瀬戸内桜紀行２日目：日本のマチュピチュ（！？）別子銅山と村上水軍の居城跡が残る瀬戸内の無人島能島へ！

2018/03/31 - 2018/04/01

　桜の季節になりました。
2018年は冬が寒かった割には桜の開花が早く、瀬戸内エリアでも例年より1週間ほど早く開花を迎えてます。
例年この時期は花見を兼ねて桜の名所めぐりに出掛けます。
今年は、香川県三豊市の紫雲出山、マイントピア別子、瀬戸内の無人島能島を1泊2日でまわることに。

二日目は、松山自動車を一路西進し新居浜を目指す。
まずは日本の近代化を支え住友財閥の礎となった別子銅山へ。
ここは近年歴史的遺産として見直され、テーマパークマイントピア別子を中心に観光化が進められている。
特に最近は鉱山跡が日本のマチュピチュとして話題に！

そしてその後は、瀬戸内しまなみ海道の無人島能島へ。
この島は、かつて村上水軍の一派である能島村上氏の居城能島城が築かれた島。
現在も石垣と平坦な島の形が、その名残として残されている。
いま、この無人島には春になると桜の花が咲き乱れ、瀬戸内の桜の名所として知られるようになった。
桜の時期だけこの無人島の上陸できるとの情報を得たためここに向かうことに！

エリア しまなみ海道（周辺の島々）(愛媛)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは朝うどん
肉ぶっかけとゲソ天でパワーチャージ

8時半、本日の第一目的地である別子銅山の東平地区に到着、一番乗り誰もいない
結構標高高いため、気温10度と肌寒い

マイントピア別子 東平ゾーン 名所・史跡

マンプ（トンネル）跡

駐車場からヤク800メートル離れた変電所跡へ向かう

切り立った斜面の道を歩く

第三社宅
かつて9件の社宅があった

かつて、鉱山で働いていた方は、この石垣上の斜面に住んでいた

突然前が開ける

東平採鉱本部跡

第三変電所跡

明治時代に建てられた変電所

変電所跡内部
生活の痕跡が残る
ここはカマド

2階、無造作に畳が・・・

煉瓦積の建物、窓のアーチなど明治の洋風建築様式を色濃く残す

第三通洞

この時代に約4キロのトンネルを掘った

ここはまだ冬だ

火薬庫

坑道掘削のためのダイナマイトを保管

通洞孔

かつてはトロッコが走っていたとんネル
反対側の出口が見える

東平採鉱本部跡を後にすることに

帰りは展望台経由

展望台からは新居浜市内が見える

こうした石垣がいたる所に続く

そしてこの下には・・・

この長い階段を下りる

日本のマチュピチュ、別子銅山の貯鉱庫跡

ここに銅鉱を貯鉱していた

下に見えるは索道基地跡

今は花木園

貯鉱庫は2段になっている

別子銅山産業遺産 名所・史跡

壮大な遺構

帰りはここを登らないといけない

アセビが満開

日本初の山岳鉱山鉄道『上部線』

駐車場には咲き始めた桜が・・・

10時頃、まだガラガラ
ここに上がってくる道はかなりの難路
途中道幅が車1台ギリのところが何か所かあり、早い時間帯だったが2度ほど離合で手こずった

途中のダム、別子の湖・・・別子ブルー！

別子の湖(鹿森ダム湖) 自然・景勝地

マイントピア別子に到着
ここは桜が満開

マイントピア別子 名所・史跡

滝と桜

泉寿亭

住友鉱山の接待場

第四通洞と四通橋

総延長10,000メートルにもおよぶ長大なトンネル

満開の桜！！！

イベント広場の桜

鉱山鉄道跡

現在もテーマパークのアトラクションとして運行中

最後になったがここがマイントピア別子の表玄関

マイントピア別子　端出場ゾーン テーマパーク

ファミリーで来ても楽しめそう
そろそろ次の目的地に向かう

しまなみ海道の大島へ

宮窪港から潮流体験船に乗って海に繰り出す

宮窪瀬戸潮流体験 乗り物

そして見えてきたのは・・・

村上水軍の一派である能島村上氏の居城能島城が築かれた島『能島』

能島城跡 名所・史跡

このあたりの海は複雑な地形と多くの島々の影響で潮流・渦潮が発生する

海の中にまるで川の流れのように段差を作り流れ落ちる潮流が！

水軍能島村上氏はこの潮流の中で先導船として案内料を徴収し勢力を拡大

まるで泡が湧いてくるような渦潮！

そしてこの能島は無人島、二つの島から構成されている
かつては能島村上氏が居城を築き要塞島であったが・・・

しかし、春になると島の桜が咲き乱れ、瀬戸内の桜の島としても有名に

桜の季節だけ島に上陸ができる
この日も潮流体験＋能島上陸の船が出る予定であったが、予約が少なかったため上陸船は欠航・・・
残念と言うか、これ目当てで来ているのにね

船溜まりに見られる船の係留跡

船は能島を離れ渦潮の中を進む

写真では分かりにくいが、強烈な潮流！

伯方大島大橋

潮流の中を進む貨物船
大阪と博多を結ぶ最短路線とのことで多くの船が行き交う

大橋の真下

最後に能島の二島の間へ
お地蔵様が見える

島と島の間には強烈な流れが！！

約40分の潮流体験も終了
上陸できなかったのは残念でならない・・・

港のレストランで遅い昼ご飯を

能島水軍 グルメ・レストラン

タイ1尾丸々唐揚げにした定食

村上水軍博物館

村上海賊ミュージアム 美術館・博物館

その後車で大島のカレイ山展望公園へ

カレイ山展望公園 公園・植物園

この上に上っていくと・・・

桜が満開！

展望台が見えてきた

ここに登ると・・・

能島がよく見える
村上氏はこの2島に橋を渡し城を築いた

桜と能島！

先ほど船で見た潮流
上から見ると海の中の段差が良く解る

島の桜も満開だ！

かつては樹木に覆われ鬱蒼とした島だったが、能島城の石垣を保護するため樹木を伐採
そのため、桜が良く見えるようになった・・・が

この桜も伐採される運命にあるらしい・・・

桜の無人島が見られるのもあと数年か

文化財の保存か桜の保護か・・・難しいところだ

さてこれで見納めとしますか

カレイ山展望台からは、しまなみ海道の桜の名所積善山も見える、山頂には三千本桜が！
https://4travel.jp/travelogue/11119458

大橋と桜

展望台の下のカフェで一休み

open cafe 遠見茶屋 グルメ・レストラン

バナナジュースをいただく

風が吹くと桜吹雪！！

桜と山羊の小雪

瀬戸内桜紀行もこれでthe end
二日間で十分に桜を堪能できた！！！