2017/11/08 - 2017/11/09
60位(同エリア2330件中)
かっちんさん
フルムーン夫婦グリーンパス(5日間用)を利用した山陽・山陰鉄道旅の最終日です。
出雲市と松江を結ぶ一畑電車(いちばたでんしゃ)に乗ります。
映画「RAILWAYS」の舞台となった鉄道は、スイッチバックや洋風建築の出雲大社前駅舎があり、宍道湖畔を走るのどかなローカル線です。
東京から移籍してきた京王5000系、東急1000系の懐かしい電車や、昭和3年のデハニ50形保存車両などにも出会います。
帰りの「サンライズ出雲」では朝焼けの赤富士を車窓から見ることができました。
列車が遅れたため、東海道新幹線に振替乗車する貴重な体験ができました。
なお、旅行記は出雲市市長ポスト、一畑電車、中国電力調査レポート「島根県を中心とした産業発展の歴史」などのHPや資料を参考にしました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
江津駅から出発
3日間乗り歩きした三江線とお別れし、山陰本線江津から出雲市へ向かいます。 -
青いクモヤ145系
列車は西出雲~出雲神西間にある車両基地(後藤総合車両所出雲支所)を通ります。
ここに381系特急電車を連結している構内入換用の電車クモヤ145を見かけます。 -
特急の顔合わせ
出雲市駅に到着すると、2つの特急が並んでいます。
左が山口方面へ向かう気動車「特急おき」、右が岡山へ向かう381系電車「特急やくも」です。
381系は急カーブでもスピードが出せる「振子式電車」です。 -
ゆったりやくも
島根と岡山を結ぶ陰陽連絡の特急「やくも」は、リニューアル後、快適な車内の「ゆったりやくも」の愛称が付けられました。
左が「ももちゃん」(岡山)、右が「やっくん」(島根)です。
列車名の由来は、島根県東部の旧国名である出雲にかかる枕詞の「八雲立つ」からです。 -
日本国有鉄道時代の381系
振子式電車381系は昭和48年(1973)中央本線特急「しなの」で走り始めました。
昭和57年(1982)特急「やくも」にも381系が投入されました。
かっちんが学生・新入社員当時から走っている381系なので、とっても懐かしい車両なんです。 -
旧簸川(ひかわ)銀行本店(今市町)
出雲市の町なかを歩いています。
この建物は大正8年に建てられた木造建築で、現在は「今市元気交流館」。
老朽化が激しいため、出雲市による解体工事が始まっています。 -
出雲と言えば「割子そば」(今市町本町)
江戸時代末期創業の「羽根屋本店」で昼食にします。
「割子(わりご)」という器に盛った冷たいそばに、薬味とだし汁をかけてそばの風味を味わいます。
割子そば3段が750円。1段追加250円増しなので、5段を注文しました。 -
ナンキンハゼの真っ赤な紅葉(街路樹)
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白い実と美しい彩りの紅葉(ナンキンハゼ)
樹木の下の方は美しい彩りです。 -
電鉄出雲市駅
出雲と松江を結ぶ一畑(いちばた)電車の始発駅です。 -
電車をまたいで上がる階段
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フリー乗車券
全線往復するので、フリー乗車券を購入します。 -
イチオシ
見たことのある電車
東京の元京王電鉄・5000系の車両で、一畑電車では2100系です。
昭和38年(1963)~昭和44年(1969)にかけて製造され、ロングシートの通勤電車としては日本で初めて冷房を導入した車両です。
一畑電気鉄道の会社創立100周年記念事業として「旧塗装」に復元し、運転室後方側面に「ヒゲ」があります。 -
何となく幅広い車内(2100系)
平成6年(1994)に京王から一畑電車に移籍し、ワンマン化改造して走り始めています。
線路の幅は京王電鉄が1,372mm、一畑電車が1,067mmと違うため、台車を東京地下鉄から購入して使用しています。 -
車内スピーカーのフレーム(2100系)
「KTR」の文字がデザインされています。
京王電鉄の旧社名が「京王帝都電鉄」だったからですね。 -
一畑電車の路線図
北松江線(松江しんじ湖温泉駅~電鉄出雲市駅)と大社線(出雲大社前駅~川跡駅)の2路線あります。 -
大和紡績出雲工場(出雲市駅付近)
電車は電鉄出雲市駅を出発し、終点の松江しんじ湖温泉駅へ向かいます。
左手に大和紡績出雲工場の事務所らしき建物が見えます。
元は大正9年(1920)に設立した出雲製織(株)の工場です。 -
田園地帯と住宅地の景色(武志駅付近)
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大社線の電車(川跡駅)
川跡(かわと)駅で大社線の路線と合流し、お互いに乗り換えができるダイヤです。 -
雲州平田駅と車庫
ここには一畑電車の本社があり、映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」の主要な舞台となったところです。 -
イチオシ
スイッチバックの一畑口駅
かつては3.3km先の一畑(一畑薬師の階段下)まで線路が施設されていました。
太平洋戦争末期の昭和19年(1944)に不要不急路線として休止を余儀なくされ、戦後も復旧することなく廃止になりました。
一畑線廃止後も駅の移設が行われることなくそのままの形で残り、全国でも珍しい平地でスイッチバックする運行形態になっています。 -
運転席(2100系)
運転士は後方の運転席に移動し、電車が反対方向に走ります。 -
伊野灘(いのなだ)
宍道湖が近くなります。 -
風情のある駅名標(伊野灘駅)
「RAILWAYS」では、主人公「筒井肇」の実家近くの駅として設定されました。 -
ローカルな雰囲気の津ノ森駅
この地は宍道湖北岸の重要な港であり、出雲神話において、「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」が「八岐大蛇(やまたのおろち)」を退治したとき、その角と骨が流れ着いたことから「角森」と呼ばれ、これがいつしか「津ノ森」になったといわれています。 -
湖畔を走る電車(高ノ宮付近)
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松江の町が見えてきます
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まもなく「松江しんじ湖温泉駅」
電鉄出雲市駅から1時間ほどの鉄道旅でした。 -
ガラス張りの綺麗な駅舎(松江しんじ湖温泉駅)
昭和45年(1970)にボーリング掘削により70度を超える「松江温泉」が誕生しました。
再び折り返し電車に乗ります。 -
大社線に乗り換え(川跡駅)
平成28年(2016)より導入された新造車両7000系(左側)に乗ります。 -
出雲大社前駅に到着
隣に古いデハニ50形が展示されています。 -
イチオシ
洋風建築の駅舎(出雲大社前駅)
昭和5年(1930)出雲大社の参道筋にあたる神門通りに「大社神門駅」として駅舎が建設されました。
鉄筋コンクリート造・平屋建で軒線を強調しセセッション風の屋根をかける独特の外観は大正時代に活躍した前衛建築派の分派の流れをくんでいます。
当時は洋風建築の中にもユニークな駅舎として評判だったようです。
国の登録有形文化財になっています。 -
半円形の切符売り場(出雲大社前駅)
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カマボコ型天井(出雲大社前駅)
美しいステンドグラスとお洒落なシャンデリアです。 -
列車案内の手動表示機(出雲大社前駅)
下から出ている棒を回すと時刻表示シートが連動して変わります。 -
現在の切符売り場(出雲大社前駅)
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デハニ50形車両の展示(出雲大社前駅)
映画「RAILWAYS」の中で最も多く登場した車両です。
昭和3~4年(1928~1929)に合計4両が製造され、現在は52号と53号の2両が現存していましたが、老朽化のため共に2009年3月末に引退。
その後映画「RAILWAYS」撮影のために2009年8月の1ヶ月間、再び営業線上を走行しました。
客貨物同時輸送を考慮した荷物室付き車両で、客室ドア以外に荷物室用ドア(一番右側)があります。 -
駅の外側にある展示場
デハニ50形52号です。 -
2つあるドア(デハニ52)
荷物室、客室ドア共に手動扉です。
では、荷物室ドアから車内に入ります。 -
真っ赤なロングシートが似合う車内(デハニ52)
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レトロな板張りの車内(デハニ52)
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製造銘板(デハニ52)
昭和3年日本車輌製造と昭和31年ナニワ工機改造の銘板です。 -
デハニ52の運転台
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イチオシ
前面窓からの景色(デハニ52)
丸いハンドルは運転室右側にある手ブレーキです。 -
長い歴史を刻んできた床板(デハニ52)
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ネコの目のような電車
この電車で川跡へ戻ります。 -
雪だるまが運転士!(車窓から)
大社線高浜駅近くの「さとがた保育園」にデハ6が綺麗な姿で保存されています。 -
イチオシ
まさに電車の博物館
北松江線と大社線の乗り換えが便利なように川跡駅に電車が並びます。
左から、新造車両の7000系、元京王電鉄の5000系、元東急電鉄の1000系です。
では、朱色の1000系に乗り電鉄出雲市駅へ向かいます。 -
1000系の車内
1000系は平成25年(2013)まで東急東横線と東京メトロ日比谷線を直通運転していました。
東京メトロ副都心線開通に伴い、日比谷線の直通運転が終了したため、車両が余剰となり一畑電車に移籍してきたのです。
昔よく乗っていた電車なので、とても懐かしいです。 -
ワンハンドルマスコンの運転台(1000系)
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サンライズ出雲
出雲市駅前で夕食をとり、18:51発の東京駅行きの夜行寝台列車に乗ります。 -
ノビノビ座席(サンライズ出雲)
寝る場所は特急料金だけで乗れる「ノビノビ座席」です。
フルムーン夫婦グリーンパスなので、指定を予約できれば新たな料金を払わずに乗れます。
今日はフルムーンパス有効期間5日間の最終日。
有効期間のルール「乗車中に有効期間を経過した場合は、途中下車をしない限り券面に表示された最終駅まで使用できます。」を利用し、6日目に自宅最寄り駅で下車します。 -
イチオシ
朝焼けの赤富士
東海道本線富士駅を過ぎたあたりから左手の窓に朝日のあたる赤富士が!
現在の時刻が6:25。
車内放送で神戸付近の事故により1時間20分ほど遅れているアナウンス。
遅れたお蔭で珍しい赤富士が車内から見ることができたのです。 -
熱海駅に到着
熱海駅を5:45に通るところが、本日7:13発になっています。
熱海駅で東海道新幹線に振替乗車できるようになったので、サンライズ出雲を降ります。 -
新幹線に振替乗車する人たち
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新幹線の振替乗車票
この券で熱海駅から7:25発「こだま804号」普通車全車自由席に東京駅まで乗れます。
在来線から新幹線に乗れる振替は珍しく、貴重な体験ができました。
これで、山陽山陰の旅を終わります。
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