2017/11/02 - 2017/11/06
15位(同エリア661件中)
旅行三昧さん
いつもの国内旅行同様、愛車の軽ワゴンで行く、自由気ままな車中泊の凸凹旅。
2017年の秋旅は紅葉時期を考えて、新潟と山形を選んだ。
今回も高速道路は一切使わず全て下道。全国の国道を制覇してしまおうかと思うくらい、結構走ったものだ。
ただ、この旅で愛車の軽ワゴンのエンジンから異音が出始めてしまった。既に125,000Km。最低でも7,000Km毎にはエンジンオイルを入替え、その度にエンジンルームのチェックは怠っていなかったのだが。。200,000Kmまで走って欲しかったのだが。。
天気は、晴れあり、曇りあり、雨有りで、全体的にはまぁまぁ。
投稿回数は決めずに今回の旅行記を綴ることにする。その3回目の投稿。
<2017年秋|新潟・山形の凸凹旅>
【1】-- 上新バイパスのサンセットと新潟高田駅の夜景 --
https://4travel.jp/travelogue/11300684
【2】-- 木と手作りの温もりに浸る日本海 --
https://4travel.jp/travelogue/11311571
【3】-- 山里の集落「宿根木」と名勝「佐渡小木海岸」の妖気漂う絶景 -- ★本投稿★
・宿根木地区の、小水路と、三角家と、世捨小路と、石置き屋根
・南仙大橋で出くわした絶景の紅葉
・国の天然記念物及び名勝「佐渡小木海岸」
・青と白が広がる沢崎灯台
・妖気漂う枕状溶岩のたけのこ岩
旅行三昧が持っていた佐渡島のイメージは2つ、金山とトキの島、ただそれだけのものだった。無論そんなことはないのは言うまでもないが。
遂に佐渡島に下り立った旅行三昧は、小木港から佐渡金山を目指して軽ワゴンで走り出し、立ち寄った「宿根木地区」「佐渡小木海岸」で、その元々持っていたイメージでは語りつくせないことを無論だが実感させられることになった。
軽ワゴンで行く「2017年秋|新潟・山形の凸凹旅」。いつも通りの拙い記録で宜しければ是非ご覧ください。
<<お詫び>>
他の投稿の先に、この旅行記を投稿させて頂きます。勝手な旅行三昧の旅の記録となりますので、悪しからずご了承のほど。
旅旅旅-- 旅行三昧 --旅旅旅
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
小木港から、軽ワゴンを走らせて、宿根木と呼ばれている地区まで辿り着いた旅行三昧は、無料駐車場を見つけ、駐車した。
観光案内地図を見ると、宿根木地区は思っていた通りの小振りなところのようだった。宿根木の町並み 名所・史跡
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さて、散策を開始することとしよう。
まず初めに立ち寄ったのは、駐車する前に通り過ぎた「佐渡国小木民族博物館」。宿根木の町並み 名所・史跡
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今日中に佐渡金山まで確りと観ることが目標のため、資料館の内部見学はパス。
目的はこの博物館の壁面に積まれた瓦板たち。
車で通り過ぎる時に、小高く積まれた瓦板が垣間見えて心が動いたため立ち寄ってみた。
うん、悪くはない。ただ、確りと観てみるとそれほどではなかったため、先を急いだ。宿根木の町並み 名所・史跡
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宿根木地区への駐車場側からの入り口にあたる、十王坂。
宿根木の町並み 名所・史跡
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十王坂の下り坂の絶佳が宿根木の景観を想像させ、進める歩が速くなる。
宿根木の町並み 名所・史跡
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十王坂を下り切り振り返って見上げると、中央が擦り減り連なる石の階段が、星の数程の様々な人を通したことを、静かに且つ誇らしげに語りかけてきているように観えた。
宿根木の町並み 名所・史跡
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宿根木の集落に降り立つと、人の暮らしに欠かせない水を湛えた用水路がそこの景観を形作っていた。
宿根木の町並み 名所・史跡
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この現役の小水路は、宿根木集落の命の源。
宿根木の町並み 名所・史跡
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上流下流で洗う物を区別するなど、ルールに従って活用されているようだ。
宿根木の町並み 名所・史跡
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宿根木のシンボリックな三角家。
観光バスが乗り付けると、その集団はこの場所を目指して来るようで、人を入れずに撮るのに時間が掛かった。
「吉永小百合さんは左に立っていた」「吉永小百合さんはあっちに向かって歩いた」など、その集団のワイガヤが狭い小路に反響していた。宿根木の町並み 名所・史跡
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吉永小百合さん?映画のワンシーン?と、岐阜県から来た旅行三昧は、何のことやらさっぱり。
iPhoneでググってみると、なーるほど、JR東日本のCMのことなんだ、そのため観光バスが乗り付ける場所になっているんだ、と納得。宿根木の町並み 名所・史跡
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ワイガヤの方々は、三角家前での記念撮影のみに来ているのだろう。口々に吉永小百合さんの名を挙げて、寄せては返した。
こんなにも息を呑む程に美しい苔生した小水路があるにも関わらず。宿根木の町並み 名所・史跡
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猫の額ほどの山里の集落では、家は三角に建てざるを得ず、隣家との幅は人が通ることすらできない程。
宿根木の町並み 名所・史跡
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宿根木の洋風の郵便局舎は、深緑色で塗り直されてモダンな雰囲気。
自宅庭にDIYで建て始めている物置兼趣味の小屋は、この郵便局を観て、ダークグリーンで塗装することに決めた。宿根木の町並み 名所・史跡
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この何とも味のある石畳の小道は、「世捨小路」と名が付いている。
名前の由来ははっきりしないそうだ。
旧来宿根木へ入るには海からの道が一般的。集落の奥に位置する寺社へは必ずこの世捨小路を通ることになる。寺から出た霊がこの小路を通ることで村に別れを告げる。
だから「世捨小路」と呼ぶようになったのでは?との意味合いのことが、観光説明板に記載されていた。
それにしても、この石畳の小路には大変味がある。奥に向かうに従い、徐々に傾斜と湾曲が強くなる。ローアングル好きの旅行三昧がシャッターを押す回数を増やしてしまったのは言うまでもない。宿根木の町並み 名所・史跡
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世捨小路を上り、表通りに出た所で宿根木の集落を振り返ってみた。
すると、事前に調べていなかったため知る由もないが、石置き屋根の景観が広がっていた。せめて電信柱を埋設化して欲しいものだなとは思ったが、それを打ち消す絶景。
同程度の大きさで、まちまちな色形の石が、屋根の上に整然と並ぶ様は、まさに圧巻。
石列に従い目を先に移していくと、小水路の「称光寺川」が注ぐ日本海が広がっていた。
小集落の宿根木地区。この場所はなかなか他では観ることはできないだろう。宿根木の町並み 名所・史跡
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佐渡島を一周する道に乗り、佐渡金山に向かった。
その道すがら、新南仙大橋で、思いがけない景色に出会いブレーキを踏んだ。宿根木の町並み 名所・史跡
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新南仙大橋の横で、任務を全うして佇む旧の南仙大橋からの景観。
じっくり観ると、電線が少々しゃしゃり出てきたりで、洗練されておらず然程ではないものの、紅葉の山あいから日本海が垣間見える美しい場所。 -
経年で少々色が落ちた朱の欄干とその先の紅葉。
ばったり出くわした景色としては花丸をあげても良いだろう。 -
改めて佐渡島一周道路を走り、次に目に留まったのは、何とも唐突に海岸からちょこっと出っ張った岩。(岩なのか?)
無性に気になり、すぐ近くの駐車場に停めた。佐渡小木海岸 自然・景勝地
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車を停めた駐車場の辺りは、国の天然記念物及び名勝に指定されている「佐渡小木海岸」と呼ばれる一帯だった。
ほぼ全くと言って良いほど事前調査をしてこなかったこの旅。こんな風光明媚な場所は、ネットで検索すればポッとすぐに出てくる。
まずは、気になる出っ張った岩の前に、駐車場のすぐ脇から少し歩くとアクセスできる「沢崎灯台」へ。
言葉を選ぶ必要はない。
広々とした青い空と青い日本海に映える小さな白い灯台。
何とも平易なこんな言葉で十分伝わる景観。佐渡小木海岸 自然・景勝地
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そして、20、30m、それ以上か?と思える階段を下り、小木海岸へ降りた。
見渡す限りの日本海と快晴。素晴らしい様々な青色。佐渡小木海岸 自然・景勝地
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小木海岸に建てられた、国の天然記念物及び名勝であることを誇る碑。
佐渡小木海岸 自然・景勝地
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見学をし易くするための渡し板的な小さな人工の橋は造られているが、それ以外は自然そのもの。
日本海の水は、青緑色に美しく澄んでいた。佐渡小木海岸 自然・景勝地
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影が掛かり始めていたが、これが道から見下ろしていた唐突に出っ張った岩。
石碑に彫られた説明書きによると「枕状溶岩」と名付けられていた。
そして、この唐突に出っ張った岩は俗に「たけのこ岩」と呼ばれているようだ。
要約すると、2千万年前の海底火山の産物で、静かに流れ出した玄武岩質の溶岩が水中で急激に冷えて固まり形成された、とのこと。佐渡小木海岸 自然・景勝地
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たけのこ岩の周囲の地表に目を移してみると、その痕跡だろうか、どこか妖気が漂っているような景観。
佐渡小木海岸 自然・景勝地
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枕状溶岩は「つぶれた楕円体として枕を並べたようにみえる」ためにそう呼ばれるそうだが、旅行三昧にはその感覚は良く分からなかった。
自然の力を何とも不気味に感じながらそこに広がる光景を観た。佐渡小木海岸 自然・景勝地
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よく見ると、たけのこ岩の表面にも地表のそれと同じ、つぶれた楕円形の文様が複雑に刻まれていた。
佐渡小木海岸 自然・景勝地
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妖気漂う不気味な雰囲気の枕状溶岩から、改めて小木海岸の全体像に目を移し、気持ちをリフレッシュさせて、金山へと向かうことにした。
佐渡小木海岸 自然・景勝地
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この旅行記へのコメント (1)
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- PHOPHOCHANGさん 2017/12/18 15:33:04
- 小木海岸行ってみたい
- こういう岩の景色は是非実際に見に行きたいと思いました。佐渡は20年近く前に(指折り数えてショック)ツアーで訪れました。宿根木の三角の家も健在なのですね。
で、実はたまたまケータロさんのマルタ旅行記を読み、たまたまコメントしようとしたところ、旅行三昧様のお名前を発見しました(^o^)
マルタお勧めです!
アズールウィンドーと言うか、ゴゾ島は行ってないのですが、蜂蜜色の家々の並ぶ街はとても雰囲気が良いですし、治安も問題無し。更に南ヨーロッパの陽気な海人の国なので、皆さん陽気、且つ魚もジビエもパスタも楽しめます。
最近はかなりお手頃価格で行けるようです。
旅行記も有りますが、昔過ぎて埋もれています(^^;)
余計な話でお邪魔してスミマセンm(_ _)m
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