2017/11/03 - 2017/11/11
146位(同エリア453件中)
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クリスさん
4回目のスペイン。今回タラゴナ県には立ち寄らなかったが、仏領カタルーニャを含めたカタルーニャ地方のロマネスクの教会を訪ね歩く。
【旅程】--------------------------------------------------
11/3(金)~11/11(土) 7泊9日
1日目 羽田→バルセロナ(カルドナ泊)
2日目 アルティエス
3日目 フォア
4日目 アルジュレス=シュール=ラメール
5日目 アルジュレス=シュール=ラメール
6日目 ベサルー
7日目 ペラタリャーダ
8日目 ペラタリャーダ→バルセロナ→フランクフルト→羽田
9日目 帰国
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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サン=ベアからは19km。見える教会はサン=ジュス=ヴァルカブレール大聖堂(Basilique St-Just-Valcabrère)。サン=ジュスはスペインの殉教聖人。ヴァルカブレールが村の名前になる。
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この地は古代ローマの植民都市。バンダル族や西ゴート族の支配、更にはサラセンの略奪等の歴史がある。
現存する教会は11~12世紀のロマネスク。1998年にフランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路として世界遺産登録されている。 -
直ぐ傍まで行ったが、時間が惜しくて中に入らなかった。
実はこの教会は今回が2度目。内容的には素晴らしい教会なので勿体ない気もするが、後の事があるので許してもらいたい。 -
ヴァルカブレールの村から1キロ先に見えるサン=ベルトラン=ド=コマンジュ(Saint-Bertrand-de-Comminges)。フランスの最も美しい村協会加盟の村である。
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サン=ベルトラン=ド=コマンジュの大聖堂。村の名前をつけサン=ベルトラン=ド=コマンジュ大聖堂と呼ばれるが、正式には聖母マリアに献堂されているのでサンタ=マリア=コマンジュが元の名前になる。
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サン=ベルトラン=ド=コマンジュは丘に上に築かれた中世都市。街の入口カビロール門(Porte Cabirole)の前から撮る。ここからサン=ジュスの教会が見下せる。
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門をくぐると見える館。これは郵便局のようだ。
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街中に向かう。
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大聖堂はロマネスク・ゴシック・ルネサンスの3様式からなる教会である。最も古い部分は12世紀。写真の外観はほぼゴシックといってよい。
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実はこの町も2度目の訪問。ここまでやって来たのは、見残しがあるためだ。
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大聖堂の正面。
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ファザードにはロマネスクが残っている。マギの礼拝の図と右に司教ベルトランの像。聖ベルトランはトゥールーズ伯の家系。オクシタニアの王を名乗ったレイモン4世は彼の従兄にあたる。1050年に生まれ1123年にこの地で亡くなっている。
死後に列聖されたが、この像に後光がないのは列聖前だからといわれているそうだ。サンベルトランドコマンジュ大聖堂 寺院・教会
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ここに来たのは、12世紀ロマネスクのこの回廊を見るため。前回は都合があってこの回廊を見る事が出来なかった。
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四辺、細い双柱からなる半円アーチの構成だがが中の柱の1本に四人の福音書家の像が彫られている。
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象徴で示される事の多い史家たちだが、ここでは立像になっている。
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思った以上に摩耗が激しい柱頭。南側はテラスになっていた。
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向きを変えて撮ったが。
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こちらは南面の柱頭。
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古い時代の石棺。年代は定かではない。
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こちらは四辺の太い柱の柱頭。
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バンザイ姿が見えるけれど。
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周回部分より元柱にある彫刻が面白かったり。
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教会内部は、ルネサンス期木製の祭壇で囲まれている。巡礼者を周回させて参拝させる方式をとった巡礼教会のスタイルをとっている。中央が聖ベルトランだ。
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周回廊の奥に位置する聖ベルトランの聖廟。17世紀の物といわれる。ベルトランの功績が描かれている。
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クワイエ(聖歌隊席)と奥に見える木製のパイプオルガン。ルネサンスの見事な木彫細工である。またパイプオルガンは名器として知られている。
これはロマネスクではないけれど凄いわ。 -
これが主祭壇。
真後ろが聖廟にあたる。
前回は撮影禁止の貼紙で遠慮をしてたが、今回は何も言われなかったので撮った。
最も、それも再訪の目的だったんだけれど。
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この旅行記へのコメント (4)
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- shinkaiさん 2017/12/07 16:55:48
- サン=ベルトラン=ド=コマンジュ
- ここはフランスの美しい村にも入っているとの事ですが、下から見た写真では、高台にある聖堂がまるでお城の様にも見える素敵な存在ですね。
町中の家並も素晴らしそうです。 南仏でもよく見たあの明るいグレイの窓の鎧戸が良いですねぇ。
確かに横から見る聖堂はゴシックの香りで、入り口も良いですが、仰る通り、回廊が素晴らしいですね。
中廊の柱、柱頭も柱下の彫像も素晴らしく、興味深いですが、4福音者の立像の柱など素晴らしいですね、初めて見ました。
参拝者を巡回させて参拝させるように、というのはやはり、サンティアーゴへの道順に当たるのもあるのでしょうね。
ロマネスク以降の様々な素晴らしい祭壇なども、やはり見るべきものの一つなのでしょう。
- クリスさん からの返信 2017/12/07 20:38:35
- RE: サン=ベルトラン=ド=コマンジュ
- この辺りの教会では城塞との折衷形といいますか、鐘楼がお城のような教会というのがありますね。昔はプレロマネスクからの発達途上だという見解もありましたが、最近はあまり言われなくなっています。
美しい村として観光するなら、もう少し街歩きを楽しめば良いのですが、教会だけ見て、サッと帰るのは勿体ない。
こういう形の四福音者の立像の柱はというのはここだけでしょうね。他を知りません。
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- マリアンヌさん 2017/12/03 19:46:59
- サン=ベルトラン=デ=コマンジュ
- たくさんのロマネスク教会を紹介いただき、楽しき日々です。
私は、山奥は難易度がとても高いのでこちらのサン=ベルトラン=デ=コマンジュなどは、もしかしたら行けるかも?と…
何より回廊の柱頭が素敵です。
途中、サンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼地の世界遺産もあるとのこと、いつか行けたらいいなぁ。
マリアンヌ
- クリスさん からの返信 2017/12/04 06:29:19
- RE: サン=ベルトラン=デ=コマンジュ
- マリアンヌさん、書き込みありがとうございます。
書き方が悪かったかな。両方とも、このサン=ベルトラン=デ=コマンジュも世界遺産になっているんです。サンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼地の世界遺産として。
鉄道が通じてるかはわかりませんが、最寄りの都市がサン=ゴーダンスになります。ここからはルルドも近いですね。
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