団塊夫婦のヨーロッパ冬の旅（2017ハイライト）ーボルツァーノ・雪と雨のクリスマスマーケット

2017/12/11 - 2017/12/12

2017年は夫婦二人とも新年を迎える前に70歳を迎えてしまうので、海外でのスキーはこれで最後か？と思い、まだ年明け前の12月初旬、スイスのエンゲルベルクとイタリア・ドロミテのヴィーゴ・ディ・ファッサにスキーに出かけました。ちょうどクリスマスマーケットのシーズンだったこともあり、スキーの合間を縫って、ルツェルン・ボルツァーノ・ニュルンベルクのクリスマスマーケットにも立ち寄りました。スキーに関しては、天気予報を毎日チェックして日程を決定した甲斐があり、なんとか快晴の日に滑ることができました。第四部は、ヴィーゴ・ディ・ファッサでのスキーの後、ボルツァーノに1泊し、クリスマスマーケットを見学したときの旅行記です。

今回のスキー旅行の日程は以下の通り。

12月4日　成田ー(Swiss)－＞チューリッヒー＞マイリンゲン(泊）
12月5日　マイリンゲンー＞エンゲルベルク　（エンゲルベルク２泊）
12月6日　エンゲルベルクでスキー　　　　
12月7日　エンゲルベルクー＞ルツェルン　　（ルツェルン泊）
12月8日　ルツェルンー＞ボルツァーノー＞ヴィーゴ・ディ・ファッサ
　　　　（ヴィーゴ・ディ・ファッサ３泊）
12月9日　ヴィーゴ・ディ・ファッサでスキー
12月10日　同上
12月11日　ヴィーゴ・ディ・ファッサー＞ボルツァーノ（泊）
12月12日　ボルツァーノー＞ミュンヘンー＞ニュルンベルク
　　　　　（クリスマスマーケット）　－＞ミュンヘン（泊）
12月13日　ミュンヘンー(LH)ー＞羽田（14日着）

エリア ボルツァーノ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

12月8日から11日まで滞在し、2日間スキーをしたヴィーゴ・ディ・ファッサ。10日の夜から雪が降りはじめ、11日の朝には雨に変わっていた。昨日の夜、宿の主人にチェックアウト後にロビーにバスの時間まで居させてほしいとお願いしたら、部屋にいていいよと言っていただいた。ありがたくバス時間の13時15分に間に合うまで部屋に居させてもらった。というのは、今日のボルツァーノの宿は小さなゲストハウスで、直前にチェックイン時間が3時から7時までというメールが届いていて、その時間しか人がいないのだ。安いので予約したのだが、スキーを持ってきている私達には失敗だったかなと思った。（写真は、ヴィーゴ・ディ・ファッサのスキー場）

ホテルのロビーには、早くもクリスマスツリー。ホテルを13時に出てすぐ近くのバス停に向かう。ここはスキーバスのバス停にもなっていて、昨日確かめたら、ボルツァーノから来るバスの時刻表しか貼られていなかったので、はたしてボルツァーノ方面のバスがこのバス停に止まってくれるのか不安だった。早めにバス停に向かったら、大勢の人がバスを待っていたので、一安心。

峠の道は昨日の雪は除雪されていた。バスは険しい峠越えの道をスピードをおとすことなく走り、

無事ボルツァーノバスターミナルに着いた。

それからが大変だった。大雪の後に雨が降ったため、道路はべちゃべちゃ。荷物を引っ張るのにも苦労した。ゲストハウスはクリスマスマーケットにも近く便利なところにあるのだが、表の通りには何の看板もなく、入り口の門に小さくReceptionという文字があるだけで、非常に見つけにくかった。

リフォームされたばかりのようで、全てが新しく、モダンだった。3階の両側に部屋があり、真ん中に広いトイレのあるバスルームがあった。

せっかく広いバス付なのに、2部屋で共用。もう一室にはちょうどイタリア人の若い女の子2人がチェックインしたので、のんびり入ることもできないと思い、シャワーだけにとどめた。寒かったので、バスタブにつかりたかったのに、ざんねんだ。これで一泊1万しないので、しかたがないか。

シャワー。最新式の設備で熱いお湯が十分に出た。

洗面台も２つ備えられていた。これだけのスペースがあるのだったら、各部屋にトイレとシャワーを付けられたのではと思うが、オーナーの意図は4人家族が泊まれるようにと考えたのだろう。

無事チェックインできたので、一休みしてから、さっそくクリスマスマーケットが開かれている中心部に歩いて行った。ゲストハウスからは歩いて6，7分のところにあった。途中大きなクリスマスツリーが飾られていた。

途中に教会があったので、中に入ってみた。内部はシンプル。

祭壇。

やがてドーモ（Ｄｕｏｍｏ）の前に到着。

中に入れたので、入ってみた。

中は非常に暗かったが、何とか撮影できた。

奥の建物の窓には数字があり、アドベントカレンダーになっていた。

今日は11日なので、１１の数字はすでに開けられていたのか、見当たらない。

教会を出て会場となっているWalther広場に向かう途中、寒そうにした僧侶の像に出会った。

同上。

ようやくクリスマスマーケット会場に着いた。

雨がしきりに降るので、お店の軒先で雨宿りしながら、撮影。少しでも荷物を減らそうとして、傘を持ってきていなかったのが、まずかった。

広場からのドーモ。屋根のタイルが美しい。

広場の奥の方。銅像が立っていた。

ドーモをバックに出店が並ぶ。ここはイタリアでも3つの指に入るくらい大きなクリスマスマーケットとして知られているらしい。

あいにくの雨模様で客足がにぶい。

上記の左側に建ち並ぶお店。

寒いため暖かい食べ物や飲み物のお店にだけ人が集まっている。

同上。

再びドーモとマーケット。

出店のそばに行ってみる。

出店のそばからドーモ。

何かわからないが、かわいい飾りを売るお店。

木彫りのお店。

ホットワインを売るお店には人だかり。

お店の背後に銅像。

雨が止む気配がないので、早々に見学は切り上げ、買い物と夕食を食べに町の方に向かうことに。

パン屋でパンを買うついでにピザ屋さんの場所を尋ね、教えてくれたところへ行ってみた。地元の人が入るようなお店でピザを注文。二人でシェア。おいしかった。イタリアに来てやっとピザが食べれた。

12月12日朝、8時過ぎにゲストハウスを出て、Flix社のバス停へ。今日はボルツァーノからミュンヘンまでの移動日だが、当初予定した鉄道ではなく、ネットで見つけたFlixbusを予約していた。バス停は、この11月から、ボルツァーノのバスターミナルから駅横の倉庫みたいなところに変更になっていた。新しいバス停には、待合室もなく、寒い中バスを待つのが大変だった。

路上に時刻表があるだけ。

バスは幸い遅れずに到着し、定刻の8時45分に出発。ボルツァーノの郊外に出ると、バスからお城と修道院が見えた。Chiusa(キューザ）という町の丘の上に立っていた。ちょうと霧がたちこめて幻想的な風景が見られた。（ブレンナー峠はいつも霧が深い）

山の上の修道院。

やがてインスブルック市内を通過。ここはイグルスへ行く電車の発着場所。何年か前にここから乗ったので、懐かしくて写真と撮った。

ミュンヘンへ向かう道。

かなりの大雪が降ったようで、外は白一色。途中イタリア・オーストリア国境とオーストリア・ドイツ国境で検問があり、バスの中でパスポートチェックを受けた。

途中、去年の秋に訪れたガルミッシュ・パルテンキルヘンの街を通過したが、駅には止まらなかった。たぶん予約客がいないためだろう。このバスは、予約がないと通過してしまうので、事実上ネット予約でしか乗れないと考えた方が良いだろう。バスはミュンヘンのバスターミナルに4時間後の12時45分に到着。大きなターミナルで、2階には食べ物を売るお店も数件入っていて、最近できたようなモダンなターミナルだった。地図の上では鉄道駅のすぐ横かと思ったが、駅の入り口まで意外と距離があり、10分くらい歩かされた。

ミュンヘンの宿（Pension Locarno)。駅入り口の目の前のペンションで、共用バスだが、部屋はきれい。1階が両替所でビルの3階にあり、便利でお得な宿（共用バストイレ朝食込で1万以下）だった。3部屋での共用だが、きれいでシャワーとトイレは分かれているので困らなかった。経済的な旅を望む人にはお勧めだ。受付の係の人も親切で、チェックイン時間より1時間早く着いたのに、部屋に入らせてもらえ、予約したチケットの印刷もしてもらえた。この後、ニュルンベルクのクリスマスマーケットを見に行くことにした。（その５に続く）