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到着したお宿は、ロビーで珈琲やお茶飲み放題、そしてソフトクリーム食べ放題。 夫がお風呂で聞いてきたところによると、このホテルは一回つぶれたあと再建されたホテルで、ソフト面は結構がんばっているみたいでした。 <br /><br />ところが後日、ちょっとした問題が…<br />おそらく、夫がここにタブレットを忘れた(寝ながら見ていて床に落として、そのまま忘れたんだと思います)<br />そして、それを数日後思い出して問い合わせるも、見つからないといわれ、しばらく経って思いついて最終に同期させた時刻を調べたら、私たちがチェックアウトしたあと一時間ぐらいしてから。 <br />そして、こちらがそれを調べたらあっという間にタブレットの名前が変わったそうです。<br />それも日本語じゃない名前・・・まあ、早い話がとられちゃったってことです。 <br /><br />最悪なことに、ロックをかけてなかったので個人情報が心配でしたが、きっときれいにされて売られちゃったのか、その人が使っているのかなぁ・・・ まあ証拠があるわけではないので、なんともいえません。<br />露天風呂からは海が一望できてお風呂もいいお湯で、そういう意味ではいいお宿でした。<br /><br />翌日は道の駅氷見・雨晴海岸などをまわり、おわら(八尾)へ。<br />ここに立ち寄ったのは、私たちの知り合いここに田舎(家)がある方が「八尾にいらっしゃるときには私も年一回、そのころに行きますから、是非寄って泊まっていってください。」といわれていたからです。 <br />けれども、本来そこに宿泊する予定だったのが、彼女のご家族に病人がでて急遽行けなくなってしまったので、せめて町並みをみてこようということになったからです。 <br /><br />それと、彼女がいつもお土産で買ってきてくれる「おわらの玉天」をふるさとに帰れない彼女に、是非買っていってあげたいと思って立ち寄りました。で、まずはネットで調べて、玉天の本家「林盛堂」にいってみました。 <br />でも、他のお客さんも誰もいなくてがらーんとしている・・・ いってみると店員さんもいない。あれあれ? <br />と、そこに店主らしき方が。そして、商品もいつもお土産でいただくものとは違う・・・<br />一応一箱買ってみましたが、どうもこのお店、通信販売で回っているらしく、実店舗は周りに人も歩いていないみたいな・・・ <br /><br />うーん・・・・納得がいかないので、とりあえず八尾の駅に行ってみます。 さすがに駅は風の盆の季節も翌日に迫っているし、置いているでしょう。 <br />いってみた・・・誰もいない・・・・そして、お店もない。 夫に車で待ってもらって駅の向こう側にいってみると、店じまいしたようなお店がぽつぽつあるだけ。いやいや、ここで玉天どこか置いているでしょう・・・ <br />で、周りに人もいなかったのですが、銀行のATM待ちしていた茶髪のおばちゃんが一人いたので、その方に玉天はどこで買えるか聞いてみました。 <br /><br />そしたら「この近辺のお店はもう店主が亡くなったらあとをやる人がいなくて、閉めているところが多いからね~、一軒心当たりがあるけど、それはここから車で7~8分かかるから、地図書いてあげよう」といってくれたのだけど、「ぁ、もう面倒くさいから私が今車で連れて行ってあげる!」といってくれました。 <br /><br />「あ、私も夫が車で来ているので、場所さえざっくりわかれば行けます」と答えたのですが・・・ <br />「ええ、ええ、もう私が連れて行っちゃる。旦那さんにはおばちゃんに拉致されたけど10分で戻るって電話しとき~」といってもうすでに車に向かって走っていっている・・・おばちゃん、通帳の束を持っていたから、きっと会社のお仕事できているんでしょう・・・お仕事中ではないのでしょうか・・・ <br /><br />なかなかきっぷのよいおばちゃんで、アクセルをばんばん踏みながら坂を上っていきます。 八尾の町中に入っていきました。古い町並みが素敵です。 おばちゃんは町の解説をしてくれながら、がんがん細い道を通っていきます。 <br />坂道途中の一軒のお店に到着。「おわら玉天本舗」<br />そう、ここの玉天、いつもお土産にいただいていたところだっ! ところが、残念、今日は定休日で閉まっています。 <br /><br />「くそっ!定休日!」とおばちゃんは叫んで、周りのお店に置いてないかどうか確認しに走っていってくれましたが、残念ながら置いていませんでした。 お仕事中にこんなことまでさせてしまって申し訳ない、と謝る私に、おばちゃんも「わざわざ来てくれたのに、お土産も買えなくてホントごめんね~」といってくださいました。<br /><br />何かお礼に差し上げたいけれど・・・と思っていたら、旅の最初のほうに宿泊したテルメ金沢の無料入浴チケットが2枚鞄の中に入っていました。 「ここから金沢は近いですか?」と聞くと「うん、車で一時間ぐらい。たまに行くよ~金沢は。」とおっしゃるので、「あの、これいただいたチケットなんだけど、私たちはもう金沢には行かないので、是非使ってください」といって渡しました。 「結果的にお土産も買えなかったのに、なんか悪いね~」といってくださったのですが、見ず知らずの私にこんなに親切にしてくださったことで十分。 <br />この金沢のお風呂は入りに行くから知っている、と喜んでくださいました。 <br /><br />そんなわけで、八尾の人情に触れて感激して旅を続ける私たちでした。<br /> <br />

北陸周遊ドライブ 8 氷見と雨晴海岸・おわら

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2017/08/29 - 2017/08/30

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旅行記グループ 北陸周遊ドライブ

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tea time

tea timeさん

到着したお宿は、ロビーで珈琲やお茶飲み放題、そしてソフトクリーム食べ放題。 夫がお風呂で聞いてきたところによると、このホテルは一回つぶれたあと再建されたホテルで、ソフト面は結構がんばっているみたいでした。

ところが後日、ちょっとした問題が…
おそらく、夫がここにタブレットを忘れた(寝ながら見ていて床に落として、そのまま忘れたんだと思います)
そして、それを数日後思い出して問い合わせるも、見つからないといわれ、しばらく経って思いついて最終に同期させた時刻を調べたら、私たちがチェックアウトしたあと一時間ぐらいしてから。
そして、こちらがそれを調べたらあっという間にタブレットの名前が変わったそうです。
それも日本語じゃない名前・・・まあ、早い話がとられちゃったってことです。

最悪なことに、ロックをかけてなかったので個人情報が心配でしたが、きっときれいにされて売られちゃったのか、その人が使っているのかなぁ・・・ まあ証拠があるわけではないので、なんともいえません。
露天風呂からは海が一望できてお風呂もいいお湯で、そういう意味ではいいお宿でした。

翌日は道の駅氷見・雨晴海岸などをまわり、おわら(八尾)へ。
ここに立ち寄ったのは、私たちの知り合いここに田舎(家)がある方が「八尾にいらっしゃるときには私も年一回、そのころに行きますから、是非寄って泊まっていってください。」といわれていたからです。
けれども、本来そこに宿泊する予定だったのが、彼女のご家族に病人がでて急遽行けなくなってしまったので、せめて町並みをみてこようということになったからです。

それと、彼女がいつもお土産で買ってきてくれる「おわらの玉天」をふるさとに帰れない彼女に、是非買っていってあげたいと思って立ち寄りました。で、まずはネットで調べて、玉天の本家「林盛堂」にいってみました。
でも、他のお客さんも誰もいなくてがらーんとしている・・・ いってみると店員さんもいない。あれあれ?
と、そこに店主らしき方が。そして、商品もいつもお土産でいただくものとは違う・・・
一応一箱買ってみましたが、どうもこのお店、通信販売で回っているらしく、実店舗は周りに人も歩いていないみたいな・・・

うーん・・・・納得がいかないので、とりあえず八尾の駅に行ってみます。 さすがに駅は風の盆の季節も翌日に迫っているし、置いているでしょう。
いってみた・・・誰もいない・・・・そして、お店もない。 夫に車で待ってもらって駅の向こう側にいってみると、店じまいしたようなお店がぽつぽつあるだけ。いやいや、ここで玉天どこか置いているでしょう・・・
で、周りに人もいなかったのですが、銀行のATM待ちしていた茶髪のおばちゃんが一人いたので、その方に玉天はどこで買えるか聞いてみました。

そしたら「この近辺のお店はもう店主が亡くなったらあとをやる人がいなくて、閉めているところが多いからね~、一軒心当たりがあるけど、それはここから車で7~8分かかるから、地図書いてあげよう」といってくれたのだけど、「ぁ、もう面倒くさいから私が今車で連れて行ってあげる!」といってくれました。

「あ、私も夫が車で来ているので、場所さえざっくりわかれば行けます」と答えたのですが・・・
「ええ、ええ、もう私が連れて行っちゃる。旦那さんにはおばちゃんに拉致されたけど10分で戻るって電話しとき~」といってもうすでに車に向かって走っていっている・・・おばちゃん、通帳の束を持っていたから、きっと会社のお仕事できているんでしょう・・・お仕事中ではないのでしょうか・・・

なかなかきっぷのよいおばちゃんで、アクセルをばんばん踏みながら坂を上っていきます。 八尾の町中に入っていきました。古い町並みが素敵です。 おばちゃんは町の解説をしてくれながら、がんがん細い道を通っていきます。
坂道途中の一軒のお店に到着。「おわら玉天本舗」
そう、ここの玉天、いつもお土産にいただいていたところだっ! ところが、残念、今日は定休日で閉まっています。

「くそっ!定休日!」とおばちゃんは叫んで、周りのお店に置いてないかどうか確認しに走っていってくれましたが、残念ながら置いていませんでした。 お仕事中にこんなことまでさせてしまって申し訳ない、と謝る私に、おばちゃんも「わざわざ来てくれたのに、お土産も買えなくてホントごめんね~」といってくださいました。

何かお礼に差し上げたいけれど・・・と思っていたら、旅の最初のほうに宿泊したテルメ金沢の無料入浴チケットが2枚鞄の中に入っていました。 「ここから金沢は近いですか?」と聞くと「うん、車で一時間ぐらい。たまに行くよ~金沢は。」とおっしゃるので、「あの、これいただいたチケットなんだけど、私たちはもう金沢には行かないので、是非使ってください」といって渡しました。 「結果的にお土産も買えなかったのに、なんか悪いね~」といってくださったのですが、見ず知らずの私にこんなに親切にしてくださったことで十分。
この金沢のお風呂は入りに行くから知っている、と喜んでくださいました。

そんなわけで、八尾の人情に触れて感激して旅を続ける私たちでした。

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  • 泊まったお部屋は安いお部屋だったので仕方がないのですが、窓の下が露天風呂(緑色の屋根)<br />夜中まで女子学生がはしゃいで大声でおしゃべりしてたので、すごくうるさかったです。<br />まあ、でも眺めはオーシャンフロント。

    泊まったお部屋は安いお部屋だったので仕方がないのですが、窓の下が露天風呂(緑色の屋根)
    夜中まで女子学生がはしゃいで大声でおしゃべりしてたので、すごくうるさかったです。
    まあ、でも眺めはオーシャンフロント。

  • 海がとても素敵でした。<br />お風呂もいいお湯でした。

    海がとても素敵でした。
    お風呂もいいお湯でした。

  • やっぱり、夕焼けと朝焼けをどうしてもとりたいうちのだんな。<br />残念でした。

    やっぱり、夕焼けと朝焼けをどうしてもとりたいうちのだんな。
    残念でした。

  • 途中海沿いをドライブします。<br />雨晴海岸は鉄道が走っていて、なんだかとてもいい雰囲気でした。

    途中海沿いをドライブします。
    雨晴海岸は鉄道が走っていて、なんだかとてもいい雰囲気でした。

  • きっと電車でも、ずっと海岸線の素敵な風景が続くのでしょう。<br />いいなぁ・・・

    きっと電車でも、ずっと海岸線の素敵な風景が続くのでしょう。
    いいなぁ・・・

  • 雨晴海岸の先には、湾越しに立山連峰が望めるそうです。<br />冬の良く晴れた日に見えるそうなので、この季節は無理だけれど、雪を頂いた立山連峰と海のコラボは、きっと実際に見ると素晴らしいのでしょうね。

    雨晴海岸の先には、湾越しに立山連峰が望めるそうです。
    冬の良く晴れた日に見えるそうなので、この季節は無理だけれど、雪を頂いた立山連峰と海のコラボは、きっと実際に見ると素晴らしいのでしょうね。

  • 海岸線のドライブを続けて、八尾(やつお)を目指します。

    海岸線のドライブを続けて、八尾(やつお)を目指します。

  • 林盛堂に到着。<br />なかなか歴史を感じさせる建物でした。

    林盛堂に到着。
    なかなか歴史を感じさせる建物でした。

  • うーん、なんかいつもお土産でいただくものとは違うような…<br />

    うーん、なんかいつもお土産でいただくものとは違うような…

  • 近くには、のどかな自然が広がっています。<br />いやいや、こんなところでゆっくりしている時間はありません。探さねば!

    近くには、のどかな自然が広がっています。
    いやいや、こんなところでゆっくりしている時間はありません。探さねば!

  • 八尾の駅にやってきました。<br />あれー、誰もいないよ。お店もないし…

    八尾の駅にやってきました。
    あれー、誰もいないよ。お店もないし…

  • 線路を渡って、向こう口に行ってみましょう。<br />キオスクぐらいはあるんじゃないかな…<br /><br />…甘かった!

    線路を渡って、向こう口に行ってみましょう。
    キオスクぐらいはあるんじゃないかな…

    …甘かった!

  • 親切なおばちゃんに連れられて、八尾の街なかへ。<br />もうすぐ風の盆が始まる季節です。

    親切なおばちゃんに連れられて、八尾の街なかへ。
    もうすぐ風の盆が始まる季節です。

  • 古い町並みが続きます。

    古い町並みが続きます。

  • そうそう、このお店の玉天です。いつもお土産でいただくのは。<br />でも定休日…・悲しい…

    そうそう、このお店の玉天です。いつもお土産でいただくのは。
    でも定休日…・悲しい…

  • でも、見ず知らずの私に親切にしてくださり、街までつれていってくださったおばちゃん、本当にありがとうございました。<br />古い街並みを解説付きで案内してくださってありがとう。

    でも、見ず知らずの私に親切にしてくださり、街までつれていってくださったおばちゃん、本当にありがとうございました。
    古い街並みを解説付きで案内してくださってありがとう。

  • 風の盆の季節には、この通りが人で埋まるそうです。

    風の盆の季節には、この通りが人で埋まるそうです。

  • お土産物屋さん発見!<br />残念ながら、私が探していたものとは違うものを置いていました。

    お土産物屋さん発見!
    残念ながら、私が探していたものとは違うものを置いていました。

  • 風の盆のポスターが貼ってありました。<br />いつか本物を見てみたいです。

    風の盆のポスターが貼ってありました。
    いつか本物を見てみたいです。

  • その時には、あのおばちゃんにもう一度お会いしたいなぁ。<br />東京のお土産をお渡ししたいです。

    その時には、あのおばちゃんにもう一度お会いしたいなぁ。
    東京のお土産をお渡ししたいです。

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