バルカン諸国漫遊一人旅　3日目（サラエボ－モスタル編）

2018/03/19 - 2018/03/19

ユーゴスラビア紛争終結からかれこれ19年。日本の敗戦後、
東京オリンピック開催までの月日と変わらず。私の大学時代には決して
近くづくことができなかったバルカン諸国への旅が安全にできる時代が
訪れたと判断！会社のお休みを利用して、気ままな一人漫遊の旅に出発です。

【旅程】
今回の旅行記★印
●3/17　日本出国
●3/18　ドーハ→サラエボ
●3/19　★サラエボ→モスタル
●3/20　モスタル→ドブロブニク
●3/21　ドブロブニク→コトル
●3/22　コトル→ティラナ
●3/23　ティラナ→プリシュティナ
●3/24　プリシュティナ→スコピエ
●3/25　スコピエ→ドーハ
●3/26　ドーハ→日本帰国

エリア モスタル(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日だけホテルで朝食。しっかりエネルギーを補充します。

夜から雪が降っていましたが、頑張ってバスターミナルまで歩くことに。

サラエボのバラです。昨日もここを通ったのですが、全く気づかず。雪で視線が下を向いていたから気付けたのだと。場所はショッピングセンター前の公園側の歩道です。

この日二つ目は市民病院前の歩道です。

これもそうだと思いますが、メガマーケット前のお店の壁です。本当に昨日も同じ道を歩いていて、全く気づいていないです。この雪は私にそれを気づかせるために降らせたのでしょうか。

バスターミナルに着くころには、ほぼ雪は止んでいました。

昨日買ったチケット売り場の前でしばし休憩。売り場前（写真を撮っている背中側）にバスの時刻表があります。インターネットで調べていたよりも、モスタル行きの本数は多いです。

チケットを見せるとバスターミナルに入れます。チケットにPERONの番号が記載されているので、バスがどこに停まるか分かります。

9時モスタル行きのバスです。荷物を預ける場合は1ボスニアマルクが別途要ります。サラエボでの乗車率3割ぐらいでしょうか。途中かなりの停留所に停まるので、最終は7割ぐらいにはなりました。

9:27　山あいに入ってきました。昨日からの雪が積もったようです。

10:00　ただ、峠を越えると、雪は積もっていませんでした。

10:57　川に沿って、山あいを縫ってバスは走っていきます。
景色がいいので、車窓を楽しんで欲しいですが、どちらかといえば、右側に座った方が眺めはいいです。

11時30分すぎにモスタルに到着。到着後すぐ今回のお宿に直行（写真は翌朝撮影）。今回のお宿は「Apartments City Paradise」という民宿。奥の階段を上って、2階からが客室です。
1泊26.1ユーロ。ただ、30ユーロ出すとユーロのお釣りがないとの事で、お釣りは8ボスニアマルクでした。

時間が早かったので、まだ宿のお母さんが掃除中でしたが、荷物をおかせていただきました。

トイレやシャワールームがタイル張りなので、冬は寒い感じはしますが、部屋の暖房はきいているので、大丈夫でした。他の民宿でも見ましたが、お湯はトイレの上にある湯沸し兼保温機で貯めていて、シャワーは問題なかったです。

こちらの民宿はキッチンが備わっています。長期滞在の人にはいいですよね。

ちなみに、深夜に今回泊まった宿のインターネット（プロバイダーはBH Telecomです）のスピードテストをしてみました。
無線(Wi-Fi)環境で下り25Mbps、上り1Mbpsほどで、pingの遅延もあるので、少々遅く感じはしますが、利用するにはまあ問題ないです。まあ、民宿なので、一般家庭のインターネット回線という感じですね。

狭い街ですが、部屋掃除中でしたので、さっそく観光に。こちらのモスクはカラジョズ・ベゴヴァ・ジャミーヤ。

さっそくですが、世界遺産のスターリ・モストが見えてきました（このあとも、ずっと同じ橋ばかりですが）、お付き合いください。

モスタル旧市街の古橋地区 旧市街・古い町並み

思っていたよりかなり短い！すぐ渡りきってしまいます。

スターリモスト橋 建造物

スターリ・モストから上流を見渡します。

こちらは下流。

街中にもうひとつ石橋があり、Crooked Bridgeとのこと。

スターリ・モストを今度は下の川岸から眺めてみます。

飛び込むパフォーマンスをしたいようですが、見物人が集まらず、この日は飛び込まなかったです。

もう少し近くの川岸から。

本当にスターリ・モストだけだとすぐ観光が終わるので、もう少し街をぐるっと。個人的にはこの風景も好きですね。

スターリ・モストを渡った側からの橋間近の景色。

狭い町ながらも歩きつかれたので、橋が見えるレストランで休憩です。レストランには誰もいないので、この景色を独り占めです。

チェバピは他のレストランより3ボスニアマルクほど高かったですが、景色代です。

食べているとどこからともなく猫がやってきて、おこぼれを待っています。

チェバピの肉が多かったので、という理由で、かわいい猫さんにあげちゃいました。食べた後で、満足した顔をしていますね。

疲れたので宿へ戻ります。

帰って来たことを下の自宅に伝えると、お母さんがコーヒーを持ってあがってきてくれました。添えられたお菓子は想像通り、あまーいシロップでしゅんでいる状態です。当然、きれいにいただきましたよ。

19時ぐらいに夜散策です。お土産屋さんはほとんど閉まっています。

闇に輝くスターリ・モストが見えてきました。

世界遺産の橋もこの時間はひっそりとしています

本当に人がいないです

水面にスターリ・モストが映っています

もう少し近づいてみます。

高台まで上がってくると、山の頂上に輝く十字架が際立って見えます。いまだ続く民族間の問題のひとつでもあるそうで。

小さな町ですが、夜ともなるとすばらしい景色が広がっています。真に民族対立のない日々はいつ訪れるのでしょうか。ちなみに、明日の朝も早いので、この辺りで宿へ戻りました。

この旅行記へのコメント （3）

• eperさん 2018/03/27 07:52:22

  ようこそサラエボへ！

  Walker2000さん、はじめまして。
  
  ちょうどこの週末、サラエボからモスタルへドライブ旅行を計画していてこの時期の道路の状況が気になっていました。
  タイミング良く、バスからの風景が拝見出来参考になりました♪
  
  空港、小さいですよね～(笑)住んでいるとすぐ家に帰れて楽ですが、他の国の空港を使うと大きくて緊張感が、、。
  今月遊びに来た佐賀県出身の友人曰く佐賀の空港と同サイズだそうです^^;
  
  eper

  walker2000さん からの返信 2018/03/28 22:53:30

  RE: ようこそサラエボへ！

  はじめまして。eperさん。
  
  メッセージありがとうございます。
  
  サラエボでも雪の降った19日（月）にモスタルへ移動したので、この週末だと、道路上に全く雪は無いと思いますよ。
  
  eperさんは現地在住なんですよね。うらやましいです。
  
  ボスニアの方々は親切な方ばかりで、もっとゆったりした旅ができればよかったなあとつくづく思います。
  
  ちなみに、空港小さかったですが、個人的には、ボスニアって、長野県みたいな自然に恵まれたところだという印象でした（オリンピックもありましたしね）。
  
  モスタルへの道中の景色もいいので、ドライブ気をつけて、楽しんできてください。
  
  walker2000

  eperさん からの返信 2018/05/24 06:19:38

  やっと、行ってきました～！

  walker2000さん、こんにちは。
  
  いろいろ予習させてもらっていましたが、結局風邪を引き、GWに延期して行って来ました♪雪の心配をしていたのに、もはや夏でした（笑）
  「ドライブ気をつけて、楽しんできてください。」と仰っていただきましたが、なんとモスタル近郊では車をぶつけられ散々な旅初日になりましたが、最後は楽しく旅を終えられ良かったです。
  
  ”長野県みたい”とは正に夫たちが良く「ここは５０年前の長野」と話しています。男性目線一緒ですね。
  
  ボスニアの人々は基本的に親切でフレンドリー。子供を公園で遊ばせていても全くアウェイ感を感じない外国人に寛容な人々と私は感じますが、ボスニア人が仕事の相手の夫的にはそうでもないそうです。
  
  サラエボ在住、時間は穏やかですが、停電、断水も結構あり意外とストレスフルでして、、^^;ヨーロッパのインドに住んでいると思って生きています（笑）
  
  ではでは、遅ればせながら無事に旅を終えたご報告でした。
  
  　eper