、ドライバーと交渉で１５ドルにまけてくれました。
王都がアンコールに移る前、シェムリアップから13kmのロリュオスに王都が築かれていました。トゥクトゥクを往復13ドルでチャーターして向かいます。ロレイは９世紀末の建立のヒンドゥー教寺院。祠堂の桶が交差するところにリンガがあります。リンガの上に水を注ぐと四方に流れ、クメールの治水技術を民衆にアピールしていたとのことです。写真のように残る祠堂は崩壊が進んでいます。隣には仏教寺院が建設されています。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 中国南方航空 カンボジア・アンコール航空

＜タ・ケウ＞クリスタルの古老という意味を持つタ・ケウ寺院。王の突然の死により石材を積み上げた未完成のままです。完成していれば造形上優れたピラミッド式寺院になっていただろうとのことです。

これは回廊の窓です。

中央祠堂は仏像が祭られています。建設中だったため壁面彫刻はありません。アンコールトムは歩いて遺跡群を回り、それなりに歩いてしか回れない発見もあったのですが、東北部に位置している遺跡は点在しているため、さすがに遺跡間を歩くのは大変とトゥクトゥクを１日借り切り。旅行社で斡旋している値段は１８ドルですが、ドライバーと交渉で１５ドルにまけてくれました。

＜タ・プローム＞仏教僧院がヒンドゥー教寺院に造り替えられています。

写真のように仏像が削り取られ、ヒンドゥー教の象徴が彫られています。

長い間樹木の除去を行わず、自然のまま置かれた寺院ですが、今にも樹木に押しつぶされそうです。

根っこが塔に突き刺さっています。

最も有名な巨大木（写真）は、交代で写真を撮る撮影スポットですが、中央祠堂の回廊を踏みつけそうです。アンコール遺跡ではアンコールワット・トム・バイヨンと並ぶ有名な寺院で、ここも賑わっていました。

＜東メボン＞１０世紀ヒンドゥー教シヴァ派の寺院です。ピラミッド式ですが、段差はそんなになく、そびえる風ではありません。

巨大な等身大の象が四隅に立っていて、

シンハの像も見えます。

＜タ・ソム＞

西門の壁（写真）には綺麗にデパターが残っています。耳たぶに穴を開け大きなイヤリングを付けることが流行りだったのでしょうか。

西塔門（写真）は建立当時、材料確保が困難だったのか、砂岩の材質が悪く、石灰質が溶け出し表面が剥離しています。

これは中央祠堂です。

＜ニャック・ポアン＞池の上を、木製の橋を通って行くのですが、その風景がとても素敵でした。

「ニャック・ポアン」とは、「からみあう蛇」という意味を持つ寺院です。

祠堂は中央の大池に浮かんでいて、治水に長けたクメールの農耕文化を象徴する寺院です。大池の四方に小池があり、桶を通して池に水が流れる仕組みとなっています。

＜プリヤ・カン＞「聖なる剣」という意味の１２世紀の仏教寺院です。

アンコール遺跡では珍しい２階建ての建物があり、なんとなくギリシャの神殿をイメージします。

１３人が踊るアプサラのレリーフ

中央祠堂で内部はストゥーパ（仏塔）があります。

写真はインド神話の神ナーガにまたがるガルーダの欄干

＜オートバイは自家用車替わり＞

朝の通勤通学時、子供を小学校に送ったり、

夫婦で勤め先まで行ったりと、オートバイに４人乗りすることが「当然」の光景が見られます。

＜シェムリアップ＞市場の横に併設された食堂ですが、外国人向けに、料理の写真が載ったメニューがあるので注文しやすいです。美人の若奥さんがキビキビと注文を取っていたのが印象的で繁盛していました。辛くないトムヤムスープと、

カエル、生ビール２杯で合計７ドルと安いです。

食堂の外観です。

周辺は屋台のショットバーがあり、写真に価格が載っていますが、ドリンクは１ドルから２ドルです。

パブ・ストリートは世界中からの観光客でひしめき合っています。

ライブショーをやっている店も。

中華料理店でパフォーマンスで鍋振りをする店はありますが、およそ火災寸前まで炎を高く上げ、通行人の驚きを買っていた店があります。

＜シェムリアップの市場＞市場に出かけました。

市場で魚介類のコーナーです。

市場近くの建物を見ると、

植民地時代のフランスの影響を受けたのかなと思われる建物もちらほらあります。

＜ロレイ寺院＞王都がアンコールに移る前、シェムリアップから13kmのロリュオスに王都が築かれていました。トゥクトゥクを往復13ドルでチャーターして向かいます。

ロレイは９世紀末の建立のヒンドゥー教寺院。写真のように残る祠堂は崩壊が進んでいます。

祠堂の桶が交差するところにリンガがあります（写真）。リンガの上に水を注ぐと四方に流れ、クメールの治水技術を民衆にアピールしていたとのことです。

隣には仏教寺院（写真）が建設されています。

トゥクトゥクのドライバーは、お客さんが遺跡を回っている間はご覧の通り木陰で昼寝です。

＜プリア・コー＞アンコール遺跡で最古の寺院で、9世紀末の建立です。「聖なる牛」という意味の寺院で、

３体の聖牛ナンディン像が並びます。

写真、彫刻の真ん中にあるのはヒンドゥーの神カーラです。

＜バコン＞ロリュオス遺跡群の中では最も規模の大きな遺跡で、カンボジアで最初のピラミッド式寺院です。

「参道を通って、天界であるピラミッド中心部へ参詣する」という、後にアンコールワットで結実するクメール建築の姿が見えます。

写真のように、破風の隙間から絵画のように祠堂が見えます。

横には新しい仏教寺院があります。（写真）。

川では釣りを楽しむ少年が。

トゥクトゥクのドライバーは休憩中で何か賭けているのでしょうか？

街角で見る屋台はご覧のように、オートバイに連結してサイドカーとして自宅から繁華街まで往復していました。

食料品や雑貨を売る店は昔ながらの店構えで点在しています。

シェムリアップの街中ですが、南国らしい風景です。

フルーツシェークの屋台です。

フルーツシェークは値段も１ドルと安くて美味しかったです。