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9月の中旬に、ふらりといわきへ行くことにした。<br />ところが、直前になって、予約した温泉宿が気に入らなくなり中止に。<br />それから二ヶ月後、同じいわき湯本で良さそうな宿を見つけ、再びいわきへの旅を計画。<br />訪れるのは、国宝の白水阿弥陀堂とアクアマリンふくしま。<br />しかし、出発が近づくにつれ、天気予報は雨に。<br />しかも、二日目の日曜日は、真冬並みの気温になると。<br />少し迷ったものの、結局、そのまま出かけることにした。

秋色の白水阿弥陀堂といわきの湯

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2017/11/18 - 2017/11/19

3位(同エリア478件中)

旅行記グループ 【陸奥】磐城

6

60

旅猫

旅猫さん

9月の中旬に、ふらりといわきへ行くことにした。
ところが、直前になって、予約した温泉宿が気に入らなくなり中止に。
それから二ヶ月後、同じいわき湯本で良さそうな宿を見つけ、再びいわきへの旅を計画。
訪れるのは、国宝の白水阿弥陀堂とアクアマリンふくしま。
しかし、出発が近づくにつれ、天気予報は雨に。
しかも、二日目の日曜日は、真冬並みの気温になると。
少し迷ったものの、結局、そのまま出かけることにした。

旅行の満足度
3.0
観光
3.0
ホテル
4.0
グルメ
3.5
交通
3.5
同行者
その他
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
高速・路線バス タクシー JR特急 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 今回は、東京駅を9:53に出る常磐線の特急『ひたち7号』に乗車。<br />新幹線の速いだけで味気の無い旅と違い、やはり在来線の走りっぷりは心地よい。<br />子供のころ住んでいた懐かしい街を通り過ぎ、列車は利根川を越え常陸路へ。<br />県都水戸を過ぎ、およそ1時間で終着のいわき駅に到着した。<br />東京駅からは2時間余りだった。<br />以前、一度だけ降りた駅だが、駅舎も駅前も見違えるようだった。

    今回は、東京駅を9:53に出る常磐線の特急『ひたち7号』に乗車。
    新幹線の速いだけで味気の無い旅と違い、やはり在来線の走りっぷりは心地よい。
    子供のころ住んでいた懐かしい街を通り過ぎ、列車は利根川を越え常陸路へ。
    県都水戸を過ぎ、およそ1時間で終着のいわき駅に到着した。
    東京駅からは2時間余りだった。
    以前、一度だけ降りた駅だが、駅舎も駅前も見違えるようだった。

    いわき駅

  • まずは、とりあえず昼食を。<br />駅前を探したが、これと言った店が無かったので、大型複合施設の中へ。<br />すると、蕎麦屋があったので、そこに入ることに。<br />頼んだのは冷やしたぬきで、普通に美味しかった。<br />嬉しかったのは、わざわざ後から蕎麦猪口を持ってきてくれたので、蕎麦湯もいただけたこと。

    まずは、とりあえず昼食を。
    駅前を探したが、これと言った店が無かったので、大型複合施設の中へ。
    すると、蕎麦屋があったので、そこに入ることに。
    頼んだのは冷やしたぬきで、普通に美味しかった。
    嬉しかったのは、わざわざ後から蕎麦猪口を持ってきてくれたので、蕎麦湯もいただけたこと。

    そばダイニング 安曇野 グルメ・レストラン

    可もなく不可も無く by 旅猫さん
  • 駅前から、13:30発の川平行きのバスに乗り、国宝白水阿弥陀堂へと向かう。<br />乗り込んだバスは、かなり年季の入った車両で、床は板張りだった。<br />そして、乗り心地も結構年季が入っていた(笑)

    駅前から、13:30発の川平行きのバスに乗り、国宝白水阿弥陀堂へと向かう。
    乗り込んだバスは、かなり年季の入った車両で、床は板張りだった。
    そして、乗り心地も結構年季が入っていた(笑)

  • 20分ほどで、あみだ堂バス停に到着。<br />降りてみると、とても国宝のある場所とは思えないほど寂しい場所。<br />唯一、阿弥陀堂への矢印があったので、間違いなくここだなと。<br />そして、矢印の差す方へと歩いて行くと、朱塗りの木橋とお堂が見えてきた。<br />橋の上からは、色付いたもみじと池が織りなす風景が。

    20分ほどで、あみだ堂バス停に到着。
    降りてみると、とても国宝のある場所とは思えないほど寂しい場所。
    唯一、阿弥陀堂への矢印があったので、間違いなくここだなと。
    そして、矢印の差す方へと歩いて行くと、朱塗りの木橋とお堂が見えてきた。
    橋の上からは、色付いたもみじと池が織りなす風景が。

  • その橋を渡ると、目の前に見えていたのが、目指す国宝白水阿弥陀堂だった。<br />思ったよりも小さな建物だなというのが最初の印象だった。

    その橋を渡ると、目の前に見えていたのが、目指す国宝白水阿弥陀堂だった。
    思ったよりも小さな建物だなというのが最初の印象だった。

    白水阿弥陀堂 名所・史跡

  • 入口で拝観料を払い、阿弥陀堂のそばへ。<br />すると、お堂の右手に鮮やかに染まった紅葉が。

    入口で拝観料を払い、阿弥陀堂のそばへ。
    すると、お堂の右手に鮮やかに染まった紅葉が。

  • 大きな銀杏の黄色と周りを彩るもみじの赤が何とも言えず綺麗だ。

    大きな銀杏の黄色と周りを彩るもみじの赤が何とも言えず綺麗だ。

  • それにしても、この銀杏の木は見事。<br />樹齢はわからなかったが、かなりの巨木だ。

    それにしても、この銀杏の木は見事。
    樹齢はわからなかったが、かなりの巨木だ。

  • その銀杏の近くには、美しいもみじの樹も。

    その銀杏の近くには、美しいもみじの樹も。

  • 綺麗な紅葉に目を奪われて寄り道したが、国宝の阿弥陀堂を拝観。<br />この白水阿弥陀堂は、永暦元年(1160)に、藤原清衡の娘で、岩城則道の妻であった徳姫が、則道の菩提を弔うために建立したもの。<br />堂内では、建物や仏像に関する案内を行っていたので、しばらく聴いてみる。<br />説明によると、建立された当時、堂内は極彩色で飾られていたそうだ。<br />本尊の阿弥陀如来を中心に、計5躯の仏像が安置され、どれもが重要文化財に指定されているそうだ。

    綺麗な紅葉に目を奪われて寄り道したが、国宝の阿弥陀堂を拝観。
    この白水阿弥陀堂は、永暦元年(1160)に、藤原清衡の娘で、岩城則道の妻であった徳姫が、則道の菩提を弔うために建立したもの。
    堂内では、建物や仏像に関する案内を行っていたので、しばらく聴いてみる。
    説明によると、建立された当時、堂内は極彩色で飾られていたそうだ。
    本尊の阿弥陀如来を中心に、計5躯の仏像が安置され、どれもが重要文化財に指定されているそうだ。

  • 外へ出て、お堂の周りを散策。<br />色付いたもみじがとても綺麗だ。

    外へ出て、お堂の周りを散策。
    色付いたもみじがとても綺麗だ。

  • しばらく歩いた後、橋を渡って境内の外へ。<br />池には、鵜が佇んでいた。

    しばらく歩いた後、橋を渡って境内の外へ。
    池には、鵜が佇んでいた。

  • 池の周りに一周できる遊歩道があったので、歩いてみることに。<br />歩き始めてすぐ、今渡って来た朱塗りの橋が見えた。

    池の周りに一周できる遊歩道があったので、歩いてみることに。
    歩き始めてすぐ、今渡って来た朱塗りの橋が見えた。

  • 阿白水阿弥陀堂は、藤原氏の影響を色濃く受けているらしく、三方を池に囲まれた浄土庭園の構造をしているそうだ。<br />そのため、池越しにお堂が眺められる印象的な景色が見られる。

    阿白水阿弥陀堂は、藤原氏の影響を色濃く受けているらしく、三方を池に囲まれた浄土庭園の構造をしているそうだ。
    そのため、池越しにお堂が眺められる印象的な景色が見られる。

  • お堂の周囲にもみじが植えられているのも、風景に彩を与えている。<br />池の水面に紅葉が映り込み、何とも言えない美しさだった。

    お堂の周囲にもみじが植えられているのも、風景に彩を与えている。
    池の水面に紅葉が映り込み、何とも言えない美しさだった。

  • あまり期待しないで訪れたのだが、思いがけず綺麗な景色に出会えた。<br />これだから、旅は止められない。

    あまり期待しないで訪れたのだが、思いがけず綺麗な景色に出会えた。
    これだから、旅は止められない。

  • お堂の裏手では、山茶花もちょうど見ごろ。<br />淡い桃色がいい感じだ。

    お堂の裏手では、山茶花もちょうど見ごろ。
    淡い桃色がいい感じだ。

  • さらに歩いて行くと、見事なもみじのトンネルが。<br />今年は、夏の天候が不順だったが、なかなかの色付きだ。

    さらに歩いて行くと、見事なもみじのトンネルが。
    今年は、夏の天候が不順だったが、なかなかの色付きだ。

  • 東側には、蓮がたくさん。<br />夏には、また違った風景になるのだろう。

    東側には、蓮がたくさん。
    夏には、また違った風景になるのだろう。

  • そこからは、あの大きな銀杏の樹も見えた。

    そこからは、あの大きな銀杏の樹も見えた。

  • 池には鴨がたくさん羽を休めていた。<br />中には、陸に上がって寛いでいるつがいも。<br />人に慣れているらしく、逃げる気配も無かった。

    池には鴨がたくさん羽を休めていた。
    中には、陸に上がって寛いでいるつがいも。
    人に慣れているらしく、逃げる気配も無かった。

  • 一周して元の場所に。<br />もう一度阿弥陀堂を眺めてから、バス停へ戻ることに。

    一周して元の場所に。
    もう一度阿弥陀堂を眺めてから、バス停へ戻ることに。

  • バス停へと向かう道から景色を眺める。<br />この辺りは、長閑な時間が流れているようだ。

    バス停へと向かう道から景色を眺める。
    この辺りは、長閑な時間が流れているようだ。

  • バス停で、いわき駅行きのバスを待つ。<br />そのすぐそばに、変わった植物があった。<br />花が終わった後のようだが、何とも変わった姿をしているな。<br />

    バス停で、いわき駅行きのバスを待つ。
    そのすぐそばに、変わった植物があった。
    花が終わった後のようだが、何とも変わった姿をしているな。

  • バスを待っていると、急に薄暗くなり、雨がポツリポツリと降って来た。<br />これはまずいと思った時、バスがやってきた。<br />この15:07発のバスに乗り、いわき駅へと向かう。

    バスを待っていると、急に薄暗くなり、雨がポツリポツリと降って来た。
    これはまずいと思った時、バスがやってきた。
    この15:07発のバスに乗り、いわき駅へと向かう。

  • 15:46発の普通列車に乗り、今宵の宿がある湯本駅へ。<br />湯本は、以前、一度だけ訪れたことがある街。<br />硫黄泉が印象的な湯の町だ。

    15:46発の普通列車に乗り、今宵の宿がある湯本駅へ。
    湯本は、以前、一度だけ訪れたことがある街。
    硫黄泉が印象的な湯の町だ。

    湯本駅

  • 温泉街を歩いて今宵の宿へと向かう。<br />駅前から10分ほどで、純和風の趣漂う宿に辿り着いた。<br />

    温泉街を歩いて今宵の宿へと向かう。
    駅前から10分ほどで、純和風の趣漂う宿に辿り着いた。

    いわき湯本温泉 松柏館 宿・ホテル

    居心地の良い温泉宿 by 旅猫さん
  • この宿『松柏館』は、江戸時代、陸奥浜街道の宿場で本陣とされていたそうだ。<br />もちろん、現在の建物は当時のものでは無い。<br />しかし、風格のある佇まいが老舗らしさを醸し出していた。<br />

    この宿『松柏館』は、江戸時代、陸奥浜街道の宿場で本陣とされていたそうだ。
    もちろん、現在の建物は当時のものでは無い。
    しかし、風格のある佇まいが老舗らしさを醸し出していた。

  • 通された部屋は、何と特別室。<br />広い部屋だったが、かなり変わった造りをしていた。

    通された部屋は、何と特別室。
    広い部屋だったが、かなり変わった造りをしていた。

  • 温泉が惹かれた内風呂からは、部屋の中にある中庭が見えたり。<br />と言うか、中庭のある部屋なんて初めてだった。<br />この内風呂は、直接源泉から引いているので、強烈な硫黄臭がした。

    温泉が惹かれた内風呂からは、部屋の中にある中庭が見えたり。
    と言うか、中庭のある部屋なんて初めてだった。
    この内風呂は、直接源泉から引いているので、強烈な硫黄臭がした。

  • 部屋で一休みをした後、早速自慢の温泉へ。<br />ところが、浴室に入っても、硫黄臭がしない。<br />前に訪れた時に泊まった宿では、むせるほどの硫黄臭に感動したのに。<br />でも、入ってみると、これが絶妙な湯加減。<br />仄かに金氣臭があり、微かに濁っているようだった。<br />気持ち良く湯浴みをしていたら、宿の方が入ってきて、湯温を確認していた。<br />なるほど、この絶妙な湯加減は湯守がいるからか。

    部屋で一休みをした後、早速自慢の温泉へ。
    ところが、浴室に入っても、硫黄臭がしない。
    前に訪れた時に泊まった宿では、むせるほどの硫黄臭に感動したのに。
    でも、入ってみると、これが絶妙な湯加減。
    仄かに金氣臭があり、微かに濁っているようだった。
    気持ち良く湯浴みをしていたら、宿の方が入ってきて、湯温を確認していた。
    なるほど、この絶妙な湯加減は湯守がいるからか。

  • 温泉を堪能した後は、ちょっと期待していた夕食。<br />席に着けば、先付などがあるだけ。<br />と言うことは、後は順番に運ばれてくると言うことだ。<br />ふと目に留まったのは、右側にあった異様な形をしたもの。

    温泉を堪能した後は、ちょっと期待していた夕食。
    席に着けば、先付などがあるだけ。
    と言うことは、後は順番に運ばれてくると言うことだ。
    ふと目に留まったのは、右側にあった異様な形をしたもの。

  • 何だろうと良く見てみると、どうも蟹のようだった。<br />蟹の素揚げにしては大きい。<br />すると、係の方が、これは『ソフトシェルクラブ』だと言う。<br />つまり、蟹の脱皮した皮を揚げたもの。<br />食べてみれば、柔らかくて香ばしい感じ。<br />これは、なかなか面白い味だった。

    何だろうと良く見てみると、どうも蟹のようだった。
    蟹の素揚げにしては大きい。
    すると、係の方が、これは『ソフトシェルクラブ』だと言う。
    つまり、蟹の脱皮した皮を揚げたもの。
    食べてみれば、柔らかくて香ばしい感じ。
    これは、なかなか面白い味だった。

  • お酒は、地元いわきの御代酒造店が醸す『勇冠 純米酒』。<br />お味は、料理に合わせやすい感じ。<br />やはり、お酒は地元の蔵に限るな。

    お酒は、地元いわきの御代酒造店が醸す『勇冠 純米酒』。
    お味は、料理に合わせやすい感じ。
    やはり、お酒は地元の蔵に限るな。

  • 次に出てきたのは、何と福島牛のサーロインステーキ。<br />いきなりの登場に正直驚いた。<br />でも、柔らかくて、なかなか美味しかった。

    次に出てきたのは、何と福島牛のサーロインステーキ。
    いきなりの登場に正直驚いた。
    でも、柔らかくて、なかなか美味しかった。

  • 続いて、サーモン石狩焼きと鰤幽庵の二見焼き。<br />鰤と書いてあったが、どうも赤魚のようだ。<br />それにしても、宿の趣の割には、料理は和洋折衷のような感じだな。<br />それに、ちょっと器の趣味がいまひとつ。

    続いて、サーモン石狩焼きと鰤幽庵の二見焼き。
    鰤と書いてあったが、どうも赤魚のようだ。
    それにしても、宿の趣の割には、料理は和洋折衷のような感じだな。
    それに、ちょっと器の趣味がいまひとつ。

  • 鍋は、牛すき焼き。<br />具は少なかったが、肉は結構食べ応えがあった。

    鍋は、牛すき焼き。
    具は少なかったが、肉は結構食べ応えがあった。

  • 揚げ物は、熱々の揚げたてで登場。<br />海老とキスだけだったが、個人的にはこれで十分。<br />この後、甘鯛蕪蒸しが出て来て、ごはんやデザートで締め。<br />凝った料理は無かったが、それほど悪くはなかった。

    揚げ物は、熱々の揚げたてで登場。
    海老とキスだけだったが、個人的にはこれで十分。
    この後、甘鯛蕪蒸しが出て来て、ごはんやデザートで締め。
    凝った料理は無かったが、それほど悪くはなかった。

  • 翌朝、いつものように朝風呂へ。<br />そして、朝食。<br />それなりに整っていたが、焼き魚が好みでは無かった。<br />やはり、朝は鯵か鮭が良いのだが。

    翌朝、いつものように朝風呂へ。
    そして、朝食。
    それなりに整っていたが、焼き魚が好みでは無かった。
    やはり、朝は鯵か鮭が良いのだが。

  • タクシーを呼んでもらい、8:20に宿を辞した。<br />この宿は、豪華なもてなしがあるわけでもなく、ある意味、素朴な感じなのだが、そこがかえって良いと思った。<br />寛げる宿って感じだな。<br />いわき湯本に来ることがあったら、今度もここに泊まりたいと思った。<br />

    タクシーを呼んでもらい、8:20に宿を辞した。
    この宿は、豪華なもてなしがあるわけでもなく、ある意味、素朴な感じなのだが、そこがかえって良いと思った。
    寛げる宿って感じだな。
    いわき湯本に来ることがあったら、今度もここに泊まりたいと思った。

  • 8:49発の普通列車に乗り、隣の泉駅へと向かう。

    8:49発の普通列車に乗り、隣の泉駅へと向かう。

  • 僅か5分で着いた泉駅。<br />降り立ってみると、駅舎は安っぽい感じの建物だった。<br />空は抜けるような青空。<br />でも、物凄く強くて冷たい風が吹いていた。

    僅か5分で着いた泉駅。
    降り立ってみると、駅舎は安っぽい感じの建物だった。
    空は抜けるような青空。
    でも、物凄く強くて冷たい風が吹いていた。

    泉駅 (いわき市)

  • 目指すのは、『アクアマリンふくしま』と言う水族館。<br />途中まではバスがあるのだが、バス停からかなり歩くので、この冷たい風の中歩くのは辛い。<br />そこで、ここでもタクシーを利用することに。<br />思ったよりも遠く、10分ほど掛かり、料金も二千円を超えていた。

    目指すのは、『アクアマリンふくしま』と言う水族館。
    途中まではバスがあるのだが、バス停からかなり歩くので、この冷たい風の中歩くのは辛い。
    そこで、ここでもタクシーを利用することに。
    思ったよりも遠く、10分ほど掛かり、料金も二千円を超えていた。

    アクアマリンふくしま 動物園・水族館

  • 入館料を払って中へ入ると、寒々しい感じの地下通路みたいな場所が順路だった。<br />何のために造ったのかいまひとつわからない施設をしばらく歩く。

    入館料を払って中へ入ると、寒々しい感じの地下通路みたいな場所が順路だった。
    何のために造ったのかいまひとつわからない施設をしばらく歩く。

  • そして、そこを抜けると、ようやく水族館の本体が現れた。<br />かなり特徴のある建物だが、それほど広くないような感じだった。

    そして、そこを抜けると、ようやく水族館の本体が現れた。
    かなり特徴のある建物だが、それほど広くないような感じだった。

  • エントランスでは、大きな古代魚がお出迎え。

    エントランスでは、大きな古代魚がお出迎え。

  • まずは、屋上へ。<br />そこは、福島の自然がテーマのようだったが、内容はいまひとつ。

    まずは、屋上へ。
    そこは、福島の自然がテーマのようだったが、内容はいまひとつ。

  • いきなり、大水槽が現れたりするが、何と言うか、見せ方が悪い。<br />ちぐはぐな感じがして、どうも楽しめないのだ。

    いきなり、大水槽が現れたりするが、何と言うか、見せ方が悪い。
    ちぐはぐな感じがして、どうも楽しめないのだ。

  • 順路の途中に、昭和30年代の食事風景なるものまで。<br />環境水族館とか、海洋科学館とか言われているので、純粋な水族館とは毛色が違うようだ。

    順路の途中に、昭和30年代の食事風景なるものまで。
    環境水族館とか、海洋科学館とか言われているので、純粋な水族館とは毛色が違うようだ。

  • 外にも散策路やテラス席があるようだが、この日はあまりに風が強いだけでなく。物凄く寒かったので、ほとんど人はいなかった。<br />遠くに見えている橋は、『小名浜マリンブリッジ』と言うものらしい。<br />2017年5月に完成したばかりだが、渡った先には何も無いので、まだ利用されていないそうだ。

    外にも散策路やテラス席があるようだが、この日はあまりに風が強いだけでなく。物凄く寒かったので、ほとんど人はいなかった。
    遠くに見えている橋は、『小名浜マリンブリッジ』と言うものらしい。
    2017年5月に完成したばかりだが、渡った先には何も無いので、まだ利用されていないそうだ。

  • またも怪しい空間が。<br />熱帯アジアの水辺と言うコーナーだが、まったく興味が湧かず。。。

    またも怪しい空間が。
    熱帯アジアの水辺と言うコーナーだが、まったく興味が湧かず。。。

  • 二階に降りて、大水槽などを観て回る。<br />それにしても、これと言ったものがないので、正直がっかり。

    二階に降りて、大水槽などを観て回る。
    それにしても、これと言ったものがないので、正直がっかり。

  • 気泡水槽なるものもあったが、これはちょっと綺麗だった。<br /><br />この水族館は、東日本大震災の時、4mもの津波に襲われ大きな被害を受けている。<br />四ヶ月ほどで再開したものの、客足は震災前の6割程度だそうだ。<br />確かに、日曜日だというのに空いていた。

    気泡水槽なるものもあったが、これはちょっと綺麗だった。

    この水族館は、東日本大震災の時、4mもの津波に襲われ大きな被害を受けている。
    四ヶ月ほどで再開したものの、客足は震災前の6割程度だそうだ。
    確かに、日曜日だというのに空いていた。

  • ふと目に留まった変な奴。<br />ナメダンゴと言う変わった名前の魚だった。

    ふと目に留まった変な奴。
    ナメダンゴと言う変わった名前の魚だった。

  • よくある水槽のトンネルもある。<br />でも、順路のような案内も無く、結局通らなかった。

    よくある水槽のトンネルもある。
    でも、順路のような案内も無く、結局通らなかった。

  • そして、不完全燃焼のまま、見学を終了。<br />展望室と言うのがあったので、昇ってみることに。<br />小名浜港が見渡せる、なかなかの眺めだった。<br />

    そして、不完全燃焼のまま、見学を終了。
    展望室と言うのがあったので、昇ってみることに。
    小名浜港が見渡せる、なかなかの眺めだった。

  • 釣り体験コーナーの先に、蛇の目ビーチと言う場所があった。<br />ここにもテラス席があったが、やはり誰も居ない。<br />春から初夏にかけては、ちょっと気持ちが良さそうな場所だな。

    釣り体験コーナーの先に、蛇の目ビーチと言う場所があった。
    ここにもテラス席があったが、やはり誰も居ない。
    春から初夏にかけては、ちょっと気持ちが良さそうな場所だな。

  • 出口へ向かう途中に、ガラス張りの建物が。<br />『クウェート・ふくしま友好記念庭園』と書いてあったが、中は管理施設のようなものだった。<br />フェネックという動物がいるらしいが、一瞬顔が見えただけ。

    出口へ向かう途中に、ガラス張りの建物が。
    『クウェート・ふくしま友好記念庭園』と書いてあったが、中は管理施設のようなものだった。
    フェネックという動物がいるらしいが、一瞬顔が見えただけ。

  • 外へ出ると、ちょうどタクシーが一台来ていたので、迷わず乗車して泉駅へと戻る。<br />予定より早く着いてしまったので、昼食をと思ったが、駅前には何も無かった。<br />仕方が無いので、駅庫内のコンビニで弁当を買い込み、指定券を変更。<br />そして、11:31発の特急『ひたち12号』でいわき市を後にした。

    外へ出ると、ちょうどタクシーが一台来ていたので、迷わず乗車して泉駅へと戻る。
    予定より早く着いてしまったので、昼食をと思ったが、駅前には何も無かった。
    仕方が無いので、駅庫内のコンビニで弁当を買い込み、指定券を変更。
    そして、11:31発の特急『ひたち12号』でいわき市を後にした。

    特急 ひたち 乗り物

  • 今回は、急に思い立って訪れたいわき市への旅。<br />白水阿弥陀堂では、思いがけず綺麗な紅葉に出会えたが、水族館はかなりがっかりだった。<br />でも、居心地の良い宿に巡り合えた、なかなか良い旅だったと思う。<br /><br />帰りの車窓には、万葉集にも謳われた名峰筑波山が見えていた。

    今回は、急に思い立って訪れたいわき市への旅。
    白水阿弥陀堂では、思いがけず綺麗な紅葉に出会えたが、水族館はかなりがっかりだった。
    でも、居心地の良い宿に巡り合えた、なかなか良い旅だったと思う。

    帰りの車窓には、万葉集にも謳われた名峰筑波山が見えていた。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • hot chocolateさん 2018/01/22 00:53:54
    いわきの湯♪
    旅猫さま

    こんばんは~
    明日は東京地方も雪になるとか・・・寒いのは嫌ですねぇ~。
    「白水阿弥陀堂」の旅行記は、どうもポチのみで失礼してしまったようで・・・

    国宝とはいえ、「白水阿弥陀堂」は人知れずひっそりと建っているような風情ですね。
    銀杏の黄色、モミジの赤、日本の秋を楽しめましたね。

    この日のお宿は純和風の特別室♪
    器の趣味が今一つで、お料理も和洋折衷とはいえ、なかなか美味しそうではありませんか。
    丁度この頃、私もベトナムで「ソフトシェルクラブ」をいただきましたよ。
    和食での味付けとは違うでしょうが、とても美味しかったです。
    夕食の品数も、サーロインステーキやすき焼き、焼き魚、てんぷらと盛り沢山だし、朝食も美味しそうで、なかなか良いお宿でしたね。
    それに湯守のいる温泉も本格的です。

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2018/01/24 20:56:48
    RE: いわきの湯♪
    hot chocoさん、こんばんは。

    いつもありがとうございます。

    今日は寒かったですね!
    月曜日の大雪の名残もあって、より一層寒さを感じますね。

    白水阿弥陀堂は、とても地味な場所に建っているので、あまり知られていないかも。
    国宝なのに。
    周りも普通の住宅街で、土産物屋とかも無いですし。
    でも、阿弥陀堂は美しかったし、紅葉も綺麗でした。

    宿は、思いがけず特別室で良かったです。
    内風呂の強烈な硫黄臭も最高でしたし。
    でも、料理はちょっといまひとつでした。
    悪くは無かったし、味も美味しかったのですけど。

    ソフトシェルクラブは初めての体験でしたが、なかなか面白いですよね。
    ベトナムにもあるのですね。

    今回の宿は、いわき湯本温泉では一応おすすめです。
    湯守のいる温泉は、やはり湯温がばっちりです。

    旅猫
  • 前日光さん 2018/01/19 23:37:23
    白水阿弥陀堂
    旅猫さん、こんばんは。
    そしてとても遅くなりましたが、新年おめでとうございます!
    今年もよろしくお付き合いくださいね!

    さて、ずっと気になっているのに縁のない「白水阿弥陀堂」。
    「白水」という清楚なイメージと、「阿弥陀堂」という響きが、ここに惹きつけられる理由だと思うのですが、実際にも素敵な所のようですね!
    旅猫さんが、いわきに向かわれた日、私は阿寒湖から摩周湖を巡り、知床に行っていました。
    この日は阿寒湖でも朝から雪で、摩周湖は全く見えませんでした。
    網走湖はよく見えましたがね。
    福島もとても寒かったとのことですが、道東の天候もかなりのものでしたから、それは寒かったのだろうなと想像できます。

    それにしても「白水阿弥陀堂」周辺の紅葉は、美しいですねぇ~(~o~)
    期待しないで行ったのに、思いがけず素晴らしい風景に出会うとうれしいものです。
    宿が特別室だったとのこと、ラッキーでしたね!(^^)!
    温泉付きで、それが強烈な硫黄臭とは。。。(大好物ですよね?)

    水族館は、何かチグハグな感じがした様子、夏などは賑わっているとも聞きますが。
    震災の4ヶ月後にいわきに行きましたが、地面に亀裂が入っていて、物寂しい空気が漂っていたことを考えると、まだまだ細かい部分が整備されていないのでしょうか?

    最後の車窓からの筑波山、こんなにはっきりと見えるのですね。
    晩秋のプチ旅、ご一緒させていただき、ありがとうございました。


    前日光

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2018/01/24 20:46:06
    RE: 白水阿弥陀堂
    前日光さん、こんばんは。

    お返事が遅くなりすみません。
    そして、こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。

    白水阿弥陀堂は、国宝なのにかなり地味な場所なので、あまり知られていないかもしれませんね。
    どうみても、観光地の雰囲気ではないですし。
    でも、お堂自体はとても美しく、なかなか見応えがありました。
    それに、思いがけず綺麗な紅葉にも出会えましたし。

    宿も渋くて、良かったですよ。
    居心地が良くて、とても寛げました。
    しかも、部屋の浴室には強烈な硫黄臭の源泉ですからね!
    これは、最高でした。
    これで大浴場も硫黄臭があれば良かったのですが。

    アクアマリンふくしまは、ちょっと中途半端な水族館でした。
    目玉がないんですよね。
    入口から本館まで距離があるのもいまひとつ。

    筑波山は、関東平野に聳える万葉集にも謳われている名峰ですね。
    常磐線からは、とても綺麗に見えますよ。

    旅猫
  • ガブリエラさん 2017/12/24 19:08:59
    中庭のあるお部屋♪
    旅猫さん☆

    こんばんは♪
    メリークリスマスです!
    バタバタもひと段落して、年賀状も書き終えて、ようやく4トラにゆっくり来られましたヽ(^o^)丿

    お部屋に中庭があるなんて、素敵なお宿ですね♪
    さすが、特別室です~!
    温泉の湯加減も、時々見ていただけてたらいいですね!

    揚げ立ての天ぷらのえび、すき焼き、おいしそうです(^O^)
    アツアツで、持ってきて下さるのは嬉しいですよね♪

    紅葉、黄葉も、とっても綺麗で、水鏡に映ってるのが、さらに美しいです!

    ガブ(^_^)v

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2017/12/27 18:57:27
    RE: 中庭のあるお部屋♪
    ガブさん、こんばんは。

    いつもありがとうございます。

    今回の宿は、面白い造りでした。
    空いていたので、普通の料金で特別室にしてくれたようです。
    中庭には驚きました。

    いわき湯本は、硫黄泉なのですが、大浴場の湯は金氣臭が強かったです。
    そこがちょっと残念でしたけど、湯加減は絶妙でした。
    ちゃんと湯温を確認しているだけのことはありますね。
    部屋のお湯は、蛇口をひねっただけで、物凄い硫黄臭でしたよ。

    白水阿弥陀堂は良かったですよ〜
    思いがけず綺麗な紅葉に出会えて良かったです。
    地味ですけど、いいところでした。

    旅猫

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