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蔵王温泉についてバスターミナルのすぐ向かい つるや旅館が今日の宿。 雪かきをしていた宿の方が手招きしてフロントに登るエレベーターのボタンを押して待っていてくれた。階段があるのに 滑ると大変という配慮からだろう。<br /><br />おばさん4人組は遠慮なくエレベーターに乗ってフロントへ。玄関では履き物を脱いで 宿の方に預けチェックイン。ウェルカムサービスで甘酒をごちそうになる。ほんのり甘く さらっとした甘酒で体も温まる。<br /><br />部屋は見晴らしのいい6階の山側で 遠くにロープウェイの駅が見える。まずは、ひと風呂浴びてからロープウェイで頂上まで行き 樹氷見物に。<br /><br />時間もあまりなかったので 急いで風呂に浸かったが 硫黄の香りの強い濁り湯だった。体はすべすべで少し熱めのお湯でぽかぽかに温まった。<br /><br />宿から車でロープウェイ乗り場まで送迎してくれるというので ありがたく送っていただいた。たいして距離もないのだが 夕方になって冷えてきて雪も凍り始めたから、歩かずに済むのは嬉しい。10分とかからずに駅に着き、ロープウェイに乗る。<br /><br />完全防備だが、2月の蔵王は半端なく寒い。寒波がやってきて 今年は一番雪が多いところだけに 満員のロープウェイの中は息が窓に張り付いて霜になっていた。おかげで肝心の夕焼けに染まっていく町の景色やライトアップされた樹氷が曇って見えない。時々窓の霜をこすり取っては 覗き込む。<br /><br />樹氷高原駅からさらに頂上の山頂駅行きのロープウェイに乗り換える。乗り場の中は冷凍庫状態で、とにかく寒い。でも、いったん外に出て眺めると 細かな枝の一つ一つにキレイに張り付いた氷の結晶がライトに照らされキラキラと光る。<br />ロープウェイの下の樹氷高原には 暗い中に固まってたくさんの樹氷がじっと立っていた。春までこうして耐えているんだな、この寒さに耐えて木の芽や幹を守っているんだな、と思う。人間は寒さに耐えられなくてキャーキャー言っているのだが・・・・しかし、温泉のおかげで我慢できたかとも思う。<br /><br />頂上はさらに寒く零下13度 風があったために一層寒く感じた。5分と外に出ていられなかった。情けない。一つ一つ 不思議な形に育ったスノーモンスターは 人間にも動物にも見えてくる。じっと我慢しているスノーモンスターたちは何を見ているのだろう。私たちを笑っているだろうか?<br />あっけなく頂上を後にし、ロープウェイで降りてきた。美しさより厳しさを身にしみて感じながら。<br /><br />宿に連絡してまた車で迎えに来てもらって ホッと一息。暖かい宿と温かい食事 そして宿からの温かい心遣い。冬山の何よりのご馳走でした。<br />お腹も膨らんで もうひと風呂。幸せ幸せ・・・露天からさっきまでいた頂上を見上げる。雪は少しづつ降り続いていたが、きれいな月が見降ろしていた。<br />明日はいよいよ松島のカキに会いに行く。<br />

樹氷と松島のカキを訪ねて 2

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2018/02/18 - 2018/02/19

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kashi3

kashi3さん

蔵王温泉についてバスターミナルのすぐ向かい つるや旅館が今日の宿。 雪かきをしていた宿の方が手招きしてフロントに登るエレベーターのボタンを押して待っていてくれた。階段があるのに 滑ると大変という配慮からだろう。

おばさん4人組は遠慮なくエレベーターに乗ってフロントへ。玄関では履き物を脱いで 宿の方に預けチェックイン。ウェルカムサービスで甘酒をごちそうになる。ほんのり甘く さらっとした甘酒で体も温まる。

部屋は見晴らしのいい6階の山側で 遠くにロープウェイの駅が見える。まずは、ひと風呂浴びてからロープウェイで頂上まで行き 樹氷見物に。

時間もあまりなかったので 急いで風呂に浸かったが 硫黄の香りの強い濁り湯だった。体はすべすべで少し熱めのお湯でぽかぽかに温まった。

宿から車でロープウェイ乗り場まで送迎してくれるというので ありがたく送っていただいた。たいして距離もないのだが 夕方になって冷えてきて雪も凍り始めたから、歩かずに済むのは嬉しい。10分とかからずに駅に着き、ロープウェイに乗る。

完全防備だが、2月の蔵王は半端なく寒い。寒波がやってきて 今年は一番雪が多いところだけに 満員のロープウェイの中は息が窓に張り付いて霜になっていた。おかげで肝心の夕焼けに染まっていく町の景色やライトアップされた樹氷が曇って見えない。時々窓の霜をこすり取っては 覗き込む。

樹氷高原駅からさらに頂上の山頂駅行きのロープウェイに乗り換える。乗り場の中は冷凍庫状態で、とにかく寒い。でも、いったん外に出て眺めると 細かな枝の一つ一つにキレイに張り付いた氷の結晶がライトに照らされキラキラと光る。
ロープウェイの下の樹氷高原には 暗い中に固まってたくさんの樹氷がじっと立っていた。春までこうして耐えているんだな、この寒さに耐えて木の芽や幹を守っているんだな、と思う。人間は寒さに耐えられなくてキャーキャー言っているのだが・・・・しかし、温泉のおかげで我慢できたかとも思う。

頂上はさらに寒く零下13度 風があったために一層寒く感じた。5分と外に出ていられなかった。情けない。一つ一つ 不思議な形に育ったスノーモンスターは 人間にも動物にも見えてくる。じっと我慢しているスノーモンスターたちは何を見ているのだろう。私たちを笑っているだろうか?
あっけなく頂上を後にし、ロープウェイで降りてきた。美しさより厳しさを身にしみて感じながら。

宿に連絡してまた車で迎えに来てもらって ホッと一息。暖かい宿と温かい食事 そして宿からの温かい心遣い。冬山の何よりのご馳走でした。
お腹も膨らんで もうひと風呂。幸せ幸せ・・・露天からさっきまでいた頂上を見上げる。雪は少しづつ降り続いていたが、きれいな月が見降ろしていた。
明日はいよいよ松島のカキに会いに行く。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
交通
4.0
同行者
友人
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
利用旅行会社
びゅうトラベルサービス

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  • ロープウェイの蔵王山麓駅<br />

    ロープウェイの蔵王山麓駅

  • ロープウェイから 山形市内方面を見るが  遠くはかすんで見えない。<br />

    ロープウェイから 山形市内方面を見るが  遠くはかすんで見えない。

  • ロープウェイから樹氷高原を見る。<br />まどに霜が張り付いて こすってもすぐ曇ってしまう。<br />ところどころライトアップされた樹氷がきれいだ。

    ロープウェイから樹氷高原を見る。
    まどに霜が張り付いて こすってもすぐ曇ってしまう。
    ところどころライトアップされた樹氷がきれいだ。

  • 木の種類が違うと 氷のつき方も違う。こっちが好きという人も

    木の種類が違うと 氷のつき方も違う。こっちが好きという人も

  • 頂上で会ったスノーモンスター<br />強い風にもよく耐えていた。

    頂上で会ったスノーモンスター
    強い風にもよく耐えていた。

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