熊本：天草～市内～玉名までドライブ（鹿熊3泊4日900km）

2017/08/25 - 2017/08/27

鹿児島と熊本を周遊する計画を立てた。
鹿児島の蔵之元港からフェリーで牛深に渡って、天草地方を走る。
続いて熊本市内を観光。最後に玉名まで北上して、一気に霧島まで高速を走る。
市内は熊本地震の影響が多く残っており、復興にはまだ時間がかかるように思えた。
振り返ってみると熊本編はご当地グルメが多かった気がする。

エリア 天草諸島(熊本)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

牛深港にカーフェリーが着いたのが18:30。
だいぶ遅くなったので港にあるレストランあおさに入る。

大漁食堂あおさ グルメ・レストラン

牛深で採れたタイを揚げて卵でとじた「鯛たま丼」を注文。
卵がふんわりしていて美味。

大漁食堂あおさ グルメ・レストラン

ユースホステルの様なサンセット牛深に宿泊。洋室が6部屋ほどのこじんまりとした宿で、当日の宿泊は自分一人だった。
風呂が屋上にあり、眺めがいい。

サンセット牛深 宿・ホテル

翌日は早朝に崎津教会の外観を見学。
訪問当時は暫定リストの構成遺産だったが、2018年に世界文化遺産に登録された。
集落にひっそりとしかし荘厳にそびえる姿が素晴らしい。

﨑津教会 寺・神社・教会

天草地方をドライブしつつ絶景も見ていく。
高台にある十三仏公園からの眺め。

十三仏公園展望所 公園・植物園

イルカウォッチングに申し込んだ。
天草はイルカウォッチングが盛んでショップが点在する。
各社小さなサービスでしのぎを削る（こちらはアイスクリーム付き）。

こちらのプレジャーボートで出港。
時間は1時間。イルカポイントまでは多少時間がかかる。

ウォッチングポイントには各社の船が群がる。
イルカの群れも見つけると全ての船が一斉にその方向へ走り出す。

イルカは肺呼吸なので、呼吸のために必ず水面に浮上する。
また集団で行動することが多い。

申し込んだイルカマリンワールドの船が一番最後までポイントに滞在した。

天草ちゃんぽんを味のみよしで食べる。
10時から営業開始と早いのがありがたい。

味のみよし グルメ・レストラン

ちゃんぽん麺の上にはもやしとキャベツがどっさりと乗っている。
その上にエビフレークをトッピング。
味付けは濃いめ。しかし、旅行中に不足しがちな野菜を補給できる。

味のみよし グルメ・レストラン

ホテルの別棟のようなペルラの湯舟という温泉施設へ。
入りやすい無臭の温泉で、内湯やサウナはガラス張り、外湯も港を一望というとても眺めの良い温泉だった。

ペルラの湯舟 温泉

天草キリシタン館で天草四郎の乱を学習。
聖杯の描かれた陣中旗が最も貴重な文化財で、年に数回しか展示されない。訪問時もレプリカだった。

天草キリシタン館 美術館・博物館

天草地方を抜け、熊本市街へ向かう途中の土産施設藍のあまくさ村へ立ち寄る。

藍のあまくさ村 専門店

ここには巨大な天草四郎像が聳える。小高い場所から見守るような視線が印象的。

藍のあまくさ村 専門店

さらに明治産業遺産の構成遺産である三角西港へも立ち寄る。
駐車場完備。

三角西港 名所・史跡

奥にパールブリッジを望む港の風景を一枚。
ボードウォークを散歩したり、施設見学や飲食店で休憩もできる。

三角西港 名所・史跡

熊本市内に移動し、一旦ホテルにチェックイン。
まずは軽く腹ごしらえで太平燕を食べられる店へ。
午後も休憩なしで開いている紅蘭亭下通本店。

紅蘭亭 下通本店 グルメ・レストラン

店内は高級感のある作り。
太平燕（タイピーエン）はビーフを使ったヘルシーな麺で、スープはちゃんぽんに近い。野菜もたくさん採れる。

紅蘭亭 下通本店 グルメ・レストラン

市電で熊本駅に移動。
入場券を購入し、特別列車を見に行く。
時刻表は全て調査済み、入場券の2時間にぴったり納まった。

熊本駅 駅

A列車で行こう
17:01入線。
ホームではジャズナンバーが流れる。窓にはステンドグラスが使われていて、豪華でありながら落ち着いた雰囲気がある。

熊本駅 駅

ＳＬ人吉
17:14入線。
人吉と熊本を結ぶ蒸気機関車も黒煙を上げながらホームに入って来る。

熊本駅 駅

800系つばめ
新幹線ホームに17:45入線。他にももっと発車到着はあるので会いやすい。

熊本駅 駅

いさぶろう・しんぺい
18:18入線。
九州横断特急と同じ赤いボディがひときわ目立つ２両編成。

熊本駅 駅

かわせみ　やませみ
18:55入線。
JR九州の特急では新しめで、こちらはブルーとグリーンの二両編成。

17：00～18：59で入場券を用いての列車鑑賞終了。

熊本駅 駅

再び市電に乗って繁華街へ移動。

熊本駅前停留場 駅

土曜の夜となるとさすがにどの店も混雑。
なんとなくの中華料理屋に入る。

中華居酒屋 新市街 葉さん グルメ・レストラン

中華料理屋でも馬刺しを扱っていた。
盛りつけの見た目もきれい。
奥の焼酎と相性がいい。

中華居酒屋 新市街 葉さん グルメ・レストラン

翌日（最終日）は、早めにホテルを出て車で水前寺公園へ。
東横イン熊本交通センター前からは20分程度。

東横イン熊本桜町バスターミナル前 宿・ホテル

水前寺公園に到着。
近くにある鳥居前駐車場を利用。40分100円で一周にちょうど良い。

水前寺成趣園 名所・史跡

震災の影響で一時期は水が枯れたとのことだが、池は綺麗な水を湛え、鯉が元気に泳いでいた。曲線を多用した山の風景が美しい。
曇っていたが水面は鏡のように空を映していた。

水前寺成趣園 名所・史跡

熊本城前の加藤清正像にあいさつ。

加藤清正公像 名所・史跡

車は二の丸駐車場に停める。
熊本城は地震の影響がまだ残っており、立入禁止エリアが多い。
石垣などは多くが崩れている。

熊本城 名所・史跡

加藤神社から天守を見る。
全体が足場で覆われている。しばらくは熊本城はこの姿になる。

加藤神社 寺・神社・教会

市役所の１４階が熊本城を見下ろす展望室になっている。
もちろん無料。

熊本市役所本庁舎 名所・史跡

展望室というよりも廊下だが（しかも日曜で窓掃除をやっていた）、熊本城は良く見える。
市役所なので、静かに鑑賞が基本。

熊本市役所本庁舎 名所・史跡

続いて加藤清正の菩提寺である本妙寺を参拝。
以前も訪れたことがあり、境内までの長い階段が印象的だったが、震災の影響で石灯籠はほとんどが倒壊し、手がつけられない状態になっている。

本妙寺 寺・神社・教会

本堂横の灯籠も崩壊してしまっている。

本妙寺 寺・神社・教会

本堂や廟所の裏山にある加藤清正立像は無事だった。
槍を持つ姿が凛々しく、熊本を見守ってくれている。

本妙寺 寺・神社・教会

雲巌禅寺・霊巌洞へ。本妙寺からは11km。
霊巌洞は宮本武蔵が五輪書を書き記した場所とされている。

雲巌寺の五百羅漢 名所・史跡

拝観受付で御朱印帳を預け、苔生した小道を進む。
五百羅漢像も苔むしており、風化している。

雲巌寺の五百羅漢 名所・史跡

階段の上が霊巌洞。洞窟というよりもほらあなだった。
二天一流の由来も説明されており、よく勉強になる。
拝観目安は30分。

雲巌寺の五百羅漢 名所・史跡

蓮華院誕生寺は天台宗の高僧の皇円大菩薩を奉る寺院。
広い境内ではあるが、静かな町中にあり、多宝塔や五重の塔も見事。
御朱印は寺務所にて頂けるが、日曜は書置き対応だった。
奥之院が車で10分の場所にあるのでそちらにも向かう。

円門をくぐって受付で拝観料を払う。
大梵鐘や五重の塔などの見どころが多い。

蓮華院誕生寺奥之院 寺・神社・教会

本院以上に境内は広く、境内最奥の皇円大菩薩坐像のある高台からの眺めが良い。
五重塔の位階が本堂で、こちらで奥の院の御朱印を頂ける。

蓮華院誕生寺奥之院 寺・神社・教会

昼食は玉名ラーメンの有名店「天琴」。
小さめの駐車場はほぼ満車、店内に列ができている。

ラーメンのメニューは普通と大のみ。

天琴 グルメ・レストラン

スープは豚骨系。豚骨特有の臭いが店内から外までも漂う。
ニンニクチップは思ったよりもニンニクのにおいがない。

また、表面の脂膜のおかげでスープが冷めることなく、食べられる。

天琴 グルメ・レストラン

熊本の最後に訪れたのは、トンカラリンという謎の遺構。
生活道路の先にあり、一応は看板がいくつか立てられている。

トンカラリン 名所・史跡

平面的に石が組み合わさり、石と石には隙間が全くない。
地下水路とした作られたとされているが、これだけの技術をかけて作るほどの施設かどうか結論付けられていない。

トンカラリン 名所・史跡

残念ながら震災の影響で崩壊の危険があり、通行できない部分もあった。
あと蚊が多い。

ここで熊本を離れ、高速で一気に鹿児島県霧島へ向かった。

トンカラリン 名所・史跡