菊名池弁財天

2017/12/26 - 2017/12/26

　横浜市港北区菊名1に鎮座する菊名池弁財天は境内の石碑の碑文に因ると1,000年以上の歴史があるとされる。Webで検索しても縁起などは見付からず、また、今年（平成29年（2017年））6月に発行された「港北区神社誌」に掲載された21社から漏れているので由緒は不詳である。祭神は市杵島姫命である。
　本殿を安置している覆い殿は祭りの山車を転用したものである。本殿を覆い殿に安置している神社は時折あるが、本殿より覆い殿の方が立派な例はまず見掛けない。
　横浜七福神めぐりの弁財天はここ菊名池弁財天である。傍らに新しい弁財天の石像が建てられている。
　普段は無人であるが、「みどりや陶器店」で御朱印が頂ける。
（表紙写真は菊名池弁財天社殿）

エリア 港北・長津田・青葉(神奈川)

菊名池弁財天。

石鳥居に掛る「菊名池辯財天」の扁額。

「菊名池弁財天」。

右手に剣を持つ弁天像。これは昭和40年（1965年）に制定された「横浜七福神めぐり」の弁財天がこの社であることを示す弁財天像であろう。
「横浜七福神めぐり」の他の6つは
福禄寿：興禅寺（港北区高田町1799）、寿老人：金蔵寺（港北区日吉本町2116）、布袋尊：東照寺（港北区綱島西1-13-15）、恵比寿：西方寺（港北区新羽町2586）、大黒天：正覚院（港北区大豆戸町1160）、毘沙門天：蓮勝寺（港北区菊名町5-4-40）である。

「奉献句」碑。

「菊名池辯財天は千年以上の歴史の有る古社である」（昭和39年（1964年）銘）。

句碑か。

手水鉢。

菊名池弁財天社殿。覆い殿の中に本殿が安置されている。

菊名池弁財天本殿。

弁財天像。

降り龍。

登り龍。