2018/02/07 - 2018/02/15
228位(同エリア756件中)
もっちさん
マントノン夫人って、ベルサイユの絶滅危惧種か天然記念物並の地味さなんですけどね。
2018年お初海外はフランス。
パリミュージアムパスを使用しての美術館めぐりが目的。
今回パリではリーグアンの試合がなくてサッカーの試合観戦は断念。
9日が大雪でしたので、ベルサイユは翌日に見学を予定変更したところ、庭園とトリアノンは閉鎖という驚愕の事実・・。
でも一度ならず、もっと行きたい、否、明日にでも行きたい素晴らしい町でした。
ベルサイユには行きはRER、帰りはバスと地下鉄を使用しました。RERは観光客がたくさんいたので不安は特になかったです。バスは地元の方が主に使用している感じ。
2/7 エミレーツで出国
2/8 パリ着
2/9 ルーブル美術館、凱旋門(雪の為、塔上不可)
★2/10 ベルサイユ宮殿→パルクデフランス(PSGのホームスタジアム)→オランジュリー美術館
2/11 オルセー美術館→サン・ジェルマン・デ・プレ教会→ドラクロワ記念館→→サンシュルピス教会→クニュニー美術館
2/12 シテ島(コンシェルジェリー、ノートルダム大聖堂、サント・チャペル)→2度目のルーブル美術館→リヨン駅から国際寝台列車テッロでミラノへ
2/12 早朝ミラノ到着→ドーモ→ブレラ美術館→アンブロジアーナ絵画館→サンシーロ(ACミラン・インテルホームスタジアム)→CASAミラン→イータリーミラノ店→バーでCL観戦w
2/13 エミレーツで出国
2/14 帰国
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
半日ツアーに申し込んでもよかったのですが、やっぱり自分のペースで見学したいので自力で行くことにしました。
RER-C線アンヴァリット乗換えでベルサイユ最寄駅(ベルサイユシャトーリーヴゴーシュ駅)まで向かいます。
メトロとRER線の乗り換えはこのように離れていることがほとんど。しかもエスカレーターが故障して動かない乗り換え駅もあったし(確かモンパルナス駅・・)
1-4ゾーンの1日券を購入しました。
なお、すでに脳内は「ベルばら」の主題歌が流れておりますw
気楽なものです。 -
1-4ゾーンの1日券ですが、帰りのベルサイユ宮殿前のバス停では「ここはゾーン5」と言われて使用できませんでした。
私のように行きと帰りの交通手段を別にする方はあまりいないと思いますが、ご注意ください。 -
係員にホームを伺いA番線に上がります。
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土曜日ということもあり、電車も待っているのはほとんどが観光客と思われる人たち。ついていけばなんとかなるでしょ?
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車内の様子。2階建てです。車内の感じは日本と変わらないと思います。
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最寄駅です。
結構活気があります。 -
駅の向かいにある平屋建てのガラス張りの建物がベルサイユのインフォメーションです。
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昨日の雪でとっても歩きにくい。
皆さんと同じ方向に、えっちらおっちら歩きます。 -
宮殿の前は駐車場で雪かきはしていないようです。
宮殿は目の前なのに遠い~。 -
まずは荷物検査のために並ばないとね。
荷物検査は正面の白いテントの中で行われています。
20分位並んだかな。
荷物検査が終わったら、個人は正面左側、団体は正面右側から入場します。(どちらにしろ、合流するのでとんでもなく混雑していました) -
入場はもうカオスでした。
中国人団体がたくさんいらしたようで、私はぐったりしてしまいました。 -
エントランス入場後、オーディオガイドは無料で借りれますので是非借りてください。
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1階部分は勝手にオーディオガイドが始まります。
メインは2階です。 -
2階部分は一直線でしばらく「ルイ14世の間」が続きます。
右下はルイ14世王妃マリー・テレーズ・ドートリッシュかな。 -
くつろぐルイ14世?
マントの青地にユリはフランス王家であることを示しています。 -
ルイ14世の間を進んでいくと、マントノン夫人の肖像画が飾られているお部屋に着きました!
本当にベルサイユの絶滅危惧種か天然記念物並の地味さですねw
ルイ14世の後半期約30年を支え、逝去する直前の太陽王に「あなたを愛し続けている。この世の心残りはあなたのことだけだ」と言わしめた方です。
一説には父親が収監されていたため監獄生まれと言われています(昔は監獄で家族で暮らすこともできたそう)。 -
王妃マリー・テレーズ・ドートリッシュ死後、ルイ14世と貴賤結婚。
ベルサイユの礼拝堂の1室で、深夜松明すら必要な中で数人が出席し質素な結婚式を挙げたといわれてます。
きっとフランス王の結婚式には不釣り合いな地味さだったのでしょう・・。
でもそんな体面、ルイ14世にはどうでもよかったんだろうな・・。
ルイ14世って侵略戦争ばっかりだし、太陽王とか、朕は国家なりぃ~!!のイメージが強すぎて、人間的でないイメージが強かったのですがとてもデリケートな方でもあったのですね。ちょっと見方が変わったわ。
貴賤結婚ですから正式な記録は残ってません。
再婚時、ルイ14世46歳、マントノン夫人49歳と言われています。
ルイ14世は再婚しようとすれば他の王家の王女と結婚できる年齢ではあったけど、決して美人とはいえない自分より年上の一女官を選んだということは精神的安定を手に入れたかったのかな。
マントノン夫人と結婚後は派手な女性遍歴は影をひそめたそうです。 -
私はマントノン夫人はのちのルイ15世公妾ポンパドゥール夫人に多大な影響を与えたと思ってます。
マントノン夫人の生き方を研究したんじゃないかって位。
ポンパドゥール夫人は公妾ではなく本当は王妃の座を狙ってたんじゃないかと。
肖像画もマントノン夫人は本もってるけど、ポンパドゥール夫人も本持っている肖像画が多いです。ポンパドゥール夫人の肖像画は「美人なだけではないのよ、知性もあるのよ、わたくし!」って主張がビシビシ感じられます。 -
王室礼拝堂。
ルイ16世とマリーアントワネットの婚礼が行われた場所。
すでにルイ16世の時代にはフランスは財政破綻してたので、フランス革命は彼女の責任ではないのですけどね・・。
ルイ16世は公妾を持たなかったので批判が王妃であるマリーアントワネットに向かってしまいました(公妾は王妃への批判をかわす意味もあります)。 -
ヘラクレスの間。
この絵画の下の暖炉がとっても高価な暖炉だそうで、絵画は当時のベネチアから贈られたものだそうです(ベネチアはとってもお金もちだったそうな)。
このお部屋にルイ14世は外国から贈られた贈り物を置いておいたんだって。
保管室みたいな感じ? -
だからこの部屋の天井画もルイ14世はとても気合入れた制作させたんだそうでう。へえ。
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この緑色のお部屋にはルイ14世、息子のグラン・ドーファン、孫のブルゴーニュ公と、青年時代のルイ15世の肖像画があります。14世の息子、孫が相次いで死去し、ひ孫の15世(当時5歳位)が即位。
晩年はルイ14世も相次いで家族の不幸に見舞われました。 -
左がルイ14世の孫のブルコーニュ公、右が青年時のルイ15世。
ルイ14世はひ孫のルイ15世に「フランス国民を愛することと戦争をしないこと」を遺言しますが・・、超小物のルイ15世が聞くわけないじゃん。 -
続くお部屋がディアーヌの間。こちらも天井画が見事でした。
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こちらの天井画は確かドラクロワ制作。
ドラクロワがベルサイユ宮殿にかかわっているのは知りませんでした。 -
この置き時計は写真よりぴかぴかで眩しかった。
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正面の大理石はルイ14世が敵を踏み潰してますw
ちなみにこの大理石のルイ14世が「ベルサイユのばら」のオスカルのモデルになったそうな。
脳内「草むらに~、名もしれず~咲いている~、バラならばぁ~♪」 -
鏡の間来た~。
当時は高価な鏡を一面にはめ込んだお部屋。
ルイ14世末期は戦費で財政が逼迫していたため、ここに飾られていた装飾物を売却したりしてました。 -
シャンデリアはもちろんですが、側面の燭台も見事。
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ここで毎日舞踏会したら、それは庶民感覚なくなるわ。
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鏡の間のすぐ近くにある部屋。
ここでルイ14世は政務をしていて、ルイ14世時代の重要な政策はここで決定したものが多いのだとか。 -
続く部屋が王の寝室。
起床時から家来に見られているのってちょっとやだな。
当時、カーテンに仕切られた椅子があり、そこに座っている時だけが王が一人だけになれる時間だったそうです。プライバシーないじゃない。 -
ベットのすぐ隣に家来が控えてます。
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続く部屋にはルイ14世の家族達(ジャン・ノクレ作)が飾られてます。
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天井画はないけど、側面にダンスしてる人や金の動物がたくさんはめ込まれてて楽しそうなお部屋でした。
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大膳式の間。
ここでルイ14世は食事をして、貴族が見守っていたそうな。 -
階段も無駄に豪華でw
建物全体に使用されている赤とピンクの中間の色のような大理石がとっても素敵でした。 -
1階に戻ってきました。この上の2階がルイ14世の間です。
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屋根の青はフランス王家だからかな。
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昨日の雪で庭園もこの通り。
見学不可なのは仕方ないか。 -
正面のスペースが広すぎて雪に慣れていない私は歩くのが大変でした。
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正面に見えるテントが荷物検査所です。
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最後にルイ14世に挨拶しようかな。初めまして!
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ルイ14世は身長が160センチ位しかなかったのでヒールはいたり、鬘つけたりして嵩上げしていたのですが、それは感じませんね。
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帰りは171番のバスでメトロ9番線のポンドセルーブル駅まで帰ります。
同じ9番線沿いのパルク・デ・フランス(PSGのホーム)に行きたかったので。
私が訪問した日は土曜日だったのですが、大渋滞にはまり40~50分位かかりました(沿線上に病院があるみたい)。しかもバス内大混雑。メトロの駅とはほぼ直結ですので大変便利なのですが、RER線で帰った方が時間の読み間違いがないと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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