2017/10/02 - 2017/10/12
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kobusakuraさん
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ビーチワースを離れる前に、今回予約しなかったけど「ちょっといいな」と思っていたホテルのことで、知っておきたいことがあった。それはそのホテルの建物が、かつての「看護婦寮」であったことについてだった。
どうしてこんな辺鄙な場所に、大きな看護婦寮があったのだろう?つまり、どうしてこんな場所に、大きな病院があったのだろう?というなんとなく腑に落ちない疑問があったのだ。
地元の人に道順を聞き、車でそこまで行くことになった。
小高い丘のうえにあるそのホテル(元の看護婦寮)への道は、ゆったりとした曲線を描く坂道で、脇にはごく普通の住宅街が続いている。街の中心部と同じく、さっぱりとした清潔感のある住宅街だ。
まもなく丘の上にそれらしき建物が見えてきた。
外から見ると建物の壁の色は褪せて、どう見ても古臭さがぬぐえない、魅力的ではないホテルだ。
でも部屋の写真を見ると、まだ新しく瀟洒な造りだ。プールもバーもある、wifiだってもちろん使える。
実際このホテルはなかなかの人気で、宿泊者からのコメントも好意的なものが多い。
でも、私はやっぱりこのホテルには泊まらなくてよかったと思った。それは、対面にある大きな敷地いっぱいには、元の看護婦寮を必要とする「病院」があったからだ。
今は閉鎖されているその病院は「精神病患者保護施設」だった。(1867~1995)ホテルの外観と同じくらいに古ぼけた病院は、しかしそれとは比較にならないほど「嫌な雰囲気」を漂わせている。
扇状に広がった建物の導入部分、その右手には牢屋のような病室がある。もちろん患者の出入りは自由ではない。
左側の棟が何に使われていたのかはわからないが、誰かが乱暴に破壊した残骸が残され、そのせいで中が覗いて見える。
窓ガラスは割られずに残っているものが多いが、窓からも破壊された壁からも、とてもじゃないけど中を覗く気にはならなかった。
なんの知識も持たないこの精神病棟から漂う独特の雰囲気は、本当に重苦しくて私にとっては恐怖だった。
窓から誰かがこちらを見ているかもしれない、まさかそんなことはないだろう、いや、でもあり得るかも...そんな感じ。
庭は美しく保存されているが、当時使われていたホースは、高い位置でフックに引っ掛けられており、今でも水が滴っている。誰かちゃん止めたらいいのに。そのせいで、ホースの先端はドロドロに腐っている。いったい当時はこのホースの水をどういう目的で使ったのだろう。
建物は扇の奥へと続いているようだが、人気(ひとけ)がまったくなく、しんとした感じが逆に怖くって先に進むことはできなかった。
ネットで調べると、その奥のどこかの部屋では、電気ショックなどを使用し、患者を虐待していたのだという。精神病に関する知識が浅はかだった頃のことだ。だとしても許されない。まったく背筋がゾッとする。
そんな場所に行ってしまった。
あまりのことに、病棟の写真は撮ったけど、ホテルの写真はすっかり忘れてしまった。
車に戻り、ホテルの裏側に面した道路に入ると、このホテルが超えるには高すぎるくらい色の塀で囲まれていることが分かった。
ここでは「ゴーストツアー」も行われているらしい。
確かに、誰かの憎しみや悲しみが形となって残っていても不思議はないと思う、そんな空気を感じた。
あー怖かった。
もし元看護婦寮だったホテルに泊まり、その夜に病棟に関する情報を見つけてしまったりしていたら、ビックリして眠れなかったかもしれない。
だから私はこのホテルを選ばなくてよかった、と思っている。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ビーチワースを発つ朝、気になる場所へ立ち寄る前にまずはカフェで朝食を。
私はチキンとリークのミートパイ。 -
それからチャーイドリンク。甘いっ!甘くて頭痛がしたわ
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相方が頼んだオージーブレックファースト。
トースト、オーダーエッグ、ベイクドトマト、ベーコンとマッシュルーム。相当美味しかったそうです。 -
相方がオーダーした絞りたてオレンジジュースは、確か1500円くらいしたはず。高すぎ。値段を見ずに頼んもんだから、チェックが来てから合計金額に驚いたという事実。
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シングルエスプレッソ。目覚めには必要不可欠。
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なかなか感じの良い店でした。壁にはいろんなソースや調味料類が売られています。
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飾り棚にも売り物がのっています。飾りと売り物をミックスした感じ。見た目もなかなかお洒落です。
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お店の入り口から奥へ向けた撮影。長いカウンターテーブルと個別のテーブルがあります。一番奥の左手がオーダーする場所。パイやキッシュはショーケースに入っています。
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入り口はこんな感じ。明るくて入りやすいです。ビーチワースにはこういうカフェがいくつかありました。私たちはいつも前日のうちに、朝食の場所を下見しておきます。メニューチェックもしておくと便利。
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そして、ビーチワースが誇る?「ビーチワースアザイラム(精神病棟)」。これはゴーストツアーの案内板です。
もうこれは見た瞬間、ここがどういう場所か分かったもんです。 -
建物の一部。比較的キレイな側から撮影開始。とは言ってもここに立っている自体、ゾワゾワ感がありました。
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建物の並んでおもちゃ屋さんやミニマートっぽい店を思わせる看板もありました。看護婦さんたちも利用したのかもしれません。
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中庭は今でもきれいに整備されています。唯一心癒さられる風景ではありますが...
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そしてこちらが個別の病棟。壁の色もひどい状態です。窓は明り取り程度の大きさ。まるで牢屋のようです。中に入れられていた人たちは、どんな気持ちでいたのでしょう。精神病に対する大きな偏見があったころの遺物です。
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1867年に造られ、1995年に閉鎖されました。
ここには病棟についての説明が書かれています。 -
確か正面の建物。この奥にずっと建物は続いていくようです。相当広い敷地面積です。
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とても古くて大きな木。妙に気になりました。
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空はこんなに青いのになーなんて思いながら...
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その下に続く建物の悲しい歴史ときたら。
ここのドアは立派なので、患者が出入りする部屋じゃなさそうです。 -
これがストアの建物のようです。どんなものが売っていたのでしょう。
と言っても閉鎖されたのは1995年なので、20数年前までは現役だったんですよね。 -
これ、気になったホースです。見ずらいけど、シルバーのパイプが高い位置まで延び、90度に曲がった先端から変色したホースが垂れ下がっています。
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建物の材質についての説明かな。
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これ、変色したホースのアップです。下の白い木の棒の間に、黒く変色したものがあります。木の幹のように見えるけど、よく見ると今でも水がぽたぽたと滴っているのがわかります。
もしかしたらこのホースの水が患者の体を洗うシャワー代わりだったのかな、なんて思いました。
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