湯之谷温泉郷で冬のごっつぉ旅2泊3日　その1大湯温泉・友家ホテル宿泊編

2018/02/01 - 2018/02/03

　毎年恒例の冬の連泊旅。今年は新潟の湯之谷温泉郷に行く事にしました。「秘湯を守る会」のスタンプが10個貯まり、招待での宿泊は栃尾又温泉の自在館に決定。ただ前回連泊している事と近くの大湯温泉に宿泊してみたい宿があったので、その2つの宿で2泊3日の旅にしました。観光は一切なし。飲んで食べて温泉に入り、ゆっくりするだけの究極の癒し旅です。

　その1。大湯温泉、友家ホテル宿泊編。東京駅から上越新幹線に乗車。越後湯沢で途中下車し昼食。上越線、路線バスと乗り継ぎ大湯温泉へ。1泊目の宿は友家ホテルさん。評判の良い食事は、噂にたがわぬおいしさで大満足。しかも館内にあるインテリア、意匠を凝らした部屋や浴室は心地良く、快適でした。そして今回は魚沼観光協会の「冬の食旅」という割引キャンペーンに申込み、3000円引きで宿泊です。

エリア 奥只見・大湯温泉(新潟)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝食を家で食べていくほどの時間もないので、早めに東京駅に行きモーニング。
Ｔ’sたんたんのスープかけご飯。少しピリっとしますが、やさしい味わいでさらさら入ります。

T's たんたん グランスタ東京 グルメ・レストラン

まだ余裕があるのでコーヒーも。

T's たんたん グランスタ東京 グルメ・レストラン

早めにホームで並び、乗車したのは8時52分発のMaxとき、Maxたにがわが併結する上越新幹線の自由席。2階建ての新幹線はいつ乗ったか覚えていないほど前。もちろん2階に座ったが、この年になって6列席でリクライングできない座席という事に驚く。ただ数年後にはなくなるので、今回乗れてよかったです。

上越新幹線 乗り物

越後湯沢駅の改札前はざわざわ。どうやら上越線の10時31分長岡行きが運休で、代行バスが出るよう。自分達が乗る予定の12時15分発は運行予定らしい。若干不安は残りますが、ここにいても仕方ないので、

越後湯沢駅 駅

土産物屋やぽんしゅ館をぶらぶら。越後湯沢駅で降りたのは2012年以来。少し懐かしい。

11時も過ぎ、昼食。魚沼の畑に入りました。
相方が飲み比べしたいとい事で南魚沼酒造セットを注文。

魚沼の畑 グルメ・レストラン

鮭いくら丼。

魚沼の畑 グルメ・レストラン

もち豚ロースかつ丼。どちらもおいしかったです。

魚沼の畑 グルメ・レストラン

相方は宿で飲む日本酒を物色。先ほど飲んだものから選ぶのかと思いきや、駅の酒蔵で試飲した生原酒を購入。

ぽんしゅ館 越後湯沢驛店 専門店

12時15分発の長岡行きは予定通り運行。

JR上越線 乗り物

車窓は正に雪国の景色。

JR上越線 乗り物

12時56分小出駅到着。ここで宿に電話。乗るバスの時刻を伝え送迎をお願いします。

小出駅 駅

13時15分、南越後観光バスの栃尾又温泉行きに乗車。

30分弱で大湯温泉バス停へ。すぐ宿の車で向かえに来ていただけました。
ここから宿まで口コミなどで不評の細い急坂を下り、

大湯温泉 温泉

友家ホテルに到着。外観。

友家ホテル 宿・ホテル

フロントは広々。

友家ホテル 宿・ホテル

ロビー。宿に入口は2階になり、エレベーターはありません。

友家ホテル 宿・ホテル

部屋は別館3階の和室。予約したプランはモダンスタイルステイ#3（303～306号室）ですが、今日はお客が少なく302の少し広い部屋に変更されています。
和室12.5畳+10畳。

友家ホテル 宿・ホテル

すっきりとした部屋で落ち着きます。

友家ホテル 宿・ホテル

若旦那が厳選した北欧ビンテージソファーも素敵です。

友家ホテル 宿・ホテル

洗面とトイレ。隅々までこだわりを感じます。

友家ホテル 宿・ホテル

外観などの写真と撮りにいっている間、相方は超リラックス。

ではお風呂へと参りましょう。風呂は全て夜も入浴可。時間で男女が入れ替わる風呂が2つと貸切風呂が2つあるのですが、今日は全てを貸切で使っていいそうです。

友家ホテル 宿・ホテル

まず同じ別館1階にある庭園風呂から。
脱衣所。

友家ホテル 宿・ホテル

庭園風呂。砂漠の中のオアシスをイメージした浴室。14時～19時　翌朝7時～10時は男湯。19時～翌朝7時は女湯です。弱アルカリ性の単純温泉。部屋の案内には加温循環とありましたが、かけ流しにのように見えるのですが・・・。
肌あたりもやさしい、なめらかなお湯です。窓から外に出ると野天風呂があるのですが、冬は閉鎖されています。

友家ホテル 宿・ホテル

洗い場は4つ。

友家ホテル 宿・ホテル

庭園風呂の手前には湯上り処があり、卓球台や野球盤などのゲーム、

友家ホテル 宿・ホテル

ビリヤード、パックマン（現役で動いています。）、ビンボールなどがあります。
ジャズが流れていて、寛ぐにはいい場所です。

友家ホテル 宿・ホテル

本館にある龍神の湯。

友家ホテル 宿・ホテル

脱衣所もそれぞれ違うデザインのものが置かれています。

友家ホテル 宿・ホテル

こちらは源泉かけ流し。14時～19時、翌朝7時～10時は女湯。19時から翌朝7時は男湯です。渓流を眺めながら入れ、心地いい風呂です。

友家ホテル 宿・ホテル

貸切風呂は空いていればいつでも入ることが出来ます。
龍神の湯の隣にある貸切風呂の扇風呂。こちらも源泉かけ流し。タイル貼りが懐かしい雰囲気。シャワーはなし。

友家ホテル 宿・ホテル

本館の奥にある湯上り処。

友家ホテル 宿・ホテル

窓からは佐梨川と小さな滝（？）が見えます。本館の部屋に泊った方が少し耳障りと書いておられるのはこの滝の事かな。

友家ホテル 宿・ホテル

本館の奥にある貸切露天風呂。脱衣所の棚もユニークです。

友家ホテル 宿・ホテル

白で統一されたお洒落な浴室。デザイナーズホテルのようです。
こちらは加温循環の風呂で、厳密に言えば半露天。川向うに宿があるので簾で目隠しされているのは、致し方ないところでしょう。

友家ホテル 宿・ホテル

ここには洗い場、シャワーがあります。

友家ホテル 宿・ホテル

風呂上りに宿オリジナルの香茶を飲みながら、別館の湯上り処にあるサッカーゲームをして遊びました。数名空回りする選手がいるのはご愛嬌。

友家ホテル 宿・ホテル

夕食までの間、部屋でゆっくり寛ぎます。

友家ホテル 宿・ホテル

夕食は部屋食。時間は18時と18時45分から選べます。自分達は18時からお願いしました。
最初に配膳された4品。

友家ホテル 宿・ホテル

「冬の食旅」プランだけに付く、長期熟成ヴィンテージの焼酎「雪美人」

友家ホテル 宿・ホテル

牡蠣のオリーブオイル漬け。これはコンフィって事でしょうか。身はふっくら、味はしっかりしておいしい。

友家ホテル 宿・ホテル

栃尾揚げに特別純米「雪美人」の酒粕を挟み焼いた物。これが意外と旨い。酒粕がチーズを思わせるような味わいで酒のつまみにちょうどいい。

友家ホテル 宿・ホテル

五泉市産の里芋の餡かけ。海老、麩、山菜もふっくら。

友家ホテル 宿・ホテル

鱈の粕汁。今日いただいた料理の中でこれは普通の味わいでした。
この雪美人の酒粕を使った2品は今回のプランだけのメニューのようです。

友家ホテル 宿・ホテル

焼酎を飲み終わった相方は、駅に酒蔵で購入した朝日松の初しぼり生原酒に。
原酒なのでしっかりとした味わいでおいしかったです。

友家ホテル 宿・ホテル

刺身（鯵、平目、天使の海老）

友家ホテル 宿・ホテル

岩魚塩焼き。焼きたてで骨まで食べられました。

友家ホテル 宿・ホテル

うるいの味噌マヨネーズ。

友家ホテル 宿・ホテル

サーロインステーキ。脂の乗りも良くとろけます。

友家ホテル 宿・ホテル

ご飯、吸い物（梅肉海苔）、香物。野沢菜が古漬けだったのがうれいしですね。

友家ホテル 宿・ホテル

デザート（チョコミントのシャーベット）

噂にたがわぬおいしい料理でお腹一杯。大満足です。

友家ホテル 宿・ホテル

一服して、再度風呂へ。

館内の夜の様子。

友家ホテル 宿・ホテル

廊下の灯り。

友家ホテル 宿・ホテル

貸切露天風呂へ。

友家ホテル 宿・ホテル

夜風が涼しく、長湯でゆるゆる。

友家ホテル 宿・ホテル

部屋に戻って熟睡。

友家ホテル 宿・ホテル

翌朝、部屋の窓から見た景色。東京では昨夜から今年2度目の雪が降り始め、テレビの情報番組では中継を交え放送中。ただこちらで積もっている雪の量とは比較になりません。

（川を挟んだ対岸の宿は伊藤園グループのホテル湯元）

友家ホテル 宿・ホテル

不思議なもので魚沼は青空です。

朝風呂に入り、

友家ホテル 宿・ホテル

朝食。部屋でいただきます。7時30分、8時、8時30分から選べ、8時からお願いしました。
鯵の開き、車麩の煮物、卵焼き。どれもおいしい。非常に丁寧に作られていてご飯が進みます。通常はきんちゃんのハム工房のハムなのですが、今回のプランでは地場のふきのとうブレンドのソーセージです。

友家ホテル 宿・ホテル

デザートがあったので、コーヒーを淹れ、

友家ホテル 宿・ホテル

ベイクドチーズケーキとりんご。朝から食べ過ぎっ！

友家ホテル 宿・ホテル

宿の長靴を借り、大湯温泉街を散策。川端通りの階段を登っていくと、

大湯温泉 温泉

大湯温泉の足湯がありました。

大湯温泉 温泉

地元の方と大湯温泉の宿泊した客しか入れない共同浴場「雪華の湯」

大湯温泉 温泉

このすずらん通りが言わば大湯温泉のメイン通りという事になります。仲居さんの話によれば奥只見ダムの増設工事の際は大変な賑わいだったそうです。ただ現在はひっそり。

大湯温泉 温泉

大湯温泉街を一周し、友家ホテルに戻ってきました。本館のこちらが以前の入口。貸切露天風呂の手前の湯上り処になっている場所です。（左奥が現在の入口）

友家ホテル 宿・ホテル

館内にはミッドセンチュリーの家具やインテリアが置かれ快適な空間が演出されています。ただ写真に撮っていない階段や廊下などはリニューアルされておらず、古い建物の部分とお洒落な空間とが混在するのは確かです。

友家ホテル 宿・ホテル

それでも様々な工夫がされていて客への気遣いが感じられ、特に気になりません。部屋にはDVDプレーヤーもあり、フロント横の「TOMOYA」でDVDやレコードが無料で借りる事ができます。（ほとんど常連さんが置いていったものらしい）連泊しても退屈しませんね。

友家ホテル 宿・ホテル

今日は自在館に泊るのでバスは10時17分発に乗ると伝えていたところ、若旦那が送って下さる事に。助かります。

これからも進化をし続ける友家ホテル。料理がおいしく快適で、折を見て訪れたい宿になりました。

友家ホテル 宿・ホテル