見るぞ！　2年連続。　今年は極寒。（その5：ここは天国か地獄か…。）

2018/01/25 - 2018/01/25

いきなりおっさんの頭頂部ですみません。




昔、モービル石油のCMで

「-30度の世界ではバナナで釘が打てます。」

「新鮮なバラもこの通り…」


なんてやっていたけど、自分には縁のない世界だろうと子供心に思っていたが、まさかウン十年たった今、自分がその環境にいるなんて…。


今だったら

「-30度の露天風呂では髪の毛も凍ります」


ってところかな…。

エリア フェアバンクス(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0

露天風呂はプール棟で受付をして入ります。


入浴時間は朝7時から夜12時まで利用可能です。
チェックインの時、渡されたお風呂券をフロントの人に見せるとバスタオルを渡され、下駄箱があるので、そこに靴を置いてロッカールームに入ります。

露天風呂は混浴、水着着用で入りますが、もし知らずに持って来なくても大丈夫。水着はフロント、アクティビティセンターで販売があります。


ここでの最終日、チェックアウト前にもう一度入った時、別の日本人がフロントでやり取りをした後、おねーさんが水着がたくさん入った箱を出し、その箱から水着を選んでいた。
レンタルもあるようだ。



ロッカーはなんと有料で、1回35セント必要です（戻って来ません）。

日本にもコインが戻ってこないロッカーはありますし、25セントですから、円換算で25円から30円です。

ここに泊まって温泉に入る時は水着はあらかじめ履いて上がった後の下着を持参してきた方がいいかも…。

どんなに暖房が利いているとはいえ、裸になると日本の温泉の更衣室よりは寒い。
そんな中で、いちいち水着に履き替えるのはつらい。



ロッカールームでかけ湯ならずかけシャワーを浴びることとなるが、シャワーの湯温が安定せず、これから-30度の中裸で放り出されるのに、その前の段階で

さぶーーーーー！！！


一旦室内のブールの隣にジャグジーがあります。
比較的ぬるめですが、ここでわき出る温泉なので、長く入ると結構温まりそう。

でもここで満足するためにこんなところまで来たわけではない。

いざ、覚悟を決めて-30度の露天風呂へ…。

プール棟から20メートルほど離れていて渡り廊下みたいになっている。そこが地獄。


数分前まで何枚も着こんで、外気に肌が慣れていないこともあり、寒さがハンパない。

とにかく出てくるのは


ヒエーーーーーーーーー


タオルのくるまってきた人のためにこの渡り廊下にはタオルかけがあるが、
風呂に入る前にバスタオルで体をくるんでも、そのタオルかけも-30度の環境。
ソッコーで冷えるからバスタオルを持っていっても何の意味もない。


覚悟を決めて何も持たないで行くことをお勧めします。

さみーーーーーーーーーーーーーーーーーー



とにかく湯の中へ

入る時もゆるいスロープでもどかしい。


滑りやすいけど走りたくなる。

でも肩まで浸かると、


あ～～～、気持ちいいーーーーー。

露天風呂の底は砂地になっている。


入る前の足の冷たさを恐れて日本からクロックスを持ってきたが、砂が入ってきて欠航履きづらくなる。

この露天風呂、結構広い。

でも風が吹かないときは湯煙でほとんど視界がなくなる。

ここは北緯65度くらい。
昼でも日が短いので、昼過ぎると徐々に暗くなってくる。

ここにも中国人が押し寄せて来ていた。

見にくいけど、真ん中のオッサン、湯につかるというより泳ぐ気満々で、水泳用ゴーグル、スイムキャップかぶって泳いでいた。

根本的に風呂の入り方が異なるとはいえ、欧米人も結構おとなしく浸かっていて、泳いでいるのは中国人だけ。

ガイジンから見れば日本人も中国人も同じ顔をしていると思っているからオイラも中国人よろしく泳ぎだすんじゃないかと見られていると思うと嘆かわしいし恥ずかしい。

それにしても気持ちいい。



何時間でも入っていられる。


「出られない」という言い方もあるかも…。

おっ、湯煙美人か？？


水着着用とはいえここは混浴…。

おっさんの鼻の下は伸びる一方（笑）

かみさんは寝てたので、入る時は一人で来たのだが、後から追っかけてき来たみたいだ。

入ってきて間もないかみさんの頭を見たら…。





-30℃の世界。


髪の毛も凍ります。

「あんたも真っ白だよ」というので、撮ってもらった。


これが-30度の世界…。

お湯が流入するところがいくつかあり、その近くに行くと

「あちっ、あちっ、あち～～」ってところもあり、浴槽（ってゆーのかな？）中央はかなりぬるく、熱いのが好きな方、ぬるいのが好きな方、いろいろな人を受け入れてくれます。




オイラ、頭真っ白…。

北海道の内陸にもものすごく寒いところがあるけど、そんなところの露天風呂もこうなるのかな…。

風呂の端に鉄砲水があります。


これがこの浴槽に入ってお風呂となります。

触ってみた。



それなりに熱かった。

日本人の皆さんは朝早くに入ることをお勧めします。

騒がしいガイジンは朝風呂の習慣はないし、もっと騒がしい中国人もまだ寝てるので、落ち着いて入れます。

日中結構曇っていたのですが、月が出てきた。


さ、今夜はオーロラ三昧になるかな？

地獄から天国の境目（入水のスロープの終点）にも中国人が邪魔をしている。

ここでは写っていないが、オイラが出るとき、このスロープに横たわって、どこで覚えたんだか寝湯をしているのもいた。
どこで寝ようと勝手だが、ここは通路。

知らん顔してわざとジャバジャバ波を立てて顔に湯がかかるように嫌がらせをする。


ざまーみろ。

どれくらい入っていたんだろ、体の中はあったまった。