スペイン旅行⑦（アルハンブラ宮殿）

2016/08/27 - 2016/09/03

スペインと聞くと、ガウディよりアルハンブラ宮殿や
風車が思い浮かんでしまいます。

旅行前に知人から、イマイチだったとの感想を聞いていましたが、
イスラム建築の様式美を充分に味わう事の出来る宮殿でした。
確かにイスファハンやサマルカンドなどと比べると、
色彩的に地味なのかもしれませんが。

エリア グラナダ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0

夕飯のミートボールとフライドポテト。
おいしゅうございました。

デザートのしっかりしたオーソドックスなプリン。

市街を歩いて、アルハンブラ宮殿の夜景ポイントに向かいます。

花の小径には花が咲いていなかったけど、この家のバルコニーは、花でいっぱいです。

夜の路地もいいもんですが、治安があまり良くないとの事なので一人なら歩かなかっただろうなあ。

路地の真ん中が少し凹んでいますが、確か雨水を流す仕様と言っていたような。
日本の場合は側溝ですが、スペインは真ん中なんですね。

なんか不思議な装飾の空間。狭い廊下を挟んで、扇子とかが飾られています。
何のお店なんだろうか？

夜遊び？

高台からは、ライトアップされたアルハンブラ宮殿がよく見えました。

アルハンブラ宮殿 城・宮殿

宮殿が光り輝いているので地味に見えますが、街の夜景も綺麗です。

宮殿というより、丘の上に建つ要塞といった感じですね。

アルハンブラ宮殿 城・宮殿

本場のフラメンコ鑑賞にやってきました。
ド派手なネオンのお店ですね。

この辺りは、丘の斜面をくり抜いた洞穴住居があった地区だそうで、現在は元洞穴住居がお店に改築されています。

お店の形状が、奥に長くなっています。
トルコのアリの巣のような地下住居ではなく、真っ直ぐくり抜かれた洞穴住居だったようですね。

かなり高齢のベテランダンサー。
踊りと呼べるような動きはほとんどありませんでしたが、指使いとテンポのいい手叩きは、流石の領域でした。

イナバウアー

照明を落とした際に、正面の観光客のスニーカーが光り輝くのが、気になって仕方がありませんでした。。

大トリは、汗を飛び散らせながら激しく踊る男性ダンサー。

翌日、アルハンブラ宮殿にやってきました。
入り口前は、多くの観光客でごった返していました。

アルハンブラ宮殿 城・宮殿

アルハンブラ宮殿の隣には、ヘネラリフェ離宮があります。
かなり広大な庭園のようです。

アルハンブラ宮殿 城・宮殿

最初にヘネラリフェに入場します。入場口を過ぎると、ゴッホの絵画のような糸杉の通路が現れます。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

野外劇場も設置されていますね。
かなり広いスペースなので、結構な人数を収容できそうです。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

庭園は、壁面や門も緑に覆われています。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

ヘネラリフェは、14世紀初めに王の夏の離宮として建設されました。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

スペインの暑さはかなりのものでしたが、このような場所であれば涼しく過ごせそうです。砂漠の民が造った離宮は、水をふんだんに使ったものになっています。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

巨大迷路のような風景。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

花の向こうにアルハンブラ宮殿。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

庭園を見学しながら奥に向かうと、建物への入場口にやってきました。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

ヘネラリフェ離宮内のアセキアの中庭です。
ナセル朝の頃に建てられた建物は、後世のキリスト教礼拝堂への改修工事により、失われているそうです。

アセキアの中庭 建造物

2階部分には行けませんでしたが、バルコニーもあって景色が良さそうですね。

アセキアの中庭 建造物

アセキアの中庭は、南北に建物が建てられており、回廊で囲まれた細長い中庭です。

アセキアの中庭 建造物

建物内部にも細かな幾何学模様の装飾が施されています。

アセキアの中庭 建造物

糸杉の中庭です。
現在は立ち枯れてしまっている古い糸杉が、名前の由来です。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

中庭からは、谷を挟んでアルハンブラ宮殿もよく見えます。

花の最盛期には、より美しい通路になりそうですね。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

まつぼっくりの装飾。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

一瞬装飾のようにも見えるけど、落書きですね。。

ヘネラリーフェ庭園 自然･景勝地

通路が緑の回廊になっています。

宮殿方向に向かう途中で目に入った教会のような建物は、
サン・フランシスコ修道院を改装した人気のパラドールだそうです。

木々に挟まれた通路の間からもパラドールが良く見えます。

基礎部分だけ残っている建物跡が、古代遺跡のようになっています。

カルロス5世宮殿横にあるサンタ・マリア・デ・ラ・アルハンブラ教会です。
モスクを改装して、教会にしたものだそうです。

カルロス5世宮殿の外観です。
資金不足で未完成の宮殿です。

カルロス5世宮殿 城・宮殿

真実の口のライオン版のような装飾。

カルロス5世宮殿 城・宮殿

ライオンの装飾が多いですね。

カルロス5世宮殿の中庭です。
スペインにあるイタリア建築の最高傑作とも云われているそうです。
四角い建物の中に円形の中庭が設けられています。

カルロス5世宮殿 城・宮殿

ナスル宮殿に入場します。

宮殿というより、一般住宅に入るような感じの入口です。

鉄鋲の装飾が、ホタテです。

宮殿内で最も古い時代に建てられたメスアール宮です。

この部分はタイルなのかな。色彩もはっきりと残っています。

メスアール宮は、ムハンマド1世の部屋のみが残っています。

スフィンクスやライオンの絵が描かれています。
イスラム教は偶像崇拝を禁止しているので、キリスト教徒によるフレスコ画なのかもしれませんね。

壁一面の装飾が凄すぎ。

こちらも同様びっしりと装飾に覆われています。

アラヤネスの中庭です。
アルハンブラ宮殿の紹介写真で出てくるのは、建物に囲まれた中庭と四角い池が印象的なこの場所ですね。
王の謁見を待つ間、使者たちが歓談する場所だったそうです。

アラヤネスの中庭 建造物

イスラム建築物ということで、ミフラーブも設置されています。
メッカの方角はこちらということですね。

アルハンブラ宮殿 城・宮殿

壁面は痛みも激しいようですが、欠けることなく装飾が残されています。

使者が、王と謁見するための使用していた大使の間です。

大使の間 建造物

大使の間の天井部分です。
満点の星空をイメージした装飾だそうです。

大使の間 建造物

まるで絨毯のような装飾。

ロボット顔の採光窓。

アルハンブラ宮殿 城・宮殿

中庭に面した建物には、どこもバルコニーが設けられていますね。

天国をイメージしたと云われるライオンの中庭。
12角形の水盤を12頭のライオンが支えている噴水が、中庭の中央に設置されています。

ライオンの中庭 建造物

水盤を支えているライオンは、雄々しさというより、犬のようにも見える可愛らしさを感じさせる造形です。

ライオンの中庭 建造物

ライオンの中庭は、124本の白い大理石の柱を備えた回廊で囲まれています。
柱上部は、植物を模した装飾で覆われています。

アベンセラッヘスの間の天井部分。
政界最大勢力であったアベンセラッヘス家の男性36人が、対抗勢力の讒言により皆殺しにされたと云われている部屋です。

継ぎ目も分からないぐらい細微な幾何学模様の浮き彫で、一面が覆われています。

王妃たちが生活していたと云われる二姉妹の間。

二姉妹の間 建造物

ステンドグラス部分は、レコンキスタ後の改築なのかもしれませんね。

アルハンブラ宮殿 城・宮殿

リンダハラの庭園です。
オレンジの庭園、大理石の庭園とも呼ばれているそうです。

リンダラハの中庭 建造物

アルハンブラ宮殿は、高台にあるので眼下に街並みが見えます。
思ったより整然とした街並みが広がっています。

日本の城郭のような建物ですね。

パルタル庭園と貴婦人の塔です。
イスラム時代は、貴族の館やモスクがあった場所だそうです。

パルタル庭園 広場・公園

きれいに咲きそろったタンポポと言いたいところだけど、多分タンポポじゃないんだろうな。。

アルハンブラ宮殿 城・宮殿

ランチのお店に向かう途中の街並み。
歩道が広々としていて、街路樹も大きい。

前菜のトマトのスープ。美味しいけど、トマト風味が強すぎてギブアップ。

付け合わせのフライドポテトをメインディッシュに散りばめる斬新な盛り合わせ。

食後のデザート。