2017/12/05 - 2017/12/07
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ノーーウォリーズさん
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南米パタゴニアに行ってきました。現地滞在は8日間でしたが、行きたいところが多すぎてどうしてもアルゼンチン側のハイライトであるエルチャルテンでトレッキングする時間が足りません。ここでのハイライトである2つの尖塔、フィッツロイとセロトーレス、更にエルカラファテのペリトモレノ氷河は、パタゴニアに来たなら絶対に外せません。全て周るにはどうしても駆け足の超特急の日程になります。ここのトレッキングは普通なら別の日に分け2日かけますが、これを1日で歩く弾丸トレッキングを強行しました。前日にパイネ国立公園で失敗したにも懲りずに、またまた無理に挑戦?です。
- 旅行の満足度
- 4.5
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チリのプエルトナタレス Puerto Natalesから国際バスに乗って、アルゼンチンのエルカラファテ El Calafateを目指します。プエルトナタレスを北上して、パイネ国立公園へと同じ道をとおり、公園に入る直前に右折するとそこは国境でした。チリ側の出国審査はこの建物でします。
今日の予定は、国境を越えてエルカラファテへ行き、そのまますぐモレノ氷河を見に行きます。そうすれば、翌日からのフィッツロイトレッキングに2日かけられるからです。バスの時刻表は7:30発12:45着とあり、モレノ氷河行きのバスは1時発のためギリギリです。そのため、今回も朝一番のBus Sur社のバスを選んだはずでした。しかし何故か時刻表にない7:15発のBus Sur社のバスもあり、2番手となってしまいます。これは痛いです。小さな国境なのでバス1台分の乗客を処理するには30分はかかります。よって、国境についても前のバスが終わるまでずっと車内で待たされることに、、本当に時間通り着くのだろうか。。 -
国境にはイミグレの建物と、もうひとつこの建物しかありません。チリの伝統的な建物でチリペソを使う最後のチャンスです。
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チリ側で延々と待たされて、ようやく国境を越えるもアルゼンチン側のイミグレに到着。どうも衛星回線が不良のようでシステムが止まっているらしい。。ここでも30分以上待たされます。昨日のパイネ弾丸トレッキングから、分単位で計画をたて、ことごとく遅れてストレスを感じます。まあパタゴニアでそんな計画を立てる方が間違っているのでしょう。
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アルゼンチン側の国境はチリ側よりもっと寂しく、何もない荒野に小屋があるだけ。あとは未舗装の道です。Google Mapにもこの道は出ていない秘密の国境?の様です。
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右手にアルゼンチン湖 が見えると、エルカラファテまであと僅か。しかし着いたのは2:10、予定より1時間半の遅れです。仮に前のバスに乗っていても1時までには着いていなかったでしょう。というか、時間通りに着くのは可能なのか?というレベルです。残念ながら1時以降にモレノ氷河に行くのはタクシーしかありません。モレノ氷河を明日に延期したので、フィッツロイトレッキングは1日しかとれず、また弾丸行程となることが確定しました。
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エルカラファテのバスターミナルは、町の東外れに移転しています。ここからJose R Haro通りを歩いて15分ほどで町の東端に着きます。エルカラファテ自体には見所もなく、もてあました時間はみやげ物屋などで潰します。東京まで17221km、地球の裏側です。
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国境を越えると文化も変わります。濃い味でお茶のエスプレッソと言えるマテ茶や、写真のパリージャ (Parrilla バーベキュー)と呼ばれる豪快な羊の丸焼きがアルゼンチンでは登場します。
エル オベジェロ 地元の料理
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匂いに誘われ早速パリージャを注文してみると、個人客にもごらんの様に小さく切り分けてくれ、3つの部位と羊肉のセビッチェが出されました。
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翌朝8時、公共バスでペリトモレノ氷河 Glaciar Perito Morenoを目指します。パタゴニアのハイライトです。バスに乗り1時間ほどで左側に見えてきました。
アルゼンチンのバス会社共通の予約サイト: https://www.plataforma10.com.ar/en
エルカラファテ発のバス会社は全てここで予約できますが、ユーザ登録が少し難しいのと、予約済みチケットを紙に印刷するのが必須なんで注意がいります。 -
近づくにつれ全容が見えてきます。まだまだ遠いですが巨大であることはよく分かります。
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ビジターセンターに到着、ツアーではないので各自気のむくまま見学できます。滞在時間は4時間以上あり十分です。入場料は50000ペソ、3年前の2倍です。
しかし、ここに来るまでにひとつ大きな問題がありました。アルゼンチンは米ドルが広く流通していて、スーパーでもどこでも使えます。南米での法外なATM使用料を節約するためペソには両替はせず米ドルのキャッシュで払っていました。どこでも問題なかったのですが、モレノ氷河の入場券だけが例外でした。公園の入口で係員がバスに入ってきてお金を集めます。米ドルを出すと「Peso only!」と言われ途方に暮れます。もちろん近くに両替する場所などありません。こうなったら他のバスの乗客に頼むしかありません。バスの先頭にたって声を上げて両替できる人を探しました。最初は静粛の空気が流れましたが、5秒ほどして親切な人が手を上げて両替してくれました。この人には「Muchas Gracias!!!」。 -
モレノ氷河、巨大です。今までアラスカ、北極、NZや他のパタゴニアでも氷河を見たことがありますが、ここが一番大きいです。幅5km, 高さ最大70mと正面に立つと見渡す限りの氷河が目の前に広がります。まるで南極に来たかのよう。
ペリトモレノ氷河 滝・河川・湖
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時々、小規模に氷河が崩れてゴゴーッと音がします。水面には崩れた氷が見えます。ここ数日は夏の様に暑かったので、もしかしたら大きな崩壊が起きそうな期待はありましたが。午後の方が大きく崩れることが多いそうです。
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この写真はすべて展望台から撮ったのですが、船から見ることもできます。船には乗っていませんが、下から見上げる様な角度で見れるのでその大きさを実感しやすいでしょう。しかし、大きく氷河が崩れると津波が発生するので、あまり近くには近づけず、展望台より遠い場所の様です。他にミニ氷河ウォークという氷河上を歩くツアーもあり、これに参加した人皆んな絶賛していたので、参加すればよかったかな。
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展望台からでも氷河をより低い位置から見上げることができる場所もあります。ここでは「氷河の破片や津波によって過去32名の犠牲者がでました」という注意書きもあります。氷河は一見危険は無さそうですが、大崩壊が起きると大きな被害となる様です。
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ちょっと角度を変えて撮ると、まるで氷河のすぐ目の前に展望台があるかに見えます。実際は100-200m離れています。モレノ氷河は地球温暖化が進んでも後退していないとの事ですが、納得です。
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予定通り4時にエルカラファテに戻り、6時にエルチャルテンへのバスへ乗り換えます。途中サイクリストを2組見かけました。アルゼンチン側の風景は乾いた半砂漠で、雪山がなければオーストラリアのアウトバックの雰囲気でした。
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有名なルート40を通ります。これはアメリカのルート66, オーストラリアのスチュアートハイウェイと同じく、アルゼンチン開拓時代の象徴的な道です。今ではほぼすべて舗装されて、ごらんの古い看板も道沿いは新しいデザインに置き換わっています。ここは途中休憩のLeona Roadhouse。
Parador La Leona ホテル
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フィッツロイ山はレオナを過ぎるとすぐに見えてきます。まだエルカラファテまで1時間以上ある距離でもその姿はすぐに分かります。写真はエルカラファテ到着10分前ほど、曇り気味ですが、右側にフィッツロイ山、左の細い尖塔がセロトーレがはっきり見えます。明日もこの調子のことを祈ります。
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エルチャルテン El Chaltenに夜9時に到着(写真は翌日のもの)、小さな村です。ホテルにチェックインすると同時にスーパーへ向かい明日のトレッキング用の食料を買います。スーパーやパン屋は大体が9:30に閉まるので急がなければいけません。
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これがエルチャルテンのトレッキング地図。右側にスタート/ゴール地点のエルチャルテン村があり、中央のLaguna Torre湖でセロトーレ山を眺めます。続いて上のLaguna Los Tres湖に向かいフィッツロイ山を見る計画です。普通は2日に分けて別々に行きますが、丁度登山ルートは3角形をしており、1日でも廻ることができそうです。標準時間でおよそ3+4+4=11時間ほどです。日帰りなので担ぐ荷物も少なくて済みます。
もし時間が有れば、2つの山をパノラマで一望できる Lomo del Pliegue Tumbado展望台にも行くのも良いでしょう。気になるのが、左隅には氷河の上に経験者専用トレッキングルートがあります。いったいどんな道なんでしょうか。 -
アルゼンチン3日目、朝6:30にトレッキングに出発、エルチャルテンの村を眺める丘に登り、ここからまずLaguna Torreを目指します。
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30分ほど登山道を歩いてロスコンドレス展望台にて。フィッツロイは良く見えていますが、セロトーレは雲行きが怪しい。。山の下しか見えていません。
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その後はほぼ平坦な道が続き、2時間ほどでLaguna Torreへあっさりと到着、あの丘を登れば到着です。
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しかし、神は今回も味方せず、セロトーレは完全に雲の中。トーレスデルパイネに続いて雄大な尖塔を拝むことができませんでした。30分粘りましたが、状況は変わらず。。
セロ トーレ 山・渓谷
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諦めて9時にLaguna Torreを出発して、元の道を暫く引き返し、写真の分岐点で北へと向かいます。フィッツロイ山までの近道です。
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しばらく森の中で登りが続きます。大きなキツツキを発見。今のところ疲れはなく周りに気を配る余裕はあります。先を急ぎます。
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イハ湖 Lago Hija で一休みには最高の美しい景色。水は冷たいですが水着で泳いでいる人がいました。
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湖の北側でフィッツロイ山が再び見えてきました。ここではかなり至近距離。
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フィッツロイへのメインルートと合流する地点では、全容が見えます。ここに着いたのが11:30。
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しかし、展望台からの最高の眺めには、ごらんの丘を登らなければいけません。写真では大したことは無さそうですが。。
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急坂の岩場をひたすら登ります。ジグザグ度は少なく殆ど直登の登山道です。トレッキング中にすれ違う人には「Hola!」と声をかけるのが礼儀ですが、この時はそれもままならず。
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ようやく着きました、Laguna de Los Tres (標高1170m)。フィッツロイ山(標高3359m)の雄大な姿がばっちり見えます。3度目の正直が叶いました。ここに着いたのが1時過ぎ、山を登る前に道を間違え30分ほどロスしたので、本当なら1時前には到着していたはずです
フィッツロイ 山・渓谷
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フィッツロイ山はパタゴニアのシンボルで、この光景はガイドブックでもおなじみです。写真でよく見たことある光景を実際に見て、「ああ写真と同じだ」か「憧れの景色をこの目で見ることができた」と思うかの2通りがありますが、私の場合、ここは後者で、実際に見ないと分からない感動を味わえました。
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人は多いです。エルチャルテンにいる全ての観光客がいるのではと思うほど。ここにいる何百人も同じ感動を味わっているのでしょうか。まだ十分時間はあるので、ここには2時間ほど滞在しました。
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3時頃、帰路につきます。ゴールのエルチャルテン村は中央奥の丘の下でここからは見えません。急坂の様子が伝わりますか。
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帰りはゆっくりペースで降りて7時前にはエルチャルテンへ帰り着くことができました。2日分のトレッキングを1日で歩くので、また弾丸の強行行程かと思いましたが、セロトーレ、フィッツロイ山は両方1日で無理なく廻ることができました。
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翌日の昼までにエルカラファテへ戻り空路パタゴニアを離れます。バリロチェ行きのフライトにて。このフライトは期待に外れあまり山や氷河の近くは通らず、更にこの日は雲が多かったですが、それでも中央左寄りにフィッツロイ山がそびえているのが上空からもはっきり見えました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- travelさん 2021/06/01 14:12:41
- 360度の中で見る景色
- ノ--ウォリ-ズさんと同じく私も憧れの景色を実際に見る事が出来て良かったと思う方です。
写真は平面ですが実際に見ると360度の空間の中で周りの空気や音と共に見る事が出来ます。
行った甲斐はありますね。
フィッツ・ロイ山、いいですね。
ウシュアイアの旅行記に訪問頂き有難うございます。
この旅はラスト・ミニッツ・オファ-を取れた事や遅延してもクル-ズ船の出発には影響なかった事、いろいろとありましたが無事に旅が終えることが出来て思い出に残る旅だったのでまとめてみました。
ノ--ウォリ-ズさんはオーストラリアからアルゼンチンまで日本からに比べると近いので行こうと思えば何時でも行けますね。
コロナが収まれば以前のように自由に何処でも行けるのですが日本の今の状態ではまだまだのようです。
travel
- ノーーウォリーズさん からの返信 2021/06/02 22:10:21
- 南極クルーズのラストミニッツ
- travelさん、こんにちは
そうですね、コロナ禍ではバーチャル旅行などやりましたが、やっぱり憧れの景色を実物で見るのとは全く別物です。Google Earth VRはすごいですがまだ代用とは言えませんね、特に秘境地の冒険旅行では。それに旅の計画や目的地に着くまでの過程や思わぬ出会い等も重要です。旅行記の写真と言葉で、他の人に共感を得るのはとても難しいですが。
Travelさんの南極クルーズ出発までの旅行記を拝見して再び思い出しました。私はコロナ禍前2020年の旅行先に南極かグリーンランドを計画していて、結局グリーンランドに決めていました。4travel.jpの過去の旅行記には無い未知の旅ができそうで楽しみだったのですが、結局はコロナ禍で予約には至りませんでした。しかしもし南極を選んでいたら、とんでもない事になっていました。私が検討していたのはHurtigrutenの南極とフォークランド17日間で、オフシーズンの2020/3/14出発ならAUD$7594(USD$5500程)と、ラストミニッツではなくてもすごく魅力的なオファーでした。しかしもしこれに参加していたら、コロナ禍とまともにぶち当たり、1万ドルのチャーターフライトで帰国して厳重隔離となっていたでしょう。当時こちらのテレビでも南極クルーズの参加者が帰国できず困窮していると報道していました。
ワクチンがすべての変異株に効くかはまだ不明ですが、もし効くことが立証されれば、コロナ禍後の旅行ブームはすごい事になりそうです。南極クルーズも一気に需要が戻るでしょうし、クルーズ船はすでに売却・廃棄されている場合も多いので、価格は高騰すると思います。Travelさんが訪れた2010年時点のUSD$4000~のラストミニッツ価格は今後無理でしょう(私の予想は外れることを期待しますが)。豪州ではコロナ収束気味ですが、海外旅行が解禁されるのは恐らく日本より後だと思います。まずは旅行に行こうと思えば何時でも行ける様になることを祈っています。
- travelさん からの返信 2021/06/28 14:50:35
- RE: 南極クルーズのラストミニッツ
- ノ−−ウォ−リ−ズさん、返信コメントとロス・トレス湖の旅行記に訪問頂き有難うございます。
南極とフォ−クランド17日間でUSD5500とは破格の料金、コロナが収束した際には是非参加されて下さいね。
フォ−クランドは興味あります。
このコロナ禍でのオリンピック開催、絶対キャンセルされると思っていたので人流で感染拡大しないかが不安です。
本来スポ−ツ観戦は好きですが何事も無い平和時であってこそ楽しめるものだと思います。
オ−ストラリアも感染が拡大の模様との事ですのでご自愛ください。
travel
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