スペイン旅行③（コルドバ：メスキータ）

2016/08/27 - 2016/09/03

スペイン南部のコルドバにやってきました。

コルドバと云えば、メスキータ。
イスラム教のモスクとキリスト教の大聖堂が共存している
非常に珍しい建物。

コルドバ旧市街も、いかにも旧市街といった狭い路地が
続く街並みでした。

エリア コルドバ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

コルドバの街にやってきました。
川沿いの街並みは、高級住宅街のようにも見えます。

グアダルキビル川に架かるローマ橋です。
初代の橋は、ローマ時代に造られたそうなのですが、その後何度も破壊され、現代の橋に至るそうです。
現代の橋は、かなり重厚で見るからに頑丈そうな橋ですね。

ローマ橋 建造物

旧市街への入口に当たるプエンテ門です。
旧市街を囲む城壁の門をフェリペ2世が、1571年に造り変えたものです。
プエンテ門の正面にローマ橋が架かっています。

プエンテ門 建造物

門を抜けると、早速歴史を感じさせる街並みが目に入ります。

まずは昼食を取るためにレストランに向かいます。

レストラン前のカフェテリア。この辺りは、軽食を取れるお店が目に付きます。

日本人観光客も多いようで、メニューも日本語で書かれています？
きのこは、マグロ？　助詞をまちがえたのかな。
美少女戦士セーラー？？　ボケたのは分かるけど、原形が分からない。。

メスキータの外壁の門です。
楕円の装飾やモザイク模様が、イスラム様式の建物であることを示しています。

コルドバ歴史地区 旧市街・古い町並み

メスキータの鐘楼が見えています。

コルドバ歴史地区 旧市街・古い町並み

マリア様の肖像画を祀った祭壇が、設けられていました。

コルドバ歴史地区 旧市街・古い町並み

白壁の小道。土産物屋などが、並んでいます。

コルドバ歴史地区 旧市街・古い町並み

花の小径を抜けると、小さな噴水のある小さな広場に到着しました。

スパイダーマンのような格好のカラフルなトカゲの飾りです。

観光客が通り抜けて、人がいなくなったのでカシャリ。
夏も終わりなので花は咲いていませんが、花の小径です。
花見スペースはありませんが、満開の時期はきれいなんでしょうね。

花の小径 建造物

迷路のような路地をてくてくと散策します。
観光地だけあって、色々なお店の看板が目に入ります。

中庭がレストランになっているみたいですね。
狭い路地に面した建物ですが、結構なスペースが確保されているようです。

ギリシャやチュニジアもそうですが、白壁に青は映えますね。
植木鉢は、どこも青で統一されているのかな？

花の小径ではありませんが、赤紫の花が咲いていました。

植木鉢代わりのジョウロに植物が植えられています。
可愛らしいデコレーションですね。

ツタ植物が、良い感じに日よけになっています。

これはまた、かなりブサイクな彫刻ですね。
鬼瓦的なものなのかな？

中庭のある建物にたどり着きました。日除けがあって助かります。
2階部分にドアがたくさんあるので宿泊施設かと思ったら、壁に「ZOCO」の文字が、ZOCOはスペイン語でスークだそうです。
スークはアラビア語で市場ですが、アラブ諸国のスークとは、少し趣が違う造りです。

年季の入った建物に挟まれた路地を進みます。

コルドバの闘牛博物館です。
門は閉まっていて中には入れませんでしたが、中庭には牛の銅像が立っています。意外と目立たないというか、地味な感じで立っていますね。

街の散策から、メスキータにやってきました。
門をくぐると、中庭に入ります。
円形の土の部分には木が植えられていて、かなり凸凹な中庭です。

メスキータ 寺院・教会

陽光輝く中庭の噴水。ヨーロッパ的な風景です。

メスキータ 寺院・教会

木の柱が何十本も展示されています。
修理のタイミングで交換された柱でしょうね。
天井部分に使用されていたのかな。

メスキータ 寺院・教会

メスキータの門の内側です。
先ほど見た外壁側と比べて、内側の方が装飾が地味ですね。

メスキータ 寺院・教会

自由時間に鐘楼に登ろうと思っていたのですが、自由観覧ではなく、時間の決まっている予約制だったため、登頂を断念。。
元々は、ミナレットだったそうですが、ミナレットのイメージは細長い円柱なので、改築されたのかもしれませんね。

メスキータ 寺院・教会

メスキータの内部に入場しました。
薄暗い内部は予想外でしたが、厳かな気持ちにさせてくれます。

メスキータ 寺院・教会

ほのかに当たる光で、アーチ型の造形が浮かび上がっているように見えます。

メスキータ 寺院・教会

モスクとして建てられた建物ですが、現在は聖マリア大聖堂となっています。
教会部分には、たくさんの窓が設けられているので、建物の中では特段に明るくなっています。

メスキータ 寺院・教会

これまたド派手な装飾の祭壇です。
中央の聖人像は、磔姿ではなく、服も着ているのでキリストではなさそうですね。

メスキータ 寺院・教会

芸術品のような鮮やかな色使いの柱です。
古代都市バビロンの門も青く彩色されていたようなので、今は色が落ちて黄土色の色々な遺跡も、建築当初はこのような鮮やかな彩色がされていたのかもしれませんね。

メスキータ 寺院・教会

建物の造形や光の射しこみ方も相まって、幻想的。

メスキータ 寺院・教会

偶像崇拝が禁止されているので彫刻等はありませんが、幾何学模様のアーチと柱が、連続で続いている不思議な空間です。

メスキータ 寺院・教会

元モスクということで、建物の一角にはミフラーブが備わっています。
ミフラーブはイスラム教の聖地：メッカの方角を向いているので、ムスリムはこの方角に向かって礼拝します。

メスキータ 寺院・教会

建物の一角に、美術品等が展示されている宝物館のような場所が設けられています。
まるでエルミタージュにでも来たような錯覚を覚えます。

メスキータ 寺院・教会

この大きな黄金の十字架は、元インカの金製品だったりするのかな。。

メスキータ 寺院・教会

宝物館の出口近くは、銀製品のオンパレード。
こちらはメキシコ産の銀なんでしょうね。

メスキータ 寺院・教会

大聖堂は、ちゃんとドームになっています。
建物内でも一番天井が高くなっています。

メスキータ 寺院・教会

メスキータのほぼ中央部に位置する大聖堂の祭壇です。

メスキータ 寺院・教会

天井部はアーチ状ですが、イスラム建築部分と違って、聖人の彫刻を始め、多くの装飾が施されています。

メスキータ 寺院・教会

漆黒の聖歌隊席。

メスキータ 寺院・教会

聖歌隊席上部に金の装飾が施されているようにも見えますが、聖歌隊席と壁面の間にライトが当てられていて、金色に輝いているように見えます。

メスキータ 寺院・教会

万華鏡のように、奥まで同じ造形が続いています。

メスキータ 寺院・教会

クイズ・タイムショックを彷彿させるようなステンドグラス。

メスキータ 寺院・教会

陽光が、ステンドグラスを通して差し込んでいます。
ライトアップされているようにも見えますね。

メスキータ 寺院・教会

メスキータ内部には、至る所にキリスト教の祭壇が設けられています。

メスキータ 寺院・教会

キリスト教の典礼に関する書物のようです。

メスキータ 寺院・教会

別の場所に飾られていた彫刻を展示しているようです。

メスキータ 寺院・教会

こちらの祭壇には、宗教画も描かれています。
周りの柱やドームも、宗教画やキリスト教の模様で彩られています。

メスキータ 寺院・教会

床には、色々な紋章の石が埋め込まれていました。
墓石のような気もするけど、違うだろうか。

メスキータ 寺院・教会

内部の広さを十分に感じつつ、メスキータを後にします。

メスキータ 寺院・教会

外は雲一つない天気で、夕方になっても日差しの強さは衰えていません。

まるでロケットのような記念碑。

噴水には、イルカに乗った少年像。

ローマ橋からのコルドバ市街。

ローマ橋の突き当りには、カラオーラの塔が建っています。
ムワッヒド朝時代に建てられた、橋の防衛のための砦跡です。
現在は内部が博物館になっていて、屋上は展望台になっています。