2018/04/30 - 2018/04/30
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bell-sanさん
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昨年の4月、休みの日にぽっかり予定が空いたので、
どこか行きたいなあ、と思い立ちました。
大阪から日帰り旅で、安くて気軽に行けるところは…。
いろいろ考えるうちに、普段、関空への行き帰りに乗ることが多い
南海電車が和歌山へ観光きっぷを売っていることを思い出し、
和歌山へプラッと出かけてみることに。
古典にも登場するという和歌の浦の海、和歌山城、
そして和歌山ラーメンまで。
意外とたっぷりゆっくり満喫できた和歌山日帰り旅でした。
途中まで作成していた旅行記をメンテナンスしてアップしておきます!
◆利用したきっぷ
南海電鉄 和歌山観光きっぷ(往復版・片道版)
・和歌山市駅までの割引往復乗車券(または割引片道乗車券)
・和歌山バス、和歌山バス那賀の1日フリー乗車券
・協賛施設・店舗で割引特典あり。
(往復版) 1,980 円(小児980円)
特急サザン往復座席指定券付き 2,490 円(小児1,250円)
(片道版) 1,400 円(小児700円)
特急サザン座席指定券付き 1,700 円(小児860円)
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今回は南海なんば駅からスタート。
窓口で「和歌山観光きっぷ」を買って
座席指定を受けてホームに上がると、
南海線ホームに特急「サザン」が入ってきました。
「サザン」は大阪・ミナミのなんばと和歌山市を結ぶ特急です。
関西空港へは「ラピート」があります。なんば駅 (南海電鉄) 駅
-
この「サザン」はちょっと変わった特急で、
和歌山寄りの4両が指定席(有料)、
なんば寄りの4両が自由席(無料)という設定。
自由席って言ってもそこは普通の通勤車両。
停車駅同じなのに、なんでお金払わなアカンの?という
関西人には有料席の敷居は高いようで、いつも大体ガラガラです。笑特急サザン (南海電鉄) 乗り物
-
和歌山観光きっぷのチラシとチケット類。
特典を受ける際に利用する券も含まれていました。
なんばと和歌山市の間は、片道でも
運賃920円+特急(座席指定)510円=1430円するし、
バスも付いているので、
「和歌山観光きっぷ」の2490 円はだいぶお得ですね! -
泉佐野を過ぎると、
右手の車窓には大阪湾の海が見えるところも。 -
砂浜ぎりぎりを走るところも
少しだけですが、あります。
津波が来たらコワいけど。 -
みさき公園から和泉山脈を越えると和歌山市へ。
紀ノ川を渡るとまもなく到着です。 -
大阪・なんばからちょうど1時間で
和歌山市駅に到着です。
乗車率は3割ぐらいだったけど、
大丈夫なのかな。笑 -
南海和歌山市駅は現在建て替え工事中。
JR紀勢線と連絡しています。
以前は一体の駅だったみたいだけど、
改札が作られて分離されていました。和歌山市駅 駅
-
ただし運営は南海がやっているんでしょうね。
JRきっぷも南海風に売られています。 -
以前の駅舎が取り壊され、仮設通路が作られていました。
-
建て替え後のイメージ写真が貼られていました。
オフィスやショッピング棟が作られるみたいですね。 -
以前は和歌山市の中心駅としてかなりにぎわっいたものの、
JR和歌山駅の利用や、郊外のショッピングモールが増えたため、
随分と寂れてしまいました。
百貨店の高島屋まであったんですけどね。 -
駅前からバスで約30分。
このバスも観光きっぷの提示で利用できました!
やってきたのは紀三井寺。
参道の両側には古びたお土産屋さんが並びます。紀三井寺 寺・神社・教会
-
門をくぐると231段の石段がお出迎え。
それほど長い階段ではないけど、
シニアの方は一生懸命上がっていました。 -
石段の途中にはいろんなお堂が。
ここは身代わり供養のお堂みたい。
でも、ここの紀三井寺は商売熱心なのか、
正面はずらりとお守りやお土産品で占められています。笑
中央にはさい銭箱がしっかり。 -
石段を登りきると境内です。
新緑がきれいで趣きあります。 -
宝亀元年(770)、唐の僧為光(いこう)上人によって開かれました。和歌山城からほど近いところにあるため、歴代藩主が訪れ、紀州徳川家の繁栄を祈願した寺です。
(和歌山市観光協会のHPから)
立派なお堂ですね。お参りします! -
西国三十三所の霊場にもなっています。
たくさんの方が来られていました。
関西屈指の桜の名所なので、
桜の時期に来るときれいなんでしょうね。 -
境内は山の中腹にあり、
市内から海までが展望できますす。
詩歌・俳諧・小説にと数多くの文学の舞台となっていて、
例えば、夏目漱石は「行人」に紀三井寺や和歌浦を舞台に選び、
松尾芭蕉も一句詠んでいるそうです。
「見あぐれば 桜しもうて 紀三井寺」 -
「紀伊国名所図会」では
こんな風に描かれています。
古くから多くの人が訪れていたんですね。 -
境内には「仏殿」が新たに建てられていて、
立派な観音様が迎えてくれました。
1階は無料で見られますが、
上の階に上がるには有料です。
「観音様のお顔が正面から拝めますよ」との声に誘われて、
上がってみました。 -
ここからはさらにきれいに市街と海が一望できました!
見えている海のあたりが和歌の浦です。
さて、次は和歌の浦に行こうかどうしようか。 -
ただ、ちょうど昼時なので、
バスに乗って、JR和歌山駅近くまで戻り、
和歌山ラーメンの「井出商店」へ来ました!
すると、こんだけの列が!!
普段は並んでまでラーメンは食べないけど、
せっかくだから待つことにします! -
1時間ぐらい並びました・・・。
お腹が空いていたので、大盛にします。 -
来ました!
以前からよく聞いていたけど、
これが和歌山ラーメンなんですねえ。
いただきます!中華そば専門店 井出商店 グルメ・レストラン
-
ラーメンはちょっと脂っこくて、においもあるタイプ。
個人的にはイマイチな感想でした。
好みは分かれるでしょうけど、人気あるということは
このタイプが好きな人には好評なんですね。
一度、食べておいて正解でした!
店を出るとまだこんなに列が。 -
JR和歌山駅まで散策。
10分ぐらいで到着です。
近鉄百貨店があり、南海の駅前よりは
にぎわいがあります。和歌山駅 駅
-
再びバスに乗って、10分ほどで和歌山城へ。
-
城は虎伏山の上に立っています。
坂を上がって城をめざします。
途中、大学生のボランティアが
お年寄りや足の不自由な方向けに
かごかつぎのサービスをしていて
頭が下がりました。和歌山城 名所・史跡
-
和歌山城は、天正13年(1585)に紀州を平定した豊臣秀吉が
弟の秀長に築城させたのが始まりです。
その築城を担当したのが、築城の名人藤堂高虎(とうどうたかとら)でした。
元和5年(1619)には徳川家康の第10男・頼宣(よりのぶ)が入城し、
紀州55万5千石の城となり、以来、水戸・尾張と並び、
徳川御三家のひとつとして、長い歴史を刻んできました。
(和歌山市観光協会HPから) -
天守閣に入場してみましょう!
(入場料などはきっぷには含まれていません)
現在の天守閣は、戦災後の昭和33年(1958)に再建されたものだとか。 -
現存城守ではないので、中は「お城あるある」で
徳川家ゆかりの甲冑や刀、瓦、絵巻などが展示されています。 -
それにしても、昔の人はおしゃれというか、
デザインのアイデアに長けていますよね。
戦うための道具にも
こんな細かい意匠を凝らしてすごいなあと思います。
まあ、江戸時代は実際に戦争はなかったから
いろいろ趣向を凝らす余裕もあったんでしょうけど、
すばらしいと思います。 -
天守閣の上まで来ました。
やはりお城はいい場所に建てられていますよね。
市内がきちんと一望できます。
海と紀ノ川も見えて、なかなかの眺め。
しばらく初夏の風に吹かれてました。 -
天守閣を出て、
対面のところにある高台から眺め直してみます。
堂々としていて良いですねー。
時代劇ドラマとかにも出てきそうな感じ。笑 -
来た道とは違う石段で下りていきます。
ツツジと苔がいい感じ! -
ふもとではまたまた大学生ボランティア?が
手裏剣体験をしていました。
和歌山城って結構サービス多くて良い印象! -
西の丸近くには、こちらも立派な庭園がありました。
きれいに手入れされていて、落ち着きます。 -
茶室もあります。
堀の向こうに見えているのは再建された「御橋廊下」だそうです。 -
御橋廊下は、江戸時代には藩主とお付の者だけが
藩の政庁や藩主の生活の場である二の丸と
紅葉渓庭園のある西の丸を行き来するために架けられた橋で、
屋根を設け、外からは見えないつくりになっていました。
斜めに架かる橋としては、全国的にも珍しい構造です。
(和歌山市観光協会HPから) -
約11度の角度で斜めになっているため、
滑り止めのために段差がつけられています。
入場無料なのもうれしい。
でも、こんな立派なものを再建したのはいいけど、
有効に使っていけるのかな。 -
堀を船が行きます。
いい景色ですねー。 -
表通りに戻ってくると、
和歌山市観光土産品センターがありました。
2階は「わかやま歴史館」になっています。
和歌山ゆかりの著名人の紹介などがあります。
展示はあまり豊富でないので、サクッと見て終了!わかやま歴史館 美術館・博物館
-
またまたバスに乗って、
次は和歌の浦へやって来ました。
天気も回復してきたみたい。
潮が引いてるけど、
橋の向こうには徳川頼宣が
紀三井寺を遥拝したという観海閣があります。 -
次は玉津島神社へ。
古くから和歌の神様として多くの万葉人の信仰を集めてきた神社だとか。玉津島神社 寺・神社・教会
-
境内には山部赤人が神亀元年(724)聖武天皇行幸の際に玉津島を詠んだ
万葉歌碑がありました。 -
玉津島神社の向かいには小さな奠供山(てんぐやま)が。
散策道を上がってみると…。 -
小高い頂上は展望台になっています!
万葉の歌聖・山部赤人に「わかの浦に 潮満ちくれば潟を無み 芦辺をさして 鶴鳴きわたる」とうたわれた和歌の聖地、和歌の浦。
1300年前はどんな景色だったんでしょうねー。 -
潮が引けば干潟が現れ、刻一刻と輝きながら変化し、
潮が満ちれば一面の海となり、陽光をうけて古い石橋が影を落とす。
(和歌山市のHPから)
特に夕景が多くの人を魅了してきたらしいですよ。
古い石橋の横には新しい橋が架かり、景観はずいぶん変わったんでしょうか。 -
午前に訪ねた紀三井寺の方向を眺めてみます。
空の雲と、潮が引いた干潟がいい感じ! -
山からすぐ下に見えていた橋へ。
和歌の浦を代表する名所「不老橋」。
徳川治宝が嘉永4年(1851)に建造したアーチ型の石橋で、
紀州東照宮の祭礼である和歌祭の際に、
徳川家や東照宮関係の人々が御旅所に向かうために通行した
「お成り道」に架けられたものです。
(和歌の浦観光協会のHPから)不老橋 名所・史跡
-
江戸時代のアーチ型石橋は九州地方以外では大変珍しく、
雲を文様化した勾欄のレリーフが特色だそうですよ。 -
先ほど上がってきた奠供山(てんぐやま)を
見上げてみます。 -
不老橋から10分ほど歩いて、紀州東照宮へ。
-
徳川ゆかりの和歌山の神社らしく、
「絢爛豪華な関西の日光」と名付けられています。東照宮 寺・神社・教会
-
石段は、煩悩を表す108段の階段「侍坂」と言うそうです。
-
極彩色?の山門が迎えてくれました。
栃木の日光は行ったことないのでわからないけど、
和歌山に東照宮があるなんて、知りませんでした。 -
社殿は桃山時代の遺風をうけた江戸初期の代表的な建造物(重要文化財)です。
左甚五郎の彫刻のなかでも珍しいといわれている「緋鯉・真鯉」や、
狩野探幽作といわれる豪華な襖絵などを
巫女さんの案内つき(有料)で拝観することができるそうですよ。 -
境内には神輿が展示されていました。
お祭りが近いみたいです。 -
通ってきた門を振り返ると、
門の間から海がきれいに見えています。 -
写真ではあまりきれいに撮れていませんが、
門が額縁のようになって美しかったです! -
東照宮のまわりは公園になっています。
ここでもツツジがきれいに咲いています。
御手洗公園と言うそうで、奥には和歌浦天満宮もあります。
いろいろ見たので、天満宮はパスしてしまいました! -
東照宮から15分ぐらい歩くと
和歌浦漁港があります。
きれいに晴れて、空と海がきれい!
釣りを楽しんでいる人が多かった。
のんびり釣りもいいですねー。和歌浦 名所・史跡
-
海を見ると心なごみますねー。
漁船もいい感じ!
日によっては、朝市などもあるみたいですよ。 -
さて、海も満喫したし、帰ることにしましょうか。
新和歌浦のバス停から南海バスに乗車!
始発駅なので、バスが待機していました。 -
和歌の浦からバスで30分ほどで南海和歌山市駅に戻ってきました!
窓口で指定を受けて、再び特急「サザン」へ。 -
「サザン」は車両がいくつかありますが、
帰りも新型車両でした!ラッキー!! -
紀ノ川を渡るころには夕日の時間に
思い立って訪ねた和歌山でしたが、
歴史と新緑、海、そしてラーメンも満喫できて、
たっぷり満足いく日帰り旅ができました! -
大阪に入って、阪南市あたりまた海辺を走ります。
夕日と海がきれいでした! -
泉佐野まで来ると向こうには関西空港が見えます。
今度は海外に行きたいなあと思いながらウトウト。
大阪・なんばに戻って日帰り旅は終了!
良い1日が過ごせました!
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